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分析化学3(バイオ分析・機器分析の基礎)

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令和2年度以降入学者 分析化学3(バイオ分析・機器分析の基礎)
教員名 桒原正靖
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 化学科
学期 後期 履修区分 必修
授業形態 対面授業
授業の形態 原則、対面で実施
Canvas LMSコースID・コース名称 T02227A14 2024分析化学3(バイオ分析・機器分析の基礎)(桒原正靖・後・金1)
授業概要 バイオ分析手法ならびに機器を用いる物質検出法の原理、特徴、応用範囲などについて授業を行う。
授業のねらい・到達目標 バイオ分析分野における一般的な方法論や、機器を用いて物質を分析する方法、特に光と電気を用いる分析法についての原理、応用範囲などを理解できるようになる。

この科目は文理学部(学士(理学))のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応している。

なお,新カリキュラム(令和2年度以降の入学者)では,この科目は文理学部(学士(理学))のディプロマポリシーDP3, DP4, DP8 及びカリキュラムポリシーCP3, CP4, CP8 に対応している。
・基礎的な化学知識に基づいて,自然科学に関係する諸現象を論理的・批判的に考察することができる。(A-3-2)
・さまざまな事象に潜む化学的問題を発見し,専門的化学知識に基づいてそれを説明することができる。(A-4-2)
・自分の学修経験の振り返りを継続的に行い,分析することができる。(A-8-2)
授業の形式 講義
授業の方法 原則、対面で実施する。尚、社会情勢等に応じてCanvas LMSを介したオンデマンド型の遠隔授業と課題等の提示による形態をとることがある。その場合、小テスト(クイズ)や試験の実施はGoogle Forms等によるため、Google Forms等のGoogle提供のツールを使用する予定である。よって、授業開始前に、NU-AppsのIDおよびPWを取得し、ログインできることを確認しておくこと。
また、社会情勢等に依らず、対面参加が困難であることに対する配慮を希望する学生は、必ず事前に相談すること。文理学部が定める基準に該当すると担当教員が認めた場合のみ、遠隔(ライブ配信)での受講を可とする。
履修条件 なし
授業計画
1 はじめに:授業のテーマや到達目標及び授業の方法について説明するとともに、バイオ分析の歴史や現況等について概説する。 (A-3, A-4, A-8)
【事前学習】シラバスを事前に確認し、授業全体の流れを理解しておくこと (1時間)
【事後学習】第2回以降の授業に備え、専門技術用語の正確な意味等を抑えておくこと (3時間)
【授業形態】対面授業
2 バイオ分析化学の方法論:シーケンシング等 (A-3, A-4, A-8)
【事前学習】ベーシックマスター(21章1節)を読み、概略を理解しておくこと (1時間)
【事後学習】授業中に取り扱った演習問題を中心に復習し解けるようになること (3時間)
【授業形態】対面授業
3 バイオ分析化学の方法論:1塩基多型解析等 (A-3, A-4, A-8)
【事前学習】ベーシックマスター(21章2節)を読み、概略を理解しておくこと (1時間)
【事後学習】授業中に取り扱った演習問題を中心に復習し解けるようになること (3時間)
【授業形態】対面授業
4 バイオ分析化学の方法論:ゲノミクス・プロテオミクス等 (A-3, A-4, A-8)
【事前学習】ベーシックマスター(21章3節)を読み、概略を理解しておくこと (1時間)
【事後学習】授業中に取り扱った演習問題を中心に復習し解けるようになること (3時間)
【授業形態】対面授業
5 バイオ分析化学の方法論:イムノアッセイ等 (A-3, A-4, A-8)
【事前学習】ベーシックマスター(21章4節)を読み、概略を理解しておくこと (1時間)
【事後学習】授業中に取り扱った演習問題を中心に復習し解けるようになること (3時間)
【授業形態】対面授業
6 酸化還元滴定と電位差滴定 (A-3, A-4, A-8)
【事前学習】クリスチャンⅠ(14.1-14.9)を読み、概略を理解しておくこと (1時間)
【事後学習】授業中に取り扱った演習問題を中心に復習し解けるようになること (3時間)
【授業形態】対面授業
7 電気化学測定法と分光学的測定法 (A-3, A-4, A-8)
【事前学習】クリスチャンⅠ(15.1-15.6, 16.1-16.17)を読み、概略を理解しておくこと (1時間)
【事後学習】授業中に取り扱った演習問題を中心に復習し解けるようになること (3時間)
【授業形態】対面授業
8 中間試験とその解説を行い授業の理解を深める。 (A-3, A-4, A-8)
【事前学習】第1回から第7回の内容を復習しておくこと (4時間)
【事後学習】解けなかった試験問題を解きなおすこと (3時間)
【授業形態】対面授業
9 試料調製と解析の実際:モル、モル濃度、ファクター等 (A-3, A-4, A-8)
【事前学習】溶液の化学と濃度計算(1,2章)を読み、概略を理解しておくこと (1時間)
【事後学習】授業中に取り扱った演習問題を中心に復習し解けるようになること (3時間)
【授業形態】対面授業
10 試料調製と解析の実際:規定度や中和反応等 (A-3, A-4, A-8)
【事前学習】溶液の化学と濃度計算(3,4章)を読み、概略を理解しておくこと (1時間)
【事後学習】授業中に取り扱った演習問題を中心に復習し解けるようになること (3時間)
【授業形態】対面授業
11 試料調製と解析の実際:酸化剤・還元剤や酸化還元反応等 (A-3, A-4, A-8)
【事前学習】溶液の化学と濃度計算(5,6章)を読み、概略を理解しておくこと (1時間)
【事後学習】授業中に取り扱った演習問題を中心に復習し解けるようになること (3時間)
【授業形態】対面授業
12 試料調製と解析の実際:パーセント濃度や平衡定数等 (A-3, A-4, A-8)
【事前学習】溶液の化学と濃度計算(7,8章)を読み、概略を理解しておくこと (1時間)
【事後学習】授業中に取り扱った演習問題を中心に復習し解けるようになること (3時間)
【授業形態】対面授業
13 試料調製と解析の実際:酸化還元電位や比色法等 (A-3, A-4, A-8)
【事前学習】溶液の化学と濃度計算(9,10章)を読み、概略を理解しておくこと (1時間)
【事後学習】授業中に取り扱った演習問題を中心に復習し解けるようになること (3時間)
【授業形態】対面授業
14 授業内テストとその解説を行い授業の理解を深める。 (A-3, A-4, A-8)
【事前学習】第9回から第13回の内容を復習しておくこと (4時間)
【事後学習】解けなかった試験問題を解きなおすこと (3時間)
【授業形態】対面授業
15 まとめ:これまでの復習・解説を行い講義内容の理解を深める。 (A-3, A-4, A-8)
【事前学習】分析化学3で学修した内容を復習しノートに整理すること (1時間)
【事後学習】事前学習で不十分であったところを補完すること (2時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 G.D. Christian, P.K. Dasgupta, K.A. Schug(今任稔彦, 角田欣一 監訳) 『クリスチャン分析化学Ⅰ基礎編』 丸善 2016年 第7版
G.D. Christian, P.K. Dasgupta, K.A. Schug(今任稔彦, 角田欣一 監訳) 『クリスチャン分析化学II 機器分析編』 丸善 2017年 第7版
立屋敷 哲 『演習 溶液の化学と濃度計算―実験・実習の基礎』 丸善 2004年
「クリスチャン分析化学Ⅰ基礎編」は分析化学1および2でも、「クリスチャン分析化学II 機器分析編」は分析化学4でも教科書として使用する。
参考書 津村 ゆかり 『図解入門よくわかる最新分析化学の基本と仕組み』 秀和システム 2016年 第2版
蟻川 芳子,‎ 小熊 幸一,‎ 角田 欣一 『ベーシックマスター 分析化学』 オーム社 2013年
これらの書籍は分析化学2で教科書もしくは参考書として挙げている。
成績評価の方法及び基準 授業内テスト(70%)、授業参画度(30%)
授業内試験に加え授業参画度等を併せて総合的に判断する。クイズ回答状況や授業態度等をもって、授業参画度とします。授業参画度が著しく低い場合は評価の対象としない。遠隔での受講者もこれに準じる。
オフィスアワー 質問等はCanvas LMSを介して対応する。
備考 データー処理等に「関数電卓」を必要とする。基礎を身につけるためには復習はもとより、実際に自ら計算、グラフにしてみることが必要である。クラス全体の授業理解度を考慮しながら、適宜、授業を進めて行く。

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