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令和2年度以降入学者 | 総合研究1 | ||||
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教員名 | 久保木秀夫 | ||||
単位数 | 2 | 課程 | 前期課程 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 国文学専攻 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業形態 | 対面授業 |
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授業の形態 | ・対面授業(zoomによるライブ中継あり)。 ・履修者は初回授業開始時までに必ず、Canvas LMSへの登録を済ませておくこと。 |
Canvas LMSコースID・コース名称 | WC1203S5 2024総合研究1(久保木秀夫・前・火2) |
授業概要 | 中古中世文学のさまざまな原本資料(写本・版本・古筆切)などを活用しながら、いわゆる文献学に基づいた、厳密精緻な本文研究方法について学んでいく。くずし字の解読・他本との校合・解釈と本文整定などを繰り返しながら、原本資料の書写・印刷内容をどのように調査し研究していくか、実践的な学修を目指す。 なお取り上げる原本資料は履修生に合わせてその都度最善のものを選定していく方針であるが、当初段階ではひとまず藤原定家自筆のいわゆる「定家小本」、及びその周辺資料(『古今六帖』『源氏物語』その他複数)を主にくずし字解読・本文校訂・他出その他の調査・解釈読解していく予定。備忘録的な歌書と言ってよいのかどうか、その性格把握が非常に難しく、それだけに非常に追求しがいのある資料であるため、調査研究のスキル涵養に適していると考えている。 |
授業のねらい・到達目標 | ・文献学に関する知識と技術を習得できるようになる。 ・くずし字解読の高度なスキルを習得できるようになる。 ・翻刻・他本との校合・解釈と本文整定等の専門的なスキルを習得できるよになる。 ・原本資料それぞれの特性に合わせて臨機応変に調査研究できるようになる。 |
授業の形式 | 講義、演習、実習、研究 |
授業の方法 | 【講義,演習】 ・講義形式と演習形式を織り交ぜる。 ・なお対面で出席できない場合には、事情を勘案した上でzoomでの参加を認める。 |
授業計画 | |
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1 |
スタートアップ:文献学・書誌学について 【対面授業】
【事前学習】シラバスをよく読み、履修者自身の関心の所在を検討してくること。 (2時間) 【事後学習】テキスト・配布プリントに基づき学修内容を復習しておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
本文解読:くずし字を読む・解釈する1 写本 【対面授業】
【事前学習】テキストの指示部分をあらかじめ読み、問題点・疑問点をまとめておくこと。 (2時間) 【事後学習】テキスト・配布プリントに基づき学修内容を復習しておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
本文解読:くずし字を読む・解釈する2 古筆切 【対面授業】
【事前学習】テキストの指示部分をあらかじめ読み、問題点・疑問点をまとめておくこと。 (2時間) 【事後学習】テキスト・配布プリントに基づき学修内容を復習しておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
本文解読:くずし字を読む・解釈する3 版本 【対面授業】
【事前学習】テキストの指示部分をあらかじめ読み、問題点・疑問点をまとめておくこと。 (2時間) 【事後学習】テキスト・配布プリントに基づき学修内容を復習しておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
本文比較:諸本と校合する・校本を作る1 中古和歌 【対面授業】
【事前学習】テキストの指示部分をあらかじめ読み、問題点・疑問点をまとめておくこと。 (2時間) 【事後学習】テキスト・配布プリントに基づき学修内容を復習しておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
本文比較:諸本と校合する・校本を作る2 中世和歌 【対面授業】
【事前学習】テキストの指示部分をあらかじめ読み、問題点・疑問点をまとめておくこと。 (2時間) 【事後学習】テキスト・配布プリントに基づき学修内容を復習しておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
本文比較:諸本と校合する・校本を作る3 中古仮名散文 【対面授業】
【事前学習】テキストの指示部分をあらかじめ読み、問題点・疑問点をまとめておくこと。 (2時間) 【事後学習】テキスト・配布プリントに基づき学修内容を復習しておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
本文比較:諸本と校合する・校本を作る4 中世仮名散文 【対面授業】
【事前学習】テキストの指示部分をあらかじめ読み、問題点・疑問点をまとめておくこと。 (2時間) 【事後学習】テキスト・配布プリントに基づき学修内容を復習しておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
本文校訂:解釈する・本文を校訂する1 中古和歌 【対面授業】
【事前学習】テキストの指示部分をあらかじめ読み、問題点・疑問点をまとめておくこと。 (2時間) 【事後学習】テキスト・配布プリントに基づき学修内容を復習しておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
本文校訂:解釈する・本文を校訂する2 中世和歌 【対面授業】
【事前学習】テキストの指示部分をあらかじめ読み、問題点・疑問点をまとめておくこと。 (2時間) 【事後学習】テキスト・配布プリントに基づき学修内容を復習しておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
本文校訂:解釈する・本文を校訂する3 中古仮名散文 【対面授業】
【事前学習】テキストの指示部分をあらかじめ読み、問題点・疑問点をまとめておくこと。 (2時間) 【事後学習】テキスト・配布プリントに基づき学修内容を復習しておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
本文校訂:解釈する・本文を校訂する4 中世仮名散文 【対面授業】
【事前学習】テキストの指示部分をあらかじめ読み、問題点・疑問点をまとめておくこと。 (2時間) 【事後学習】テキスト・配布プリントに基づき学修内容を復習しておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
校訂結果の点検:問題点などについて議論する 【対面授業】
【事前学習】テキストの指示部分をあらかじめ読み、問題点・疑問点をまとめておくこと。 (2時間) 【事後学習】議論の結果に基づき学修内容を復習しておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
校訂結果の点検:改善点などについて議論する 【対面授業】
【事前学習】テキストの指示部分をあらかじめ読み、問題点・疑問点をまとめておくこと。 (2時間) 【事後学習】議論の結果に基づき学修内容を復習しておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
総括:学期末レポートについて 【対面授業】
【事前学習】これまでの学修内容全般を振り返っておくこと。 (2時間) 【事後学習】学期末レポートに取り組むこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | 笠間影印叢刊刊行会 『字典かな―出典明記』 笠間書院 1972年 堀川貴司 『書誌学入門 古典籍を見る・知る・読む』 勉誠出版 2010年 ・PDF形式のプリントを適宜配布する。 ・配布するプリントは、事前にOneDriveの共有フォルダに入れておくので、毎回確認し、印刷して持参すること。 |
参考書 | 国文学研究資料館 『古典籍研究ガイダンス 王朝文学をよむために』 笠間書院 2012年 その他、授業中に適宜紹介していく。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:「定家小本」等から履修生各自が導き出したテーマに基づき、特に献学的考察に重きを置きつつ論をまとめる。(50%)、授業参画度:くずし字解読・解釈・校訂、及びそれらの過程におけるディスカッションなどへの参画度・積極性から総合的に判断。(50%) 対面での出席とzoomでの出席との違いによって、成績評価に差を設けることはしない。 |
オフィスアワー | 随時メールやLINEで受け付ける。必要に応じてオンライン面談をも行う。対応までに時間を要することもある。 |