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令和2年度以降入学者 | 宗教史特殊講義1 | ||||
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教員名 | 合田秀行 | ||||
単位数 | 2 | 課程 | 前期課程 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 哲学専攻 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業形態 | 対面授業 |
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Canvas LMSコースID・コース名称 | WA0501091 2024宗教史特殊講義1(合田秀行・前・月3) |
授業概要 | 比較思想的な視点から、哲学者と仏教者との対話をテキストに用いて、インド仏教の基本概念について解説します。テキストは、2023年に復刻された廣松渉・吉田宏晳『仏教と事的世界観』(作品社)を用います。旧版・新版においても、語釈が充実しており、仏教の専門用語については、詳述していきます。両者の対話は、「科学の危機と〈無〉の哲学」と「事的世界観と〈般若〉の思想」によって構成されています。廣松哲学の基礎的な理解も前提とします。 |
授業のねらい・到達目標 | ・哲学者である廣松渉からの問いを通して、インド大乗仏教の主要な概念の理解を深めることができる。 ・西洋哲学を専攻する院生にも多少なりとも資するところがあるインド仏教思想史の素養を身に着けることができる。 |
授業の形式 | 講義、演習 |
授業の方法 | 受講者の研究分野を考慮して、担当者が用意する関連文献の輪読・解説を踏まえ、基本的には講義形式で行いますが、適時、質疑応答・ディスカッションの機会も設けます。講義内容を踏まえて学期末レポートを提出してもらい、評価します。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス(授業のテーマや到達目標及び授業方法について説明する。 [新版]はじめに「仏教の幸福論」について 【事前学習】シラバスを読んで講義の進め方を理解しておくこと。 (2時間) 【事後学習】講義内容を踏まえ、対談の意図するところを整理しておくこと。 (2時間) |
2 |
無我: 有の存在論、諸法無我
【事前学習】予め配布する講読テキストの指定範囲を読み、疑問点などを確認すること。 (2時間) 【事後学習】講読したテキストの内容を踏まえて、ポイントを整理し、自分なりの見解をノートにまとめる。 (2時間) |
3 |
無我: コギタチオの亡霊、常一主宰の否定
【事前学習】予め配布する講読テキストの指定範囲を読み、疑問点などを確認すること。 (2時間) 【事後学習】講読したテキストの内容を踏まえて、ポイントを整理し、自分なりの見解をノートにまとめる。 (2時間) |
4 |
無我: 有と無、無自性と縁起
【事前学習】予め配布する講読テキストの指定範囲を読み、疑問点などを確認すること。 (2時間) 【事後学習】講読したテキストの内容を踏まえて、ポイントを整理し、自分なりの見解をノートにまとめる。 (2時間) |
5 |
縁起: 相対論と量子論、龍樹の空観
【事前学習】予め配布する講読テキストの指定範囲を読み、疑問点などを確認すること。 (2時間) 【事後学習】講読したテキストの内容を踏まえて、ポイントを整理し、自分なりの見解をノートにまとめる。 (2時間) |
6 |
縁起: 素粒子と自己同一性、法体恒有
【事前学習】予め配布する講読テキストの指定範囲を読み、疑問点などを確認すること。 (2時間) 【事後学習】講読したテキストの内容を踏まえて、ポイントを整理し、自分なりの見解をノートにまとめる。 (2時間) |
7 |
縁起: 連続的創造と時間流、刹那滅
【事前学習】予め配布する講読テキストの指定範囲を読み、疑問点などを確認すること。 (2時間) 【事後学習】講読したテキストの内容を踏まえて、ポイントを整理し、自分なりの見解をノートにまとめる。 (2時間) |
8 |
唯識: 空間と原子、阿頼耶識
【事前学習】予め配布する講読テキストの指定範囲を読み、疑問点などを確認すること。 (2時間) 【事後学習】講読したテキストの内容を踏まえて、ポイントを整理し、自分なりの見解をノートにまとめる。 (2時間) |
9 |
唯識: 決定と自由、種子と現行
【事前学習】予め配布する講読テキストの指定範囲を読み、疑問点などを確認すること。 (2時間) 【事後学習】講読したテキストの内容を踏まえて、ポイントを整理し、自分なりの見解をノートにまとめる。 (2時間) |
10 |
唯識: 個別と普遍、自相と共相
【事前学習】予め配布する講読テキストの指定範囲を読み、疑問点などを確認すること。 (2時間) 【事後学習】講読したテキストの内容を踏まえて、ポイントを整理し、自分なりの見解をノートにまとめる。 (2時間) |
11 |
般若: 身心問題、修行
【事前学習】予め配布する講読テキストの指定範囲を読み、疑問点などを確認すること。 (2時間) 【事後学習】講読したテキストの内容を踏まえて、ポイントを整理し、自分なりの見解をノートにまとめる。 (2時間) |
12 |
般若: フェノメナルな世界、梵我一如
【事前学習】予め配布する講読テキストの指定範囲を読み、疑問点などを確認すること。 (2時間) 【事後学習】講読したテキストの内容を踏まえて、ポイントを整理し、自分なりの見解をノートにまとめる。 (2時間) |
13 |
般若: 事的世界観、三性
【事前学習】予め配布する講読テキストの指定範囲を読み、疑問点などを確認すること。 (2時間) 【事後学習】講読したテキストの内容を踏まえて、ポイントを整理し、自分なりの見解をノートにまとめる。 (2時間) |
14 |
仏教における存在論と認識論
【事前学習】予め配布する講読テキストの指定範囲を読み、疑問点などを確認すること。 (2時間) 【事後学習】講読したテキストの内容を踏まえて、ポイントを整理し、自分なりの見解をノートにまとめる。 (2時間) |
15 |
総括・自由ディスカッション
【事前学習】予め配布する講読テキストの指定範囲を読み、疑問点などを確認すること。 (2時間) 【事後学習】講読したテキストの内容を踏まえて、ポイントを整理し、自分なりの見解をノートにまとめる。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 講読テキストは、担当者がプリントで用意します。 |
参考書 | 廣松渉 『もの・こと・ことば』 勁草書房 1991年 廣松渉 『哲学入門一歩前 モノからコとへ (講談社現代新書)』 講談社 1988年 授業内で適時指示します。なお、廣松渉先生の参考書『もの・こと・ことば』は、文庫本化されています。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(70%)、授業参画度:質疑応答などでの発言(30%) レポートは講義内容を十分に踏まえて、学期末に総括的な内容(2000字程度)で作成してもらいます。各自の専門分野からの視点から作成してもらっても構いません。提出方法については、授業内で指示します。授業参画度は、輪読・質疑応答・ディスカッションなどに取り組む姿勢で評価します。 |
オフィスアワー | 講義終了後、2号館12階の研究室で行う。 |