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保健医療分野に関する理論と支援の展開

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令和2年度以降入学者 保健医療分野に関する理論と支援の展開
教員名 河野千佳
単位数    2 課程 前期課程 開講区分 文理学部
科目群 心理学専攻
学期 前期 履修区分 選択必修
授業形態 対面授業
Canvas LMSコースID・コース名称 WL17101819 2024保健医療分野に関する理論と支援の展開(河野千佳・前・金1)
授業概要 【公認心理師必修科目】
保健医療領域の公認心理師をはじめとした心理職に求められる役割、知識及び技術について学び理解する。
保健医療分野での心理臨床経験を持つ公認心理師・臨床心理士である教員がその経験を生かして保健医療分野において必要な知識や技能について講義を行う。
授業のねらい・到達目標 心理臨床活動をする際には、どの領域に属していても保健医療分野についての理解は必須である。
この科目では保健医療分野に関する心理職の役割、知識及び技術について学び、それらを理解し説明できる。
保健医療分野に関わる上で必要となる基本的な知識について理解し説明できることを目標とする。
①保健医療分野における心理臨床ではどのような業務が行われているのか理解できる。
②保健医療分野での公認心理師や臨床心理士の役割について理解できる。
③これまでに学んだ心理査定や心理療法、心理検査についての知識を整理し、実践に役立てられるよう説明することができる。
④他の専門職の業務内容を理解できる。⑤各科領域の心理臨床の特徴と今後の展開について理解できる。
授業の形式 講義
授業の方法 授業では、必要に応じて資料を配布する。
配布資料を基に基本事項を説明し、レポート作成等を適宜実施する。
授業の進行順序は、入れ替えるなどの変更をすることがあるので指示を確認すること。
心理臨床現場での取り組みに強い関心を持ち、問題意識を持って学習に取り組むこと。
詳細については、第1回目に説明する。
課題の提出方法、フィードバック方法等については、授業開始時に提示する。
授業計画
1 ガイダンス(授業テーマや到達目標及び授業の方法について説明する)
公認心理師法について学ぶ 担当する各科領域を決める
【事前学習】シラバスに目を通しておくこと。テキストに目を通しておく。 (2時間)
【事後学習】公認心理師法について調べて理解しておく (2時間)
【授業形態】対面授業
2 保健医療分野における心理臨床の現状  
病院内での役割 臨床心理学の基づくアプローチ法の活用
【事前学習】日本の医療制度について調べておく (2時間)
【事後学習】保健医療における心理臨床と医学との違いを理解し説明できるようにしておく (2時間)
【授業形態】対面授業
3 保健医療分野に関わる公認心理師の役割と実践  
臨床的な査定 心理査定に必要な基礎知識 基本的態度と技法
【事前学習】医療に関する法律について調べておく (2時間)
【事後学習】保健医療分野における公認心理師に期待されている役割について理解し説明できるようにしておく (2時間)
【授業形態】対面授業
4 保健医療分野における心理査定  
医科診療報酬点数適用となっている心理検査について
【事前学習】これまで学んできた心理査定の知識について整理しておく (2時間)
【事後学習】保健医療領域における心理査定と心理検査について理解し説明できるようにしておく (2時間)
【授業形態】対面授業
5 所見をまとめるにあたって
【事前学習】所見とは何か調べておく (2時間)
【事後学習】授業内容についてまとめておく (2時間)
【授業形態】対面授業
6 保健医療分野の様々な専門職  チーム医療について
【事前学習】保健医療分野で働く他の専門職について調べる (2時間)
【事後学習】チーム医療とは何かについてまとめる (2時間)
【授業形態】対面授業
7 精神神経科における心理臨床  
リスクアセスメント(事例を含む)
【事前学習】精神神経科について調べておく (2時間)
【事後学習】精神神経科における心理臨床の特徴について理解し説明できるようにしておく (2時間)
【授業形態】対面授業
8 心療内科における心理臨床
リスクアセスメント(事例を含む)
【事前学習】心療内科について調べておく (2時間)
【事後学習】心療内科における心理臨床の特徴について理解し説明できるようにしておく (2時間)
【授業形態】対面授業
9 小児科における心理臨床
リスクアセスメント(事例を含む)
【事前学習】小児科について調べておく (2時間)
【事後学習】小児科における心理臨床の特徴について理解し説明できるようにしておく (2時間)
【授業形態】対面授業
10 高齢期医療における心理臨床  
リスクアセスメント(事例を含む)
【事前学習】高齢期医療について調べておく (2時間)
【事後学習】高齢期医療における心理臨床の特徴について理解し説明できるようにしておく (2時間)
【授業形態】対面授業
11 HIV/AIDSの問題
【事前学習】HIV/AIDSについて調べておく (2時間)
【事後学習】HIV/AIDSという疾患の特徴について理解し説明できるようにしておく (2時間)
【授業形態】対面授業
12 HIV/AIDSにおける心理臨床(事例を含む)
リスクアセスメント(事例を含む)
【事前学習】HIV/AIDSに対する偏見の問題等について調べておく (2時間)
【事後学習】HIV/AIDSにおける心理臨床の特徴について理解し説明できるようにしておく (2時間)
【授業形態】対面授業
13 がん・緩和医療における心理臨床
リスクアセスメント(事例を含む)
【事前学習】緩和医療について調べておく (2時間)
【事後学習】緩和医療における心理臨床の特徴について理解し説明できるようにしておく (2時間)
【授業形態】対面授業
14 遺伝医療における心理臨床    
リスクアセスメント(事例を含む)
【事前学習】遺伝医療について調べておく (2時間)
【事後学習】遺伝医療における心理臨床の特徴について理解し説明できるようにしておく (2時間)
【授業形態】対面授業
15 まとめ(これまでの復習・解説を行い授業の理解を深める)
【事前学習】これまでに学んだことをレポートにまとめておく (2時間)
【事後学習】学習した内容を整理し、心理臨床家になるためには今後どのような学習が必要か考える (2時間)
【授業形態】対面授業、課題研究
その他
教科書 津川律子・江口昌克 『公認心理師分野別テキスト① 保健医療分野 理論と支援の展開』 創元社 2019年 第1版
参考書 津川律子・花村温子 『保健医療分野の心理職のための対象別事例集 チーム医療とケース・フォーミュレーション』 福村出版 2021年
一般社団法人 日本臨床心理士会 第1期医療保健領域委員会 『臨床心理士のための医療保健領域における心理臨床』 遠見書房 2012年
成績評価の方法及び基準 レポート:レポートは授業回に示す。課題の内容と提出状況で評価する。(80%)、授業参画度:リアクションペーパーにて評価する。(20%)
オフィスアワー 随時可能。ただし事前に予約を取ること。
備考 シラバスの内容は学生の学修状況を考慮して変更することがある。

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