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令和2年度以降入学者 | 中古文学史 | ||||
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教員名 | 袴田光康 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 国文学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | 対面授業 BlackboardのコースID:20220700 |
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授業概要 | 平安時代の文学には漢文・和歌・仮名散文などの領域があるが、それらの諸領域が相互に作用しながら文化的な大きな流れが形成されていったことが文学史を考える上では重要である。この授業では特に平安時代の文学の流れを「真名」と「仮名」の関係性から把握し、文化的ジェンダーからそれぞれの文学作品の特徴と意義について講義する。 |
授業のねらい・到達目標 | 平安時代の文学作品とその流れについて理解を深めるとともに、作品読解に必要な社会的背景や歴史的知識を身に付ける。 なお、新カリキュラム(令和2年度以降の入学者)では、この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP1及びカリキュラムポリシーCP1に対応している。 ・経験や学修から得られた豊かな知識と教養に基づいて,自己の倫理観をもって,日本文学・日本語学研究,ひいては人文学の役割や,倫理的な課題に向き合うことができる。(A-1-2) |
授業の方法 | 授業の形式:【講義】 ①毎回の授業は教員による講義を中心とした対面授業である。 ②第8回と第15回の授業内で小テストとその解答・解説を行う。 ③フィードバックの方法等については授業内で指示する。 なお、対面授業に参加できない場合、以下の要件を満たす学生にはZOOMでの受講を認める。 (1)ZOOMでの参加を認める要件:日本に入国できない留学生、遠方に居住している学生。 (2)対面授業に参加できない場合:ZOOMで参加し、Blackboardに配信する課題を提出する。 |
授業計画 | |
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1 |
「真名」と「仮名」について【対面授業】(A-1-2)
【事前学習】シラバスをよく読んで、各自の学修目標を定める。 (2時間) 【事後学習】変体かなの字母を確認する。 (2時間) |
2 |
律令国家と文学【対面授業】(A-1-2)
【事前学習】律令制度について調べる。 (2時間) 【事後学習】平安時代の文学作品を概観し、「真名」から「仮名」への流れを把握する。 (2時間) |
3 |
嵯峨朝と「文章経国」思想【対面授業】(A-1-2)
【事前学習】歴史上の嵯峨天皇について調べておく。 (2時間) 【事後学習】『凌雲集』と「典論」の違いをノートにまとめる。 (2時間) |
4 |
三つの勅撰漢詩集【対面授業】(A-1-2)
【事前学習】『凌雲集』・『文華秀麗集』・『経国集』について調ておく。 (2時間) 【事後学習】教材の漢詩の訓読を復習し、書き下し文をノートにまとめる。 (2時間) |
5 |
良吏伝の特徴【対面授業】(A-1-2)
【事前学習】国司制度について調ておく。 (2時間) 【事後学習】教材の『藤原保則伝』を読み返して、わからない語句を確認する。 (2時間) |
6 |
『古今和歌集』の真名序【対面授業】(A-1-2)
【事前学習】『古今和歌集』について調べる。 (2時間) 【事後学習】教材の『毛詩』大序を読み返して、わからない語句を確認する。 (2時間) |
7 |
『古今和歌集』の仮名序【対面授業】(A-1-2)
【事前学習】紀貫之について調べる。 (2時間) 【事後学習】『古今集』の真名序と仮名序の違いをノートに整理する。 (2時間) |
8 |
小テストと解答・解説【対面授業】(A-1-2)
【事前学習】これまでの授業内容を復習する。 (2時間) 【事後学習】テストの解説を踏まえて自分の解答を自己点検をする。 (2時間) |
9 |
『土佐日記』の女性仮託【対面授業】(A-1-2)
【事前学習】『土佐日記』について調べる。 (2時間) 【事後学習】平安時代の文学のジャンルと作者の性別についてノートに整理する。 (2時間) |
10 |
『蜻蛉日記』の自照性【対面授業】(A-1-2)
【事前学習】藤原兼家と道綱母について調ておく。 (2時間) 【事後学習】平安時代の結婚制度についてまとめる。 (2時間) |
11 |
『紫式部日記』とジェンダー【対面授業】(A-1-2)
【事前学習】紫式部について調べておく (2時間) 【事後学習】教材の『紫式部日記』を読み返して、授業のポイントをノートにまとめる。 (2時間) |
12 |
『源氏物語』と歴史【対面授業】(A-1-2)
【事前学習】『源氏物語』の概要について調ておく。 (2時間) 【事後学習】教材の『河海抄』を読み返して、その準拠論についてノートにまとめる。 (2時間) |
13 |
『源氏物語』における女性の救済【対面授業】(A-1-2)
【事前学習】平安時代の「後見」について調ておく。 (2時間) 【事後学習】紫上と浮舟を比較し、共通点と相違点をノートにまとめる。 (2時間) |
14 |
『栄花物語』の達成【対面授業】(A-1-2)
【事前学習】「六国史」について調べる。 (2時間) 【事後学習】歴史物語と史書の違いについてノートにまとめる。 (2時間) |
15 |
小テストと解答・解説【対面授業】(A-1-2)
【事前学習】これまでの授業内容を復習する。 (2時間) 【事後学習】テストの解説を踏まえて自分の解答を自己点検をする。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 授業時に配布する教材を教科書とする。 |
参考書 | 文学史に関する参考文献は多いので、主要なものについては授業で紹介する。 |
成績評価の方法及び基準 | 授業内テスト:2回の小テストによって評価する。(100%) 対面授業に参加できない場合には、二回の授業内の小テストの代替方法としてBlackboardを通じて課題を配信するので、提出された二つの課題によって評価する。 |
オフィスアワー | 月曜日12:00~13:00。(この時間以外でも質問や相談を受け付けるので、事前にメールで連絡をすること。) |