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書道(篆刻)

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令和2年度以降入学者 書道(篆刻)
令和元年度以前入学者 書道8
教員名 滑田一輝
単位数    1 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 コース科目
学期 前期 履修区分 必修
授業形態 対面授業
授業の形態 実技が中心となる授業の特性上、遠隔での対応は基本的にはしない。
Canvas LMSコースID・コース名称 U21931A11 2024書道(篆刻)(滑田一輝・前・木4)
授業概要 篆書・篆刻技法の基礎を含めた刻印制作の実技実習を行う。また高等学校芸術科書道の教員としての経験をもとに、学校教育における「篆刻」の指導法・授業運営の方法について授業を行う。
授業のねらい・到達目標 篆書の基礎的な書法を習得した上で、篆刻三法(字法・章法・刀法)の向上を図り自用印等を制作する。篆書各体の様式と特質を把握し、刻印における表現技法を身に付ける。
その上で、高等学校芸術科書道における篆刻の指導法を探求する。
この科目は、文理学部のデプロマポリシーDP2,4,7及びカリキュラムポリシーCP2,4,7に対応している。
・日本文学・日本語学研究を学びながら、それらと深く関わる世界諸国の歴史や政治,経済,文化,価値観,信条などの現状および相互関係を,自己の世界観をもって説明できる。(A-2-2)
・日本文学・日本語学研究に関わる問題の意味を理解し,助言を受けて複数の解決策を提示し説明できる。(A-4-2)
・日本文学・日本語学研究の実践的なスキルを身につけながら、集団の活動において,より良い成果を上げるために,お互いを尊重することができる。(A-7-2)
授業の形式 実習
授業の方法 必要な用具は初回授業時に提示。用具購入にはゼロから揃えると10000円前後かかる。所持品の使用可、書道室の道具を貸し出し可。(履修人数によっては足りなくなる場合あり)用具購入費を踏まえて授業を履修すること。段階的に制作を進める実技実習が中心となり、提出された課題は添削等を行い返却する。
本授業は履修人数に制限あり、例年希望者多数の為、初回の授業にて抽選を行っている。履修を希望する場合初回授業に必ず出席のこと。初回授業に履修者を確定させる為、欠席の場合抽選から外れる可能性がある。
篆刻の作業工程は長く、一回の欠席でも大きく作業の進度に影響し、作業方法が不明となる場合がある。
本授業の履修者はすべての授業に出席することがのぞましいが、やむを得ず対面授業に参加できない場合、教員と連絡を取り授業内容を確認する必要が生じる。オフィスアワーやメールで質問を受け付ける。
授業計画
1 ガイダンス(篆書・印の歴史・篆刻・用具用材について、授業進行法の説明、高等学校学習指導要領における「篆刻」の取り扱い)
【事前学習】シラバスをよく読み、授業全体の流れを理解しておくこと。 (1時間)
【事後学習】篆書・篆刻についての知識を復習し、授業内容の理解を深めておくこと。 (1時間)
【授業形態】対面授業
2 篆書実習 小篆を半紙に臨書、篆書の基本用筆法を習得。
【事前学習】小篆について調べ、小篆の古典・名筆にどのようなものがあるか調べておくこと。 (1時間)
【事後学習】篆書の用筆法を復習し、授業内容の理解を深めておくこと。 (1時間)
【授業形態】対面授業
3 篆書実習 金文を半紙臨書、小篆と先秦文字の差異を理解し篆書筆法の向上を図る。
【事前学習】小篆以前の篆書、先秦文字(甲骨・金文・大篆等)について調べ、どのようなものかを理解しておくこと。 (1時間)
【事後学習】時代ごとの篆書の幅広い様式・書体の変遷について復習し、授業内容の理解を深めておくこと。 (1時間)
【授業形態】対面授業
4 篆刻実習 姓名印(白文)の制作(選文・検字・デッサン)
【事前学習】篆書字典を引き自分の姓名各字のコピーを用意すること。 (1時間)
【事後学習】 姓名印における配字・章法について復習すること。 (1時間)
【授業形態】対面授業
5 篆刻実習 姓名印(白文)の制作(印稿・布字)
【事前学習】印稿のデッサンを数種類用意しておくこと。 (1時間)
【事後学習】印面への布字を完成させておくこと。 (1時間)
【授業形態】対面授業
6 篆刻実習 姓名印(白文)の制作(奏刀)
【事前学習】奏刀の準備をしておくこと。 (1時間)
【事後学習】授業で学んだ技法の復習、時間内に終わらなかった課題を進めておくこと。 (1時間)
【授業形態】対面授業
7 篆刻実習 姓名印(白文)の制作(鈐印・補刀・完成まで)
【事前学習】完成に向けて鈐印の準備を進めておくこと。 (1時間)
【事後学習】授業で学んだ技法の復習、時間内に終わらなかった課題を進めておくこと。 (1時間)
【授業形態】対面授業
8 篆刻実習 古璽・古印の摹刻 (優品の選別)
【事前学習】「古璽」「古印」にはどのようなものがあるかを調べておくこと。 (1時間)
【事後学習】授業で学んだ技法の復習、奏刀に向けての準備をしておくこと。 (1時間)
【授業形態】対面授業
9 篆刻実習 古璽・古印の摹刻(完成まで)
【事前学習】摹刻完成に向けての準備をしておく 。 (1時間)
【事後学習】授業で学んだ技法の復習、授業時間内に終わらなかった課題を進めておくこと。 (1時間)
【授業形態】対面授業
10 篆刻実習 自由創作(白文・朱文いずれか)(選文~印稿)
【事前学習】印面整備、題材となる印文について構想をかためておく。 (1時間)
【事後学習】授業で学んだ技法の復習、授業時間内に終わらなかった課題を進めておくこと。 (1時間)
【授業形態】対面授業
11 篆刻実習 自由創作(白文・朱文いずれか)(布字)
【事前学習】前回までの技法を応用し印稿を完成させておく。 (1時間)
【事後学習】授業で学んだ技法の復習、授業時間内に終わらなかった課題を進めておくこと。 (1時間)
【授業形態】対面授業
12 篆刻実習 自由創作(白文・朱文いずれか)(奏刀~完成まで)
【事前学習】完成に向けて奏刀の準備をしておくこと。 (1時間)
【事後学習】授業で学んだ技法を復習、授業時間内に終わらなかった課題を進めておくこと。 (1時間)
【授業形態】対面授業
13 篆刻実習 鈐印法(書画作品・印箋における用印法)
【事前学習】授業内で制作した印を完成させて持参すること。 (1時間)
【事後学習】鈐印に必要な道具・技法を復習しておくこと (1時間)
【授業形態】対面授業
14 篆刻実習 側款の刻法・採拓
【事後学習】側款の刀法・採拓技法の復習をしておくこと。 (1時間)
【授業形態】対面授業
15 印譜作成
【事前学習】印譜作成の為、制作した刻印を印箋に鈐印・採拓をしておくこと。 (1時間)
【事後学習】印譜鑑賞、同じ受講生の制作した印影・拓款を鑑賞する。 (1時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 適宜資料配布・配信
参考書 西川寧 『書道講座〈6〉篆刻』 二玄社 1973年
河野隆 『プロが教える篆刻まるわかりハンドブック』 木耳社 2012年
綿引滔天 『総合 篆書大字典』 二玄社 2010年
その他授業にて提示
成績評価の方法及び基準 授業参画度:課題作品の提出状況・作品を通して、技法の習熟度を評価の対象にする。半紙課題2種。刻印課題3種を予定。(100%)
オフィスアワー 講義終了後教室にて、Canvas LMSまたはメールにて適宜受け付ける。

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