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令和2年度以降入学者 | 教育と社会変動 | ||||
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教員名 | 広田照幸 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 教育学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 必修 |
授業形態 | 対面授業 |
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授業の形態 | 対面授業で講義を行う。新型コロナウィルス問題の関係で入国できないなどのやむを得ない理由で恒常的に講義に出席できない人に対しては、代替のプログラムを用意している。 |
Canvas LMSコースID・コース名称 | J015083F8 2024教育と社会変動(広田照幸・後・月2) |
授業概要 | 戦後日本社会と教育の変化について講義する。この授業では、社会の大きな変化が教育のあり方にどのように影響を与えてきているのかに重点を置きながら、日本の戦後教育史を整理し直す。 |
授業のねらい・到達目標 | 現代の教育改革において焦点になっているさまざまな主題が、どういう歴史的背景や社会的文脈の中にあるのかを理解し、説明できるようになる(A-2-2:1~15回該当)。政治の次元や経済の次元が教育政策に与えてきたインパクトや、政治や経済が青少年のあり方を変容させてきた点など、いくつかの側面を整理して、自分の教育学的思考の中で使っていくことができる(A-3-2,A-4-2:1~15回該当)。 この科目は文理学部(学士(教育学))のDP及びCPの2,3,4に対応しています。 |
授業の形式 | 講義 |
授業の方法 | 【講義】講義と並行して、教科書を読み進めて知識をつなげて理解を深める。同時に、自分なりの関心からMY年表の作成を進める。なお、第2回から第15回まで、授業中に課題を示します。受講生は、次回の授業日の前日までにそれぞれの課題をやって、Blackboardの「教材」にある「第×回課題」の欄から入力してください。やむを得ない事情で対面授業に参加できない学生には、事情を確認した上で、代替的な課題研究型のプログラムでの受講を行わせる。 |
履修条件 | なし。 |
授業計画 | |
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1 |
イントロダクション――授業の進め方と全体の流れを理解する Blackboardにあるシラバス詳細版に丹念に目を通して、この授業に取り組むための動機づけと準備を行う。 【事前学習】シラバスを事前に確認し、授業のねらいについて理解しておくこと (2時間) 【事後学習】My年表をダウンロードした上で、配布資料を見直して、戦後70数年間の日本社会の変化についての大まかなイメージを形成する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
戦後教育史を理解する基礎知識(1)――敗戦と戦後改革 戦時中から戦後直後にかけての時期の社会の変化と教育の変化をたどり、戦後初期の教育改革の性格を理解する 【事前学習】教科書第2章・第3章を読んでおく。高校で学んだ日本史の内容を復習する。日本史未履修者は、戦後日本の歴史に関する概説書等に目を通して、大きな流れを理解しておく。 (2時間) 【事後学習】配布資料を見直して、戦中~戦後初期の教育改革の性格についての理解を深める (2時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
戦後教育史を理解する基礎知識(2)――戦後日本の政治と思想の変容 戦後の教育の変容に大きな影響を与えてきた政治や思想の変容を概観的に把握する 【事前学習】教科書第4章を読んでおく。戦後日本の歴史の主要なトピックについて、手近な資料で確認する。 (2時間) 【事後学習】配布資料を見直して、戦後の政治や思想の変化のポイントについて、あらためて情報を集めながら自分なりに整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
戦後教育史を理解する基礎知識(4)――戦後日本の経済の変容 戦後の教育の変容に大きな影響を与えてきた経済の変容を概観的に把握する 【事前学習】教科書第5章を読んでおく。戦後日本の歴史の主要なトピックについて、手近な資料で確認する。 (2時間) 【事後学習】配布資料を見直して、戦後の経済の変化のポイントについて、あらためて情報を集めながら自分なりに整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
1950年代の教育と社会――教育政策をめぐる対立の時代(1) 1950年代前半の日本における、戦後改革を見直そうとする保守派の攻勢と戦後改革を擁護する革新派の対立の構図を理解し、現代との関連を考える 【事前学習】教科書第7章を読んでおく。敗戦~1950年代の時期の日本社会について、情報を集めながら自分なりに整理する。 (2時間) 【事後学習】配布資料を見直して、敗戦直後~1950年代前半の時期の教育改革について、あらためて情報を集めながら自分なりに整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
1950年代の教育と社会――教育政策をめぐる対立の時代(2) 1950年代後半の日本における、戦後改革を見直そうとする保守派の攻勢と戦後改革を擁護する革新派の対立の構図を理解し、現代との関連を考える 【事前学習】教科書第8章を読んでおく。1950年代の時期の日本社会について、情報を集めながら自分なりに整理する。 (2時間) 【事後学習】配布資料を見直して、1950年代後半の時期の教育法制の改革について、あらためて情報を集めながら自分なりに整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
1960-70年代の教育と社会――経済の変動の中の教育の変容(1) 1950年代の政治的な係争点が1960-70年代にどう展開したのかを理解し、現代との関連を考える 【事前学習】教科書第9章を読んでおく。1960-70年代の時期の日本社会について、情報を集めながら自分なりに整理する。 (2時間) 【事後学習】配布資料を見直して、1960-70年代の教育行政をめぐる対立と司法の動きについて、あらためて情報を集めながら自分なりに整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
1960-70年代の教育と社会――経済の変動の中の教育の変容(2) 1960-70年代の経済の変容が教育に与えたインパクトを理解し、現代との関連を考える 【事前学習】教科書第10章を読んでおく。1960-70年代の時期の日本社会について、情報を集めながら自分なりに整理する。 (2時間) 【事後学習】配布資料を見直して、1960-70年代の学校制度と経済の関係について、あらためて情報を集めながら自分なりに整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
1980・90年代の教育と社会――高度成長の終わり・冷戦の終わりの中での教育の再編(1) 1980・90年代の経済の変容が教育に与えたインパクトを理解し、現代との関連を考える 【事前学習】教科書第12章を読んでおく。1980-90年代の時期の日本社会について、情報を集めながら自分なりに整理する。 (2時間) 【事後学習】配布資料を見直して、1980-90年代の経済の変化が教育に与えた影響について、あらためて情報を集めながら自分なりに整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
1980・90年代の教育と社会――高度成長の終わり・冷戦の終わりの中での教育の再編(2) 1980・90年代の政治の変容が教育に与えたインパクトを理解し、現代との関連を考える 【事前学習】教科書第13章を読んでおく。1980-90年代の時期の日本社会について、情報を集めながら自分なりに整理する。 (2時間) 【事後学習】配布資料を見直して、1980-90年代の政治の変化が教育に与えた影響について、あらためて情報を集めながら自分なりに整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
2000-2010年代の教育と社会――三つ巴の教育改革(1) 2000-2010年代の政治の変容が教育に与えたインパクトを理解し、現代との関連を考える 【事前学習】教科書第14章を読んでおく。2000-2010年代の時期の日本社会について、情報を集めながら自分なりに整理する。 (2時間) 【事後学習】配布資料を見直して、2000-2010年代の政治の変化が教育に与えた影響について、あらためて情報を集めながら自分なりに整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
2000-2010年代の教育と社会――三つ巴の教育改革(2) 2000-2010年代の経済の変容が教育に与えたインパクトを理解し、現代との関連を考える 【事前学習】教科書第15章を読んでおく。2000-2010年代の時期の日本社会について、情報を集めながら自分なりに整理する。 (2時間) 【事後学習】配布資料を見直して、2000-2010年代の政治の変化が教育に与えた影響について、あらためて情報を集めながら自分なりに整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
まとめ 戦後日本の政治・経済が教育に与えた影響を整理して理解する。 【事前学習】講義の内容と教科書とを合わせて見直してみて、さらに情報を集めて自分なりに整理してみる。 (2時間) 【事後学習】配布資料を見直して、自分が気になったトピックについて調べ、My年表を作っていく。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
青少年問題の歴史 戦後日本における青少年問題の変化を実態とまなざしという視点から整理する。 【事前学習】青少年をめぐる問題について、情報を集めて整理してみる。 (2時間) 【事後学習】配布資料を見直して、昔の青少年問題と現代の青少年問題の性格や扱いの違いについて、あらためて情報を集めながら自分なりに整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
振り返りと授業内試験 授業の全体を振り返りながら授業内試験で知識の整理や定着を確認する 【事前学習】ここまでの授業を振り返り、体系的に整理し直して自分で気になったポイントについて、発展的な学習を行う。 (2時間) 【事後学習】ここまでの授業で得た知識や考え方を今後の教育学の学修にどう活かしていくやり方があるのかを考える。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | 貝塚茂樹 『戦後日本教育史 ( )』 放送大学教育振興会 2018年 |
参考書 | 小熊 英二 『日本社会のしくみ―雇用・教育・福祉の歴史社会学 (講談社現代新書)』 講談社 2019年 境家史郎 『戦後日本政治史 (中公新書)』 中央公論新社 2023年 小国喜弘 『戦後教育史 (中公新書)』 中央公論新社 2023年 大田編『戦後日本教育史』、日本教育新聞編集局編『戦後教育史への証言』は品切れなので、図書館で借りるか、「日本の古本屋」サイトなどで買ってください。 |
成績評価の方法及び基準 | 授業内テスト:第15回目に実施するので受講者は必ずこの回に出席してください(60%)、授業内の提出物(最終的に作成して提出する年表を含む)(40%) |
オフィスアワー | メールでの個別相談を随時受け付ける。 |