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上代文学講義

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令和2年度以降入学者 上代文学講義
令和元年度以前入学者 上代文学講義2
教員名 鈴木雅裕
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 国文学科
学期 後期 履修区分 選択必修
授業の形態 対面授業(オンデマンド型動画配信を2/15含む。対面ではZoomによるライブ中継あり)
BlackBoardのコースID:20223676
授業概要 上代文学には史書『日本書紀』『古事記』あるいは歌集として『万葉集』などがあるが、それらの中には死に直面した際の記述が見られる。本授業では、諸テキストに見られる死をめぐる歌や物語を取り上げながら、そこに見られる特徴を考えていくことで、上代文学の特徴を理解するとともに、普遍的な死と言う現象が古典文学においてどのように捉えられているのかを考えてみたい。
授業のねらい・到達目標 〈授業のねらい〉
上代文学についての基礎的な知識を身に付ける。併せて、各テキストの読解を通じて、文学研究に必要となる技術を身に付ける。

〈到達目標〉
・上代文学作品の具体的な内容を説明することができる。
・文献の読解にあたって必要となる知識・技術を身に付けることができる。
・文学作品の読解に応用することができる。

〈日本大学教育憲章との関係〉
経験や学修から得られた豊かな知識と教養に基づきつつ,日本文学・日本語学研究の専門性を活用し,自己の倫理観を倫理的な課題に適用することができる。(A-1-3)

〈ディプロマシーとの関係〉
この科目は文理学部(学士(文学)のDP及びCP1に対応している。
なお、この科目は旧カリキュラム(令和元年度以前入学者が対象)においては、文理学部(学士(文学)のDP6及びCP9に対応している。
授業の方法 授業の形式:【講義】
原則として対面で授業を行う。対面参加が困難な場合は、教員の許可を受けて、Zoomにてオンライン参加ができる。
リアクションペーパー等を通じて、授業内容に関してのコメントを求める場合がある。
確認テストやレポート等に対するフィードバックの方法等については、授業内で指示する。
履修条件 国文学科専門科目「上代文学史」と重なるところがあるので、理解を深めるためにも履修しておくことが望ましい。
授業計画
1 ガイダンス:授業の進め方・授業内容について【オンデマンド型】(A-1-3)
【事前学習】あらかじめシラバスを熟読し、授業内容に関する内容を把握しておく。 (2時間)
【事後学習】授業で示された内容に関してインターネット等を利用して調べる。 (2時間)
2 上代文学概説①:テキスト成立の背景と展開【対面型】(A-1-3)
【事前学習】奈良時代の歴史的事項について、高校教科書程度の内容を確認しておく。 (2時間)
【事後学習】授業内で取り上げられた事項について文献等を利用して調べる。 (2時間)
3 上代文学概説②:各作品の概要について【対面型】(A-1-3)
【事前学習】上代文学にどのようなものがあるかを事前に調べ、まとめておく。 (2時間)
【事後学習】授業で扱う文献について、ジャパンナレッジ等を活用して実際に読んでみる。 (2時間)
4 史書における死の描写①:『古事記』倭建命の最期【対面型】(A-1-3)
【事前学習】『古事記』倭建命の物語を読んでおく。 (2時間)
【事後学習】授業内で取り上げられた事項について文献等を利用して調べる。 (2時間)
5 史書における死の描写②:『日本書紀』日本武尊から後の時代へ【対面型】(A-1-3)
【事前学習】『日本書紀』日本武尊の物語と『古事記』の違いを理解しておく。 (2時間)
【事後学習】授業内で取り上げられた事項について文献等を利用して調べる。 (2時間)
6 史書における死の描写③:『古事記』仲哀天皇代と皇位継承の描写【対面型】(A-1-3)
【事前学習】仲哀天皇代の事績について調べておく。 (2時間)
【事後学習】授業内で取り上げられた事項について文献等を利用して調べる。 (2時間)
7 史書における死の描写:『古事記』・『日本書紀』の仁徳天皇代【対面型】(A-1-3)
【事前学習】仁徳天皇代の事績について調べておく。 (2時間)
【事後学習】授業内で取り上げられた事項について文献等を利用して調べる。 (2時間)
8 史書における死の描写④:『古事記』・『日本書紀』の允恭天皇代【対面型】(A-1-3)
【事前学習】軽太子・軽嬢子について調べておく。 (2時間)
【事後学習】授業内で取り上げられた事項について文献等を利用して調べる。 (2時間)
9 歌集における死の描写①:『万葉集』巻二・挽歌の概要【対面型】(A-1-3)
【事前学習】『万葉集』巻二・挽歌部を通覧しておく。 (2時間)
【事後学習】授業内で取り上げられた事項について文献等を利用して調べる。 (2時間)
10 歌集における死の描写②:『万葉集』有間皇子挽歌群と史書の記述【対面型】(A-1-3)
【事前学習】有間皇子についての概要を理解しておく。 (2時間)
【事後学習】授業内で取り上げられた事項について文献等を利用して調べる。 (2時間)
11 歌集における死の描写③:『万葉集』天皇の挽歌【対面型】(A-1-3)
【事前学習】『万葉集』巻二の天皇に対する挽歌例を確認しておく。 (2時間)
【事後学習】授業内で取り上げられた事項について文献等を利用して調べる。 (2時間)
12 歌集における死の描写④:『万葉集』大津皇子挽歌と持統朝【対面型】(A-1-3)
【事前学習】有間皇子についての概要を理解しておく。 (2時間)
【事後学習】授業内で取り上げられた事項について文献等を利用して調べる。 (2時間)
13 歌集における死の描写⑤:『万葉集』柿本人麻呂の挽歌とその対象【対面型】(A-1-3)
【事前学習】『万葉集』巻二の柿本人麻呂歌をいくつか読んでおく。 (2時間)
【事後学習】授業内で取り上げられた事項について文献等を利用して調べる。 (2時間)
14 歌集における死の描写⑥:『万葉集』大伴旅人の亡妻挽歌を中心に【対面型】(A-1-3)
【事前学習】大伴旅人の事績を調べておく。 (2時間)
【事後学習】授業内で取り上げられた事項について文献等を利用して調べる。 (2時間)
15 総括:上代文学における死を考える(A-1)、レポートについて【オンデマンド型】(A-1-3)
【事前学習】これまでの授業内容を今一度、確認しておくこと。 (2時間)
【事後学習】授業内容を見返した上で、今後の学修に活かせるようにする。 (2時間)
その他
教科書 関連する資料は授業内で配布する。
参考書 『新編日本古典文学全集シリーズ』 小学館
『国史大辞典』
上記参考書は、ジャパンナレッジ及び文理学部図書館・国文学科学生室で読むことができる。適宜、活用されたい。
成績評価の方法及び基準 レポート:学期末に授業内容に関するレポートを課す。(60%)、授業内テスト:授業の中で、簡単な確認テストを行う。(30%)、授業参画度:リアクションペーパーなどの提出状況で判断する。(10%)
A-1の達成度は授業内テスト、及び、学期末レポートの内容によって判定する。なお、本授業の成績評価は対面・遠隔に差を設けない。
オフィスアワー 授業後、教室にて行う。併せて、メールで受け付ける。

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