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令和2年度以降入学者 | 教育社会学特論2 | ||||
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教員名 | 堤孝晃 | ||||
単位数 | 2 | 課程 | 開講区分 | 文理学部 | |
科目群 | 教育学専攻 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業形態 | 対面授業(一部遠隔授業) |
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授業の形態 | 前期の「教育社会学特論1」を踏まえ、討議・演習を中心に進める。対面授業を基本とするが、履修者との調整の上で、一部で遠隔授業を取り入れることがある。 |
Canvas LMSコースID・コース名称 | WJ0408292 2024教育社会学特論2(堤孝晃・後・月1) |
授業概要 | データと理論を結びつけながら実際に分析する方法を学び、自身の研究へ応用することを目指す。 教育社会学の幅広いテーマのなかから、学校教育と企業労働の双方にまたがるキャリアの領域の諸課題を概観するとともに、それらへのアプローチの多様性を議論した「教育社会学研究1」の議論をさらに深める。その上で、具体的な質的データを実際に分析するとともに、データの分析結果を研究として提示するにまでの具体的な方法に習熟したい。そこで重要になるのが、データの分析技術と、それを意味づける先行研究や理論の取り扱いである。また、研究方法についての一層の理解も必要となるだろう。 これらを身につけるために、サンプルとして授業者が提供したデータの実際の分析や意味づけと、文献講読を同時に進める。さらに、各自の研究報告を履修者全員で検討することを通して、最終的には、実現可能で説得力のある研究計画書を各自が書き上げてほしい。 |
授業のねらい・到達目標 | 以下3点を到達目標とする。 ・質的なデータを実際に分析し、根拠を持って説明することができる ・先行研究や理論に照らし、分析結果を意味づけながら説明することができる ・自身の研究を具体的に構想し、研究計画書を作成することができる |
授業の形式 | 演習、ゼミ |
授業の方法 | 各自がデータの分析や文献講読、研究計画書の作成などの課題を終えていることを前提に授業を進めるため、履修者全員に課題の事前提出を求める。また授業終了後には、授業についての振り返り課題を提出するとともに、研究計画書をブラッシュアップして提出することを課す。次回授業でフィードバックしたり、それをもとに討議したりすることを予定している。課題に費やす時間を確保してほしい。 なお、履修者の人数や関心によって、一部テーマや授業方法を変更する可能性がある。調整しながら進めていくため、希望があればその都度申し出てほしい。 |
履修条件 | 今年度前期「教育社会学研究1」を受講していることが望ましい。 |
授業計画 | |
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1 |
オリエンテーション――現状の課題の再確認 授業の概要、到達目標、課題や評価方法などの説明 前期「教育社会学研究1」を踏まえ各自が作成した研究計画書を共有し、現状の課題を確認する 【事前学習】シラバスを確認し、自身の研究計画書をまとめておく (3時間) 【事後学習】授業の振り返り課題を提出する (1時間) |
2 |
調査研究論文の構造の再確認 講読文献①をもとに、調査研究論文の構造とその作り方の注意点を再確認し、自身の研究計画書の課題を明確化する 【事前学習】課題文献①の講読票を作成する (3時間) 【事後学習】授業内容を踏まえて、自身の研究計画書の課題をまとめておく (1時間) |
3 |
質的データの分析方法の理解(1) 講読文献②をもとに質的データの分析方法について講義するとともに、履修者全体で討議する 【事前学習】課題文献②の講読票を作成する (3時間) 【事後学習】授業の振り返り課題を提出するとともに、自身の研究計画書をブラッシュアップする (1時間) |
4 |
分析方法の理解と実践(1-1) 講読文献③をもとに質的データ分析の具体的な方法を確認し、インタビューデータを実際に分析し意味づける 【事前学習】課題文献③の講読票を作成する (3時間) 【事後学習】授業の振り返り課題を提出するとともに、自身の研究計画書をブラッシュアップする (1時間) |
5 |
分析方法の理解と実践(1-2) 講読文献④をもとに質的データ分析の具体的な方法を確認し、インタビューデータを実際に分析し意味づける 【事前学習】課題文献④の講読票を作成する (3時間) 【事後学習】授業の振り返り課題を提出するとともに、自身の研究計画書をブラッシュアップする (1時間) |
6 |
分析方法の理解と実践(1-3) 講読文献⑤をもとに質的データ分析の具体的な方法を確認し、インタビューデータを実際に分析し意味づける 【事前学習】課題文献⑤の講読票を作成する (3時間) 【事後学習】授業の振り返り課題を提出するとともに、自身の研究計画書をブラッシュアップする (1時間) |
7 |
質的データの分析方法の理解(2) 講読文献⑥をもとに質的データの分析方法について講義するとともに、履修者全体で討議する 【事前学習】課題文献⑥の講読票を作成する (3時間) 【事後学習】授業の振り返り課題を提出するとともに、自身の研究計画書をブラッシュアップする (1時間) |
8 |
分析方法の理解と実践(2-1) 講読文献⑦をもとに質的データ分析の具体的な方法を確認し、相互行為の録画データを実際に分析する 【事前学習】課題文献⑦の講読票を作成する (3時間) 【事後学習】授業の振り返り課題を提出するとともに、自身の研究計画書をブラッシュアップする (1時間) |
9 |
分析方法の理解と実践(2-2) 講読文献⑧をもとに質的データ分析の具体的な方法を確認し、相互行為の録画データを実際に分析する 【事前学習】課題文献⑧の講読票を作成する (3時間) 【事後学習】授業の振り返り課題を提出するとともに、自身の研究計画書をブラッシュアップする (1時間) |
10 |
分析方法の理解と実践(2-3) 講読文献⑨をもとに質的データ分析の具体的な方法を確認し、相互行為の録画データを実際に分析する 【事前学習】課題文献⑨の講読票を作成する (3時間) 【事後学習】授業の振り返り課題を提出するとともに、自身の研究計画書をブラッシュアップする (1時間) |
11 |
研究報告(1) 発表者が、これまでの自身の研究進捗を盛り込んだ研究計画書をプレゼンし、履修者全体で検討する 【事前学習】発表者は研究計画書を作成し、その他の履修者はその講評を用意する (3時間) 【事後学習】授業の振り返り課題を提出するとともに、自身の研究計画書をブラッシュアップする (1時間) |
12 |
研究報告(2) 発表者が、これまでの自身の研究進捗を盛り込んだ研究計画書をプレゼンし、履修者全体で検討する 【事前学習】発表者は研究計画書を作成し、その他の履修者はその講評を用意する (3時間) 【事後学習】授業の振り返り課題を提出するとともに、自身の研究計画書をブラッシュアップする (1時間) |
13 |
研究報告(3) 発表者が、これまでの自身の研究進捗を盛り込んだ研究計画書をプレゼンし、履修者全体で検討する 【事前学習】発表者は研究計画書を作成し、その他の履修者はその講評を用意する (3時間) 【事後学習】授業の振り返り課題を提出するとともに、自身の研究計画書をブラッシュアップする (1時間) |
14 |
研究報告(4) 発表者が、これまでの自身の研究進捗を盛り込んだ研究計画書をプレゼンし、履修者全体で検討する 【事前学習】発表者は研究計画書を作成し、その他の履修者はその講評を用意する (3時間) 【事後学習】授業の振り返り課題を提出するとともに、自身の研究計画書をブラッシュアップする (1時間) |
15 |
まとめ これまでの授業全体をまとめ、討議する 【事前学習】これまでの授業全体を振り返り、自身の成果や課題などをまとめておく (1時間) 【事後学習】授業の振り返り課題を提出するとともに、自身の研究計画書をブラッシュアップし、その根拠を説明できるレポートを作成する (3時間) |
その他 | |
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教科書 | 講読文献は、授業内で指示します。 |
参考書 | 能智正博 『質的心理学を学ぶ6 質的研究法』 東京大学出版会 2011年 井頭昌彦 『質的研究アプローチの再検討――人文・社会科学からEBPsまで』 勁草書房 2023年 その他、授業内で適宜紹介します。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:学期末(20%)、授業参画度:授業内容のまとめと考察(30%)、文献講読票など課題の作成(50%) |
オフィスアワー | 授業前後の時間を基本としますが、事前のアポを取ってくだされば、いつでも構いません。 |