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令和4年度以降入学者 | 学問の扉 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 自主創造の基礎2 | ||||
教員名 | 堀井一摩 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 国文学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 必修 |
授業の形態 | 対面授業 BlackboardのコースID:20223656 |
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授業概要 | この授業は、日本の近代小説を読解するための基本的な研究方法・調査方法を演習形式で実践的に学びます。小説の精読や先行研究の調査を通して「問い」を発見し、テーマや語り、同時代のコンテクストなどを多角的に分析することによって自分なりの解釈を作るトレーニングを行います。同時に、演習形式によって発表や討議の作法も身につけていきます。 |
授業のねらい・到達目標 | ①日本近現代文学を読むための基本的な研究方法・調査方法を身につけることができる。 ②方法論を自分の関心領域に接続し、応用できるようになる。 ③発表や討議の作法を身につけることができる。 〈日本大学教育憲章との関係〉 ・経験や学修から得られた豊かな知識と教養に基づいて,倫理的な課題を理解し説明することができる。(A-1-1) ・仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察することの重要性を説明できる。(A-3-1) ・事象を注意深く観察して,解決すべき問題を認識できる。(A-4-1) ・新しいことに挑戦する気持ちを持つことができる。(A-5-1) ・親しい人々とのコミュニケーションを通じて相互に意思を伝達することができる。(A-6-1) ・集団の活動において,より良い成果を上げるために,お互いを尊重することができる。(A-7-1) 〈ディプロマポリシーとの関係性〉 旧カリクラムの場合、文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP3,4,5及びカリキュラムポリシーCP1,7に対応している。 新カリキュラム(令和2年度以降の入学者)の場合、この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP1,3,4,5,6,7及びカリキュラムポリシーCP1,3,4,5,6,7に対応している。 |
授業の方法 | 授業の形式:【演習】 演習中心ですが、講義も盛り込みます。第2〜3回は講義によって研究発表のスタイルを学びます。第4回以降は、作品ごとにグループを決めて研究発表を行ってもらいます。発表者以外の受講生は事前に教科書の作品を読み、トレーニングシートの設問に取り組んできてください。研究発表に対しては、クラス全体で討議を行います。 なお、対面授業に参加できない場合、以下の要件を満たす学生にはZOOMでの参加を認める。 (1)ZOOMでの参加を認める要件:日本に入国できない留学生、遠方に居住している学生。 (2)対面授業に参加できない場合の代替方法:ZOOMで参加し、Blackboardに配信する課題を提出する。 フィードバック方法等については、授業内で指示する。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス:授業の目標、進め方および成績評価の説明、グループの決定【対面】【講義】(A-5-1、A-6-1、A-7-1)
【事前学習】教科書を購入し、「はじめに」を読む (2時間) 【事後学習】次回の課題テクストを読み始める (2時間) |
2 |
村上春樹「UFOが釧路に降りる」の論点提出と文献資料の調査法【対面】【講義】(A-4-1)
【事前学習】教科書の作品を読み、トレーニングシートの設問に取り組む (2時間) 【事後学習】各自で先行研究を調べ、自分なりの考えをまとめる (2時間) |
3 |
村上春樹「UFOが釧路に降りる」をめぐる教員の模擬発表【対面】【講義】(A-4-1)
【事前学習】教科書の作品を読み、トレーニングシートの設問に取り組む (2時間) 【事後学習】授業で学んだ概念について整理し、作品を読み直す (2時間) |
4 |
志賀直哉「小説の神様」の報告と討議(グループA)【対面】【演習】(A-3-1、A-6-1、A-7-1)
【事前学習】教科書の作品を読み、トレーニングシートの設問に取り組む (2時間) 【事後学習】授業で学んだ概念について整理し、作品を読み直す (2時間) |
5 |
国木田独歩「鎌倉夫人」の報告と討議(グループB)【対面】【演習】(A-3-1、A-6-1、A-7-1)
【事前学習】教科書の作品を読み、トレーニングシートの設問に取り組む (2時間) 【事後学習】授業で学んだ概念について整理し、作品を読み直す (2時間) |
6 |
横光利一「蠅」の報告と討議(グループC)【対面】【演習】(A-3-1、A-6-1、A-7-1)
【事前学習】教科書の作品を読み、トレーニングシートの設問に取り組む (2時間) 【事後学習】授業で学んだ概念について整理し、作品を読み直す (2時間) |
7 |
太宰治「千代女」の報告と討議(グループD)【対面】【演習】(A-3-1、A-6-1、A-7-1)
【事前学習】教科書の作品を読み、トレーニングシートの設問に取り組む (2時間) 【事後学習】授業で学んだ概念について整理し、作品を読み直す (2時間) |
8 |
佐藤春夫「女誡扇綺譚」の報告と討議(グループE)【対面】【演習】(A-3-1、A-6-1、A-7-1)
【事前学習】教科書の作品を読み、トレーニングシートの設問に取り組む (2時間) 【事後学習】授業で学んだ概念について整理し、作品を読み直す (2時間) |
9 |
森鷗外「舞姫」の報告と討議(グループF)【対面】【演習】(A-3-1、A-6-1、A-7-1)
【事前学習】教科書の作品を読み、トレーニングシートの設問に取り組む (2時間) 【事後学習】授業で学んだ概念について整理し、作品を読み直す (2時間) |
10 |
田山花袋「少女病」の報告と討議(グループG)【対面】【演習】(A-3-1、A-6-1、A-7-1)
【事前学習】教科書の作品を読み、トレーニングシートの設問に取り組む (2時間) 【事後学習】授業で学んだ概念について整理し、作品を読み直す (2時間) |
11 |
坂口安吾「真珠」の報告と討議(グループH)【対面】【演習】(A-3-1、A-6-1、A-7-1)
【事前学習】教科書の作品を読み、トレーニングシートの設問に取り組む (2時間) 【事後学習】授業で学んだ概念について整理し、作品を読み直す (2時間) |
12 |
石川淳「焼跡のイエス」の報告と討議(グループI)【対面】【演習】(A-3-1、A-6-1、A-7-1)
【事前学習】教科書の作品を読み、トレーニングシートの設問に取り組む (2時間) 【事後学習】授業で学んだ概念について整理し、作品を読み直す (2時間) |
13 |
芥川龍之介「舞踏会」の報告と討議(グループJ)【対面】【演習】(A-3-1、A-6-1、A-7-1)
【事前学習】教科書の作品を読み、トレーニングシートの設問に取り組む (2時間) 【事後学習】授業で学んだ概念について整理し、作品を読み直す (2時間) |
14 |
レポートのガイダンスと経過報告:授業での議論をふまえてグループ毎のディスカッションと改善点の報告【対面】(A-5-1、A-6-1、A-7-1)
【事前学習】議論をふまえて自分の発表の修正点をまとめる (2時間) 【事後学習】レポートを書き始める (2時間) |
15 |
授業の総括とトレーニングシート・レポートの提出【対面】【演習】(A-5-1、A-6-1、A-7-1)
【事前学習】レポートを作成する (2時間) 【事後学習】授業全体を通して学んだ小説分析の手法を確認する (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 河野龍也・佐藤淳一・古川裕佳・山根龍一・山本良 『大学生のための文学トレーニング 近代編』 三省堂 2012年 |
参考書 | 授業の中で適宜紹介します。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(30%)、授業参画度:発表と討議で評価します(50%)、トレーニングシートの提出(20%) 対面授業に参加できない場合は、オンラインで代用し、対面参加者と同じ基準で平等に評価します。 |
オフィスアワー | 水曜4限と木曜3限、7号館4階堀井研究室にて、あるいはメールで質問を受け付けます。 メールアドレスは初回の授業でお知らせします。 |