文理学部シラバスTOP > 文理学部 > 社会学科 > 情報メディア特殊研究
日本大学ロゴ

情報メディア特殊研究

このページを印刷する

令和２年度以降入学者 情報メディア特殊研究
教員名 中森広道
単位数    2 学年 3･4 開講区分 文理学部
科目群 社会学科
学期 後期 履修区分 選択必修
授業形態 対面授業
Canvas LMSコースID・コース名称 G111074A7　2024情報メディア特殊研究（中森広道・後・水5）
授業概要 映像・テレビ番組から考える日本の世相
日本のテレビ放送（本放送）が開始されてから71年。その間、テレビ放送は様々な番組を世に出し、情報を発信している。この授業では、テレビ史について触れながら、実際のテレビ番組（主にテレビ放送の隆盛期の番組）を紹介し、それらの映像や番組から、日本の世相について考え、社会学的視点から評価する。
授業のねらい・到達目標 ＜知識＞＜技能＞
①メディアの記録から、日本の現代史を再考する。
②メディアの特性について理解できるようになる。
③メディアの記録を、社会学的に評価できるようにする。

＜能力＞
上記の＜知識＞＜技能＞の習得を経て，以下の＜能力＞を育むことが目標である。
・多様なメディアによって形作られる現代社会におけるわたしたちの日常生活の中の諸課題について，社会学の専門領域の観点から説明し，その解決案を提示することができる。（A-4-3: 問題発見・解決力）
・個人が設定した研究課題に取り組むために必要な情報や知識を収集し，それを分析に活かすことができる。（A-5-3: 挑戦力）

この科目は文理学部（学士（社会学））のディプロマポリシーDP4・5、及びカリキュラムポリシーCP4・5に対応している。
授業の形式 講義、研究
授業の方法 テレビ番組史の講義とともにテレビ番組を視聴し、その上で番組の感想や番組を踏まえた疑問点・問題点などについて考えコメントを書く、という形で授業を進める。
課題の提出方法やフィードバック方法は、初回授業で説明する。
授業計画
1 ガイダンス（授業のテーマや到達目標及び授業の方法について説明する）。ただし、対面授業が難しい場合は、以下の内容を大幅に変更することもある。（A-4-3）
【事前学習】マス・メディアについての資料を読む （1時間）
【事後学習】映像やテレビ番組の現状について考える （1時間）
【授業形態】対面授業
2 映画館でニュースを見た時代（1）昭和（戦前）のニュース映画（A-5-3）
（変更の可能性あり）
【事前学習】ニュース映画について調べる （1時間）
【事後学習】現代史の資料（昭和戦前期）を読む （1時間）
【授業形態】対面授業
3 映画館でニュースを見た時代（２）昭和（戦中）のニュース映画（A-4-3）
（変更の可能性あり）
【事前学習】ニュース映画について調べる （1時間）
【事後学習】現代史の資料（昭和戦中期）を読む （1時間）
【授業形態】対面授業
4 映画館でニュースを見た時代（３）昭和（戦後）のニュース映画（A-4-3）
（変更の可能性あり）
【事前学習】ニュース映画について調べる （1時間）
【事後学習】現代史の資料（昭和終戦直後期）を読む （1時間）
【授業形態】対面授業
5 昭和から平成へ（当時の報道）（A-5-3）
【事前学習】1980年代（昭和後期）の歴史を振り返る （1時間）
【事後学習】昭和から平成に変わった1989年について調べる （1時間）
【授業形態】対面授業
6 テレビニュースから考える現代史（１）　テレビのニュース番組の変遷（テレビ放送開始からキャスターニュースまで）（A-5-3）
【事前学習】テレビ放送についての資料を読む （1時間）
【事後学習】複数のテレビニュースを比較する （1時間）
【授業形態】対面授業
7 テレビニュースから考える現代史（2）テレビニュースの転換期（あさま山荘事件ほか）（A-5-3）
【事前学習】現代史（特に1970年代）の資料を読む （1時間）
【事後学習】テレビ番組の変遷について調べる （1時間）
【授業形態】対面授業
8 テレビニュースから考える現代史（3）学生運動と報道（A-5-3）
【事前学習】戦後史の資料を読む （1時間）
【事後学習】学生運動について考える （1時間）
【授業形態】対面授業
9 大きな反響を呼んだドキュメンタリー番組（A-5-3）
【事前学習】ドキュメンタリー番組についての資料を読む （1時間）
【事後学習】当時の世相を考える （1時間）
【授業形態】対面授業
10 娯楽番組から考える現代史（1）音楽（歌謡曲）番組の変遷①（A-5-3）
【事前学習】娯楽番組ついての資料を読む （1時間）
【事後学習】音楽・歌謡曲についての資料を読む （1時間）
【授業形態】対面授業
11 娯楽番組から考える現代史（2）音楽（歌謡曲）番組の変遷②（A-5-3）
【事前学習】前回の内容を復習する （1時間）
【事後学習】音楽・歌謡番組の歴史についての資料を読む （1時間）
【授業形態】対面授業
12 娯楽番組から考える現代史（3）音楽（歌謡曲）番組の変遷③（A-5-3）
【事前学習】前回の内容を復習する （1時間）
【事後学習】音楽・歌謡番組の歴史についての資料を読む （1時間）
【授業形態】対面授業
13 ＣＭと世相（A-5-3）
【事前学習】ＣＭについて考える （1時間）
【事後学習】番組で扱った時代のＣＭと現在のＣＭとを比較する （1時間）
【授業形態】対面授業
14 番組のキャンペーン効果　24時間テレビ（A-5-3）
【事前学習】チャリティー番組についての資料を読む （1時間）
【事後学習】キャンペーン効果について考える （1時間）
【授業形態】対面授業
15 授業内テストと解説（A-5-3）
【事前学習】これまでの授業内容を復習する （1時間）
【事後学習】報道やメディアに関する社会学（ならびに関連分野）の論文等を読む （1時間）
【授業形態】対面授業
その他
教科書 使用せず
参考書 授業中に紹介する
成績評価の方法及び基準 授業内テスト(50%)、授業参画度:コメント(50%)
・授業内テストは授業の最終回に行う予定である（状況によっては、試験ではなくレポートを課すこともある）。授業内容についての理解度と考察力（映像・テレビ番組を社会学的に考察する）、文章作成力で評価する（A-4-3: 問題発見・解決力）（A-5-3: 挑戦力）。
・最終回の授業内テストを受けなかった場合は単位を認定しない。
オフィスアワー メールで受け付ける（メールアドレスは授業中に紹介する）。
備考 この授業は完成科目の１つである。特に、ゼミナールや卒業論文を選択しない学生にとっては、それらに代わる科目でもあることを忘れないこと。

↑このページのトップ