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令和元年度以前入学者 | 漢文学1 | ||||
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教員名 | 青木隆 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 国文学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業の形態 | 対面授業(一部Zoomによるライブ中継あり) BlackboardコースID:20223674 |
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授業概要 | 長編歴史小説『三国志演義』の名場面を漢文訓読法により鑑賞する。本授業が国語教員免許の必修科目であることに鑑み、漢文訓読文を作成する課題実習を通して、漢和辞典の使い方および漢文訓読法の仕組みを学ぶ。 |
授業のねらい・到達目標 | ①漢文訓読法により中国古典文を読むときに用いる漢和辞典の特徴を把握し、使いこなすことができる。 ②中国古典文と漢文訓読文と漢文書き下し文の三者の関係を説明することができる。 ③漢文訓読文及び漢文書き下し文を作成することができる。 ④漢文訓読法により『三国志演義』の名場面の本文を読んで楽しむことができる。 この科目は、文理学部国文学科(学士(文学))のDPおよびCPの2に対応しています。 ・日本文学・日本語学研究を学びながら,それらと深く関わる世界諸国の歴史や政治,経済,文化,価値観,信条などの現状および相互関係を,自己の世界観をもって説明できる。(A-2-2) なお、旧カリキュラム(令和元年以前入学者を対象)では、この科目は文理学部(学士(文学))のDP及びCPの4に対応しています。 |
授業の方法 | 授業の形式:【講義】 原則的に講義形式で授業を行うが、可能な限り質疑応答を含む演習も併用する。本授業の事前・事後学習は、それぞれ2時間の学習を目安とする。 ①教室でプリント教材を配布する。 ②プリント教材の演習問題を解くことによって漢和辞典の基本的な使い方を学ぶ。その際、可能な限り、質疑応答をしながら解説講義を行なう。 ③プリント教材の原漢文に返り点・送り仮名・振り仮名を施す実習をする。その際、可能な限り、質疑応答をしながら解説を行なう。 ④課題プリント教材の提出を求め、誤りを指摘し、正答例とともに返却する。 所定の手続きを踏んで遠隔授業方式による科目履修を認められた学⽣は、遠隔授業での参加を認める。その場合、Zoom で参加し,Blackboard に配信する課題を提出する。 |
履修条件 | 高校卒業程度の古文・漢文の知識があること。 |
授業計画 | |
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1 |
「漢文訓読の基礎知識」(1)中国古典文・漢文訓読文・書き下し文の三者の違いについて理解し、次に新旧の漢字体の違いを漢和辞典で調べる方法を会得する(A-2-2)。【対面】
【事前学習】プリント教材の例題を解いておく。 (2時間) 【事後学習】授業でできなかった問題をもう一度やり直してみる。 (2時間) |
2 |
「漢文訓読の基礎知識」(2)漢字の字音と字訓と語義との関係を理解し、次に漢和辞典を用いて漢字の字音と字訓を調べる方法を会得する。(A-2-2)【対面】
【事前学習】プリント教材の例題を解いておく。 (2時間) 【事後学習】授業でできなかった問題をもう一度やり直してみる。 (2時間) |
3 |
「漢文訓読の基礎知識」(3)返り点の指示にしたがって訓読文を読む方法と、漢字を読む順番をもとに返り点を打つ方法及び再読文字に振り仮名・送り仮名を付す方法を会得する。(A-2-2)【対面】
【事前学習】プリント教材の例題を解いておく。 (2時間) 【事後学習】授業でできなかった問題をもう一度やり直してみる。 (2時間) |
4 |
書き下し文から訓読文へ(1)テキスト「託孤」(『三国志演義』第八五回)を用いて、書き下し文をもとに漢文訓読文を作成し、文の意味を解釈する(冒頭~1/6まで)。併せて、テキストに含まれる字音・字訓・語義・句法・送り仮名・返り点にかかわる諸問題について理解する(A-2-2)【対面】。
【事前学習】書き下し文をもとに、テキスト該当箇所の漢文訓読文を作成する。振り仮名をふるべき漢字にはすべて振り仮名を振る。わからない箇所をはっきりさせておくこと。テキスト該当箇所の現代日本語訳を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】事前学習で自分ができなかった箇所を復習し訓読文を清書して提出すること。次に、漢文訓読文の文体に慣れるため、作成した訓読文をすらすらと朗読できるようにしておくこと。 (2時間) |
5 |
書き下し文から訓読文へ(2)テキスト「託孤」(『三国志演義』第八五回)を用いて、書き下し文をもとに漢文訓読文を作成し、文の意味を解釈する(前半1/6~2/6まで)。併せて、テキストに含まれる字音・字訓・語義・句法・送り仮名・返り点にかかわる諸問題を解説する。(A-2-2)【対面】
【事前学習】書き下し文をもとに、テキスト該当箇所の漢文訓読文を作成する。振り仮名をふるべき漢字にはすべて振り仮名を振る。わからない箇所をはっきりさせておくこと。テキスト該当箇所の現代日本語訳を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】事前学習で自分ができなかった箇所を復習し訓読文を清書して提出すること。次に、漢文訓読文の文体に慣れるため、作成した訓読文をすらすらと朗読できるようにしておくこと。 (2時間) |
6 |
書き下し文から訓読文へ(3)テキスト「託孤」(『三国志演義』第八五回)を用いて、書き下し文をもとに漢文訓読文を作成し、文の意味を解釈する(前半2/6~3/6まで)。併せて、テキストに含まれる字音・字訓・語義・句法・送り仮名・返り点にかかわる諸問題を解説する。(A-2-2)【対面】
【事前学習】書き下し文をもとに、テキスト該当箇所の漢文訓読文を作成する。振り仮名をふるべき漢字にはすべて振り仮名を振る。わからない箇所をはっきりさせておくこと。テキストの該当箇所の現代日本語訳を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】事前学習で自分ができなかった箇所を復習し訓読文を清書して提出すること。次に、漢文訓読文の文体に慣れるため、作成した訓読文をすらすらと朗読できるようにしておくこと。 (2時間) |
7 |
書き下し文から訓読文へ(4)テキスト「託孤」(『三国志演義』第八五回)を用いて、書き下し文をもとに漢文訓読文を作成し、文の意味を解釈する(後半3/6~4/6)。併せて、テキストに含まれる字音・字訓・語義・句法・送り仮名・返り点にかかわる諸問題を解説した資料を読んで理解する。(A-2-2)【対面】
【事前学習】書き下し文をもとに、テキスト該当箇所の漢文訓読文を作成する。振り仮名をふるべき漢字にはすべて振り仮名を振る。わからない箇所をはっきりさせておくこと。テキスト該当箇所の現代日本語訳を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】事前学習で自分ができなかった箇所を復習し訓読文を清書して提出すること。次に、漢文訓読文の文体に慣れるため、作成した訓読文をすらすらと朗読できるようにしておくこと。 (2時間) |
8 |
書き下し文から訓読文へ(5)テキスト「託孤」(『三国志演義』第八五回)を用いて、書き下し文をもとに漢文訓読文を作成し、文の意味を解釈する(後半4/6~5/6まで)。併せて、テキストに含まれる字音・字訓・語義・句法・送り仮名・返り点にかかわる諸問題を理解する。(A-2-2)【対面】
【事前学習】書き下し文をもとに、テキスト該当箇所の漢文訓読文を作成する。振り仮名をふるべき漢字にはすべて振り仮名を振る。わからない箇所をはっきりさせておくこと。テキスト該当箇所の現代日本語訳を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】事前学習で自分ができなかった箇所を復習し訓読文を清書して提出すること。次に、漢文訓読文の文体に慣れるため、作成した訓読文をすらすらと朗読できるようにしておくこと。 (2時間) |
9 |
書き下し文から訓読文へ(6)テキスト「託孤」(『三国志演義』第八五回)を用いて、書き下し文をもとに漢文訓読文を作成し、文の意味を解釈する(後半5/6~末尾まで)。あわせて、テキストに含まれる字音・字訓・語義・句法・送り仮名・返り点にかかわる諸問題を理解する。(A-2-2)【対面】
【事前学習】振り仮名なし訓読文をもとに、テキスト該当箇所の書き下し文を作成する。振り仮名をふるべき漢字にはすべて振り仮名を振る。わからない箇所をはっきりさせておくこと。テキスト該当箇所の現代日本語訳を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】事前学習で自分ができなかった箇所を復習し訓読文を清書して提出すること。次に、漢文訓読文の文体に慣れるため、作成した訓読文をすらすらと朗読できるようにしておくこと。 (2時間) |
10 |
原文から書下し文へ(1)原文テキスト「空城の計」(『三国志演義』第九五回)の訓読文を作成し、文の意味を解釈する(冒頭~1/6まで)。あわせて、テキストに含まれる字音・字訓・語義・句法・送り仮名・返り点にかかわる諸問題を解説する。(A-2-2)【対面】
【事前学習】原文テキスト該当箇所の訓読文を作成する。振り仮名をふるべき漢字にはすべて振り仮名を振る。テキスト該当箇所の現代日本語訳を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】事前学習で自分ができなかった箇所を復習し訓読文を清書して提出すること。次に、漢文訓読文の文体に慣れるため、作成した訓読文をすらすらと朗読できるようにしておくこと。 (2時間) |
11 |
原文から書き下し文へ(2)原文テキスト「空城の計」(『三国志演義』第九五回)の訓読文を作成し、文の意味を解釈する(前半1/6~2/6まで)。併せて、テキストに含まれる字音・字訓・語義・句法・送り仮名・返り点にかかわる諸問題を解説した資料を読んで理解する。(A-2-2)【対面】
【事前学習】原文テキスト該当箇所の訓読文を作成する。振り仮名をふるべき漢字にはすべて振り仮名を振る。テキスト該当箇所の現代日本語訳を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】事前学習で自分ができなかった箇所を復習し訓読文を清書して提出すること。次に、漢文訓読文の文体に慣れるため、作成した訓読文をすらすらと朗読できるようにしておくこと。 (2時間) |
12 |
原文から書き下し文へ(3)原文テキスト「空城の計」(『三国志演義』第九五回)の訓読文を作成し、文の意味を解釈する(前半2/6~3/6まで)。併せて、テキストに含まれる字音・字訓・語義・句法・送り仮名・返り点にかかわる諸問題を解説する。(A-2-2)【対面】
【事前学習】原文テキスト該当箇所の訓読文を作成する。振り仮名をふるべき漢字にはすべて振り仮名を振る。テキスト該当箇所の現代日本語訳を読んでおく。(1時間) (2時間) 【事後学習】事前学習で自分ができなかった箇所を復習し訓読文を清書して提出すること。次に、漢文訓読文の文体に慣れるため、作成した訓読文をすらすらと朗読できるようにしておくこと。 (2時間) |
13 |
原文から書き下し文へ(4)原文テキスト「空城の計」(『三国志演義』第九五回)の訓読文を作成し、文の意味を解釈する(後半3/6~4/6まで)。併せて、テキストに含まれる字音・字訓・語義・句法・送り仮名・返り点にかかわる諸問題を解説する。(A-2-2)【対面】
【事前学習】原文テキスト該当箇所の訓読文を作成する。振り仮名をふるべき漢字にはすべて振り仮名を振る。テキスト該当箇所の現代日本語訳を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】事前学習で自分ができなかった箇所を復習し訓読文を清書して提出すること。次に、漢文訓読文の文体に慣れるため、作成した訓読文をすらすらと朗読できるようにしておくこと。 (2時間) |
14 |
原文から書き下し文へ(5)原文テキスト「空城の計」(『三国志演義』第九五回)の訓読文を作成し、文の意味を解釈する(後半4/6~5/6まで)。併せて、テキストに含まれる字音・字訓・語義・句法・送り仮名・返り点にかかわる諸問題を解説する。(A-2-2)【対面】
【事前学習】原文テキスト該当箇所の訓読文を作成する。振り仮名をふるべき漢字にはすべて振り仮名を振る。テキスト該当箇所の現代日本語訳を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】事前学習で自分ができなかった箇所を復習し訓読文を清書して提出すること。次に、漢文訓読文の文体に慣れるため、作成した訓読文をすらすらと朗読できるようにしておくこと。 (2時間) |
15 |
原文から書き下し文へ(6)原文テキスト「空城の計」(『三国志演義』第九五回)の訓読文を作成し、文の意味を解釈する(後半5/6~末尾まで)。併せて、テキストに含まれる字音・字訓・語義・句法・送り仮名・返り点にかかわる諸問題を解説した資料を読んで理解する。(A-2-2)【対面】
【事前学習】原文テキスト該当箇所の訓読文を作成する。振り仮名をふるべき漢字にはすべて振り仮名を振る。テキスト該当箇所の現代日本語訳を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】事前学習で自分ができなかった箇所を復習し訓読文を清書して提出すること。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 佐藤進・濱口富士雄 『全訳漢辞海』 三省堂 2017年 第4版 本授業は『漢辞海』第4版に準拠して行なう。毎回、教室に『漢辞海』第4版を携帯することを求める。 |
参考書 | 前野直彬 『漢文入門 (ちくま学芸文庫)』 筑摩書房 2015年 第1版 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(50%)、授業参画度(50%) レポートは、授業回ごとに課す課題・テストの成績をもって評価する。 授業参画度は、テスト・課題の提出状況をもって評価する。 対面授業を受けられず遠隔授業を受けた者も各授業回でBlackboardを通じて提出した課題や小テストにより成績を評価する。 |
オフィスアワー | 質問は、stuメールで受け付け、随時フィードバックする。 |