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令和2年度以降入学者 | 応用研究1 | ||||
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教員名 | 高榮蘭 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 国文学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業の形態 | (1)対面授業(状況に応じて、同時双方向と課題研究などをも取り組む。これについては事前に告知するのでブラックボード上の情報をよく確認すること)。 (2)Blackboard ID:20220727 |
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授業概要 | 「文学」はいかに消費されているのか。この授業は、受講者を取り巻くメディアなど、より身近な話題を入り口としながら、文学における「翻訳」の問題について講義する。 |
授業のねらい・到達目標 | 【1】授業のねらい 文学と翻訳の関係について、文学作品と、それが書かれた背景に広がる時代状況や歴史性、文化や社会の成り立ちを関連づけて考察し、日本文学について考えるための新たな視点を身につける。 【2】到達目標 ①到達目標 ・現代日本文学の動向を理解することができる ・文学と翻訳の複雑な関係について理解することができる ・多様な文学のあらわれとそれの特性を学び、それぞれの意義を理解することができる。 ・社会の変動と文学の関係を知り、時代の中での文学の役割・位置を理解することができる。 ・さまざまなメディアと文学との相互関係について理解できる ・読書文化について批判的に分析できる ② 日本大学教育憲章との関係 ・日本文学・日本語学研究を中心としながら,仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察できる。(A-3-3) ・日本文学・日本語学研究に関わる問題を分析し,複数の解決策を提示した上で,問題を解決することができる。(A-4-3) ・日本文学・日本語学研究のスキルを活用しながら,責任と役割を担い,新しいことに挑戦することができる。(A-5-3) ・日本文学・日本語学研究の実践的なスキルを活用しながら,さまざまな人々とのコミュニケーションを通じて相互の意思伝達を自由かつ確実に行い,他者との良好な関係を確立することができる。(A-6-3) ・日本文学・日本語学研究の実践的なスキルを活用しながら,集団の活動において,より良い成果を上げるために,指導者として他者と協働し,作業を行うことができる。(A-7-3) ・日本文学・日本語学研究の専門性に基づきながら,学修状況を自己分析し,その成果を評価することができる。(A-8-3) ③ディプロマポリシーとの関係 ・新カリキュラム(令和2年度以降の入学者)では、この科目は文理学部(学士)のディプロマポリシーCP3,4,5,6,7,8及びカリキュラムポリシーCP3,4,6,7,8に対応している。 |
授業の方法 | (1)授業の形式:【講義】 (2)基本的に講義形式だが、教員による講義のあと、二つの方法(①学んだ知識について他の受講生と議論する、②各自が与えられた短い文章を分析する➡それについて他の受講生と議論する)で練習をする予定である。授業の形態にあわせて、予習・復習の課題について、事前に案内する。基本的に対面での講義形式である。受講者にはblackboardを通して教材を配布する。受講者本人はそれをダウンロードし、予習しておくこと。課題の指示・フィードバックは基本的にBlackboardを通して行う。 (3)やむを得ない事情により対面授業に参加できない場合は、大学の方針に基づいて対応を行う。該当者は、初回開始前にBlackboardコースを通じ、担当教員宛にstuメールを送ること。 ★なお、授業計画は、実際の進行上の理由から場合によっては変更されることがある★ |
授業計画 | |
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1 |
授業のテーマや到達目標及び授業の方法について学ぶ。(A-1-3、A-2-3)【対面】
【事前学習】「82年生まれ、キム・ジヨン」を検索し、関連情報を確認してくること (2時間) 【事後学習】授業計画に沿って読書スケジュールを立てること (2時間) |
2 |
文学をめぐる新たな文化現象について受講者と議論する(A-2-3、A-3-3)【対面】
【事前学習】文学と関係がありそうな文化現象について調べてくること (2時間) 【事後学習】授業で学んだ概念について整理しておくこと (2時間) |
3 |
大江健三郎と村上春樹による「翻訳」表象について学ぶ(A-2-3、A-3-3、A-4-3)【対面】
【事前学習】前回配布した資料を読み、質問内容をノートに書いてくること (2時間) 【事後学習】授業で学んだ概念を配布された課題のプリントを解きながら整理しておくこと (2時間) |
4 |
多和田葉子とリービ英雄による「翻訳」という実践(A-2-3、A-4-3)【対面】
【事前学習】前回配布した資料を読んでくること (2時間) 【事後学習】指定された作品を使いながら、コメントを書いておくこと (2時間) |
5 |
李良枝のテクストと「翻訳」の不可能性について学ぶ(A-2-3、A-4-3、A-6-3)【対面】
【事前学習】前回配布したプリントを読んでくること (2時間) 【事後学習】配布された資料を読み、感想を書いておくこと (2時間) |
6 |
崎山多美の「翻訳」行為について学ぶ(A-2-3、A-4-3、A-6-3)【対面】
【事前学習】前回配布した資料を読んでくること (2時間) 【事後学習】授業で取り上げた小説を読んでおくこと (2時間) |
7 |
アジアにおける日流現象について学ぶ。(A-2-3、A-3-3、A-4-3)【対面】
【事前学習】前回配布した資料を読んでくること (2時間) 【事後学習】指定された作品を読み、感想を書いておくこと (2時間) |
8 |
「82年生まれ、キム・ジヨン」現象について学ぶ。(A-2-3、A-3-3、A-4-3)【対面】
【事前学習】前回配布したプリントを読んでくること (2時間) 【事後学習】指定された作品を読み、感想を書いておくこと (2時間) |
9 |
K文学とフェミニズムについて学ぶ。(A-2-3、A-3-3、A-4-3)【対面】
【事前学習】前回配布したプリントを読んでくること (2時間) 【事後学習】指定された作品を読み、整理しておくこと (2時間) |
10 |
「K文学」「KーPOP」「Kドラマ」などについて受講者と議論する。(A-2-3、A-3-3、A-4-3)【対面】
【事前学習】前回配布したプリントを読んでくること (2時間) 【事後学習】指定された作品を読み、感想を書いておくこと (2時間) |
11 |
温又柔の「あいだ」を文化翻訳から考える(A-2-3、A-4-3、A-6-3)【対面】
【事前学習】前回配布した資料を読んでくること (2時間) 【事後学習】指定された作品を読み、感想を書いておくこと (2時間) |
12 |
留学生文学賞について学ぶ(A-2-3、A-4-3)【対面】
【事前学習】前回配布したプリントを読んでくること (2時間) 【事後学習】指定された作品を読み、感想を書いておくこと (2時間) |
13 |
メタバースと文学の関係について議論する(A-2-3、A-4-3)【対面】
【事前学習】前回配布した資料を読んでくること (2時間) 【事後学習】指定された文章を読み、整理しておくこと (2時間) |
14 |
今後の文学のあり方について受講者と議論する。(A-2-3、A-4-3、A-5-3)【対面】
【事前学習】前回配布したプリントを読んでくること (2時間) 【事後学習】指定された作品を読み、感想を書いておくこと (2時間) |
15 |
第1回目から第14回目までの講義内容について質疑応答を行う。(A-2-3、A-4-3) 【対面】
【事前学習】【事前学習】これまでの資料をすべて整理し、質問内容を書いてくること (2時間) 【事後学習】授業中の議論を整理し、まとめておくこと (2時間) |
その他 | |
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教科書 | なし。主としてプリントを使用する。 |
参考書 | 授業時に適宜指示する。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:課題研究、A-2、A-6、A-8の達成度を評価します。(30%)、授業内テスト:求めるテーマと内容、提出状況を見て、A-1,A-2、A-3、A-4、A-8の達成度を評価します。(40%)、授業参画度:blackboardの掲示板への対応を見て、A-2、A-6、A-8の達成度を評価します。(30%) 授業中に課す議論、課題研究、blackboardの掲示板への対応(内容についての採点を含む)が授業参画度の基準となる。なお、本授業では、対面による参加と、要件を満たした上での遠隔(課題研究を含む)参加とにおいて成績評価に差を設けない。 |
オフィスアワー | 授業の前後。Blackboardを通して質問してください。面談が必要な場合は、事前に日程を調整し、オンラインで行います。 |