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道徳教育の理論と方法

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令和2年度以降入学者 道徳教育の理論と方法
教員名 河野桃子
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 コース科目
学期 前期 履修区分 選択
授業形態 対面授業
授業の形態 基本的に対面授業とし、前半は講義形式、後半は演習形式を中心に行います。
Canvas LMSコースID・コース名称 U119490A8 2024道徳教育の理論と方法(河野桃子・前・木1)
授業概要 道徳とは何かについての理解を深め、道徳教育の歴史や現代的課題を知った上で、望ましい道徳教育のあり方を考察します。また、学習指導案の作成やプレゼンテーションを通して、道徳科の具体的な実践場面で必要とされる知識や技能を身につけます。
授業のねらい・到達目標 ・道徳についての原理的な考察を踏まえた上で、道徳教育の意義や歴史、具体的な指導方法、実践上の課題について理解すると同時に、道徳教育を教育現場で実践する上で必要となる知識や技能を身につけることをねらいとします。
・学習指導案を作る際に他の受講生と意見交換を行ったり、互いのプレゼンテーションを受講生同士で評価し合ったりするなかで、授業を作る上でのコミュニケーション能力を向上させることができます。(A-4-3、A-6-3、A-8-3)
・この科目は文理学部(学士:教育学)のDP及びCPの4、6、8に対応しています。
授業の形式 講義、演習
授業の方法 ・前半は講義を中心としますが、適宜、グループワークを取り入れて行います。
・後半は学習指導案の作成やプレゼンテーションを行います。
・毎回、リフレクションペーパーの提出を求めます。記述内容が最低限の水準に満たない場合、1回分の提出としてカウントされない場合があるので注意してください。
・リフレクションペーパーに書いてもらった内容からいくつかピックアップし、次の授業時にクラス全体で共有します。(「公開不可」を選択することも可能です。)
・授業計画は、進み具合や受講生の要望に応じて変更する場合があります。
授業計画
1 オリエンテーション:道徳科と他教科の違いとは
【事前学習】シラバスを確認し、疑問点等を整理しておく。 (2時間)
【事後学習】シラバスを改めて読む。授業中に紹介された参考文献のなかから関心をもったものを読んで考察を深める。 (2時間)
【授業形態】対面授業
2 道徳とは何か①:さまざまな思想家の考え方を参照し、自身の思う道徳とは何かを考える
【事前学習】レジュメを読み、疑問点や他の受講生に問いかけたい点等をメモしておく。 (2時間)
【事後学習】レジュメを改めて読む。授業中に紹介された参考文献のなかから関心をもったものを読んで考察を深める。 (2時間)
【授業形態】対面授業
3 道徳とは何か②:『学習指導要領解説』で「内容項目」を確認し、その扱いと価値観の押しつけとの関係を考える
【事前学習】レジュメを読み、疑問点や他の受講生に問いかけたい点等をメモしておく。 (2時間)
【事後学習】レジュメを改めて読む。授業中に紹介された参考文献のなかから関心をもったものを読んで考察を深める。 (2時間)
【授業形態】対面授業
4 「考え、議論する道徳」:モラルジレンマ教材を通して、「考え、議論する道徳」に必要な視点を考える
【事前学習】レジュメを読み、疑問点や他の受講生に問いかけたい点等をメモしておく。 (2時間)
【事後学習】レジュメを改めて読む。授業中に紹介された参考文献のなかから関心をもったものを読んで考察を深める。ミニレポートの準備を開始する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
5 道徳教育の歴史:明治期から現代までの道徳教育の歩みを学び、学校で道徳教育が必要とされる理由について考える
【事前学習】レジュメを読み、疑問点や他の受講生に問いかけたい点等をメモしておく。 (2時間)
【事後学習】レジュメを改めて読む。授業中に紹介された参考文献のなかから関心をもったものを読んで考察を深める。 (2時間)
【授業形態】対面授業
6 他者を尊重するとは①:「いのち教育」の実践例を通して、「生命の尊重」について考える
【事前学習】レジュメを読み、疑問点や他の受講生に問いかけたい点等をメモしておく。 (2時間)
【事後学習】レジュメを改めて読む。授業中に紹介された参考文献のなかから関心をもったものを読んで考察を深める。 (2時間)
【授業形態】対面授業
7 他者を尊重するとは②:人権教育の歴史を学び、差別を教えることについて考える
【事前学習】レジュメを読み、疑問点や他の受講生に問いかけたい点等をメモしておく。 (2時間)
【事後学習】レジュメを改めて読む。授業中に紹介された参考文献のなかから関心をもったものを読んで考察を深める。 (2時間)
【授業形態】対面授業
8 読み物資料の教材化:実際の授業例を参照し、読み物資料の教材化に必要となる視点を考える
【事前学習】レジュメを読み、疑問点や他の受講生に問いかけたい点等をメモしておく。 (2時間)
【事後学習】レジュメを改めて読む。授業中に紹介された参考文献のなかから関心をもったものを読んで考察を深める。 (2時間)
【授業形態】対面授業
9 学習指導案の書き方:道徳科の学習指導案の書き方を学び、素材例を使った練習を行う
【事前学習】レジュメを読み、疑問点や他の受講生に問いかけたい点等をメモしておく。 (2時間)
【事後学習】レジュメを改めて読む。授業中に紹介された参考文献のなかから関心をもったものを読んで考察を深める。 (2時間)
【授業形態】対面授業
10 新聞記事の選定:各自の学習指導案に使う新聞記事を選定する、授業の大まかな流れを考える
【事前学習】レジュメを読み、疑問点等をメモしておく。学習指導案づくりに使えそうな新聞記事を複数準備する。 (2時間)
【事後学習】レジュメを改めて読む。授業中に紹介された参考文献のなかから関心をもったものを読んで考察を深める。学習指導案の作成を開始する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
11 「子ども哲学」の実践に学ぶ:「子ども哲学」について学び、そこから道徳科に取り入れられることを考える
【事前学習】レジュメを読み、疑問点等をメモしておく。 (2時間)
【事後学習】レジュメを改めて読む。授業中に紹介された参考文献のなかから関心をもったものを読んで考察を深める。 (2時間)
【授業形態】対面授業
12 道徳科授業の実際と評価:実際の授業例を参照し、指導過程の工夫・留意点について考える、道徳科の評価について学ぶ
【事前学習】レジュメを読み、疑問点等をメモしておく。 (2時間)
【事後学習】レジュメを改めて読む。授業中に紹介された参考文献のなかから関心をもったものを読んで考察を深める。 (2時間)
【授業形態】対面授業
13 生命・自然・崇高なもの:宗教教育と道徳教育の関係を学び、学校教育における「宗教的情操教育」の可能性を考える
【事前学習】レジュメを読み、疑問点等をメモしておく。 (2時間)
【事後学習】レジュメを改めて読む。授業中に紹介された参考文献のなかから関心をもったものを読んで考察を深める。 (2時間)
【授業形態】対面授業
14 プレゼンテーションと相互評価:学習指導案についてのプレゼンテーションと相互評価を行い、各自で学習指導案の修正を行う
【事前学習】プレゼンテーションに向け学習指導案を完成させる。 (2時間)
【事後学習】教員や他の受講生からのコメントを踏まえ、学習指導案の修正を行う。 (2時間)
【授業形態】対面授業
15 全体の振り返り:道徳教育に携わる教師として
【事前学習】これまでのレジュメを改めて読み、授業全体を通じての疑問点等をメモしておく。 (2時間)
【事後学習】自身の作成したミニレポートと修正した学習指導案を振り返る。 (2時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 荻上チキ 『いじめを生む教室―子どもを守るために知っておきたいデータと知識』 PHP研究所 2018年
文部科学省 『中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 特別の教科 道徳編』 2018年
学習指導要領解説は、文部科学省ホームページからもダウンロードすることができます。
(https://www.mext.go.jp/content/220221-mxt_kyoiku02-100002180_004.pdf)
参考書 井藤元(編) 『ワークで学ぶ道徳教育〔増補改訂版〕』 ナカニシヤ出版 2020年
松下良平 『道徳教育はホントに道徳的か?』 日本図書センター 2011年
その他、適宜、授業中に提示します。
成績評価の方法及び基準 レポート:学習指導案およびミニレポート(50%)、授業内テスト:リフレクションペーパー(45%)、授業参画度(5%)
5回以上欠席(リフレクションペーパーの未提出を含む)した場合、単位修得は認められません。
オフィスアワー メールで日時を調整した上で応対します。
備考 初回の授業(オリエンテーション)には必ず出席してください。やむを得ない事情で出席できない場合は、事前にメールで連絡してください。

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