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令和2年度以降入学者 | 教育哲学研究2 | ||||
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教員名 | 河野桃子 | ||||
単位数 | 2 | 課程 | 開講区分 | 文理学部 | |
科目群 | 教育学専攻 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業形態 | 対面授業 |
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授業の形態 | 基本的に対面授業とし、指定された文献に基づく受講生と教員の議論を中心に行います。 |
Canvas LMSコースID・コース名称 | WJ1008422 2024教育哲学研究2(河野桃子・後・火3) |
授業概要 | 文献講読を通じて、解釈学的現象学研究の立場に学びながら、日常的な「生きられた経験」の探究方法について検討します。またそうした検討から、受講生が、それぞれの研究において教育実践とどのように向き合っているかを見直します。 |
授業のねらい・到達目標 | ・マックス・ヴァン=マーネン『生きられた経験の探究―人間科学がひらく感受性豊かな〈教育〉の世界』(ゆみる出版、2011年)の講読を行い、「生きられた経験」を研究することについての考察を深めることをねらいとします。またそこから、各自の教育実践との向き合い方への示唆を得ることを目指します。 (A-1-4、A-3-4、A-6-4、A-8-4) ・この科目は文理学部(修士:教育学)のDP及びCPの1、3、6、8に対応しています。 |
授業の形式 | 演習 |
授業の方法 | ・演習形式で行います。毎回、担当者によるレジュメに基づいて議論を行い、文献についての理解を深めます。担当者以外も予習が必須です。文献の指定箇所を事前に読んで、質問やコメントなどを考えてきた上で議論に参加する必要があります。 ・授業計画は、進み具合や参加者の要望に応じて変更する場合があります。 |
授業計画 | |
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1 |
オリエンテーション:自己紹介、対象文献について、担当の割り振り
【事前学習】シラバスを確認し、疑問点等を整理しておく。 (2時間) 【事後学習】配付資料を読み、対象文献の位置づけを確認する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
第1章:「なぜ人間科学研究を行うのか」「解釈学的で現象学的な人間科学とは何か?」
【事前学習】担当者は、報告レジュメをまとめる。担当者以外の参加者は、対象文献の該当箇所を読み質問・コメントを考えておく。 (2時間) 【事後学習】報告レジュメを改めて読む。授業中に出された論点について、関連文献を読み考察を深める。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
第1章:「合理的であるとは何を意味するのか?」「人間科学にはできないこと」「記述するのか解釈するのか?」
【事前学習】担当者は、報告レジュメをまとめる。対象文献の該当箇所を読み質問・コメントを考えておく。 (2時間) 【事後学習】報告レジュメを改めて読む。授業中に出された論点について、関連文献を読み考察を深める。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
第1章:「研究―手順、技法、方法」「人間科学の方法的構造」/第2章:「生きられた経験の本質」「現象に定位すること」
【事前学習】担当者は、報告レジュメをまとめる。担当者以外の参加者は、対象文献の該当箇所を読み質問・コメントを考えておく。 (2時間) 【事後学習】報告レジュメを改めて読む。授業中に出された論点について、関連文献を読み考察を深める。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
第2章:「現象学的な問いを定式化すること」「仮説と前理解を解明する」
【事前学習】担当者は、報告レジュメをまとめる。担当者以外の参加者は、対象文献の該当箇所を読み質問・コメントを考えておく。 (2時間) 【事後学習】報告レジュメを改めて読む。授業中に出された論点について、関連文献を読み考察を深める。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
第3章:「データの本質(与件―所与のものあるいは認められたもの)」「個人的な経験を出発点として用いること」「語源を辿ること」「慣用句を調べること」
【事前学習】担当者は、報告レジュメをまとめる。担当者以外の参加者は、対象文献の該当箇所を読み質問・コメントを考えておく。 (2時間) 【事後学習】報告レジュメを改めて読む。授業中に出された論点について、関連文献を読み考察を深める。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
第3章:「他の人の経験的な記述を手に入れること」「プロトコールを書くこと(生きられた経験の記述)」「インタビューすること(個人のライフストーリー)」「観察すること(経験的な逸話)」「文学における経験的な記述」
【事前学習】担当者は、報告レジュメをまとめる。担当者以外の参加者は、対象文献の該当箇所を読み質問・コメントを考えておく。 (2時間) 【事後学習】報告レジュメを改めて読む。授業中に出された論点について、関連文献を読み考察を深める。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
第3章:「経験的な素材の源泉となる伝記」「生きられた経験の源泉としての日記・日誌・記録」「生きられた経験の源泉としての芸術」「現象学の文献を調べること」/第4章:「テーマ分析を遂行する」「状況」
【事前学習】担当者は、報告レジュメをまとめる。担当者以外の参加者は、対象文献の該当箇所を読み質問・コメントを考えておく。 (2時間) 【事後学習】報告レジュメを改めて読む。授業中に出された論点について、関連文献を読み考察を深める。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
第4章:「意味を探すこと」「テーマとは何か」「テーマの〈教育学〉」「テーマ的な側面を明らかにすること」「テーマ的言明を分離すること」
【事前学習】担当者は、報告レジュメをまとめる。担当者以外の参加者は、対象文献の該当箇所を読み質問・コメントを考えておく。 (2時間) 【事後学習】報告レジュメを改めて読む。授業中に出された論点について、関連文献を読み考察を深める。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
第4章:「言語を変形し組み立てる」「芸術的源泉からテーマ的記述を収集すること」「会話を通しての解釈」「協働での分析―研究セミナー/グループ」「反省の指針としての生活世界の実存疇」「偶発的なテーマと本質的なテーマを決定する」
【事前学習】担当者は、報告レジュメをまとめる。担当者以外の参加者は、対象文献の該当箇所を読み質問・コメントを考えておく。 (2時間) 【事後学習】報告レジュメを改めて読む。授業中に出された論点について、関連文献を読み考察を深める。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
第5章:「言語を話すことに注意を傾ける」「沈黙―言語の限界と力」「方法論的な仕掛けとしての逸話」「逸話的物語の価値」
【事前学習】担当者は、報告レジュメをまとめる。担当者以外の参加者は、対象文献の該当箇所を読み質問・コメントを考えておく。 (2時間) 【事後学習】報告レジュメを改めて読む。授業中に出された論点について、関連文献を読み考察を深める。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
第5章:「例を変化させること」「書くことは、反省と行為を媒介する」「書くことは我々の思慮深さを測ることである」「書くことは見る能力を訓練する」「書くことは何かを見せることである」「書くことは書き直すことである」
【事前学習】担当者は、報告レジュメをまとめる。担当者以外の参加者は、対象文献の該当箇所を読み質問・コメントを考えておく。 (2時間) 【事後学習】報告レジュメを改めて読む。授業中に出された論点について、関連文献を読み考察を深める。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
第6章:「研究/書くことと〈教育〉との関係」「〈教育〉をことばにすることの難しさについて」
【事前学習】担当者は、報告レジュメをまとめる。担当者以外の参加者は、対象文献の該当箇所を読み質問・コメントを考えておく。 (2時間) 【事後学習】報告レジュメを改めて読む。授業中に出された論点について、関連文献を読み考察を深める。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
第6章:「〈教育〉を「見ること」」「テクスト性の〈教育〉的実践」「批判的に方向づけられたアクションリサーチとしての人間科学」「行為に敏感な知は〈教育〉的な能力を導く」
【事前学習】担当者は、報告レジュメをまとめる。担当者以外の参加者は、対象文献の該当箇所を読み質問・コメントを考えておく。 (2時間) 【事後学習】報告レジュメを改めて読む。授業中に出された論点について、関連文献を読み考察を深める。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
第7章の概要、全体の振り返り
【事前学習】対象文献の該当箇所を読み質問・コメントを考えておく。 (2時間) 【事後学習】授業中に出された論点について、関連文献を読み考察を深める。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | マックス・ヴァン=マーネン 『生きられた経験の探究―人間科学がひらく感受性豊かな〈教育〉の世界』 ゆみる出版 2011年 |
参考書 | 中田基昭 『感受性を育む―現象学的教育学への誘い』 東京大学出版会 2008年 その他、適宜、授業中に提示します。 |
成績評価の方法及び基準 | 授業参画度(50%)、担当回の報告(50%) 5回以上欠席した場合、単位修得は認められません。 |
オフィスアワー | メールで日時を調整した上で応対します。 |