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令和2年度以降入学者 | 理科教育法Ⅰ | ||||
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教員名 | 後藤顕一 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | コース科目 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業形態 | 対面授業 |
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授業の形態 | 対面型授業(ハイブリッド授業含む)を基本にする。状況を見て遠隔(ZOOM対面授業,オンデマンド型授業)を組み合わせる。 模擬授業を行う場合は対面型授業を基本とする。対面型授業に参加できない学生にはアドレスを付与してハイブリッド形式で行う。 |
Canvas LMSコースID・コース名称 | U027490W5 2024理科教育法Ⅰ(後藤顕一・前・金2) |
授業概要 | 授業の概要 本授業では,新学習指導要領の高等学校理科の目標で示されている三つの資質・能力の獲得を目指した指導が可能になるための基礎知識を習得するとともに授業指導案を作成でき,それに基づいた授業の準備ができるようにする。そのために,到達目標に挙げた8項目について授業で扱う。なお,本授業は,実務経験のある教員が行う科目である。 |
授業のねらい・到達目標 | 授業のテーマ【中学校・高等学校理科における学習指導要領を踏まえた授業実践力,検証力の育成】 学習指導要領の趣旨や全体構造を理解するとともに,中学校・高等学校理科における教育目標,育成を目指す資質・能力を理解し教科のカリキュラム構成、授業の分析や授業開発方法の研究、学習指導案の作成などを通して、授業づくりや学習指導についての実践的力を育成する。学習指導案に基づいた模擬授業を行い、互いに評価し合う。模擬授業の実践とその振り返りを通して,授業改善の方法を身に付ける。 到達目標【理科の目標における三つ資質・能力の育成に向けた授業実践力】 学習指導要領では,「知識・技能」「思考力・判断力・表現力等」「学びに向かう力・人間性等」が育成すべき資質・能力の三つの柱とされている。これらの育成に向けて到達目標を設定する。 1)子供の認識・思考、学力等の実態を視野に入れた授業設計の重要性を理解している。 2)当該教科の特性に応じた情報機器及び教材の効果的な活用法を理解し、授業設計に活用することができる。 3)学習指導案の構成を理解し、具体的な授業を想定した授業設計と学習指導案を作成することができる。 4)模擬授業の実施とその振り返りを通して、授業改善の視点を身に付けている。 5)当該教科における実践研究の動向を知り、授業設計の向上に取り組むことができる。 |
授業の形式 | 講義、演習、実習 |
授業の方法 | 授業のねらいが達成できるよう,対面型授業,ZOOMを用いた授業,通信状況を考慮しオンデマンド型を併用しながら授業を行う。【講義,演習,実習】 学習者が主体的・対話的に学ぶための場を提供する。 学びのプロセスがわかるように心がける。 学びの振り返りができるような方法を取り入れる。 ブラックボード,連絡事項で,方法について提示し,学び方の指示を出す予定である(状況により修正の可能性も有り)。 |
授業計画 | |
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1 |
新学習指導要領の趣旨と高等学校理科の位置づけと意義
【事前学習】新学習指導要領の趣旨について整理をしてまとめ,自分なりの考えをまとめる。 (2時間) 【事後学習】自らの学びをOPPAに沿って振り返り,新学習指導要領の趣旨について再度整理をする。 (2時間) 【担当教員】後藤顕一 【授業形態】対面授業 |
2 |
理科教育の改善の背景(現状と課題の把握)
【事前学習】現代における理科教育の課題について,新聞やインターネット等を利用してまとめる。 (2時間) 【事後学習】自らの学びをOPPAに沿って振り返り,現代における理科教育の課題について再度整理する。 (2時間) 【担当教員】後藤顕一 【授業形態】対面授業 |
3 |
資質・能力の育成と理科教育,高等学校理科の位置づけと意義
【事前学習】これからの社会で求められる資質・能力とは何か,「参考資料『資質・能力』」を読み,理科教育の位置づけについて考えをまとめておく 。 (2時間) 【事後学習】自らの学びをOPPAに沿って振り返り,これからの社会で求められる資質・能力とは何かを再度整理するとともに,理科教育の位置づけについて考えをまとめる。, (2時間) 【担当教員】後藤顕一 【授業形態】対面授業 |
4 |
高等学校理科の学習指導要領における目標及び主な内容並びに全体構造とつながり
【事前学習】教科書1,「高等学校理科学習指導要領解説」を購入し,読み込む準備をする。 (2時間) 【事後学習】自らの学びをOPPAに沿って振り返るとともに,高等学校学習指導要領理科にどのような趣旨でどのような内容がどのような構造で記載されているのか説明できるようにする。 (2時間) 【担当教員】後藤顕一 【授業形態】対面授業 |
5 |
高等学校の新学習指導要領理科の変更点と評価の考え方
【事前学習】高等学校理科学習指導要領解説を読み,高等学校理科における変更点を調べてまとめる。 (2時間) 【事後学習】自らの学びをOPPAに沿って振り返り,高等学校学習指導要領理科の変更点についてまとめ評価について振り返る。 (2時間) 【担当教員】後藤顕一 【授業形態】対面授業 |
6 |
高等学校の新学習指導要領理科で求められる学びとは何か(1)
【事前学習】教科書2,「「資質・能力」を育む高校化学―探究で変える授業実践」を購入し,「実録ライブ授業」p2~p31を読み,授業の感想,優れている点,改善すべき点をまとめる。 (2時間) 【事後学習】自らの学びをOPPAに沿って振り返り,新学習指導要領理科で求められる学びとは何か振り返る。 (2時間) 【担当教員】後藤顕一 【授業形態】対面授業 |
7 |
高等学校の新学習指導要領理科で求められる学びとは何か(2)
【事前学習】教科書2,「「資質・能力」を育む高校化学」の「実録ライブ授業」において,生徒が獲得すべき資質・能力は何かまとめる。 (2時間) 【事後学習】授業で協議した内容を基に考えを整理するとともに,事例より学んだことを振り返る。 (2時間) 【担当教員】後藤顕一 【授業形態】対面授業 |
8 |
高等学校の新学習指導要領理科の目標と内容 基礎科目(1)
【事前学習】高等学校理科学習指導要領解説を読み自分が担当する基礎を付した科目について目標,内容,内容の取扱いについてまとめる。 (2時間) 【事後学習】自らの学びをOPPAに沿って自分が専門とする基礎を付した科目について振り返る。 (2時間) 【担当教員】後藤顕一 【授業形態】対面授業 |
9 |
高等学校の新学習指導要領理科の目標と内容 基礎科目(2)
【事前学習】高等学校理科学習指導要領解説を読み自分が担当する基礎を付した科目について目標,内容,内容の取扱いについて生徒相手に説明できるように準備をする。 (2時間) 【事後学習】他の基礎科目の重視すべきことについて,授業での取組を参考にまとめる。 (2時間) 【担当教員】後藤顕一 【授業形態】対面授業 |
10 |
高等学校の新学習指導要領理科の授業構想 基礎科目(1)
【事前学習】教科書2,「「資質・能力」を育む高校化学」を参考に単元を決めて基礎科目の授業構想をまとめる。 (2時間) 【事後学習】自らの学びをOPPAに沿って授業構想検討について振り返る。 (2時間) 【担当教員】後藤顕一 【授業形態】対面授業 |
11 |
高等学校の新学習指導要領理科の授業構想 基礎科目(2)
【事前学習】教科書2,「「資質・能力」を育む高校化学」を参考に単元を決めて基礎科目の授業構想を説明できるようにする。 (2時間) 【事後学習】授業構想に基づく発表について振り返り良い授業とは何か考察する。 (2時間) 【担当教員】後藤顕一 【授業形態】対面授業 |
12 |
高等学校の新学習指導要領理科の目標と内容 基礎を付していない科目(1)
【事前学習】高等学校理科学習指導要領解説の自分が担当する基礎を付していない科目について目標,内容,内容の取扱いについてまとめる。 (2時間) 【事後学習】自らの学びをOPPAに沿って自分が専門とする基礎を付していない科目について振り返る。 (2時間) 【担当教員】後藤顕一 【授業形態】対面授業 |
13 |
高等学校の新学習指導要領理科の目標と内容 基礎を付していない科目(2)
【事前学習】高等学校理科学習指導要領解説の自分が担当する基礎を付していない科目について目標,内容,内容の取扱いについて生徒相手に説明できるように準備をする。 (2時間) 【事後学習】他の基礎を付していない科目の重視すべきことについて,授業での取組を参考にまとめる。 (2時間) 【担当教員】後藤顕一 【授業形態】対面授業 |
14 |
新学習指導要領高等学校理科の指導計画作成上の配慮事項(課題(予定))
【事前学習】授業を構想するために重視すべき点について学習指導要領解説を基にまとめる。 (2時間) 【事後学習】自らの学びをOPPAに沿って振り返り,知識の定着を図る。 (2時間) 【担当教員】後藤顕一 【授業形態】対面授業 |
15 |
知識の確認のための試験,及び中学校理科教育の課題と展望(課題(予定))
【事前学習】これまでの学びについて復習し,授業ごとにまとめる。 (2時間) 【事後学習】自らの学びをOPPAに沿って振り返り,知識の定着を確認する。 (2時間) 【担当教員】後藤顕一 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | 文部科学省 『高等学校学習指導要領解説(平成30年告示)-理科編-』 学校図書 2018年 後藤顕一 他 『探究型高校理科365日 化学基礎編 (資質・能力を育てる高等学校の全授業)』 化学同人 2024年 第1版 国立教育政策研究所 『指導と評価の一体化のための学習評価に関する参考資料 高等学校理科』 東洋館出版社 2019年 学習指導要領の内容と授業の構成の仕方がわかる書物です。 |
参考書 | 後藤顕一ほか 『「資質・能力」を育む高校化学―探究で変える授業実践』 化学同人 2019年 第2版 国立教育政策研究所教育課程研究センター 『理科における評価方法等の工夫改善のための参考資料 高等学校』教育出版』 教育出版 2012年 『魅せる化学の実験授業 (岩田久道,後藤顕一)』 東洋館出版社 2011年 藤枝秀樹他 『探究型高校理科365日 生物基礎編 (探究型高校理科365日 化学基礎編)』 化学同人 2024年 第1版 |
成績評価の方法及び基準 | 試験(20%)、レポート:授業中の学習レポートを重視する ブラックボードによる提出,Google フォームを利用した課題(40%)、授業内テスト:授業内に行う確認テスト(20%)、授業参画度:授業における質問や感想(20%) 授業内の学びを大切にすること,特にOPPA評価を重視する。 |
オフィスアワー | 授業終了後1時間 |