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令和2年度以降入学者 | 教育相談 | ||||
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教員名 | 伊藤栞 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | コース科目 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業形態 | 対面授業 |
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授業の形態 | 対面授業 |
Canvas LMSコースID・コース名称 | U153492L8 2024教育相談(伊藤栞・前・火3) |
授業概要 | 生徒指導提要の改定案(2022)には,「教育相談とは, 一人一人の児童生徒の教育上の問題について, 本人又はその保護者などにその望ましい在り方について助言をするもの」と記されています。本授業では,教育相談について具体的に理解し,相談業務を行う上で基礎となる,話を聴く, 助言などの支援を行うということへの態度や支援方法を学びます。また,教育相談を行う際の目標の立て方や進め方について見当をつけることができるようになるため,児童・生徒のメンタルヘルスや学校現場で生じている問題とその対応について学び,さらにワークを通じ,児童・生徒をとりまく課題について理解を深めます。 心理臨床の現場における実務経験者(臨床心理士・公認心理師)が,その経験を活かし,教育相談に必要な基本的知識や対応について講義し,児童・生徒を取り巻く問題について理解するために演習を設定します。 |
授業のねらい・到達目標 | ・教育相談における基本的態度および教育相談に役立つ(心理)支援について理解し,自ら実践することができる。 ・児童生徒が抱え得る問題や課題(発達障害や精神疾患による問題や非登校,いじめなど)に関する基礎知識を身につけ,児童・生徒の考え方や気持ちについて考えることができる。 ・既存の知識にとらわれることなく、物事を科学的根拠に基づいて、論理的・批判的に考察し、説明することができる(A-3-3) ・資料や事象を注意深く観察し、問題点を発見し、解決策を検討することができる(A-4-3) ・この科目は文理学部(学士(心理学))のディプロマポリシーDP3,DP4及びカリキュラムポリシーCP3,CP4に対応しています。 |
授業の形式 | 講義、演習 |
授業の方法 | ・各回,60分程度の講義と30分程度の演習,とする授業構成で行います。 ・講義は,教科書に基づいた内容について,適宜PowerPointを用いて行います。各回受講前に教科書の該当ページを予習してきてください。 ・講義内容を深めるために,演習及び課題(例えば,小テストやコメントペーパーなど)の提出を求めます。フィードバックは翌週の講義にて行います。 ・本授業は,対面による演習を含むため,授業全体を通じて遠隔からの受講は不可とします。 |
履修条件 | 初回授業では授業の進め方や成績評価に関わる試験や提出物の説明が行われます。必ず出席してください。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス(授業方法や進め方)および 教育相談とは(A-3-3,A-4-3)
【事前学習】シラバスを確認し,教科書の「はじめに」および「本書の狙い」,第Ⅰ部を読み,教育相談とは何かを考える。 (1時間) 【事後学習】教育相談について自分の考えをまとめてみる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
教育相談における基本的態度(1)他者理解の基礎,共感的理解と傾聴(A-3-3,A-4-3)
【事前学習】教科書の第12章・13章を読み,相談を受ける際の姿勢について考える。 (1時間) 【事後学習】他者理解に努めようとする姿勢と相談を受ける際の姿勢について振り返るとともに,事前学習で気になった点について理解を深めておく。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
教育相談における基本的態度(2)相談の構造と相談者との関係性(A-3-3,A-4-3)
【事前学習】教科書の第14章・15章を読み,相談を受けることについて考える。 (1時間) 【事後学習】教科書の第Ⅳ部を読み直し,教育相談における基本的態度について学んだことを整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
教育相談に必要なメンタルヘルスの知識(1) 主に子どもから思春期・青年期の精神障害(A-3-3,A-4-3)
【事前学習】教科書の第3章を読み,分からないところを調べておく。 (2時間) 【事後学習】講義を振りかえり,学んだことを整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
教育相談に必要なメンタルヘルスの知識(2)主に青年期から成人期の精神障害(A-3-3,A-4-3)
【事前学習】教科書の第4章を読み,分からないところを調べておく。 (3時間) 【事後学習】講義を振り返り,学んだことを整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
教育相談の実際(1)発達障害(A-3-3,A-4-3)
【事前学習】教科書の第5章を読み,テレビやインターネット,SNSでの最近の話題を調べ,自分なりの考えをまとめておく。 (2時間) 【事後学習】発達障害への理解を深め,支援方法について考える。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
教育相談の実際(2)不登校(A-3-3,A-4-3)
【事前学習】教科書の第6章を読み,テレビやインターネット,SNSでの最近の話題を調べ,自分なりの考えをまとめておく。 (2時間) 【事後学習】不登校への理解を深め,支援方法について考える。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
教育相談の実際(3)いじめ(A-3-3,A-4-3)
【事前学習】教科書の第7章を読み,テレビやインターネット,SNSでの最近の話題を調べ,自分なりの考えをまとめておく。 (2時間) 【事後学習】いじめへの理解を深め,支援方法について考える。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
教育相談の実際(3)非行(A-3-3,A-4-3)
【事前学習】教科書の第8章を読み,テレビやインターネット,SNSでの最近の話題を調べ,自分なりの考えをまとめておく。 (3時間) 【事後学習】非行への理解を深め,支援方法について考える。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
教育相談の実際(4)自傷・自殺(A-3-3,A-4-3)
【事前学習】教科書の第9章を読み,テレビやインターネット,SNSでの最近の話題を調べ,自分なりの考えをまとめておく。 (2時間) 【事後学習】自傷・自殺への理解を深め,支援方法について考える。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
教育相談の実際(4)虐待(A-3-3,A-4-3)
【事前学習】教科書の第10章を読み,テレビやインターネット,SNSでの最近の話題を調べ,自分なりの考えをまとめておく。 (1時間) 【事後学習】虐待への理解を深め,支援方法について考える。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
教育相談に役立つ心理支援(1)アサーション(A-3-3,A-4-3)
【事前学習】教科書の第16章を読み,自身のコミュニケーションスタイルについて振り返っておく。 (2時間) 【事後学習】アサーションを実践してみる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
教育相談に役立つ心理支援(2)行動療法((A-3-3,A-4-3)
【事前学習】教科書の第17を読み,分からないところろを調べる。 (2時間) 【事後学習】行動療法を実践してみる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
教員のメンタルヘルス(A-3-3,A-4-3)
【事前学習】教科書の第19章を読み,自身のストレスマネジメントについて考える。 (4時間) 【事後学習】ストレスマネジメントについて,学んだことを整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
教育相談のための連携と協働(A-3-3,A-4-3)
【事前学習】教科書の第Ⅵ部を読み,多種職連携について考える。 (2時間) 【事後学習】自身の専門性と他種職との関わり方について改めて考えてみる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | 津川律子・山口義枝・北村世都 『教育相談(Next 教科書シリーズ)』 弘文堂 2023年 第2版 |
参考書 | 桜井美加・斎藤ユリ・森平直子 『教育相談ワークブック(改訂版)子どもを育む人になるために』 北樹出版 2020年 第2版 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:期末レポート(授業内で伝達します)(55%)、授業参画度:毎回のグループワークおよび課題(小テストやコメントペーパーなど)より評価します。(45%) 15回の講義のうち5回以上,授業内課題が未提出である場合,期末レポートの未提出である場合は成績評価は行われません。 |
オフィスアワー | 授業終了後に非常勤講師室にて対応を行います。 |