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令和2年度以降入学者 | 数学科教育法Ⅰ | ||||
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教員名 | 山崎浩二 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | コース科目 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業形態 | 対面授業 |
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Canvas LMSコースID・コース名称 | U023490R5 2024数学科教育法Ⅰ(山崎浩二・前・水1) |
授業概要 | 中学校・高等学校数学科の教員を目指す学生に対して,中学校及び高等学校の数学科における目標,指導内容,指導法,評価,教材等について、理論的および実践的に理解することを目的とする。毎回、中学校及び高等学校の学習内容(特に数と式、関数など)について、児童・生徒の行動や思考等の様相を想定し、具体的な考察を行い、その授業づくりの在り方について理解することを目指す。あわせて,実際の教員経験をもとに,数学教育学について学修していく上で,主要な教科内容と教科指導法についての基礎的知識や概要を理解することを目指す。 |
授業のねらい・到達目標 | <授業のねらい> 本授業の目的は、主として以下の3つである。 ①中学校及び高等学校の数学科における目標,指導内容,指導法,評価,教材等について理解し、説明できる。 ②児童・生徒を想定した数学の学習指導の在り方について,具体的な内容に基づき考察し理解し、説明できる。 ③中学校及び高等学校における数学の学習における教材開発の方法について理解し、説明できる。 <到達目標> 本授業の到達目標は、以下の3つである。 ① 数学の学習指導の基本的内容(数学科における目標,指導内容,指導法,教材等)について考察し、その意味について理解できる。 ② 数学的活動を通して、数学的に考える力を育む資質・能力を育てるための授業づくりのあり方について理解できる。 ③ 個別的な学びと協働的な学びの意味とICTなどの情報機器を活用した数学の指導について考察し、その知識や技能を身に付けている。 <ディプロマポリシーとの関係> この科目は卒業単位には無関係です。 |
授業の形式 | 講義、演習 |
授業の方法 | 中学校及び高等学校の数学科における目標,指導内容,指導法,評価,教材等について概観する。また,数学的理解,数学的活動,数学的モデル化,ICT活用などの具体的な指導事例を通して,教材の役割について学ぶ。その後,具体的な教材を開発する。あわせて,実際の教員経験をもとに,数学教育学について学修していく上で,主要な教科内容と教科指導法についての基礎的知識や概要について解説する。レポートについては添削して指導する。 本授業は対面授業で行なうが、止むを得ぬ事由において Zoom での参加を希望する場合は【理由書】を提出し担当教員の許可を得ること。 ただし、コミュニケーションの必要性から,原則として,ビデオをオンにした状態で参加すること。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス,数学科カリキュラムを概観し、授業をつくることの意味とその課題について理解する。
【事前学習】事前に中学校・高等学校学習指導要領解説を入手し,目を通しておくこと。 (2時間) 【事後学習】第1回講義内容のノートを整理し、第2回までに省察すること。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
数学の授業について具体的な事例に基づいて考察し,その意味について理解する。
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する中学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間) 【事後学習】第2回講義内容のノートを整理し、第3回までに省察すること。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
「数と式」領域の中の「正の数、負の数」の学習内容を概観し、その意味と必要性、指導法などについて理解する。
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する中学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間) 【事後学習】第3回講義内容のノートを整理し、第4回までに省察すること。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
「数と式」領域の中の「正の数、負の数」の計算の仕方の指導を概観し、その意味と必要性、指導法などについて理解する。
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する中学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間) 【事後学習】第4回講義内容のノートを整理し、第5回までに省察すること。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
「数と式」領域の中の「平方根」について考察し、その意味と必要性、指導法などについて理解する。
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する中学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間) 【事後学習】第5回講義内容のノートを整理し、第6回までに省察すること。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
「数と式」領域の中の「無理数」について考察し、その意味と必要性、指導法などについて理解する。
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する中学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間) 【事後学習】第6回講義内容のノートを整理し、第7回までに省察すること。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
数と式における問題解決の授業の考察し、数学的活動に基づく、数学の問題解決過程の意味について調べ、その指導のあり方について理解する。特に、タブレットなどのICT機器を活用した授業の可能性についても理解する。
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する中学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間) 【事後学習】第7回講義内容のノートを整理し、第8回までに省察すること。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
「数と式」領域の中の「文字式」の学習内容を概観し、その意味と必要性、指導法などについて理解する。
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する中学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間) 【事後学習】第8回講義内容のノートを整理し、第9回までに省察すること。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
「数と式」領域の中の「文字式による論証」について考察し、その意味と必要性、指導法などについて理解する。
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する中学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間) 【事後学習】第9回講義内容のノートを整理し、第10回までに省察すること。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
「数と式」領域の中の「文字式による論証」について具体的な事例を基に考察し、その意味と必要性、指導法などについてより深く理解する。
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する中学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間) 【事後学習】第10回講義内容のノートを整理し、第11回までに省察すること。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
「関数」領域の中の「比例・反比例」「一次関数」について考察し、その意味と必要性、指導法などについて理解する。
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する中学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間) 【事後学習】第11回講義内容のノートを整理し、第12回までに省察すること。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
「関数」領域の中の「一次関数」について考察し、具体的な事例を基に考察し、その意味と必要性、指導法などについてより深く理解する。
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する中学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間) 【事後学習】第12回講義内容のノートを整理し、第13回までに省察すること。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
関数領域における問題解決の授業の考察し、数学的活動に基づく、数学の問題解決過程の意味について調べ、その指導のあり方について理解する。特に、タブレットなどのICT機器を活用した授業の可能性についても理解する。
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する中学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間) 【事後学習】第13回講義内容のノートを整理し、第14回までに省察すること。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
数学的活動を通して、数学的に考える力を育む資質・能力を育てるための授業づくりのあり方について理解する。
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する中学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間) 【事後学習】第1〜14回講義内容のノートを整理し、この授業で考察してきたことを省察すること。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
事前に提示した数学教育に関する課題について,質疑応答及びフィードバックを行い、これまでの内容を省察できる。(全14回の授業を振り返り,学習内容・指導の目的・方法・評価などついて考察し,授業内で課題をまとめることができる)
【事前学習】これまでの内容について復習し,提示された課題に取り組む準備をすること。 (2時間) 【事後学習】本講義で身に付いて資質・能力について振り返り、自己評価をすること。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | 文部科学省 『中学校学習指導要領(平成29年告示)解説数学編』 2018年 第1版 文部科学省 『高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説数学編』 2018年 教科書として示した中学校学習指導要領(平成29年告示)解説数学編」「高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説数学編」は、ともに冊子で購入することを薦めます。 数学科教育法Ⅲでは、中学校の内容を中心に進めすので、授業では「中学校学習指導要領(平成29年告示)解説数学編」を毎回持参してください。 |
参考書 | 國宗進・水谷尚人・山崎浩二編 『算数・数学科 小中連携の新しい図形指導』 明治図書 2022年 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:3回程度のレポート提出と第15回授業での課題のまとめによる(50%)、授業参画度:リアクションペーパー・発表・宿題による(50%) 【授業参画度についての評価】 ・・・ 50% ・授業内での発表、活動、討議等の内容を通して,数学の学習指導の基本的内容(数学科における目標,指導内容,指導法,教材等)について考察し、その意味について理解しているかを評価する。 ・授業内での発表、活動、討議等の内容を通して,個別的な学びと協働的な学びの意味とICTなどの情報機器を活用した数学の指導について考察し、その知識や技能を身に付けようとしているかを評価する。 ※授業参画度は毎回のZoom上でのレスポンスおよび宿題の提出状況なども含めて評価する。 【レポートについての評価】 ・・・ 50% ・数学の学習指導の基本的内容(数学科における目標,指導内容,指導法,教材等)について考察し、その意味について理解しているかを評価する。 ・数学的活動を通して、数学的に考える力を育む資質・能力を育てるための授業づくりのあり方について理解しているかを評価する。 ※レポートや授業内での課題等については、提出・評価の後、可能な限りフィードバックし、必要に応じて再提出・再評価する。 遠隔参加でも対面参加と同様に評価する。 |
オフィスアワー | ・原則的にe-mailでお願いします。来室の際には、事前に連絡をいただけると助かります。 |