検索したい科目/教員名/キーワードを入力し「検索開始」ボタンをクリックしてください。
※教員名では姓と名の間に1文字スペースを入れずに、検索してください。
令和2年度以降入学者 | 社会科・地理歴史科教育法Ⅰ | ||||
---|---|---|---|---|---|
教員名 | 西村嘉高 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | コース科目 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業形態 | 対面授業(一部遠隔授業) |
---|---|
授業の形態 | 対面授業とともにグループワークも多用する。一部オンデマンド活用の回あり。 |
Canvas LMSコースID・コース名称 | U010492D8 2024社会科・地理歴史科教育法Ⅰ(西村嘉高・前・土1) |
授業概要 | 中学校社会科の地理的分野と歴史的分野、高等学校の地理歴史科の教員免許を取得するために必要な基礎的素養の習得をめざす。さらに「地理総合」や「歴史総合」など新学習指導要領で登場した新科目やコロナ禍で注目されたICTを活用した最新の授業方法についても学ぶ。私立学校での教職経験や教科書執筆の実務経験を活かし、教育現場で起きていることや教科書の変化についても講義に織り込んでいく。学習指導案の作成や模擬授業を通じて、みずから授業を創り出す作業もおこなう。 |
授業のねらい・到達目標 | ねらい 教員免許中学校「社会」と高等学校「地理歴史」取得のため、社会科と地理歴史科各科目の目標、内容、指導法を講義する。また、学習指導案作成や模擬授業などを通して、社会科・地理歴史科の教育方法と技術の習得をめざす。 到達目標 1.現代的課題に取り組むあたらしい地理教育や歴史教育の達成を理解する。 2.授業の実施に必要となる学習指導案の作成方法から評価方法までを理解する。 3.生徒参加型の授業を実施するための技能を身につける。 4.教育におけるさまざまな問題の意味を理解し,助言を受けて複数の解決策を提示し説明できる。(A-4-2) る。今後の教育の流れや社会情勢に関心を持って、新しい挑戦への計画を立て、準備することができる。(A-5-2) この科目は文理学部のDP及びCP4,5に対応しています。 |
授業の形式 | 講義、演習 |
授業の方法 | 授業の形式: 教科書に基づいて基本事項を講義し、関連する調査やグループワーク、授業を実践する体験および授業案の作成をする。講義中に課すコメントシートを通じて、小テストも適宜実施する。コメントシートについては、翌週に講評を行う。レポートはコメントを記入して返却する。 出席できない学生は、授業に関する動画を視聴し、コメントシートやレポートを作成する。 |
授業計画 | |
---|---|
1 |
受講にあたっての心構えと教育現場の実状(自己紹介、本講義の目的・目標、講義概要説明)
【事前学習】教員免許取得をめざす理由、地理や歴史など社会科を学習する今日的意義を説明できるようにする。 (1時間) 【事後学習】講義の振り返り、とくに講義に参加する目的・目標を整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
日本における社会科教育の歴史を学ぶ
【事前学習】『中学校学習指導要領解説 社会編』p.1p~.28、『高等学校学習指導要領解説 地理歴史編』p.1~p.34を読み、内容を理解する。 (2時間) 【事後学習】講義の内容を振り返り、事前学習で読んだ部分との関係をまとめる。 (1時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
中学校学習指導要領の地理的分野について学ぶ
【事前学習】『中学校学習指導要領解説 社会編』p.29~p.82を読み、内容を理解する。 (2時間) 【事後学習】中学校学習指導要領の地理的分野の改訂内容についてまとめる (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
中学校学習指導要領の歴史的分野について学ぶ
【事前学習】『中学校学習指導要領解説 社会編』p.83~p.125を読み、内容を理解する。 (2時間) 【事後学習】中学校学習指導要領の歴史的分野の改訂内容についてまとめる (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
高等学校学習指導要領の地理総合と地理探究について学ぶ
【事前学習】『高等学校学習指導要領解説 地理歴史編』p.35~p.122を読み、内容を理解する。 (3時間) 【事後学習】高等学校学習指導要領の地理の改訂内容についてまとめる (2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
高等学校学習指導要領の歴史総合について学ぶ(教科書執筆の経験をふまえて講義する)
【事前学習】『高等学校学習指導要領解説 地理歴史編』p.123~p.190を読み、内容を理解する。 (3時間) 【事後学習】高等学校学習指導要領の歴史総合の改訂内容についてまとめる (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
高等学校学習指導要領の日本史探究・世界史探究について学ぶ(教科書執筆の経験をふまえて講義する)
【事前学習】『高等学校学習指導要領解説 地理歴史編』p.191~p.345を読み、内容を理解する。 (3時間) 【事後学習】高等学校学習指導要領の日本史探究の改訂内容についてまとめる (2時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
ICT機器・視聴覚教材を利用した授業、グループワークなど生徒が主体的に学ぶあたらしい授業方法について学ぶ
【事前学習】自身が使用した社会科・地理歴史科の教科書や副教材を見て構想を練る。 (3時間) 【事後学習】高等学校学習指導要領の世界史探究の改訂内容についてまとめる (2時間) 【授業形態】オンデマンド型授業 |
9 |
学習指導案を作成する(実例も交えて説明する)
【事前学習】『中学校学習指導要領解説 社会編』p.169~p.188、『高等学校学習指導要領解説 地理歴史編』p.350~p.366を読み、内容を理解する。 (2時間) 【事後学習】講義の内容を振り返り、自分自身の授業方法をまとめる (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
模擬授業(1)
【事前学習】授業案を作成 (2時間) 【事後学習】事前学習で見た教科書の該当部分をみて、自分が作った学習指導案を修正する (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
模擬授業(2)
【事前学習】授業案を作成 (3時間) 【事後学習】作った授業案の問題点をまとめる。他の受講生の模擬授業を批評する。 (1時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
模擬授業(3)
【事前学習】授業案作成 (3時間) 【事後学習】作った授業案の問題点をまとめる。他の受講生の模擬授業を批評する。 (1時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
社会科・地理歴史科教育法のまとめ-学習内容の整理と確認(到達度確認のため試験を実施)
【事前学習】いままでの講義内容を振り返る。 (3時間) 【事後学習】作った授業案の問題点をまとめる。他の受講生の模擬授業を批評する。 (1時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
模擬授業・試験の振り返り(講評・フィードバック)
【事前学習】いままでの講義内容・試験内容・模擬授業の映像確認などを振り返る。 (3時間) 【事後学習】授業の内容を振り返る。 (1時間) 【授業形態】オンデマンド型授業 |
15 |
今後の地理教育、歴史教育について考える(振り返りとともに)
【事前学習】事前に配布する資料を読み込む。 (2時間) 【事後学習】自分自身の社会科・地理歴史科の授業に対する方法論をまとめる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
---|---|
教科書 | 文部科学省編 『『中学校学習指導要領〈平成29年告示〉解説 社会編』』 東洋館出版社 2019年 文部科学省編 『『高等学校学習指導要領〈平成30年告示〉解説 地理歴史編』』 東洋館出版社 2019年 指定した教科書は2冊とも文部科学省のホームページにPDF化され掲載されている。書籍と内容はまったく同じである。購入が困難な場合は、下記URLを参照のうえPDFを見ること。ただし、教員になる場合に必要な書物であるので、購入を勧める。 https://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2019/03/18/1387018_003.pdf https://www.mext.go.jp/content/1407073_03_2_2.pdf |
参考書 | 中平一義・茨木智志・志村喬 『『中等社会系教科教育研究』』 風間書房 2021年 第1版 国立教育政策研究所教育課程研究センター 『「指導と評価の一体化」のための学習評価に関する参考資料』 東洋館出版社 2021年 個々の科目に関する参考書については、講義の中でその都度提示する。 中学や高校時代の教科書や副教材があれば、持参すると役に立つ。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:講義の中で説明する学習指導案の作成、模擬授業案の提出(20%)、授業内テスト:講義の内容を理解しているかを問う(第13回に実施する予定)(40%)、授業参画度:リアクションペーパーの回答、模擬授業(40%) やむを得ない事情で授業内試験を受けられなかった場合、第15回の講義時間または2時間目に追試を実施する。 |
オフィスアワー | 講義終了時。対面授業に参加できない学生とは、メールなどを使って連絡を取り合う。 |