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令和2年度以降入学者 | 社会教育論 | ||||
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教員名 | 梶野光信 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 教育学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業形態 | 対面授業 |
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授業の形態 | 対面授業で行います。状況によっては、Canvus LMSを使用して実施します。 |
Canvas LMSコースID・コース名称 | J058081N7 2024社会教育論(梶野光信・前・水3) |
授業概要 | 社会教育は大別して、①教育行政の行う社会教育(以下、社会教育行政という。)と②市民が自主的に取り組む社会教育活動・実践(以下、社会教育活動という。)の2つがあります。。本授業では、社会教育行政の内容について重点的に説明します。 担当教員は、東京都教育委員会で30年以上の行政経験を持っていますので、社会教育行政だけでなく、学校教育行政を含めた広い視野で社会教育行政の役割を説明していきます。 |
授業のねらい・到達目標 | 【ねらい】 近年の社会教育行政は学校教育との連携・協働、学校教育支援に重きが置かれています。具体的には、教育コーディネーターの役割、学校外の社会資源(企業・NPO等)との連携、不登校・高校中途退学未然防止策など、教育行政が直面する現代的課題に沿いながら授業を進めていきます。この授業を通じて、課題解決力、政策形成能力の基礎について習得することができるようになります。 実際の教員志望の学生やNPOや企業(特に教育産業)で働くことを希する学生が受講しても大いに参考となる内容を提供します。 【到達目標】 この授業を通じて、論理的・批判的思考力、問題発見・解決力を身に付けることができるようにします。(A-3-3,A-4-3、A-7-3) またこの科目は文理学部(学士(教育学)のディプロマポリシー(DP1、DP2、DP3、DP4)及びカリキュラムポリシー(CP3、CP4)に対応しています。 |
授業の形式 | 講義 |
授業の方法 | 対面授業を基本とします。授業の中で、現場をリアルにとらえるようにするため、ドキュメンタリー映像を適宜活用します。また、必要に応じて、ゲスト講師を招くこともあります。 各回(1回目を除く)の授業の終わりに、小レポートを提出していただきます。その内容は授業の感想だけでなく、自分自身の考えをきちんと述べたものを期待します。 |
授業計画 | |
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1 |
オリエンテーション(授業の計画や到達目標等について説明する)
【事前学習】社会教育とは何かについて調べておく (2時間) 【事後学習】授業の計画を踏まえ、自分なりの目標設定を行う (2時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
社会教育とは何か(社会教育行政と社会教育活動・実践との違い) 東京都教育委員会における社会教育行政の役割 【事前学習】東京都教育委員会のHP等で東京都の社会教育行政の役割を調べておく (2時間) 【事後学習】東京都の社会教育行政の他県との取組の違いを押さえる (2時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
社会教育行政における施策形成過程について
【事前学習】どのように行政施策が形成されるか、自分なりに調べておく (2時間) 【事後学習】施策形成を担うアクターの役割を押さえる (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
教育基本法第13条と地域教育プラットフォーム構想
【事前学習】第5期東京都生涯学習審議会答申を読んでおく (2時間) 【事後学習】地域教育プラットフォーム構想の可能性を自分なりに考える (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
地域教育プラットフォーム構想の実際(その1)地域学校協働活動に影響を与えた取り組み
【事前学習】文科省のHPで地域学校協働活動について調べておく (2時間) 【事後学習】学校支援地域本部から地域学校協働活動本部への流れを復習する (2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
地域教育プラットフォーム構想の実際(その2)地域教育推進ネットワーク東京都協議会の役割
【事前学習】東京都の生涯学習HPで地域教育推進ネットワーク東京都協議会の役割を調べておく (2時間) 【事後学習】どのようにして社会教育主事が地域教育推進ネットワーク東京都協議会を設立した経緯を復習する (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
社会教育主事が有する施策形成機能とは? 東京都の社会教育行政が生み出した新たな施策
【事前学習】東京都生涯学習HPで「とうきょうの地域教育」のバックナンバーを読んでおく (2時間) 【事後学習】社会教育主事の施策形成機能とは何か復習する (2時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
社会教育行政が高校支援に関わる(その1) 都立高校における「奉仕」必修化への対応
【事前学習】東京都設定教科科目『奉仕』(現:『人間と社会』)について調べておく (2時間) 【事後学習】社会教育行政が高校教育に関わる意義について、整理する (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
社会教育行政が高校支援に関わる(その2) キャリア教育支援ー企業・NPOとの連携
【事前学習】東京都生涯学習HPで「とうきょうの地域教育」のバックナンバーを調べておく (2時間) 【事後学習】社会教育主事がどのように企業・NPO等とのネットワークを構築したか、整理する (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
社会教育行政が高校支援に関わる(その3) 都立高校生の社会的・職業的自立支援教育プログラム事業とは何か
【事前学習】東京都生涯学習HPで「とうきょうの地域教育」のバックナンバーを調べておく (2時間) 【事後学習】企業・NPOのプログラムが高校生の成長にどのような影響を与えたかを整理しておく (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
社会教育行政が不登校・中途退学未然防止策に取り組む(その1)都立高校中退者調査
【事前学習】都立高校中途退学者等実態調査(平成25年3月)読む (2時間) 【事後学習】社会教育行政が中途退学問題にかかわった理由についておさえる (2時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
社会教育行政が不登校・中途退学未然防止策に取り組む(その2)都立学校「自立支援チーム」派遣事業の施策化過程
【事前学習】東京都生涯学習HPで「とうきょうの地域教育」のバックナンバーを調べておく (2時間) 【事後学習】都立学校「自立支援チーム」派遣事業の社会教育事業としての特徴について押さえる (2時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
社会教育行政が不登校・中途退学未然防止策に取り組む(その3)ユースソーシャルワーカー
【事前学習】ユースソーシャルワーカーとスクールソーシャルワーカーとの違いを考える (2時間) 【事後学習】ユースソーシャルワークが持つ可能性について整理する (2時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
東京都が目指す青少年教育振興施策とは何か 第11期東京都生涯学習審議会建議を通じて
【事前学習】第11期東京都生涯学習審議会建議を読む (2時間) 【事後学習】東京都の社会教育が目指す青少年教育の考え方について自分の意見をまとめる (2時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
社会教育行政の可能性 東京都の取組から今後を展望する
【事前学習】これまでの授業を通じて理解できたことを整理して授業に臨む (2時間) 【事後学習】半期の授業内容を整理し、自分なりの社会教育観をもつ (2時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | 特になし. |
参考書 | 末冨芳 『子どもの貧困対策と教育支援ーより良い政策・連携・協働のために』 明石書店 2017年 日本社会教育学会 『子ども・若者支援と社会教育』 東洋館出版社 2017年 社会教育行政研究会 『社会教育行政読本-「協働」時代の道しるべー』 第一法規 2014年 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:授業の最後に課すレポート(自分の意見を述べたもの)(30%)、授業参画度:毎回授業の最後に課すリアクションペーパーによる評価(70%) |
オフィスアワー | 水曜日の昼休みに研究室で対応します。 もしくは、メールで対応します。 [email protected]まで連絡ください。 |
備考 | シラバスの内容や授業形態は、受講生の学習環境や理解の状況に応じて変更することがあります。 |