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令和2年度以降入学者 | 教育の理念と歴史 | ||||
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教員名 | 間篠剛留 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 教育学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 必修 |
授業形態 | 対面授業 |
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Canvas LMSコースID・コース名称 | J01108A04 2024教育の理念と歴史(間篠剛留・後・木2) |
授業概要 | 「教育の歴史と思想を学んで教育観を鍛える」 本授業では、①現代日本の教育を成り立たせている思想や制度について、歴史的な展開も踏まえて学ぶことで、教育について学問的知識に裏打ちされた議論を行う基礎を築くと共に、②学生同士の意見交換や議論を行うことによって、教育に関する各人の考えを鍛えていくことを目指す。教育に関しては、自らの被教育経験や、後輩指導の経験などを通じて、ある一定の考えをすでに持っている人も多いと考えられるが、教育学の知見や他者の意見に学ぶことで、そうした考え方を批判的に問いつつ、教育を論ずる上での土台を構築することが本科目の目的である。授業では毎回のテーマに関わる様々な問い投げかけられる。その問いについて考えながら、教育の理念や歴史・思想についての理解を深めていく。 |
授業のねらい・到達目標 | 到達目標は以下のとおりである。 (1)剽窃の問題性についての理解など、研究倫理の基礎を身につけたうえで、修得した専門的知識・技能をつなぐことができる(A-1-2) (2)教育に関する多様な出来事について、自分なりに説明することができる(A-2-2) (3)教育についての自らの考えを批判的に振り返り、検証することができる(A-4-2) (4)形式に従ってレポートを書き、課題が指摘された際にはその指示をもとに改善することができる(A-8-2) この科目は文理学部(学士(教育学))のDP及びCPの1,2,4,8に対応しています。 |
授業の形式 | 講義 |
授業の方法 | 講義が中心となるが、一方向的な講義だけで授業が終わるのではなく、学生同士や学生と教員の議論も取り入れる。また、毎回の授業で小レポートを課し、提出された小レポートはクラス全体で共有する。 対面授業に参加できない場合、代替課題に取り組むこと。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス―教育観を考える―
【事前学習】自身の受けてきた教育について振り返る 【事後学習】第1回事後課題の提出(課題は授業内で発表) (2時間) |
2 |
「教育とは何か」
【事前学習】第2回事前課題 (2時間) 【事後学習】第2回事後課題の提出(課題は授業内で発表) (2時間) |
3 |
教育対象について考える(1)「子ども」とは何か
【事前学習】第3回事前課題 (2時間) 【事後学習】第3回事後課題の提出(課題は授業内で発表) (2時間) |
4 |
教育対象について考える(2)発達と生成
【事前学習】第4回事前課題 (2時間) 【事後学習】第4回事後課題の提出(課題は授業内で発表) (2時間) |
5 |
学校を考える(1)近代公教育制度の成立とその理念
【事前学習】第5回事前課題 (2時間) 【事後学習】第5回事後課題の提出(課題は授業内で発表) (2時間) |
6 |
学校を考える(2)現代の公教育を考える
【事前学習】第6回事前課題 (2時間) 【事後学習】第6回事後課題の提出(課題は授業内で発表) (2時間) |
7 |
子どもの現実と教育(1)生活綴方教育と生活指導
【事前学習】第7回事前課題 (2時間) 【事後学習】第7回事後課題の提出(課題は授業内で発表) (2時間) |
8 |
子どもの現実と教育(2)教育実践から考える
【事前学習】第8回事前課題 (2時間) 【事後学習】第8回事後課題の提出(課題は授業内で発表) (2時間) |
9 |
子どもの現実と教育(3)教育の手段・媒介
【事前学習】第9回事前課題 (2時間) 【事後学習】第9回事後課題の提出(課題は授業内で発表) (2時間) |
10 |
日本の教育の歴史(1) 近代学校制度の成立と展開
【事前学習】第10回事前課題 (2時間) 【事後学習】第10回事後課題の提出(課題は授業内で発表) (2時間) |
11 |
日本の教育の歴史(2) 大正自由教育
【事前学習】第11回予習レポート (2時間) 【事後学習】第11回事後課題の提出(課題は授業内で発表) (2時間) |
12 |
日本の教育の歴史(3) 産業化社会とポスト産業化社会
【事前学習】第12回事前課題 (2時間) 【事後学習】第12回事後課題の提出(課題は授業内で発表) (2時間) |
13 |
学校を考える(3) 学校化社会
【事前学習】第13回事前課題 (2時間) 【事後学習】第13回事後課題の提出(課題は授業内で発表) (2時間) |
14 |
学校を考える(4) 役に立たないことを学ぶ意味?
【事前学習】第14回事前課題 (2時間) 【事後学習】授業内テストの準備 (2時間) |
15 |
まとめ―改めて教育観を考える―
【事前学習】授業内テストの準備 (4時間) 【事後学習】テスト答案の振り返り、科目全体の振り返り、第15回事後課題の提出(課題は授業内で発表) (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 古屋恵太 『教育の哲学・歴史 (教師のための教育学シリーズ)』 学文社 2017年 |
参考書 | 北野秋男・関川悦雄 『教育思想のルーツを求めて―近代教育論の展開と課題』 啓明出版 2003年 今井康雄 『教育思想史』 有斐閣 2009年 小笠原善康 『最新版 大学生のためのレポート・論文術 』 講談社現代新書 2018年 戸田山和久 『新版 論文の教室――レポートから卒論まで』 NHKブックス 2012年 井下千以子 『思考を鍛えるレポート論文作成法』 慶應義塾大学出版会 2019年 第3版 慶應義塾大学日吉キャンパス学習相談員 『学生による学生のためのダメレポート脱出法』 慶應義塾大学出版会 2014年 上記参考書のうち、下4冊はレポートの書き方に関するものである。レポートの書き方の本は多数出版されているが、自分にとって読みやすいものを見つけてほしい。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(25%)、授業内テスト(25%)、各回の事前課題・事後課題(50%) 「各回の事前課題・事後課題」は毎回課されるわけではない。 「レポート」は、科目全体の成績の25%を占めるが、本レポート課題の合格を、本科目合格の最低条件とする。第9回授業時までに提出とし、不合格者には再提出、再々提出を求めることがある。 「授業内テスト」は第15回に実施する。 各回の事後課題は授業にきちんと参加した人のためのものであり、欠席者や一定時間以上遅刻した人には提出資格はない。欠席したり一定時間以上遅刻した場合には、別途設定する代替課題に取り組むこと。 剽窃が認められた場合の成績評価方法については、授業内で説明を行う。 各成績評価方法の主たる観点は以下のとおり。 ・レポート:到達目標1・2・4 ・授業内テスト:到達目標2・3 ・毎回の小レポート:到達目標2・3 |
オフィスアワー | 水曜日 16:10-17:00 間篠研究室または教育学科図書室 その他の時間に面談を希望する場合は、初回授業で案内する連絡先に相談すること。 |
備考 | ChatGPTやBard、Perplexity等の生成系AIを使用して事前課題・事後課題に取り組むことは、ある程度可能だろう。しかし、そこでの回答に頼るだけでは、授業中の議論に真っ当に参加することはできなくなってしまう。生成系AI等の使用は禁止しないが、事前課題は授業中の議論の前提となるものであるため、それに頼りきりにならないよう注意すること。また、上記生成系AIは専門的事項について十分な回答ができないため、事後課題に十分に対応できるない。事後課題については授業内容を踏まえて自分自身で一から回答を作成することが望まれる。 |