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令和2年度以降入学者 | 構造無機化学特論 | ||||
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教員名 | 尾関智二 | ||||
単位数 | 2 | 課程 | 前期課程 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 相関理化学専攻 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業形態 | 対面授業 |
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授業の形態 | 対面での実施を原則とするが、状況に応じて一部を課題学習・Zoomを使用した同時双方向授業などの遠隔での実施にかえることもある。 |
Canvas LMSコースID・コース名称 | Y01962A13 2024構造無機化学特論(尾関智二・後・金2) |
授業概要 | 無機化合物の構造を研究するための重要な手法であるX線構造解析の基礎 |
授業のねらい・到達目標 | X線回折理論および分子・結晶の対称性について理解を深める |
授業の形式 | 講義 |
授業の方法 | 板書・プロジェクター等による資料の映写などを行いつつ講義を進める。 対面参加が困難であることに対する配慮を希望する学生は、必ず事前に相談すること。文理学部が定める基準に該当すると担当教員が認めた学生に対してのみ、遠隔(オンデマンド・同時双方向)での受講を認める。 |
授業計画 | |
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1 |
講義全般に関する概要および必要とされる予備知識の解説
【事前学習】シラバスを事前に確認しておく。 (2時間) 【事後学習】授業内容を整理しておく (2時間) |
2 |
電子によるX線の散乱
【事前学習】三角関数を用いた波の表現について調べておく (2時間) 【事後学習】複素関数を用いた波の表現について整理してまとめる (2時間) |
3 |
原子によるX線の散乱
【事前学習】原子散乱因子について調べておく (2時間) 【事後学習】原子散乱因子の概要について整理してまとめる (2時間) |
4 |
分子によるX線の散乱
【事前学習】複数の原子による散乱について調べておく (2時間) 【事後学習】複数の原子による散乱について整理してまとめる (2時間) |
5 |
結晶によるX線の散乱
【事前学習】回折格子による光の散乱について調べておく (2時間) 【事後学習】結晶によるX線の散乱について整理してまとめるとともに、回折格子による光の散乱と比較する (2時間) |
6 |
分子の対称性
【事前学習】分子が持つ対称性について調べておく (2時間) 【事後学習】分子の持つ対称操作が群をなすことについて整理してまとめる (2時間) |
7 |
結晶の対称性(1)結晶中で許される回転対称
【事前学習】並進対称性について調べておく (2時間) 【事後学習】結晶中で許される回転対称の種類が限られることについて整理してまとめる (2時間) |
8 |
結晶の対称性(2)ブラべ格子
【事前学習】ブラべ格子について調べておく (2時間) 【事後学習】ブラべ格子の種類が限られることについて整理してまとめる (2時間) |
9 |
結晶の対称性(3)結晶点群
【事前学習】結晶点群について調べておく (2時間) 【事後学習】結晶点群の種類が限られることについて整理してまとめる (2時間) |
10 |
結晶の対称性(4)らせん軸と映進面
【事前学習】らせん軸と映進面について調べておく (2時間) 【事後学習】らせん軸・映進面と回転軸・鏡面の類似点と相違点について整理してまとめる (2時間) |
11 |
結晶の対称性(5)空間群
【事前学習】空間群について調べておく (2時間) 【事後学習】空間群記号の表す意味について整理してまとめる (2時間) |
12 |
結晶構造からわかること
【事前学習】結晶構造からわかることについて調べておく (2時間) 【事後学習】結合距離・角度の求め方について整理してまとめる (2時間) |
13 |
結晶構造解析結果の評価と解釈
【事前学習】結晶構造解析結果の評価基準について調べておくこと (2時間) 【事後学習】結晶構造解析結果を評価する基準と、評価結果に応じてどこまで議論が可能かについて整理してまとめる (2時間) |
14 |
第1回から第13回までの講義内容について演習形式で振り返り、その内容に関する質疑応答を行う。
【事前学習】第13回までの講義内容を整理し、疑問点や理解不足と思われる点をまとめておく。 (2時間) 【事後学習】演習問題で理解不足だった部分をノートに抜き出し、再度問題を解く。 (2時間) |
15 |
到達度の確認(授業内テスト)と内容解説。
【事前学習】第14回までの講義内容を理解し消化しておく。 (2時間) 【事後学習】自分の解答と正解を照らし合わせ、理解不足だった部分をノートにまとめる。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 特に指定しない。 |
参考書 | 日本化学会編 『物質の構造III 回折 (第5版 実験化学講座 11)』 丸善 2006年 上記の参考書のほかにもX線構造解析に関する書籍は多数刊行されているため、自分自身で優れた参考書を探してみることも勧めたい。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(30%)、授業内テスト(40%)、授業参画度:小課題の内容に基づき評価する(30%) |
オフィスアワー | 授業終了時。Canvas LMSのEメールの機能を用いたメールによる質問も受け付けるが、夜間・週末などは対応に時間がかかることがある。 |