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心理学概論１

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令和２年度以降入学者 心理学概論１
教員名 畦地良平
単位数    2 学年    1 開講区分 文理学部
科目群 心理学科
学期 前期 履修区分 必修
授業形態 対面授業
授業の形態 事前通知の上、やむを得ず遠隔授業（同時双方向型）を実施する場合もありえる。
Canvas LMSコースID・コース名称 L003101801　2024心理学概論１（畦地良平・前・金1）
授業概要 心理学の成り立ち，人の心の基本的な仕組み及び働き、その概観を捉えることを促す。心理学の各領域についての講義を通じ、学問としての裾野の広さを理解できるよう手ほどきする。

担当教員の公認心理師としての実務経験をもとに、基礎心理学の各分野がどのように公認心理師業務と関連しているかについても、講義を通して紹介する。
授業のねらい・到達目標 【公認心理師受験資格取得に必要な科目】
（1）　授業のねらい
　「心理学の成り立ち」について学び，心理学がどのように科学的学問として成立するに至ったか，そのアプローチや研究方法を理解する。
　各心理学領域についての概説を学ぶことにより，「人の心の基本的な仕組み及び働き」の基本的事項を把握する。

（2）　到達目標
　「心理学の成り立ち」について説明できる。
　「人の心の基本的な仕組み及び働き」の基本的事項を述べることができる。

この科目は文理学部（学士（心理学））のDP及びCPのA-1-2,A-2-2に対応しています。

学習から得られた豊かな知識と教養，及び，自己の倫理観に基づいて，心理学をはじめとする学問の役割を説明することができる。(A-1-2)
現代社会が直面している様々な問題の多様性を理解することができる。(A-2-2)
授業の形式 講義
授業の方法 授業の形式：【講義】　
　教科書の基本的事項を補足説明し，レポート作成や授業内テスト等を適宜実施する。授業内テスト等を実施した場合には、全体講評および得点について個別にフィードバックを行う。
授業計画
1 心理学概説の授業の実施方法，目的等のオリエンテーション。及び心理学の成り立ちについて講義する。(A-1-2, A-2-2)。
【事前学習】シラバスを読み，心理学概説のねらいや授業方法やについて確認しておくこと （2時間）
【事後学習】心理学の歴史について復習すること （2時間）
【授業形態】対面授業
2 心理学の研究方法，心理学のアプローチについて講義する。(A-1-2, A-2-2)。
【事前学習】教科書の１章を通して読み，疑問点についてまとめておくこと。 （2時間）
【事後学習】学問としての心理学についての理解や自分の考えをまとめること。 （2時間）
【授業形態】対面授業
3 行動の生物学的基礎（1）脳の基本的構造について講義する。(A-1-2, A-2-2)。
【事前学習】教科書の第２章の前半部を読み、脳の構造について予習すること。 （2時間）
【事後学習】脳の構造について復習し，心理学との関連について理解すること。 （2時間）
【授業形態】対面授業
4 行動の生物学的基礎（2）構造に対応した脳機能について講義する。(A-1-2, A-2-2)。
【事前学習】教科書の第２章の後半部を読み，脳機能について予習すること。 （2時間）
【事後学習】脳機能やトピックについて復習し，生物学的基礎についてまとめること。 （2時間）
【授業形態】対面授業
5 学習（1）学習全般とレスポンデント条件付けについて講義する。(A-1-2, A-2-2)。
【事前学習】教科書の第3章の前半部を読み，学習の基本とレスポンデントについて予習すること。 （2時間）
【事後学習】授業の内容について復習し，身の回りのレスポンデント条件付け学習を見つけること。 （2時間）
【授業形態】対面授業
6 学習（2）オペラント条件付け，観察学習について講義する。(A-1-2, A-2-2)。
【事前学習】教科書の第３章の後半部を読み，オペラント学習と観察学習について予習すること。 （2時間）
【事後学習】授業の内容について復習し，レスポンデント，オペラント，観察学習について日常生活の例を見つけておくこと。 （2時間）
【授業形態】対面授業
7 感覚・知覚（1）視覚を中心とした知覚，および錯覚について講義する。(A-1-2, A-2-2)。
【事前学習】教科書の第４章前半部を読み，視知覚に関する疑問をまとめておくこと。 （2時間）
【事後学習】錯覚の利用例について調べておくこと。 （2時間）
【授業形態】対面授業
8 感覚・知覚（2）空間・色・運動の知覚，また補足として視覚以外についても講義する。(A-1-2, A-2-2)。
【事前学習】教科書の第４章後半部を読み，知覚心理学全般について概観しておくこと。 （2時間）
【事後学習】視知覚以外の，聴覚や嗅覚，触覚等の知覚についても調べておくこと。 （2時間）
【授業形態】対面授業
9 記憶（1）記憶研究の流れ，ワーキングメモリ，エピソード記憶について講義する。(A-1-2, A-2-2)。
【事前学習】教科書の第５章前半部を読み，記憶の心理学的モデルについて疑問をまとめておくこと。 （2時間）
【事後学習】記憶における基本的なモデルの理解についてまとめておくこと。 （2時間）
【授業形態】対面授業
10 記憶（2）意味記憶，展望記憶，記憶についてのトピックスについて講義する。(A-1-2, A-2-2)。
【事前学習】教科書の第５章後半部を読み，記憶の心理学的トピックスについて調べておくこと。 （2時間）
【事後学習】記憶の分類を含め，心理学における記憶のモデルについて整理して多くこと。 （2時間）
【授業形態】対面授業
11 言語・思考・知能（1）言語心理学，問題解決と意思決定について講義する。(A-1-2, A-2-2)
【事前学習】教科書の第６章前半部を読み，心理学における言語について予習しておくこと。 （2時間）
【事後学習】問題解決や意思決定について身近な例を調べておくこと。 （2時間）
【授業形態】対面授業
12 言語・思考・知能（2）イメージ，知能の各理論について講義する。(A-1-2, A-2-2)
【事前学習】教科書の第６章後半部を読み，知能の定義について予習しておくこと。 （2時間）
【事後学習】知能のモデルについてまとめておくこと。 （2時間）
【授業形態】対面授業
13 感情・情動（1）感情，情動，気分の区別，情動に関する諸理論について講義する。(A-1-2, A-2-2)
【事前学習】教科書の第７章前半部を読み，情動について予習しておくこと。 （2時間）
【事後学習】心理学における情動についての理解をまとめておくこと。 （2時間）
【授業形態】対面授業
14 感情・情動（2）表情認知，情動調整，動機づけについて講義する。（対面授業）(A-1-2, A-2-2)
【事前学習】教科書の第７章後半部を読み，情動が関係する諸テーマについて調べておくこと。 （2時間）
【事後学習】情動を基本とした様々な心理学的テーマについてまとめておくこと。 （2時間）
【授業形態】対面授業
15 学習のまとめ。心理学の成立から学習した諸領域について復習を行う。（対面授業）(A-1-2, A-2-2)
【事前学習】授業内容を復習しておくこと。 （2時間）
【事後学習】復習内容を抑え，心理学の概観についてまとめておくこと。 （2時間）
【授業形態】対面授業
その他
教科書 厳島 行雄・横田 正夫 『心理学概説』 冨山房インターナショナル 2023年
参考書 授業内で適宜指示する
成績評価の方法及び基準 レポート:振り返り課題への記載内容や提出状況にて評価する。(30%)、授業内テスト:中間試験、期末試験を実施するので、その成績で評価する。(60%)、授業参画度:聴講状況や講義に関する質問等や意見等により評価する。(10%)
授業内で複数回振り返り課題を実施する。
課題提出等の〆切については原則一切の遅延を認めない。
試験では専門用語を英単語にて学習できているかどうかも採点対象となるので、そのつもりで試験に臨むこと。
オフィスアワー 授業終了後。またはメール等にて随時質疑に回答する。

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