検索したい科目/教員名/キーワードを入力し「検索開始」ボタンをクリックしてください。
※教員名では姓と名の間に1文字スペースを入れずに、検索してください。
令和2年度以降入学者 | 高齢者福祉応用研究 | ||||
---|---|---|---|---|---|
教員名 | 山田祐子 | ||||
単位数 | 2 | 課程 | 開講区分 | 文理学部 | |
科目群 | 社会学専攻 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業形態 | 対面授業(一部遠隔授業) |
---|---|
授業の形態 | 対面授業で行うが、⼀部遠隔授業とCanvas LMSを通じたオンデマンド型があり、対面授業8回、同時双方向型オンライン授業(Zoom)5回・オンデマンド1回・課題研究1回で実施する予定です。詳細なスケジュールは、授業計画を読んでください。学生と相談の上、対面授業となることがあります。新型コロナウイルス感染拡大の状況により、同時双方向型オンライン授業(Zoom)に変更になる場合や、院生の状況、ネットワーク環境により、授業形態の変更もあり得ます。その際は、Canvas LMS等で連絡するので、注意してください。 |
Canvas LMSコースID・コース名称 | WH1611A17 2024高齢者福祉応用研究(山田祐子・後・水6) |
授業概要 | 高齢者の権利擁護・虐待防止についてソーシャルワーク研究を行う科目である。 本テーマについて、その背景や要因について科学的に理解、把握したうえで、制度、政策について分析を行い、ミクロ・メゾ・マクロレベルのソーシャルワークの理論と実践について研究を行う。 虐待課題と虐待対応ソーシャルワークを深く学び、市町村・都道府県・地域包括支援センターおよび関係機関における社会福祉士の専門的実践の方法論を理解したうえで、研究を行う。社会福祉士が初めて必置となり、活動が非常に期待される地域包括支援センターにおける権利擁護実践と高齢者虐待対応を中心に、自らが研究開発にかかわった標準研修および認定上級社会福祉士(日本社会福祉士会)や地方公共団体、職能団体等の様々な研修プログラムや視覚教材の中から、効果的と思われるプロフェッショナルプログラムをとおして、研究開発者として伝えたい、それぞれのプログラムの意図等を解説しながら、専門性、実践性の高い方法論を習得するとともに、研究を行う。 |
授業のねらい・到達目標 | 研究の基礎力を獲得したうえで、高齢者の権利擁護・虐待防止の研究を行う。 【到達目標】 ・本研究テーマに関する学術研究および学術論文について理解し、説明することができる。 ・本研究テーマに関する学術研究を遂行するための基礎力を獲得し研究を実施することができる。 ・各自の研究テーマ等に最適な研究方法を検討するための、その基礎的なスキルを獲得し、研究を展開していくことができるようになる。 ・権利擁護と虐待対応の基本的理解、科学的に把握、分析した上で、ソーシャルワーク実践ができる。 ・関連法規を理解し、活用した上で、ソーシャルワーク実践ができる。 ・虐待課題と虐待対応ソーシャルワークを研究し、ソーシャルワーク実践ができるとともに、方法論の研究開発を展開していくことができるようになる。 |
授業の形式 | 演習 |
授業の方法 | 演習形式。受講者と相談します。 講義、文献購読、ディスカッションとともに、受講者の研究テーマ、関心領域に配慮し、この分野に関する発表を演習方式で行います。 本授業の事前・事後学習は、各2時間の学習を目安としますが、到達目標に達するために必要十分な時間をかけ取り組んでください。 対面授業、同時双方向型授業、課題研究、オンデマンド型で授業を行いますが、受講生の研究テーマや進捗状況、授業内容により、授業形態の変更もあり得ますので注意してください。 提出物の提出方法、フィードバックの方法等については、授業開始時に提示します。 |
履修条件 | ・社会福祉士と同等程度の社会福祉学の専門的知識があれば大丈夫です。 ・大卒レベルの社会福祉学に関するアカデミックライティング、アカデミックリテラシーのスキルを前提とします。 |
授業計画 | |
---|---|
1 |
オリエンテーション(本授業のテーマや流れ、授業の方法等について説明します)
【事前学習】シラバスを事前に確認しておいてください。 (2時間) 【事後学習】学生自身の学習課題の明確化と授業で指示された受講の準備をしてください。 (2時間) 【授業形態】同時双方向型授業 |
2 |
1 プロフェッショナルプログラムとは何か~虐待対応ソーシャルワークの概要と高齢者虐待対応ソーシャルワークモデル 2 高齢者虐待防止法の理解 【事前学習】高齢者虐待防止法の条文の確認をしてください。 (2時間) 【事後学習】学習した内容をまとめ、法の条文について再度確認して、整理してください。 (2時間) 【授業形態】同時双方向型授業 |
3 |
高齢者虐待防止ネットワークと体制整備
【事前学習】テキスト「はじめに」~第3章まで読んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】学習した内容をまとめ、法の条文について確認して、整理してください。 (2時間) 【授業形態】同時双方向型授業 |
4 |
虐待対応~初動期段階(1)
【事前学習】テキスト第4章を読んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】学習した内容をまとめ、法の条文について確認して、整理してください。 (2時間) 【授業形態】同時双方向型授業 |
5 |
虐待対応~初動期段階(2)
【事前学習】テキスト4章を読んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】学習した内容をまとめ、整理してください。課題をやっておくこと。 (2時間) 【授業形態】同時双方向型授業 |
6 |
1 虐待対応~対応段階・Ⅲ終結段階 2 虐待対応計画・帳票・ツール 【事前学習】テキスト第5、6章および191頁~201頁を読んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】学習した内容をまとめ、整理してください。課題をやっておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
事例演習(1)リスクアセスメント
【事前学習】配布した資料をよく読んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】学習した内容をまとめ、整理してください。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
事例演習(2)調査と評価(事実確認調査と虐待の判断)
【事前学習】配布した資料を読んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】学習した内容をまとめ、整理してください。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
行政の権限の行使および消費者被害等の防止
【事前学習】テキスト第7章、第8章を読んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】学習した内容をまとめ、整理してください。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
「法外施設」における虐待対応-多様な高齢者の住まいと課題
【事前学習】配布した資料を読んでおくこと。テキスト第9章を読んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】学習した内容をまとめ、法の条文を理解し、整理してください。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
養介護施設従事者等による高齢者虐待(1)実態と課題
【事前学習】配布した資料や指示されたWeb公開資料を読んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】学習した内容をまとめ、法の条文を理解し、整理してください。 (2時間) 【授業形態】課題研究 |
12 |
養介護施設従事者等による高齢者虐待(2)法制度
【事前学習】配布した資料や指示されたWeb公開資料を読んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】学習した内容をまとめ、整理してください。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
養介護施設従事者等による高齢者虐待(3)対応の流れとソーシャルワーク実践
【事前学習】配布した資料を読んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】学習した内容をまとめ、整理してください。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
(オンデマンド)社会福祉施設における虐待防止実践ーレジデンシャル・ソーシャルワークとソーシャル・アドミニストレーション
【事前学習】テキストを熟読しておくこと。 (2時間) 【事後学習】疑問点を整理してください。 (2時間) 【授業形態】オンデマンド型授業 |
15 |
評価と総括(これまでの学習の評価と復習を行い、授業の理解を深める)
【事前学習】指示した課題を行ってください。 (2時間) 【事後学習】これまでの学習内容を振り返り、自己評価をしてください。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
---|---|
教科書 | ・メールやCanvas LMSを⽤いて指示します。授業開講時に指示します。 ・『市町村・都道府県における高齢者虐待への対応と養護者支援について 2023年3月』(厚生労働省老健局)は厚生労働省HPにアップされているので、ダウンロードをして確認してください。また最新版がアップされましたら、これも確認してください。 |
参考書 | 日本社会福祉士会 『高齢者虐待対応ソーシャルワークモデル実践ガイド』 中央法規 2010年 日本社会福祉士会 『市町村・都道府県のための養介護施設従事者等による高齢者虐待対応の手引き』 中央法規出版 2012年 日本社会福祉士会 『市町村・都道府県のための養介護施設従事者等による高齢者虐待対応の手引き 帳票・事例編』 中央法規出版 2013年 日本社会福祉士会 『市町村・地域包括支援センター・都道府県のための養護者による高齢者虐待対応の手引き』 中央法規出版 2011年 第2版 授業中に、適宜、紹介します。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:アカデミックライティングスキルを重視します。(30%)、授業参画度:授業中における発表と演習への取り組み、ディスカッションを主に評価します。(70%) 「学び合い」を重視します。 人権について問題意識をもって、主体的に研究に取り組むことを期待します。 |
オフィスアワー | メールやCanvas LMSを⽤いて質疑応答を⾏います。 山田祐子研究室・時間帯は開講時に指示します。 |