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出版文化研究

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令和2年度以降入学者 出版文化研究
令和元年度以前入学者 編集・ジャーナリズム特論
教員名 飛鳥勝幸
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 国文学科
学期 後期 履修区分 選択
授業の形態 対面授業(オンデマンド型動画配信を含む。一部Zoomによる双方向型授業あり)

Blackboard ID:木曜2限→20223690
授業概要 編集実務経験者が、連綿と続く日本の出版文化を現在の出版の様相から解説し、そこに通底する「編集」・「ジャーナリズム」の視点・重要性を講義する。
授業のねらい・到達目標 〈授業のねらい〉
・出版に関する知識と理解を深め、「編集」・「ジャーナリズム」の視点を身につけ、批評の目を養う。

〈到達目標〉
・「出版企画提案書」の作成を通して「編集」の基本的スキルを身につけ、履修者全員の企画群から現在を考える。

〈日本大学教育憲章との関係〉
・日本文学・日本語学研究を学びながら,それらと深く関わる世界諸国の歴史や政治,経済,文化,価値観,信条などの現状および相互関係を,自己の世界観をもって説明できる。(A-2-2)
・日本文学・日本語学研究を中心としながら,仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察できる。(A-3-2)
・日本文学・日本語学研究に関わる問題の意味を理解し,助言を受けて複数の解決策を提示し説明できる。(A-4-2)
・日本文学・日本語学研究のスキルを身につけながら,新しい挑戦への計画を立て,準備することができる。(A-5-2)
・日本文学・日本語学研究の専門性を身につけながら,自己の学修に関する経験と考えを振り返り,分析できる。(A-8-2)

〈ディプロマポリシーとの関係〉
この科目は、文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応している。
なお、新カリキュラム(令和2年度以降の入学者)では、この科目は文理学部(学士)のディプロマポリシーDP2,3,4,5,8及びカリキュラムポリシーCP2,3,4,5,8に対応している。
授業の方法 授業の形式:【講義】
・様々な素材から出版の基本概念・事項を説明し、関連する調査やその内容についてのレポート等の作成や発表を行う。
・対面参加が困難な学生(日本に入国できない留学生、遠方に居住している学生)については、教員の許可を受けてオンデマンド型学習をすることができる。
・Powerpointによるスライド資料等やオンデマンド動画配信(一部Zoomによる双方向型授業)を中心に進めていく。
・レポート課題のフィードバックについては、授業内で説明する。

*オンデマンド型受講生はBlackboardに記載している期日までに動画教材を視聴し、課題を提出すること。
*Blackboard を通じて配信された教材等は、履修者本人がダウンロードすること。
*課題の解答は締切日までにBlackboardへ返信すること。
授業計画
1 ガイダンス:授業の進め方・成績評価の方法・アンケートの説明、データから出版業界の全体像を学ぶ。
【対面授業+オンデマンド型】
【事前学習】事前にシラバスの内容を確認し、授業全体の流れを理解する。 (2時間)
【事後学習】授業で紹介された資料をもとに、アンケートに回答する。 (2時間)
2 出版社を知る:創業者や活躍した編集者を知り、主要出版社の歴史を学ぶ。
【対面授業+オンデマンド型】
【事前学習】アンケート回答をふまえ、選んだ出版社の歴史を調べ、授業の流れを理解しておく。 (2時間)
【事後学習】授業で取り上げた内容の復習、紹介された資料を確認する。 (2時間)
3 本の体裁・流通を知る:本の構造と様々な販売ルートを学ぶ。
【対面授業+オンデマンド型】
【事前学習】複数の本の構造と流通を調べ、授業の流れを理解しておく。 (2時間)
【事後学習】授業で取り上げた内容の復習、紹介された資料を確認する。 (2時間)
4 出版のプロモーションを知る:製作物・広告・メディアミックス等を学ぶ。
【対面授業+オンデマンド型】
【事前学習】本一冊を選び、その広告の仕方やプロモーションを調べ、授業の流れを理解しておく。 (2時間)
【事後学習】授業で取り上げた内容の復習、紹介された資料を確認する。 (2時間)
5 書評から出版文化を考える:書評の特徴と意義について学ぶ。
【対面授業+オンデマンド型】
【事前学習】履修者の持っている複数の本の書評を調べ、紹介文の特徴をまとめておく。 (2時間)
【事後学習】授業で取り上げた内容の復習、紹介された資料を確認する。 (2時間)
6 索引・奥付から出版文化を考える:索引・奥付の特徴と意義について学ぶ。
【対面授業+同時双方向型】
【事前学習】履修者の持っている複数の本の索引・奥付を調べ、特に索引がない本の特徴をまとめておく。 (2時間)
【事後学習】授業で取り上げた内容の復習、紹介された資料を確認する。 (2時間)
7 ジャーナリズムの視点から出版を考える:批評の目を養う重要性について学ぶ。
【対面授業+オンデマンド型】
【事前学習】履修者の思う刊行された出版物での問題点をまとめておく。 (2時間)
【事後学習】授業で取り上げた内容の復習、紹介された資料を確認する。 (2時間)
8 編集者の視点から出版文化を考える:多様な見方・考え方について学ぶ。
【対面授業+オンデマンド型】
【事前学習】履修者が本を編集する立場になった際、重要と思われる点をまとめておく。 (2時間)
【事後学習】授業で取り上げた内容の復習、紹介された資料を確認する。 (2時間)
9 読者・著者の視点から出版文化を考える:多様な価値観について学ぶ。
【対面授業+オンデマンド型】
【事前学習】履修者が期待する読者像と著者像についてまとめておく。 (2時間)
【事後学習】授業で取り上げた内容の復習、紹介された資料を確認する。 (2時間)
10 辞書・事典の編集を覚える:執筆要項から原稿整理まで編集の基礎を学ぶ。
【対面授業+オンデマンド型】
【事前学習】履修者の手元にある国語辞書や各種事典の構造上の違いを調べ、まとめておく。 (2時間)
【事後学習】授業で取り上げた内容の復習、紹介された資料を確認する。 (2時間)
11 単行本・雑誌の編集を覚える:類書分析・市場調査等から編集の基礎を学ぶ。
【対面授業+オンデマンド型】
【事前学習】一つのテーマを選び、それらに関する単行本を調べ、編集方法の違いをまとめておく。 (2時間)
【事後学習】授業で取り上げた内容の復習、紹介された資料を確認する。 (2時間)
12 企画書を作る1:企画書の基本書式と情報の収集方法について学ぶ。
【対面授業+同時双方向型】
【事前学習】面識のない人に原稿依頼することを想定し、気をつけるポイントをまとめておく。 (2時間)
【事後学習】授業で取り上げた内容の復習、紹介された資料を確認する。 (2時間)
13 企画書を作る2:情報のまとめ方について学ぶ。
【対面授業+同時双方向型】
【事前学習】「12. 企画書を作る1」で出た問題点を整理し、第1次企画案メモを用意する。 (2時間)
【事後学習】授業で取り上げた内容の復習、紹介された資料を確認する。 (2時間)
14 企画書を作る3:プレゼンテーション、企画提案の仕方について学ぶ。
【対面授業+同時双方向型】
【事前学習】「13. 企画書を作る2」で出た問題点を整理し、第2次企画案メモを用意する。 (2時間)
【事後学習】授業で取り上げた内容の復習、紹介された資料を確認する。 (2時間)
15 本を未来につなぐ:他者への興味・関心と伝え方の重要性を学ぶ。
【対面授業+同時双方向型】
【事前学習】今まで紹介された資料に目を通し、授業の目標を確認しておく。 (1時間)
【事後学習】12,13,14の授業内容を踏まえ、「出版企画提案書」を提出する。 (3時間)
その他
教科書 なし。
参考書 使用しない
成績評価の方法及び基準 レポート:アンケート回答レポート(10%)、授業参画度(60%)、出版企画提案書(30%)
授業参画度は、毎回の課題解答の提出、内容の正確さ、発表等で評価します。
この授業では、対面参加と遠隔参加とにおいて評価の差は設けておりません。
オフィスアワー Blackboardを通して質問メールください。内容によっては回答に1週間程度必要な場合があります。

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