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令和元年度以前入学者 | 日本語史4 | ||||
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教員名 | 染谷裕子 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 国文学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | 対面授業 BlackboardコースID:20220705 |
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授業概要 | 日本語の語彙および文章の変遷を概説する。 |
授業のねらい・到達目標 | 日本語の語彙と文章の変遷を、「古代」と「近代」という大きな流れでとらえ、その変化の背景、現代語との関わりについて理解し、説明できることを目標とする。 この科目は、文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応している。 |
授業の方法 | 授業の形式:【講義】 全授業のうち13回は、プリントをもとにして講義形式で進め、毎回リアクションペーパーの提出を求める。2回(第7回および15回)は、講義内容の理解度を確認するために授業内テストを行う。 リアクションペーパーについてのフィードバックは、翌週(または翌々週)の授業の初めに行う。小テストのフィードバックについては、授業中に指示する。 以下の要件を満たす学生は、対面授業後、Blackboardに配信する動画を視聴し、Blackboardに記載した締切日までに課題を提出する。 (1)日本に入国できない留学生 (2)遠方に居住している学生 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス:今年度の流れと参考書の紹介、「語彙史」と時代区分【対面】
【事前学習】日本史の大きな流れを復習しておく。 (2時間) 【事後学習】日本語史を二分した根拠を確認し、それぞれの特徴について復習する。 (2時間) |
2 |
古代の語彙と文章1(和語と漢語、古代語の特徴、奈良時代の語彙と文章)【対面】
【事前学習】語種(和語・漢語・外来語・混種語)の違いを確認しておく。配付資料を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】奈良時代語の特徴について復習する。 (2時間) |
3 |
古代の語彙と文章2(平安時代の文体と語彙、漢文訓読文と訓読語)【対面】
【事前学習】漢文の「読み下し」の復習をしておく。配付資料を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】漢文訓読語の特徴について復習する。 (2時間) |
4 |
古代の語彙と文章3(和文と和文語、和歌と歌語)【対面】
【事前学習】和歌と物語に使われている語彙の違いについて考えておく。配付資料を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】和文語の特徴について復習する。 (2時間) |
5 |
古代の語彙と文章4(変体漢文と記録語、和漢混淆文と語彙)【対面】
【事前学習】配付資料を読んで、例文の解釈をしておく。 (2時間) 【事後学習】記録語の特徴について復習する。 (2時間) |
6 |
古代の文章の変遷【対面】
【事前学習】平安時代の文学史を復習しておく。配付資料を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】古代の文章の流れについて復習する。 (2時間) |
7 |
まとめ1 古代語の語彙について復習し講義内容の理解を深める(授業内テストと解説)【対面】
【事前学習】第1回~第6回までの講義内容を復習しておく (2時間) 【事後学習】授業内試験でわからなかった問題について調べ復習しておく (2時間) |
8 |
近代の語彙と文章1(近代語の特徴・漢語の増加)【対面】
【事前学習】古代語の特徴(第2回)を復習しておく。配付資料を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】近代語の特徴についてまとめておく。 (2時間) |
9 |
近代の語彙と文章2(漢語の通俗化)【対面】
【事前学習】江戸時代の文教政策について予習しておく。 (2時間) 【事後学習】江戸時代の漢語の特徴についてまとめておく。 (2時間) |
10 |
近代の語彙と文章3(口頭資料と俗語)【対面】
【事前学習】狂言(の台本)や『浮世風呂』などを読んでみて、言葉の特徴について考えておく。配付資料を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】室町・江戸時代の俗語について、現代語との意味の違いをまとめておく。 (2時間) |
11 |
近代の語彙と文章4(外来語と位相語)【対面】
【事前学習】位相語について調べておく。配付資料を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】授業で扱った外来語の歴史についてまとめ、現代の外来語とどうつながっているか考える。 (2時間) |
12 |
近代の語彙と文章5(明治以後の語彙)【対面】
【事前学習】配付プリントを読んで、用例の読みと意味を確認しておく。 (2時間) 【事後学習】授業で扱えなかった近代後半以降の語彙について、参考書等を読んで補充しておく。 (2時間) |
13 |
近代の文章の変遷1(室町・江戸時代の文章)【対面】
【事前学習】配付プリントを読み、例文を解釈しておく。 (2時間) 【事後学習】例文としてあげた文章の中で、興味を持った作品を実際に読んでみる。 (2時間) |
14 |
近代の文章の変遷2(明治以降の文章)【対面】
【事前学習】配付プリントを読み、例文を解釈しておく。 (2時間) 【事後学習】言文一致の歴史をまとめ、その意義について考える。 (2時間) |
15 |
まとめ2 近代の語彙と文章を中心にこれまでの内容を復習し、講義内容の理解を深める(授業内テストと解説) 【対面】
【事前学習】第8回から第14回までの総復習をしておく (2時間) 【事後学習】授業内試験でわからなかった問題について調べ復習しておく (2時間) |
その他 | |
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教科書 | なし |
参考書 | 山口仲美 『日本語の歴史 (岩波新書)』 岩波書店 2006年 沖森卓也 『日本語全史 (ちくま新書)』 筑摩書房 2017年 |
成績評価の方法及び基準 | 授業内テスト(60%)、授業参画度:リアクションペーパー(40%) (1)授業内テストは、中間試験、期末試験を合わせて評価する。 (2)授業参画度は,毎回のリアクションペーパーで評価する。 ただし、対面授業に参加できない場合の要件を満たし、Blackboardに配信する動画を視聴し、毎回の課題を提出する学生については、(1)は2回のレポートの提出によって、(2)は毎回の小課題で評価する。レポートのテーマはBlackboardで伝達する。 |
オフィスアワー | 質問等はメールで受け付ける。 |