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令和元年度以前入学者 | 批評研究方法論2 | ||||
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教員名 | 高榮蘭 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 国文学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | (1)対面授業(状況に応じて、同時双方向と課題研究などをも取り組む。これについては事前に告知するのでブラックボード上の情報をよく確認すること)。 (2)Blackboard ID:20220723 |
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授業概要 | 文学研究をするために必要な基礎的な方法について講義します。基本的な分析概念を説明し、それを実践するためのテクストを示し、受講者自身が授業中に学んだ分析方法を追体験するようにします。 |
授業のねらい・到達目標 | 【1】授業のねらい 基本的な分析方法を身につけるために、具体的な小説を取り上げ分析の練習をします。また、テクストの外側の事柄を調べるとはどのようなことなのかについても理解できるようにします。それによって、近現代文学研究の基礎的な実践方法を身につけることを目指します。 【2】到達目標 ①到達目標 ・現代日本文学の動向を理解することができる ・文学に関する多様な分析方法が身に付く。 ・文学テクストの基礎的な分析ができるようになる。 ・さまざまなメディアと文学との相互関係について理解できる ・読書文化について批判的に分析できる ② 日本大学教育憲章との関係 ・日本文学・日本語学研究を学びながら,それらと深く関わる世界諸国の歴史や政治,経済,文化,価値観,信条などの現状および相互関係を,自己の世界観をもって説明できる。(A-2-2) ・日本文学・日本語学研究を中心としながら,仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察できる。(A-3-2) ・日本文学・日本語学研究に関わる問題の意味を理解し,助言を受けて複数の解決策を提示し説明できる。(A-4-2) ・日本文学・日本語学研究のスキルを身につけながら,新しい挑戦への計画を立て,準備することができる。(A-5-2) ・日本文学・日本語学研究の専門性を身につけながら,自己の学修に関する経験と考えを振り返り,分析できる。(A-8-2) ③ディプロマポリシーとの関係 この科目は、文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP2,3,4,5,8及びカリキュラムポリシーCP2,3,4,5,8に対応している。なお、旧カリキュラム(令和元年以前入学者が対象)では、この科目は、文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応している。 |
授業の方法 | (1)授業の形式:【講義】 (2)基本的に講義形式だが、教員による講義のあと、二つの方法(①学んだ知識について他の受講生と議論する、②各自が与えられた短い文章を分析する➡それについて他の受講生と議論する)で練習をする予定である。授業の形態にあわせて、予習・復習の課題について、事前に案内する。基本的に対面での講義形式である。受講者にはblackboardを通して教材を配布する。受講者本人はそれをダウンロードし、予習しておくこと。課題の指示・フィードバックは基本的にBlackboardを通して行う。 (3)やむを得ない事情により対面授業に参加できない場合は、大学の方針に基づいて対応を行う。該当者は、初回開始前にBlackboardコースを通じ、担当教員宛にstuメールを送ること。 ★なお、授業計画は、実際の進行上の理由から場合によっては変更されることがある★ |
授業計画 | |
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1 |
授業のテーマや到達目標及び授業の方法について学ぶ。(A-1-2、A-2-2) 【対面】
【事前学習】著作権について調べてくること (2時間) 【事後学習】授業計画に沿って読書スケジュールを立てること (2時間) |
2 |
「作家」という概念について学ぶ。(A-2-2、A-3-2) 【対面】
【事前学習】「語り手・テクスト・焦点化」の定義を確認し、整理すること。 (2時間) 【事後学習】授業で学んだ概念について整理しておくこと (2時間) |
3 |
テクストの「空白」を意識し、分析する方法について学ぶ。(A-2-2、A-3-2、A-4-2) 【対面】
【事前学習】前回配布した資料を読み、質問内容をノートに書いてくること (2時間) 【事後学習】授業で学んだ概念を配布された課題のプリントを解きながら整理しておくこと (2時間) |
4 |
「時間」という概念について学ぶ(A-2-2、A-4-2) 【対面】
【事前学習】前回配布した資料を読んでくること (2時間) 【事後学習】指定された作品を使いながら、コメントを書いておくこと (2時間) |
5 |
テクストが置かれた歴史的な背景を意識し、分析する方法について学ぶ(A-2-2、A-4-2、A-6-2) 【対面】
【事前学習】前回配布したプリントを読んでくること (2時間) 【事後学習】配布された資料を読み、感想を書いておくこと (2時間) |
6 |
本文異動と翻訳について学ぶ(A-2-2、A-4-2、A-6-2) 【対面】
【事前学習】前回配布した資料を読んでくること (2時間) 【事後学習】授業で取り上げた小説を読んでおくこと (2時間) |
7 |
語りの時間について学ぶ(A-2-2、A-3-2、A-4-2) 【対面】
【事前学習】前回配布した資料を読んでくること (2時間) 【事後学習】指定された作品を読み、感想を書いておくこと (2時間) |
8 |
文学のなかの「歴史」を意識し、分析する方法について学ぶ(A-2-2、A-3-2、A-4-2) 【対面】
【事前学習】前回配布したプリントを読んでくること (2時間) 【事後学習】指定された作品を読み、感想を書いておくこと (2時間) |
9 |
ジェンダー規範を意識し、分析する方法について学ぶ(A-2-2、A-3-2、A-4-2) 【対面】
【事前学習】前回配布したプリントを読んでくること (2時間) 【事後学習】指定された作品を読み、整理しておくこと (2時間) |
10 |
文化研究について学ぶ。(A-2-2、A-3-2、A-4-2) 【対面】
【事前学習】前回配布したプリントを読んでくること (2時間) 【事後学習】指定された作品を読み、感想を書いておくこと (2時間) |
11 |
挿絵を意識し、分析する方法について学ぶ(A-2-2、A-4-2、A-6-2) 【対面】
【事前学習】前回配布した資料を読んでくること (2時間) 【事後学習】指定された作品を読み、感想を書いておくこと (2時間) |
12 |
キャノンとは何かについて学ぶ(A-2-2、A-4-2) 【対面】
【事前学習】前回配布したプリントを読んでくること (2時間) 【事後学習】指定された作品を読み、感想を書いておくこと (2時間) |
13 |
先行研究のない作品との向き合い方について学ぶ(A-2-2、A-4-2) 【対面】
【事前学習】前回配布した資料を読んでくること (2時間) 【事後学習】指定された文章を読み、整理しておくこと (2時間) |
14 |
文学論争の分析方法について学ぶ(A-2-2、A-4-2、A-5-2) 【対面】
【事前学習】前回配布したプリントを読んでくること (2時間) 【事後学習】指定された作品を読み、感想を書いておくこと (2時間) |
15 |
第1回目から第14回目までの講義内容について質疑応答を行う。(A-2-2、A-4-2) 【対面】
【事前学習】【事前学習】これまでの資料をすべて整理し、質問内容を書いてくること (2時間) 【事後学習】授業中の議論を整理し、まとめておくこと (2時間) |
その他 | |
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教科書 | なし。主としてプリントを使用する。 |
参考書 | 授業時に適宜指示する。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:課題研究、A-2、A-6、A-8の達成度を評価します。(30%)、授業内テスト:求めるテーマと内容、提出状況を見て、A-1,A-2、A-3、A-4、A-8の達成度を評価します。(40%)、授業参画度:blackboardの掲示板への対応を見て、A-2、A-6、A-8の達成度を評価します。(30%) 授業中に課す議論、課題研究、blackboardの掲示板への対応(内容についての採点を含む)が授業参画度の基準となる。なお、本授業では、対面による参加と、要件を満たした上での遠隔(課題研究を含む)参加とにおいて成績評価に差を設けない。 |
オフィスアワー | 授業の前後。Blackboardを通して質問してください。面談が必要な場合は、事前に日程を調整し、オンラインで行います。 |