検索したい科目/教員名/キーワードを入力し「検索開始」ボタンをクリックしてください。
※教員名では姓と名の間に1文字スペースを入れずに、検索してください。
令和2年度以降入学者 | 特殊研究ゼミナール1 | ||||
---|---|---|---|---|---|
教員名 | 堀井一摩 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 3 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 国文学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 必修 |
授業の形態 | 対面授業 BlackboardのコースID:20220743 |
---|---|
授業概要 | この授業では、来年度の卒業論文を見据えて、卒論作成に必要な作品分析の方法と論文作成の技術を身につけていきます。まずは北村紗衣『批評の教室』を輪読しながら、精読・分析・執筆の3つのステップについて学びます。そのうえで、具体的な作品を取り上げて学んだ方法を実践し、最終的にレポートに仕上げることを目標とします。 |
授業のねらい・到達目標 | ①作品分析の方法を身につけることができる。 ②論文作成のプロセスを身につけることができる。 ③討議を通じて自分の研究を改善できるようになる。 この科目は(学士(文学))のディプロマポリシーDP3,4,6及びカリキュラムポリシーCP3,4,6に対応している。 ・日本文学・日本語学研究を中心としながら,仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察できる。(A-3-3) ・日本文学・日本語学研究に関わる問題を分析し,複数の解決策を提示した上で,問題を解決することができる。(A-4-3) ・日本文学・日本語学研究の実践的なスキルを活用しながら,さまざまな人々とのコミュニケーションを通じて相互の意思伝達を自由かつ確実に行い,他者との良好な関係を確立することができる。(A-6-3) |
授業の方法 | 授業の形式:【演習】 演習中心ですが講義も盛り込みます。第2回から第6回までは、グループごとに課題テクストの輪読とクラス全体で討議を行います。第7〜8回は講義形式で教員に寄る模擬発表を行いますが、討議も行います。第9回以降は、担当者を決めて作品に対する報告とディスカッションを行います。なお、受講生の数によって輪読と発表のスケジュールに変更が生じることがあります。 なお、対面授業に参加できない場合、以下の要件を満たす学生にはZOOMでの参加を認める。 (1)ZOOMでの参加を認める要件:日本に入国できない留学生、遠方に居住している学生。 (2)対面授業に参加できない場合の代替方法:ZOOMで参加し、Blackboardに配信する課題を提出する。 フィードバック方法等については、授業内で指示する。 |
授業計画 | |
---|---|
1 |
ガイダンス:授業の目標、進め方および成績評価の説明、グループと発表担当の決定【対面】【講義】(A-6-3)
【事前学習】教科書を購入し、「プロローグ」を読む (2時間) 【事後学習】教科書を読み始める (2時間) |
2 |
『批評の教室』第1章「精読する」の報告と討議【対面】【演習】(A-3-3、A-4-3、A-6-3)
【事前学習】発表者は資料の作成、その他は課題テクストの熟読 (2時間) 【事後学習】学んだ概念や方法論を整理する (2時間) |
3 |
『批評の教室』第1章「精読する」の追加報告と討議【対面】【演習】(A-3-3、A-4-3、A-6-3)
【事前学習】発表者は資料の作成、その他は課題テクストの熟読 (2時間) 【事後学習】学んだ概念や方法論を整理する (2時間) |
4 |
『批評の教室』第2章「分析する」の報告と討議【対面】【演習】(A-3-3、A-4-3、A-6-3)
【事前学習】発表者は資料の作成、その他は課題テクストの熟読 (2時間) 【事後学習】学んだ概念や方法論を整理する (2時間) |
5 |
『批評の教室』第2章「分析する」の追加報告と討議【対面】【演習】(A-3-3、A-4-3、A-6-3)
【事前学習】発表者は資料の作成、その他は課題テクストの熟読 (2時間) 【事後学習】学んだ概念や方法論を整理する (2時間) |
6 |
『批評の教室』第3章「書く」・第4章「コミュニティをつくる――実践編」の報告、全体の総括、討議【対面】【演習】(A-3-3、A-4-3、A-6-3)
【事前学習】発表者は資料の作成、その他は課題テクストの熟読 (2時間) 【事後学習】学んだ概念や方法論を整理する (2時間) |
7 |
教員による模擬報告(1):奥泉光「石の来歴」の論点提出と先行研究の紹介【対面】【演習】(A-3-3、A-4-3、A-6-3)
【事前学習】課題テクストの熟読 (2時間) 【事後学習】議論をふまえて自分なりの解釈を考える (2時間) |
8 |
教員に寄る模擬報告(2):奥泉光「石の来歴」読解の試み【対面】【講義】(A-3-3、A-4-3、A-6-3)
【事前学習】課題テクストを再読し、自分の考えをまとめる (2時間) 【事後学習】報告のやり方やレジュメの作り方について整理する (2時間) |
9 |
学生1・2による夏目漱石『それから』の報告と討議:要約と論点提出【対面】【講義】(A-3-3、A-4-3、A-6-3)
【事前学習】発表者は資料の作成、その他は課題テクストの熟読 (2時間) 【事後学習】議論ふまえて自分なりの解釈を考える (2時間) |
10 |
学生3・4による夏目漱石『それから』の報告と討議:要約と論点提出【対面】【演習】(A-3-3、A-4-3、A-6-3)
【事前学習】発表者は資料の作成、その他は課題テクストの熟読 (2時間) 【事後学習】議論ふまえて自分なりの解釈を考える (2時間) |
11 |
学生5・6による夏目漱石『それから』の報告と討議:先行研究の整理【対面】【演習】(A-3-3、A-4-3、A-6-3)
【事前学習】発表者は資料の作成、その他は課題テクストの熟読 (2時間) 【事後学習】議論ふまえて自分なりの解釈を考える (2時間) |
12 |
学生7・8による夏目漱石『それから』の報告と討議:読解の試み【対面】【演習】(A-3-3、A-4-3、A-6-3)
【事前学習】発表者は資料の作成、その他は課題テクストの熟読 (2時間) 【事後学習】議論ふまえて発表内容を改善する (2時間) |
13 |
学生9・10による夏目漱石『それから』の報告と討議:読解の試み【対面】【演習】(A-3-3、A-4-3、A-6-3)
【事前学習】発表者は資料の作成、その他は課題テクストの熟読 (2時間) 【事後学習】議論ふまえて発表内容を改善する、レポートのテーマを考える (2時間) |
14 |
レポートのための中間報告【対面】【演習】(A-3-3、A-4-3、A-6-3)
【事前学習】レポートのテーマを決め、アウトラインを作成する (2時間) 【事後学習】レポートを書く (2時間) |
15 |
授業の総括とレポートの提出【対面】(A-3-3、A-4-3、A-6-3)
【事前学習】レポートの作成 (2時間) 【事後学習】学んだ概念や方法論を卒論にどう活かすか考える (2時間) |
その他 | |
---|---|
教科書 | 北村紗衣 『批評の教室』 ちくま新書 2021年 夏目漱石 『それから』 岩波文庫 1989年 |
参考書 | 授業の中で適宜紹介します。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(30%)、授業参画度(70%) 授業参画度は、発表とディスカッションによって評価します。 対面授業に参加できない場合は、オンラインで代用し、対面参加者と同じ基準で平等に評価します。 |
オフィスアワー | 水曜4限と木曜3限、7号館4階堀井研究室にて、あるいはメールで質問を受け付けます。 |