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令和2年度以降入学者 | 社会教育学特論2 | ||||
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教員名 | 梶野光信 | ||||
単位数 | 2 | 課程 | 開講区分 | 文理学部 | |
科目群 | 教育学専攻 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業形態 | 対面授業 |
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Canvas LMSコースID・コース名称 | WJ0608822 2024社会教育学特論2(梶野光信・後・水4) |
授業概要 | 原則として「対面授業」で行います。但し不測の事態が生じた場合は、Canvus LMS(もしくはzoom)を通じて授業を行います。 「社会教育学研究1」での学習・議論をさらに深めていきます。 教育行政における社会教育部門(以下、社会教育行政)における職員の役割について、東京都教育委員会の政策課題から具体的事例に取り上げ、受講者とともに考察・研究していきます。後期は、不登校・中途退学未然防止策を中心に授業を進めていきます。 |
授業のねらい・到達目標 | 「社会教育学研究1」での学習・議論をさらに深めていきます。但し、後期からでの受講も可能な対応をしていきます。 東京都の社会教育行政は、2002年度以降文部科学省の施策動向とは異なる文脈で、独自の取組(例:地域教育プラットフォーム構想を通じた企業・NPO等の教育支援ネットワークづくり、都立高校中退者等追跡調査、都立高校「自立支援チーム」派遣事業(都立学校版スクールソーシャルワーカーの制度)等)を施策化してきました。なぜ、東京都の社会教育行政は独自の施策展開を可能にしたのか、施策立案者の立場から考察を進めていきます。そのことを通じて、教育行政職員(指導主事、社会教育主事を含む。)としての施策形成能力の基礎的事項を習得することを目指します なお、授業担当者は、30年にわたり東京都の社会教育行政の施策立案を実際に担当してきたので、教育行政のリアルを学ぶことができます。 |
授業の形式 | 講義、研究 |
授業の方法 | 授業担当者から施策課題を提起するとともに、基礎的資料や文献を提示します。受講生は、その課題解決策を実際の教育行政の職員の立場に立って考えるというスタイルを取ります。施策課題ごとにグループをつくり、課題解決策を検討し、プレゼンテーションを行っていただきます。また、映像教材も活用し、教育行政の課題・対応策がリアルに理解できるよう、工夫をしていきます。 |
授業計画 | |
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1 |
オリエンテーション(授業の概要・ねらい、目標、授業の進め方の確認)
【事前学習】シラバスを確認する (2時間) 【事後学習】社会教育行政の役割とは何かを法令等で確認する (2時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
【映像視聴】 ETV特集「さらば!ドロップアウト 高校改革1年の記録」(2022年4月放送)の視聴
【事前学習】都立八王子拓真高校のHPを閲覧しておく (2時間) 【事後学習】社会教育行政が高校支援に関わる意義を整理する (2時間) 【授業形態】対面授業、課題研究 |
3 |
【講義】 「都立高校中途退学者等追跡調査」報告を読み、高校中途退学問題を考える
【事前学習】都立高校中途退学者等追跡調査(平成25年3月)を読む (2時間) 【事後学習】高校中途退学問題に社会教育行政がかかわる意義を整理する (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
【講義】 都立学校「自立支援チーム」派遣事業の取組に学ぶ
【事前学習】事前に配付された資料に目を通しておく (2時間) 【事後学習】ユースソーシャルワーカーとスクールソーシャルワーカーの違いを整理する (2時間) 【授業形態】対面授業、課題研究 |
5 |
【施策課題の検討】 都立高校の教員(もしくは校長)を招き、不登校・中途退学未然防止対応の取組 を理解する
【事前学習】事前に配付された資料に目を通しておく (2時間) 【事後学習】学校現場の実態を理解し、社会教育アプローチの必要性を整理する (2時間) 【授業形態】対面授業、課題研究 |
6 |
【施策課題の検討】 NPOと連携した学びのセーフティネット事業の担当者を招き、高校生世代のセカンドチャンス教育のあり方を理解する
【事前学習】事前に配付された資料に目を通しておく (2時間) 【事後学習】学校外での教育的セーフティネットの役割を理解する (2時間) 【授業形態】対面授業、課題研究 |
7 |
【施策課題の検討】 テーマごとのグループをつくり、不登校・中途退学未然防止策の施策案を検討する
【事前学習】各自で検討を深めたいテーマを検討しておく (2時間) 【事後学習】課題解決策を検討する (2時間) 【授業形態】対面授業、課題研究 |
8 |
【施策課題の検討】 テーマごとのグループをつくり、不登校・中途退学未然防止策の施策案を検討する
【事前学習】課題解決策を検討する (2時間) 【事後学習】本日のディスカッションを踏まえ、解決策を練り直す (2時間) 【授業形態】対面授業、課題研究 |
9 |
【施策課題の検討】 テーマごとのグループをつくり、不登校・中途退学未然防止策の施策案を検討する
【事前学習】課題解決策を検討する (2時間) 【事後学習】本日のディスカッションを踏まえ、解決策を練り直す (2時間) 【授業形態】対面授業、課題研究 |
10 |
【施策課題の検討】 テーマごとのグループをつくり、不登校・中途退学未然防止策の施策案を検討する
【事前学習】課題解決策を検討する (2時間) 【事後学習】本日のディスカッションを踏まえ、解決策を練り直す (2時間) 【授業形態】対面授業、課題研究 |
11 |
【施策課題の検討】 テーマごとのグループをつくり、不登校・中途退学未然防止策の施策案を検討する
【事前学習】課題解決策を検討する (2時間) 【事後学習】本日のディスカッションを踏まえ、解決策を練り直す (2時間) 【授業形態】対面授業、課題研究 |
12 |
【課題報告に向けた準備】 施策案をプレゼンテーション資料にまとめる
【事前学習】課題解決策のプレゼンテーション資料案を作成する (2時間) 【事後学習】グループディスカッションを経て、プレゼンテーション資料を練り直す (2時間) 【授業形態】対面授業、課題研究 |
13 |
【課題報告に向けた準備】 施策案をプレゼンテーション資料にまとめる
【事前学習】課題解決策のプレゼンテーション資料を作成する (2時間) 【事後学習】グループディスカッションを経て、プレゼンテーション資料を練り直す (2時間) 【授業形態】対面授業、課題研究 |
14 |
【課題解決策の発表】 各グループで課題解決策について発表する
【事前学習】グループ報告資料の作成 (2時間) 【事後学習】グループ報告資料の修正 (2時間) 【授業形態】対面授業、課題研究 |
15 |
【課題解決策の発表】 各グループで課題解決策について発表する
【事前学習】グループ報告資料の作成 (2時間) 【事後学習】各自で後期の授業内容を振り返る (2時間) 【授業形態】対面授業、課題研究 |
その他 | |
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教科書 | 使用しない |
参考書 | 磯村元信 『さらば学力神話・ぼうず校長のシン教育改革』 新評論 2023年 日本社会教育学会 『子ども・若者支援と社会教育 (日本の社会教育第61集)』 東洋館出版社 2017年 小野善郎・保坂亨 『移行支援としての高校教育-思春期の発達支援からみた高校教育改革への提言』 福村出版 2012年 小野善郎・保坂亨 『続移行支援としての高校教育ー大人への移行に向けた「学び」のプロセス』 福村出版 2016年 小野善郎・保坂亨 『続々移行支援としての高校教育ー変動する社会と帰路に立つ高校の教育の行方』 福村出版 2023年 |
成績評価の方法及び基準 | 授業参画度:授業における発言内容(30%)、プレゼンテーション資料(70%) |
オフィスアワー | 水曜日の昼休み(12:10-13:00) e-mailの場合は、[email protected] までご連絡ください |