検索したい科目/教員名/キーワードを入力し「検索開始」ボタンをクリックしてください。
※教員名では姓と名の間に1文字スペースを入れずに、検索してください。
令和2年度以降入学者 | 情報資源組織論 | ||||
---|---|---|---|---|---|
教員名 | 村上郷子 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | コース科目 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業形態 | 対面授業 |
---|---|
授業の形態 | 基本的に対面授業で行う。毎回、授業前に前回の復習クイズを行うので、しっかり予習をしておくこと。 大学の方針によっては、オンデマンド形式(PowerPointによるスライド資料配信、もしくは録画授業配信)+課題研究Blackboardを通じた学習資料配信になる可能性もある。 |
Canvas LMSコースID・コース名称 | V00432A01 2024情報資源組織論(村上郷子・前・金3) |
授業概要 | 情報資源組織化に関する基礎的知識を修得する。具体的には、記述目録法及び主題組織法、情報技術(OPAC、MARC、集中目録作業、分担目録作業、メタデータ)の目的、機能、歴史、その実際などについて講義する。(A-3-2,A-4-2) |
授業のねらい・到達目標 | 数多くの情報のなかから必要なものを検索、利用するためには、それを整理(組織化)することが欠かせない。本科目では、特に図書館で扱う情報資源の組織化について、記述目録法及び主題組織法、情報技術を中心にその意義、目的、理論、および方法について扱う。したがって、次の目標を達成してもらいたい。 1) 情報資源組織化の概念およびその方法について理解し、説明できる。 2) 記述目録法及び主題組織法に関する基礎的知識を身につけることができる。 3) コンピュータ技術を利用した情報資源組織化に関する情報技術の基礎的知識を習得し、説明できる。 <ディプロマポリシーとの関係> この科目は文理学部(学士(教育学))のディプロマポリシーDP3,DP4及びカリキュラムポリシーCP3,CP4に対応している。 |
授業の形式 | 講義 |
授業の方法 | 授業の形式 : 【講義】 授業で扱う内容については、テキストの該当箇所を指示するほか、事前に授業のレジュメ(穴埋めあり)等の配付資料をBlackboardに掲載する予定である。事前学習を行うとともに、毎回授業の初めに、前回の復習を兼ねた重要事項の確認(クイズ)をしていくことで、自らの知識、技術の定着を図っていく。 授業は基本的に対面である。日本に入国できない留学生や健康上の理由(診断書提出)などでどうしても対面授業に出席できないものは,オンデマンド形式の授業受講が可能であるが推奨はしない。オンデマンド形式の授業受講を考えるものは、理由書や診断書等の書類を教員に提出した上で、必ず教員の許可を取ること。 |
授業計画 | |
---|---|
1 |
ガイダンス、情報資源の組織化とは何か(意義・目的)
【事前学習】Blackboardに第1回目レジュメを掲載予定。『情報資源組織論』のテキスト(以下『組織論』)1-16頁を読んで疑問点をまとめること。 (1.5時間) 【事後学習】授業の事後学習では、第1回目(情報資源の組織化とは何か)の復習をし、疑問点をまとめること。 (2時間) |
2 |
目録法① 目録法の意義・目録法の基本的な考え方、FRBRモデル(目録の概念モデル)について学ぶ。
【事前学習】『組織論』17-35頁まで読み、Blackboardに掲載した第2回目レジュメの穴埋めをしておくこと。 (1.5時間) 【事後学習】第2回目(目録法の意義)の復習をし、疑問点をまとめること。 (2時間) |
3 |
目録法② FRBR実体の属性の記録、実体系に対する統制形アクセス・ポイントなどを学ぶ。
【事前学習】『組織論』36-52頁までを読み、Blackboardに掲載した第3回目レジュメの穴埋めをしておくこと。 (1.5時間) 【事後学習】第3回目( 記述・標目とその標準化)の復習をし、疑問点をまとめること。 (2時間) |
4 |
目録法③ 実体間の関連の記録、目録法の歴史的展開と現在について学ぶ。
【事前学習】『組織論』52-62頁まで読み、Blackboardに掲載した第4回目レジュメの穴埋めをしておくこと。 (1.5時間) 【事後学習】第4回目(目録法の実際と目録法の新しい動向)の復習をし、疑問点をまとめること。 (2時間) |
5 |
オンライン閲覧目録(OPAC)、機械可読目録(MARC)と集中目録作業について学ぶ。
【事前学習】『組織論』63-75頁、79-84頁まで読み、Blackboardに掲載した第5回目レジュメを読んでおくこと。 (1.5時間) 【事後学習】第5回目(OPAC & MARC)の復習をし、疑問点をまとめること。 (2時間) |
6 |
分担目録作業と書誌ユーティリティ(NACSIS)について学ぶ。
【事前学習】『組織論』75-79頁まで読み、Blackboardに掲載した第6回目レジュメを読んでおくこと。 (1.5時間) 【事後学習】第6回目(分担目録作業と書誌ユーティリティ(NACSIS))の復習をし、疑問点をまとめること。 (2時間) |
7 |
電子資料の記述とメタデータなどについて学ぶ。
【事前学習】『組織論』84-100頁まで読み、Blackboardに掲載した第7回目レジュメを読んでおくこと。 (1.5時間) 【事後学習】第7回目(電子資料の記述とメタデータ)の復習をし、疑問点をまとめること。 (2時間) |
8 |
主題組織法の意義、分類法と件名法、自然語と統制語、事前結合索引法と事後結合索引法などについて学ぶ。
【事前学習】『組織論』101-111頁まで読み、Blackboardに掲載した第8回目レジュメを読んでおくこと。 (1.5時間) 【事後学習】第8回目(主題組織法の意義、分類法と件名)の復習をし、疑問点をまとめること。 (2時間) |
9 |
分類法① 分類法の基本原理、図書館分類法、分類法の分類などについて学ぶ。
【事前学習】『組織論』112-121、142ー147頁まで読み、Blackboardに掲載した第9回目レジュメを読んでおくこと。 (1.5時間) 【事後学習】第9回目(分類法の基本原理)の復習をし、疑問点をまとめること。 (2時間) |
10 |
分類法② NDC 日本十進分類法、分類規定、分類の実際などについて学ぶ。
【事前学習】『組織論』121-142頁まで読み、Blackboardに掲載した第10回目レジュメを読んでおくこと。 (1.5時間) 【事後学習】第10回目(NDC 日本十進分類法、分類規定)の復習をし、疑問点をまとめること。 (2時間) |
11 |
語による主題組織法、自然語と統制後、シソーラス、件名表目標などについて学ぶ。
【事前学習】『組織論』148-172頁まで読み、Blackboardに掲載した第11回目レジュメを読んでおくこと。 (1.5時間) 【事後学習】第11回目(語による主題組織法、自然語と統制後、シソーラス、件名表目標など)の復習をし、疑問点をまとめること。 (2時間) |
12 |
書誌コントロールの意義、歴史とその成果について学ぶ。
【事前学習】『組織論』173-184頁まで読み、Blackboardに掲載した第12回目レジュメの読んでおくこと。 (1.5時間) 【事後学習】第12回目(書誌コントロールの意義、歴史)の復習をし、疑問点をまとめること。 (2時間) |
13 |
第1回から第12回までの講義内容の総復習と解説を行う。
【事前学習】『組織論』の教科書および第1回から12回までのレジメを総復習する。 (2時間) 【事後学習】授業の復習を行い、第1回から12回までのレジメを総復習し、自分なりにまとめる。 (5時間) |
14 |
理解度の確認と解説 (全範囲を含む学期末試験)
【事前学習】授業の復習を行い、第1回から12回までのレジメを総復習する。 (5時間) 【事後学習】試験でできたところできなかったところなどを整理し、疑問点をまとめる。 (2時間) |
15 |
学期末試験の解説:総まとめ
【事前学習】すべての授業のレジュメを総復習すること。 (2時間) 【事後学習】全ての授業の総復習をすること。 (2時間) |
その他 | |
---|---|
教科書 | 田窪直規編著 『情報資源組織論 (現代図書館情報学シリーズ、9)』 樹村房 2020年 第3訂版 |
参考書 | 日本図書館協会目録委員会編 『日本目録規則 2018年版』 日本図書館協会 2018年 日本図書館研究会編著 『情報資源組織法 』 日本図書館研究会 2020年 木村麻衣子編著、日本図書館協会目録委員会監修 『『日本目録規則 2018年版』入門 (JLA図書館実践シリーズ 47)』 日本図書館協会 2022年 上田修一、蟹瀬智弘著 『RDA入門 (JLA図書館実践シリーズ 23)』 日本図書館協会 2014年 入手可能であれば、日本図書館研究会編集、『情報資源組織法』、日本図書館研究会、2020を教科書と併用されたい。 このほかは、授業中に指示する。 |
成績評価の方法及び基準 | 試験(50%)、授業内テスト:毎回授業の初めに前回の確認クイズを行う。(50%) 毎回授業の初めに前回の確認クイズを行うので、復讐をしっかりすること。 授業内試験では、これまでの事前・事後学習を踏まえ、しっかり復習しておくこと。 |
オフィスアワー | 授業終了時。メールやBlackboardを用いて質疑応答を行う。 |
備考 | 「情報資源組織論1」を受講したのち、「情報資源組織論2」を受講することが望ましい。なお、次の段階の「情報資源組織演習」は、「情報資源組織論1」および「情報資源組織論2」の単位取得者を対象とするので、履修計画を立てる際は注意すること。 |