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令和2年度以降入学者 | 気圏科学実習2 | ||||
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教員名 | 三隅良平 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 3・4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 地球科学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業形態 | 対面授業 |
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授業の形態 | 対面授業 |
Canvas LMSコースID・コース名称 | N05422A37 2024気圏科学実習2(三隅良平・後・月4・月5) |
授業概要 | FORTRANを用いて気象データの解析や、気象モデルを作成する演習を行う |
授業のねらい・到達目標 | <授業のねらい> FORTRANを用いて気象データの解析や、気象モデルを構築する演習を行う。演習を通じて、FORTRANプログラムを自ら作成する能力を身につけるとともに、気象モデルに用いられる数値計算法を理解する。 <到達目標>(括弧の数字は授業回を表す) ・降水量、気温、風向風速の統計処理をするプログラムを作成することができる。(1-5) ・台風に関する統計処理をするプログラムを作成することができる。(6-7) ・相当温位を計算することができる。(8) ・移流型方程式を数値的に解くことができる。(9-10) ・1次元乾燥対流モデルをつくることができる。(11) ・1層プリミティブモデルをつくることができる。(12-14) ・計算結果を図化することができる。(15) <学科プログラム(JABEE認定プログラムを含む)の学習・教育到達目標> 「(G)地球科学の専門知識を修得する」に寄与する。 <日本大学教育憲章との関係> ・日常生活における現象に潜む科学的知見を発見し、専門知識に基づいて解決案を作成できる(A-4-3) <ディプロマポリシーとの関係> この科目は文理学部(学士(理学)のD4P及びCP4に対応しています。 なお、この科目は旧カリキュラム(令和元年度以前入学者が対象)においては、ディプロマポリシーDP4及びカリキュラムポリシーCP4に対応している。 |
授業の形式 | 講義、演習 |
授業の方法 | ・毎回の授業の前半でプログラミングに関する講義を行い、後半では課題に対するプログラミングの演習を行う。 ・実習中の指導や助言を通じて、教員からのフィードバックを行う。 <対面授業に参加できない学生の代替方法と要件> インフルエンザ等の指定感染症に罹患した場合は、後日、指定書式の届出書を提出することにより、出席停止の扱いとする。 |
履修条件 | 気圏科学実習1(気象学実習1)を受講していることが望ましい |
授業計画 | |
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1 |
プログラムのコンパイルと実行方法について学習し、プログラムの作成について実習する。
【事前学習】FORTRANについて調べておく (1時間) 【事後学習】各自が所有するPCにFORTRAN90を実行できる環境をつくる (4時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
摂氏温度を華氏温度に変換するプログラムについて学習し、プログラムの作成について実習する。
【事前学習】FORTRANで用いられる変数の型を調べておく (1時間) 【事後学習】摂氏温度を華氏温度に変換するプログラムを作成する (4時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
気象庁アメダスの降水量データについて統計解析をするプログラムについて学習し、プログラムの作成について実習する。
【事前学習】FORTRANで用いられる入出力処理を調べておく (1時間) 【事後学習】授業で取り扱ったアメダス観測地点以外の場所について、降水量の統計解析をするプログラムを作成する (4時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
気象庁アメダスの気温データについて統計解析をするプログラムについて学習し、プログラムの作成について実習する。
【事前学習】データを値の大きい順、小さい順に並べるプログラムの作成方法を考えておく (1時間) 【事後学習】授業で取り扱ったアメダス観測地点以外の場所について、気温の統計解析をするプログラムを作成する (4時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
気象庁アメダスの風向風速データについて統計解析をするプログラムについて学習し、プログラムの作成について実習する。
【事前学習】FORTRANで用いられるif文について調べておく (1時間) 【事後学習】授業で取り扱ったアメダス観測地点以外の場所について、気温の統計解析をするプログラムを作成する (4時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
台風ベストトラックデータについて統計解析をするプログラムについて学習し、プログラムの作成について実習する(その1)。
【事前学習】台風ベストトラックデータについて調べておく (1時間) 【事後学習】最低気圧が低い順に3つの台風を選び出すFORTRANプログラムを作成する (4時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
台風ベストトラックデータについて統計解析をするプログラムについて学習し、プログラムの作成について実習する(その2)。
【事前学習】EXCELでグラフを作成する方法を調べておく (1時間) 【事後学習】授業で取り扱った以外の台風について、経路をグラフに描く (4時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
気象庁メソスケールモデル(MSM)の出力値から相当温位を計算するプログラムについて学習し、プログラムの作成について実習する。
【事前学習】相当温位について調べておく (1時間) 【事後学習】授業で取り扱った以外の時刻について相当温位を計算し図化する (4時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
移流型方程式の解法(1次元)について学習し、プログラムの作成について実習する。
【事前学習】移流型方程式について調べておく (1時間) 【事後学習】一方向に状態が移流するプログラムを作成する (4時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
移流型方程式の解法(2次元)について学習し、プログラムの作成について実習する。
【事前学習】移流型方程式について調べておく (1時間) 【事後学習】2次元に状態が移流するプログラムを作成する (4時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
1次元乾燥対流(運動方程式と熱力学方程式の連立)について学習し、プログラムの作成について実習する。
【事前学習】対流について調べておく (1時間) 【事後学習】1次元乾燥対流モデルを作成する (4時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
1層プリミティブモデル(仮想地形)について学習し、プログラムの作成について実習する(その1)。
【事前学習】1層プリミティブモデルについて調べておく (1時間) 【事後学習】仮想地形を用いた1層プリミティブモデルを作成する (4時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
1層プリミティブモデル(仮想地形)について学習し、プログラムの作成について実習する(その2)。
【事前学習】1層プリミティブモデルについて調べておく (1時間) 【事後学習】仮想地形を用いた1層プリミティブモデルを作成する (4時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
1層プリミティブモデル(実地形)について学習し、プログラムの作成について実習する。
【事前学習】1層プリミティブモデルについて調べておく (1時間) 【事後学習】実地形を用いて1層プリミティブモデルを実行する (4時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
1層プリミティブモデル(GrADSを用いた図化)について学習し、プログラムの作成について実習する。
【事前学習】GrADSについて調べておく (1時間) 【事後学習】1層プリミティブモデルの計算結果をGrADSで図化する (4時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | 特になし |
参考書 | 参考図書については随時紹介する |
成績評価の方法及び基準 | 授業参画度:各回の課題(100%) ●評価の基準 ・降水量、気温、風向風速の統計処理をするプログラムを作成することができる(10点)。 ・台風に関する統計処理をするプログラムを作成することができる(10点)。 ・相当温位を計算することができる(10点)。 ・移流型方程式を数値的に解くことができる(10点)。 ・1次元乾燥対流モデルをつくることができる(10点)。 ・1層プリミティブモデルをつくることができる(40点)。 ・計算結果を図化することができる(10点)。 各回の課題提出に基づき、上記を総合的に判断し60点以上を合格とする。 対面授業に参加できない学生についても、各回の課題提出により、同様の評価を行う。 |
オフィスアワー | 質問等はメールで随時受け付ける |