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令和2年度以降入学者 | 社会科・地理歴史科教育法Ⅱ | ||||
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教員名 | 荒井雅子 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | コース科目 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業形態 | 対面授業(一部遠隔授業) |
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授業の形態 | 対面授業だが、本務校の都合によりオンデマンドの場合がある。 第6回については実習を行なうため、2024年10月19日(土)4現に実施する(予定)。参加できない場合は別途課題を課す。 |
Canvas LMSコースID・コース名称 | U013492E8 2024社会科・地理歴史科教育法Ⅱ(荒井雅子・後・火5) |
授業概要 | 中学校社会と高等学校の歴史、特に歴史総合を事例として、中学校社会科・高等学校地理歴史科の教員免許を取得するために必要な、基礎的素養の習得を目指します。新課程では高等学校の新設科目ばかりが目立ちますが、中学校での学習項目も変わっています。春学期の教育法Ⅰでの学びを踏まえ、各科目を実践するためにどのようなことができるか、受講者とともに考えてゆきます。社会科・地歴科は校外学習との親和性が高い教科でもあります。授業のスキルだけでなく、校外学習を運営・実施するために必要なスキルについても獲得することを目指します。学校現場における教員経験がある者がその経験を活かして、授業づくりとその改善について指導する。 |
授業のねらい・到達目標 | 中学校社会科・高等学校地理歴史科の教員免許を取得するために必要な、基礎的素養の習得を目指します。授業案や教材は作成した段階では完璧であることを目指すべきですが、それでも不十分であることは確かです。この講義では、皆さんが作成した教案や教材を相互評価することを通して、どのような改善の方向があるのかをともに学んでゆきます。個人としてのスキルを磨くと同時に、集団としてレベルアップするためにどのような相互評価の在り方が望ましいのか、教員としてのコミュニケーション力や協働力を磨いてゆきましょう。 到達目標 1 新カリキュラムにおける、中学校社会科の特徴を理解する。 2 高校地歴科を実践するための基礎的素養を身に付ける。 3 校外学習をカリキュラムの中に有機的に位置づけることができる。 4 自分の授業や教材を評価し、修正することが出来る。 |
授業の形式 | 講義、実習 |
授業の方法 | ・毎時のリアクションペーパーは、次の回の導入で共有する。 ・受講者は校外学習に参加し校外学習ワークシートを作成する。完成したワークシートを相互評価したうえで更に改善する。これら成果物についてはCanvas LMSで回収する。 ・受講者は授業案を作成し、マイクロティーチングによる模擬授業を実施する(グループ)。模擬授業案と模擬授業は相互評価を行なった上で、授業後に評価を共有する。模擬授業実施後は、個人の振り返りレポートを作成する。これら成果物についてはCanvas LMSで回収する。 ・対面授業に参加できない要件を満たした場合、zoomで参加し、指定日時までに課題を提出する。模擬授業時(第10~14回)については、教案を評価する小レポートで代替することができる。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス(教員免許状取得を目指すということ。職場としての学校。本講義の目的と概要)
【事前学習】教職課程における今までの学びを振り返る。社会科・地理歴史科教育法Ⅰで学んだことを言語化する。 (1時間) 【事後学習】講義の振り返り、とくに講義に参加する目的・目標を整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
2021年度からの中学校社会地理について、旧課程との差異、新課程で目指す学び、特徴的な単元などについて理解する。
【事前学習】中学校社会科地理で何を・どのように学んだが、振返り言語化する。 (2時間) 【事後学習】自分たちが学んだ教科書と新課程の教科書の差異、また学び方の差異について整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
2021年度からの中学校社会歴史について、旧課程との差異、新課程で目指す学び、特徴的な単元などについて理解する。
【事前学習】中学校社会科歴史で何を・どのように学んだが、振返り言語化する。 (2時間) 【事後学習】自分たちが学んだ教科書と新課程の教科書の差異、また学び方の差異について整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
校外学習導入 実践例の紹介。博学連携の様々な形を理解する。 校外学習の準備をする。歴史総合における「大衆化と私たち」の構成を考える。 【事前学習】校外学習の経験について振り返り、その意図について分析する (2時間) 【事後学習】様々な博学連携の形を理解し、模擬授業への応用を考える。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
2021年度からの中学校社会公民について、旧課程との差異、新課程で目指す学び、特徴的な単元などについて理解する。
【事前学習】中学校社会科公民で何を・どのように学んだが、振返り言語化する。 (2時間) 【事後学習】自分たちが学んだ教科書と新課程の教科書の差異、また学び方の差異について整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
【校外学習実習】賀川豊彦記念 松沢資料館を見学し、ワークシート作成の資料を集める。 提出課題1 校外学習ワークシート(このワークシートは第7回の教材となる) ※この回は、10月19日(土)4限に実施する。詳細についてはガイダンス時に案内を行なう。 ※入館料個人330円(団体275円)のほか保険料(約300円)がかかる(2023年度実績合計575円/人) 【事前学習】見学対象の施設について調査する (1時間) 【事後学習】ワークシート、記録をまとめる (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
校外学習ワークシート報告会:作成したワークシートの構成、狙いについて共有し、ブラッシュアップを図る。 提出課題2 修正された校外学習ワークシートと振り返り 【事前学習】ワークシートの完成 (3時間) 【事後学習】ワークシートの修正 (3時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
歴史総合の構造、前提となる授業観について
【事前学習】学習指導要領を参考に、歴史総合の学習内容を理解する。 (2時間) 【事後学習】大衆化と私たちの単元について、学習内容を確認する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
歴史総合の構造、特に問いについて 提出課題3 模擬授業案(この模擬授業案は第10回以降の模擬授業の教材となる) 【事前学習】大衆化と私たちの単元について、問いがどのような構造になっているか、確認する。 (2時間) 【事後学習】大衆化と私たちの単元について、問いに答える。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
校外学習の成果を利用した模擬授業(1) 4グループによる最大15分のマイクロティーチング、振り返り(提出課題4) 【事前学習】模擬授業案の作成 (2時間) 【事後学習】本時の模擬授業の振り返りと相互評価、相互評価を受けた改善案の作成。 (2時間) |
11 |
校外学習の成果を利用した模擬授業(2) 4グループによる最大15分のマイクロティーチング、振り返り(提出課題4) 【事前学習】模擬授業案の作成 (2時間) 【事後学習】本時の模擬授業の振り返りと相互評価、相互評価を受けた改善案の作成。 (2時間) |
12 |
校外学習の成果を利用した模擬授業(3) 4グループによる最大15分のマイクロティーチング、振り返り(提出課題4) 【事前学習】模擬授業案の作成 (2時間) 【事後学習】本時の模擬授業の振り返りと相互評価、相互評価を受けた改善案の作成。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
校外学習の成果を利用した模擬授業(4) 4グループによる最大15分のマイクロティーチング、振り返り(提出課題4) 【事前学習】模擬授業案の作成 (2時間) 【事後学習】本時の模擬授業の振り返りと相互評価、相互評価を受けた改善案の作成。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
校外学習の成果を利用した模擬授業(5) 4グループによる最大15分のマイクロティーチング、振り返り(提出課題4) 【事前学習】模擬授業案の作成 (2時間) 【事後学習】本時の模擬授業の振り返りと相互評価、相互評価を受けた改善案の作成。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
まとめと振り返り(マイクロティーチングの傾向分析と講評)
【事前学習】講義に参加する目的・目標と照らし合わせて、自身の学びを評価する。 (2時間) 【事後学習】社会科・地理歴史科教育法Ⅱで身に付けた技術について言語化する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | 久保文明、中村尚史他11名 『現代の歴史総合 みる・読みとく・考える』 山川出版社 2022年 この版を推奨するが、既に手元に他社の歴史総合の教科書がある場合は購入不要です。 検定教科書は一般の書店では販売していません。初回授業時に教科書購入調査をしますので、購入予定者は初回授業に出席してください。 |
参考書 | 文部科学省編 『中学校学習指導要領〈平成29年告示〉解説 社会編』 東洋館出版社 2019年 文部科学省編 『高等学校学習指導要領〈平成30年告示〉解説 地理歴史編』 東洋館出版社 2019年 https://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2019/03/18/1387018_003.pdf https://www.mext.go.jp/content/20220802-mxt_kyoiku02-100002620_03.pdf を参考にしても良い。そのほかの参考資料は講義の際に指示します。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:提出課題1(校外学習ワークシート)、提出課題2(校外学習ワークシート修正と振り返り)、提出課題3(模擬授業案)提出課題4(模擬授業の振り返り)(70%)、授業参画度:毎時のリアクションペーパー。対面授業に参加できない要件を満たし、zoomで参加した場合、別途指示する課題の提出によって評価する。対面授業での評価と差が出ることはない。(30%) |
オフィスアワー | 授業終了時 対面授業に参加できない場合はメールでの問い合わせ可 |