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令和2年度以降入学者 | 特別活動・総合的な学習の時間の指導法 | ||||
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教員名 | 中村豊 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | コース科目 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業形態 | 対面授業 |
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Canvas LMSコースID・コース名称 | U124499C9 2024特別活動・総合的な学習の時間の指導法(中村豊・前・火1) |
授業概要 | 特別活動は、教科外教育であり、3つの内容から構成されている。学級活動・ホームルーム活動は、教育課程に位置付けられており、正規の授業として年間授業時数が定められている。これと生徒会活動並びに学校行事等をとおして育まれる資質・能力について明らかにする。また、「人間関係形成」、「社会参画」、「自己実現」、「チームとしての学校」の視点から、特別活動の特質を踏まえた学習を進める。 半面、特別活動における学級活動・ホームルーム活動は、進路指導の要の時間である。また、職場訪問、職場体験、インターン実習、上級学校訪問などの学校行事は、生徒が自ら、将来の進路を選択・計画し、その後の生活によりよく適応し、能力を伸長する進路指導のねらいと重なる点が多い。それゆえ進路指導・キャリア教育の視点に立った授業改善や体験活動、評価改善の推進やガイダンスとカウンセリングの充実等、特別活動との関連を踏まえ、具体的な教育実践事例を通して学習を進める。 総合的な学習(探究)の時間が教育課程に位置付けられた経緯や、教育的意義及び特質を明らかにする。また、この教育のあり方を理解し、学校教育における有用性および有効性について、実践されている教育事例を踏まえながら、具体的な授業を把握できるように学習を進める。さらに、指導計画の作成および具体的な指導の仕方、並びに学習活動の評価に関する基礎的な能力を身に付けることを目指し、グループワークによる課題解決学習を適宜行う。 公立小学校・中学校での実務経験を生かした講義を行う。 |
授業のねらい・到達目標 | 特別活動は、1968年に誕生してから半世紀にわたり「為すことによって学ぶ」ことと「望ましい集団活動を通して」行 うことを方法原理とし、教科書のない日本独自の授業及び教育活動として発展してきた。本授業では、特別活動で育まれる資質・能力が人間形成において重要な役割を果たしていることを理解する。また、キャリア教育の要の時間として、生 徒のキャリア形成に資する機能について理解すること、生徒指導における積極的な意義と関連付けられることなどを目的とする。 本授業のコアカリキュラムにおける到達目標およびテーマは以下のとおりである。 (1)特別活動の意義、目標及び内容。 1)学習指導要領における特別活動の目標及び主な内容を理解している。 2)教育課程における特別活動の位置付けと各教科等との関連を理解している。 3)学級活動・ホームルーム活動の特質を理解している。 4)生徒会活動、学校行事の特質を理解している。 (2)特別活動の指導の在り方。 1)教育課程全体で取り組む特別活動の指導の在り方を理解している。 2)特別活動における取組の評価・改善活動の重要性を理解している。 3)合意形成に向けた話合い活動、意思決定につながる指導及び集団活動の意義や指導の在り方を例示することができる。 4)特別活動における家庭・地域住民や関係諸機関との連携の在り方を理解している。 (3)進路指導・キャリア教育の意義や原理。 1)教育課程における進路指導・キャリア教育の位置付けを理解している。 2)学校の教育活動全体を通じたキャリア教育の視点と指導の在り方を例示することができる。 3)進路指導・キャリア教育における組織的な指導体制及び家庭や関係諸機関との連携の在り方を理解している。 (4)全ての生徒を対象とした進路指導・キャリア教育の考え方と指導の在り方。 1)職業に関する体験活動を核とし、キャリア教育の視点を持ったカリキュラム・マネジメントの意義を理解している。 2)主に全体指導を行うガイダンスの機能を生かした進路指導・キャリア教育の意義や留意点を理解している。 (5)生徒が抱える個別の進路指導・キャリア教育上の課題に向き合う指導の考え方と在り方。 1)生涯を通じたキャリア形成の視点に立った自己評価の意義を理解し、ポートフォリオの活用の在り方を例示することができる。 2)キャリア・カウンセリングの基礎的な考え方と実践方法を説明することができる。 総合的な学習(探究)の時間における学習テーマの設定や、指導計画の立て方、具体的な実践上での指導法、評価のあり方等について理解する。 本授業におけるコアカリキュラムの到達目標及びテーマは以下のとおりである。 (1)総合的な学習の時間の意義や、各学校において目標及び内容を定める際の考え方。 1)総合的な学習の時間の意義と教育課程において果たす役割について、教科を越えて必要となる資質・能力の育成の視点から理解している。 2)学習指導要領における総合的な学習の時間の目標並びに各学校において目標及び内容を定める際の考え方や留意点を理解している。 (2)総合的な学習の時間の指導計画作成の考え方と、その実現のために必要な基礎的な能力。 1)各教科等との関連性を図りながら総合的な学習の時間の年間指導計画を作成することの重要性と、その具体的な事例を理解している。 2)主体的・対話的で深い学びを実現するような、総合的な学習の時間の単元計画を作成することの重要性とその具体的な事例を理解している。 (3)総合的な学習の時間の指導と評価の考え方および実践上の留意点。 1)探究的な学習の過程及びそれを実現するための具体的な手立てを理解している。 2)総合的な学習の時間における児童及び生徒の学習状況に関する評価の方法及びその留意点を理解している。 |
授業の形式 | 講義 |
授業の方法 | 教科書の基本事項を説明し、関連するレポート作成、小テスト等も適宜実施する。 小テスト・レポートについては、それぞれ翌週に解説・全体講評を行う。 対面授業に参加できない場合:対面授業終了後、授業配布資料に記載している期日までに課題を提出する。 |
授業計画 | |
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1 |
授業ガイダンス、特別活動とは
【事前学習】教科書の第1章を通読した上で戦後教育の考え方を確認し,疑問点や不明な点をノートにまとめておく。 (2時間) 【事後学習】授業で理解を深めた戦後教育の考え方を振り返り,参考文献を通読した上で,課題を800字のレポートにまとめる。 (2時間) 【担当教員】中村 豊 【授業形態】対面授業 |
2 |
特別活動の理論、教育的意義
【事前学習】教科書の第2章を通読した上で新教育の考え方を確認し,疑問点や不明な点をノートにまとめておく。 (2時間) 【事後学習】授業で理解を深めた新教育の考え方を振り返り,参考文献を通読した上で,課題を800字のレポートにまとめる。 (2時間) 【担当教員】中村 豊 【授業形態】対面授業 |
3 |
特別活動の内容と指導計画
【事前学習】教科書の小学校、中学校、高等学校の実際を通読した上で教育実践を確認し,疑問点や不明な点をノートにまとめておく。 (2時間) 【事後学習】授業で理解を深めた各校種の特質を振り返り,参考文献を通読した上で,課題を800字のレポートにまとめる。 (2時間) 【担当教員】中村 豊 【授業形態】対面授業 |
4 |
特別活動の評価と方法
【事前学習】教科書の第3章を通読した上で評価の考え方を確認し,疑問点や不明な点をノートにまとめておく。 (2時間) 【事後学習】授業で理解を深めた評価方法の考え方を振り返り,参考文献を通読した上で,課題を800字のレポートにまとめる。 (2時間) 【担当教員】中村 豊 【授業形態】対面授業 |
5 |
学級活動の実際
【事前学習】様々な学級活動の実践を検索し,疑問点や不明な点をノートにまとめておく。 (2時間) 【事後学習】授業で理解を深めた学級活動の優れた実践事例を振り返り,参考文献を通読した上で,課題を800字のレポートにまとめる。 (2時間) 【担当教員】中村 豊 【授業形態】対面授業 |
6 |
自主的、実践的な活動(生徒会活動)
【事前学習】自治的な活動の考え方を確認し,疑問点や不明な点をノートにまとめておく。 (2時間) 【事後学習】授業で理解を深めた生徒会活動の考え方を振り返り,参考文献を通読した上で,課題を800字のレポートにまとめる。 (2時間) 【担当教員】中村 豊 【授業形態】対面授業 |
7 |
特別活動と生徒指導
【事前学習】生徒指導提要を確認し,疑問点や不明な点をノートにまとめておく。 (2時間) 【事後学習】授業で理解を深めた生徒指導提要の考え方を振り返り,参考文献を通読した上で,課題を800字のレポートにまとめる。 (2時間) 【担当教員】中村 豊 【授業形態】対面授業 |
8 |
総合的な学習の趣旨と目標
【事前学習】学習指導要領を通読した上で成立の経緯を確認し,疑問点や不明な点をノートにまとめておく。 (2時間) 【事後学習】授業で理解を深めた21世紀の教育の考え方を振り返り,参考文献を通読した上で,課題を800字のレポートにまとめる。 (2時間) 【担当教員】中村 豊 【授業形態】対面授業 |
9 |
総合的な学習の時間の内容
【事前学習】学習指導要領で内容例を確認し,疑問点や不明な点をノートにまとめておく。 (2時間) 【事後学習】授業で理解を深めた内容や考え方を振り返り,参考文献を通読した上で,課題を800字のレポートにまとめる。 (2時間) 【担当教員】中村 豊 【授業形態】対面授業 |
10 |
総合的な学習の時間の指導計画と単元計画
【事前学習】学習指導要領を通読した上で指導計画の考え方を確認し,疑問点や不明な点をノートにまとめておく。 (2時間) 【事後学習】授業で理解を深めた単元計画の考え方を振り返り,参考文献を通読した上で,課題を800字のレポートにまとめる。 (2時間) 【担当教員】中村 豊 【授業形態】対面授業 |
11 |
総合的な学習の時間の学習指導
【事前学習】経産省の未来の教室を確認し,疑問点や不明な点をノートにまとめておく。 (2時間) 【事後学習】授業で理解を深めた学習指導の考え方を振り返り,参考文献を通読した上で,課題を800字のレポートにまとめる。 (2時間) 【担当教員】中村 豊 【授業形態】対面授業 |
12 |
総合的な学習の時間の実際
【事前学習】NHK通信講座の授業動画を確認し,疑問点や不明な点をノートにまとめておく。 (2時間) 【事後学習】授業で理解を深めた実際の授業を通して分かった考え方を振り返り,参考文献を通読した上で,課題を800字のレポートにまとめる。 (2時間) 【担当教員】中村 豊 【授業形態】対面授業 |
13 |
総合的な学習の時間の年間指導計画及び単元計画
【事前学習】学習指導要領を通読した上で年間指導計画の考え方を確認し,疑問点や不明な点をノートにまとめておく。 (2時間) 【事後学習】授業で理解を深めた単元計画の考え方を振り返り,参考文献を通読した上で,課題を800字のレポートにまとめる。 (2時間) 【担当教員】中村 豊 【授業形態】対面授業 |
14 |
特別活動・総合的な学習(探究)の時間と学習指導案
【事前学習】学習指導案の様式を確認し,疑問点や不明な点をノートにまとめておく。 (2時間) 【事後学習】授業で理解を深めた様式を振り返り,参考文献を通読した上で,学習指導案を作成する。 (2時間) 【担当教員】中村 豊 【授業形態】対面授業 |
15 |
授業内到達度評価
【事前学習】教科横断的な学習の考え方を確認し,疑問点や不明な点をノートにまとめておく。 (2時間) 【事後学習】授業で理解を深めたカリキュラムマネジメントの考え方を振り返り,参考文献を通読した上で,課題を800字のレポートにまとめる。 (2時間) 【担当教員】中村 豊 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | 中村 豊 『 新しい教職教育講座 教職教育編 9 特別活動』 ミネルヴァ書房 2018年 第9版 教科書を使用しながらの講義となります。最終回の授業内到達度評価における持ち込み可とします。 |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | レポート:レポートは,求めるテーマと内容,提出状況をみて評価します。(60%)、授業内テスト:授業内テストは,授業内到達度評価として評価します。(25%)、授業参画度:授業参画度は,毎回のリアクションペーパー等で評価します。(15%) |
オフィスアワー | メールやLMSを用いて質疑応答を行います。 |