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令和元年度以前入学者 | 特殊研究ゼミナール4 | ||||
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教員名 | 袴田光康 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 国文学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 必修 |
授業の形態 | 対面授業 BlackboardコースID:20223693 |
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授業概要 | 注釈書・古注釈書等を用いて『源氏物語』「紅葉賀」巻を精読する。「紅葉賀」巻は、朱雀院行幸、藤壺の懐妊、紫上の養育、冷泉帝の誕生、藤壺の立后、老女と源氏の逢瀬など多くの出来事が描かれる中で、聖代の理想と密通の罪という二つのテーマがせめぎ合う巻である。それだけに表面的な表現に隠された裏の意味や複雑な人物の心情を丁寧に読み解いていくことが大切である。この授業では「紅葉賀」巻の割り当てられた担当範囲についてレジュメを作成して個人発表を行い、その発表内容について全体で質疑応答のディスカッションを行う演習形式で授業を進めていく。 |
授業のねらい・到達目標 | 古典文学の研究のために必要な基本的な知識と技術を身に付けることができる。 具体的な到達目標は、自力で問題点を見つけ、論文や資料を調査し、論理的な考察がされた発表やレポートが作成できるようになること。 この科目は、文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応している。 なお、新カリキュラム(令和2年度以降の入学者)では、この科目は文理学部(学士)のディプロマポリシーDP1,2,3,4,5,6,7,8及びカリキュラムポリシーCP1,2,3,4,5,6,7,8に対応している。 ・経験や学修から得られた豊かな知識と教養に基づきつつ,日本文学・日本語学研究の高度な専門性を活用し,自己の高度な倫理観を倫理的な課題に適切に適用することができる。(A-1-4) ・日本文学・日本語学研究の専門性をもって,世界諸国の歴史や政治,経済,文化,価値観,信条などの現状および相互関係を,複数の世界観に立って解釈し説明できる。(A-2-4) ・日本文学・日本語学研究を中心としながら,仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報に基づく論理的・批判的な考察を通じて,課題に対し,具体的かつ論理整合的な見解を示すとともに,その限界を認識することができる。(A-3-4) ・日本文学・日本語学研究に関わる問題につき,創造力と独自性をもって解決の方法と手順を立案し,独力または他者と協働して問題を解決することができる。(A-4-4) ・日本文学・日本語学研究のスキルを高度に活用しながら,責任と役割を担い,あきらめない気持ちで新しいことに果敢に挑戦することができる。(A-5-4) ・日本文学・日本語学研究の実践的なスキルを高度に活用しながら,さまざまな人々とのコミュニケーションを通じて他者との信頼関係を確立し,ときに強い影響を与えることができる。(A-6-4) ・日本文学・日本語学研究の実践的なスキルを高度に活用しながら,集団の活動において,より良い成果を上げるために,他者と協働し,作業を行うとともに,指導者として他者の力を引き出し,その活躍を支援することができる。(A-7-4) ・日本文学・日本語学研究の専門性に基づきながら,学修状況の自己分析に基づく評価を,今後の学修に活かすことができる。(A-8-4) |
授業の方法 | 授業の形式:【ゼミ】 ①発表とディスカッションを中心とした演習形式の授業である。 ②発表担当者は事前に発表用のレジュメを作成して発表に臨む(発表時間は一人30分程度を目安とする)。 ③発表者以外の参加者は発表範囲を熟読して前もって問題点を準備し、積極的に発言をする。 ④教員のコメント等を含む全体のディスカッションを通して発表に対するフィードバックを行う。 なお、対面授業に参加できない場合、以下の要件を満たす学生はZOOMでの参加を認める。 (1)ZOOMでの参加を認める要件:日本に入国できない留学生、遠方に居住しているが学生。 (2)対面授業に参加できない場合の代替方法:ZOOMで参加し、Blackboardで配信する課題を提出する。 |
履修条件 | 受講を許可された4年生のみ履修可。それ以外で受講を希望する者は第1回目の授業で申し出ること。 |
授業計画 | |
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1 |
授業の目的と方法について【対面授業】
【事前学習】『源氏物語』の概要について再確認する。 (2時間) 【事後学習】紹介された古注釈書や参考書を実際に読んでみる。 (2時間) |
2 |
発表レジュメの作成方法と発表の分担について【対面授業】
【事前学習】「紅葉賀」巻の登場人物を整理する。 (2時間) 【事後学習】レジュメの作成方法を確認する。 (2時間) |
3 |
模範発表【対面授業】
【事前学習】自分の担当箇所を確認し熟読する。 (2時間) 【事後学習】模範発表のレジュメをよく読んで形式や方法を確認する。 (2時間) |
4 |
演習発表1【対面授業】
【事前学習】発表資料の準備、発表者以外は発表範囲を熟読して質問を準備する。 (2時間) 【事後学習】質疑応答等で問題となった点について関連論文を追加調査する。 (2時間) |
5 |
演習発表2【対面授業】
【事前学習】発表資料の準備、発表者以外は発表範囲を熟読して質問を準備する。 (2時間) 【事後学習】質疑応答等で問題となった点について関連論文を追加調査する。 (2時間) |
6 |
演習発表3【対面授業】
【事前学習】発表資料の準備、発表者以外は発表範囲を熟読して質問を準備する。 (2時間) 【事後学習】質疑応答等で問題となった点について関連論文を追加調査する。 (2時間) |
7 |
演習発表4【対面授業】
【事前学習】発表資料の準備、発表者以外は発表範囲を熟読して質問を準備する。 (2時間) 【事後学習】質疑応答等で問題となった点について関連論文を追加調査する。 (2時間) |
8 |
演習発表5【対面授業】
【事前学習】発表資料の準備、発表者以外は発表範囲を熟読して質問を準備する。 (2時間) 【事後学習】質疑応答等で問題となった点について関連論文を追加調査する。 (2時間) |
9 |
演習菟発表6【対面授業】
【事前学習】発表資料の準備、発表者以外は発表範囲を熟読して質問を準備する。 (2時間) 【事後学習】質疑応答等で問題となった点について関連論文を追加調査する。 (2時間) |
10 |
演習発表7【対面授業】
【事前学習】発表資料の準備、発表者以外は発表範囲を熟読して質問を準備する。 (2時間) 【事後学習】質疑応答等で問題となった点について関連論文を追加調査する。 (2時間) |
11 |
演習発表8【対面授業】
【事前学習】発表資料の準備、発表者以外は発表範囲を熟読して質問を準備する。 (2時間) 【事後学習】質疑応答等で問題となった点について関連論文を追加調査する。 (2時間) |
12 |
演習発表9【対面授業】
【事前学習】発表資料の準備、発表者以外は発表範囲を熟読して質問を準備する。 (2時間) 【事後学習】質疑応答等で問題となった点について関連論文を追加調査する。 (2時間) |
13 |
研究テーマ報告【対面授業】
【事前学習】テーマ選定について各自の経験からアドバイスできる点を整理する。 (2時間) 【事後学習】各自のテーマについて再確認し、補足や修正を行う。 (2時間) |
14 |
卒業論文の報告【対面授業】
【事前学習】卒業論文の作成に必要なものについてアドバイスできる点を整理する。 (2時間) 【事後学習】質疑応答をふまえて各自の卒業論文を再点検する。 (2時間) |
15 |
授業のまとめ【対面授業】
【事前学習】授業と卒業論文についてふりかえる。 (2時間) 【事後学習】口頭試験について準備する。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 柳井滋ほか校注 『『源氏物語』(ニ)紅葉賀-明石 (岩波文庫)』 岩波書店 2017年 |
参考書 | 参考文献は多いので授業時に文献リストを配布する。 |
成績評価の方法及び基準 | 授業参画度:発表や質問・意見の内容および発言の頻度(100%) 対面授業に参加できず、ZOOMでの参加を認められた場合には、授業の受講方法の対面・遠隔の別によって評価に差をもうけることはない。 |
オフィスアワー | 月曜12:00~13:00(この時間以外でも質問等に応じるので、事前にメールで連絡をすること。) |