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文字文化研究

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令和2年度以降入学者 文字文化研究
教員名 徳泉さち
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 国文学科
学期 後期 履修区分 選択
授業の形態 対面授業
Black boardコースID:20223681
授業概要 現在我々が使用している文字は、いかなる変遷を遂げてきたのか。
日本の書にも強い影響を与えた王羲之や、唐の時代の書をケーススタディとしながら書、またはそれをとりまく文化について総合的に理解する。
なお、授業期間中に開催されている展覧会や、受講者の興味関心や進捗状況により、計画の一部を変更する可能性もあります。
授業のねらい・到達目標 本授業では中国漢時代から唐時代までのいくつかの書作品や著名な書家をとりあげ、書とは何か、その時代ごとの特質を考えていきます。
また、書を生み出す各時代の文化、芸術、風俗などを合わせて理解しながら、ひろく書文化に関する基礎的な知識を身につけることを目指します。
授業で取り上げた作品、文物を実際に見に行くことを推奨します。紹介する都内近隣各所の博物館・美術館に足を運んでください。

この科目は文理学部(学士)のディプロマポリシーDP2,3,4,5,8及びカリキュラムポリシーCP2,3,4,5,8に対応している。
・日本文学・日本語学研究を学びながら、それらと深く関わる世界諸国の歴史や政治,経済,文化,価値観,信条などの現状および相互関係を,自己の世界観をもって説明できる。(A-2-2)
・日本文学・日本語学研究を中心としながら,仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察できる。(A-3-2)
・日本文学・日本語学研究に関わる問題の意味を理解し,助言を受けて複数の解決策を提示し説明できる。(A-4-2)
・日本文学・日本語学研究のスキルを身につけながら,新しい挑戦への計画を立て,準備することができる。(A-5-2)
・日本文学・日本語学研究の専門性を身につけながら,自己の学修に関する経験と考えを振り返り,分析できる。(A-8-2)
授業の方法 授業の形式:【講義】
課題に対するフィードバックは、ブラックボード上で各自にコメントを返す予定です。

対面授業に参加できない学生は、録画した授業動画を各自で視聴し課題にとりくむ。データの授受はすべてブラックボードを通して行うので必ず登録すること。
授業計画
1 文字の起こりから篆書にいたるまで(A-2-2)(A-3-2)
〈対面授業〉
【事前学習】指定したテキストの「書の変遷」を熟読 (2時間)
【事後学習】授業動画の復習と課題レポートの作成、提出 (2時間)
2 漢代の墓葬について(A-2-2)(A-3-2)〈対面授業〉
【事前学習】指定したテキストの10から15ページを熟読する (2時間)
【事後学習】授業動画の復習と課題レポートの作成、提出 (2時間)
3 死者を弔うための書1ー墓碑の起源(A-2-2)(A-3-2)〈対面授業〉
【事前学習】指定したテキストの16から19ページを熟読する (2時間)
【事後学習】授業動画の復習と課題レポートの作成、提出 (2時間)
4 死者を弔うための書2ー石碑の意匠・造形の変遷(A-2-2)(A-3-2)〈対面授業〉
【事前学習】指定したテキストの20から21ページを熟読する (2時間)
【事後学習】授業動画の復習と課題レポートの作成、提出 (2時間)
5 死者を弔うための文字3ー隷書について(A-2-2)(A-3-2)〈対面授業〉
【事前学習】指定したテキストの22から23ページを熟読する (2時間)
【事後学習】授業動画の復習と課題レポートの作成、提出 (2時間)
6 木簡と石刻ー海外に流出した中国の文物(A-2-2)(A-3-2)〈対面授業〉
【事前学習】指定したテキストの24から25ページを熟読する (2時間)
【事後学習】授業動画の復習と課題レポートの作成、提出 (2時間)
7 王羲之についてー蘭亭序を知る(A-2-2)(A-3-2)〈対面授業〉
【事前学習】指定したテキストの40から41ページを熟読する (2時間)
【事後学習】授業動画の復習と課題レポートの作成、提出 (2時間)
8 王羲之は後世、どのように受容されてきたのか(A-2-2)(A-3-2)〈対面授業〉
【事前学習】指定したテキストの42から43ページを熟読する (2時間)
【事後学習】授業動画の復習と課題レポートの作成、提出 (2時間)
9 蘭亭序偽作説について(A-4-2)(A-5-2)〈対面授業〉
【事前学習】指定したテキストの44ページを熟読する (2時間)
【事後学習】授業動画の復習と課題レポートの作成、提出 (2時間)
10 北魏時代の書 造像記について(A-4-2)(A-5-2)〈対面授業〉
【事前学習】指定したテキストの27から29ページを熟読する (2時間)
【事後学習】授業動画の復習と課題レポートの作成、提出 (2時間)
11 唐時代の書 虞世南(A-4-2)(A-5-2)〈対面授業〉
【事前学習】指定したテキストの33ページを熟読する (2時間)
【事後学習】授業動画の復習と課題レポートの作成、提出 (2時間)
12 唐時代の書 欧陽詢(A-4-2)(A-5-2)〈対面授業〉
【事前学習】指定したテキストの34から35ページを熟読する (2時間)
【事後学習】授業動画の復習と課題レポートの作成、提出 (2時間)
13 唐時代の書 褚遂良(A-4-2)(A-5-2)〈対面授業〉
【事前学習】指定したテキストの「書の変遷」の項目を熟読 (2時間)
【事後学習】授業内で配布したプリントの復習 (2時間)
14 唐時代の書 顔真卿(A-4-2)(A-5-2)〈対面授業〉
【事前学習】指定したテキストの「古典編ー中国 その他」を熟読 (2時間)
【事後学習】授業内で配布したプリントの復習 (2時間)
15 書学・書道の総括(A-8-2)〈対面授業〉
試験(授業の内容の理解度をはかる教場試験を行います)
【事前学習】半期を通じて配布した資料の総ざらい (2時間)
【事後学習】半期を通じて配布した資料の総ざらい (2時間)
その他
教科書 全国大学書道学会編 『書の古典と理論』 光村図書出版 2020年 第1版
参考書 開講時、もしくは授業の内容に応じて参考資料などを配布する。
成績評価の方法及び基準 試験(40%)、授業参画度:適宜、リアクションペーパーやミニレポートの提出を求めます。その提出状況や習熟度を評価の対象にします。(60%)
遠隔受講の学生に対しては、対面授業の学生と同様のリアクションペーパーや試験を課し、それらの提出部を評価の対象とします。
オフィスアワー ブラックボードを通して、質問を受け付けています。

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