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社会学演習

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令和2年度以降入学者 社会学演習
教員名 菊池真弓
単位数    1 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 社会学科
学期 前期 履修区分 選択必修
授業形態 対面授業
Canvas LMSコースID・コース名称 G02907A06 2024社会学演習(菊池真弓・前・木3)
授業概要 本演習では、家族社会学・社会福祉学・災害復興に関する文献を講読し、(1)社会学の習得に必要な基礎的な技能を身につけていくこと、(2)身近な地域社会の問題やテーマに関心をもち、社会調査などの目標・計画を立て、調査準備・実施、ならびにその成果の発表を行うこと、(3)3年次以降の社会学理論や実証調査の研究に向けた具体的なテーマ・計画を自ら立てて行く力をつけることを目標とする。
授業のねらい・到達目標 <知識・技能>
 本演習では、1年次に身につけたアカデミック・スキルやリテラシーをさらに発展させ、社会学の研究・調査を進める上で必要な基礎的な技法(読む、書く、発表、議論、情報収集)の習得のために個人ワークやグループワークを行うことができる。
<能力>
 上記の<知識><技能>の習得を経て、以下の<能力>を育むことが目標である。
・自身の認識の外側に存在する社会に対する関心を持ち、理解するために必要な情報や知識をみずから収集することができる。(A-5-2 挑戦力)
・設定された課題に対し、社会学の枠組みや方法に即して議論することで、理解を深めることができる。(A-6-2 コミュニケーション力)
・学修活動において積極的にリーダーシップを発揮し、他者と協働して作業をすることができる。(A-7-2 リーダーシップ・協働力)
・自身の学修経験の振り返りを継続的に行いながら、改善策を検討することができる。(A-8-2 省察力)
 *この科目は文理学部(学士(社会学)のDP5~8及びCP5~8に対応しています。
授業の形式 演習
授業の方法 ※授業形態は、対面授業であるが、一部の遠隔授業(オンデマンド授業+課題研究)をとりいれることもある。
※本演習では、①社会学に関連する基礎的文献を批判的に読み込み、自分の意見や疑問も盛り込んだレジュメを作成・提出、②社会学に関連する基礎的な知識に関連づけながらレポートを作成・提出、③地域社会の現状や問題に関心をもち、疑問点を自発的に調べ考え、社会学的な課題として捉える意欲と力を身につけることを目標とする。
※質問があれば、直接または教員にメールで問い合わせる(適宜、教員からフィードバックを行う)。また、事前課題・事後学習に記載された内容(課題等)やコメントについては、次回授業の冒頭などで行う。
※期末課題レポートについては、採点・記述のポイントを提示しつつ、コメント・解説を行う。
履修条件 ※選考の結果受講を認められた学生
※履修者は、必ずCanvas LMSの登録設定をすること。
※初回の演習において成績評価・授業の出席の仕方を説明するので、初回の対面授業に参加すること。
授業計画
1 ガイダンス:自己紹介、演習の進め方、年間スケジュールの確認する。(A-6-2、A-7-2)
【事前学習】シラバスと事前に提出したエントリー用紙を確認する。 (1時間)
【事後学習】演習で取り上げたい課題文献のテーマを調べる。 (1時間)
【授業形態】対面授業
2 社会学の学びとは:理論・方法論、聴く、コンセンサス (A-5-2、A-6-2)
【事前学習】事前課題を読み、ワークシート(要約)を作成する。 (1時間)
【事後学習】文章要約の内容を振り返って理解を深め、リフレクションシートを記入する。(A-8-2) (1時間)
【授業形態】対面授業
3 読む技法(1):論証型レポート、論文の構造を理解し、「問い」「論拠」「結論」について取り上げ、概説できる。(A-5-2、A-6-2)
【事前学習】事前課題(課題論文)を読み、ワークシート(論文の読み方)を作成する。 (1時間)
【事後学習】論証型レポート、論文の構造を振り返って理解を深め、リフレクションシートを記入する。(A-8-2) (1時間)
【授業形態】対面授業
4 読む技法(2):論証型レポート、論文の構造を理解し、「問い」と「結論」を結びつけるような「論拠」を構成することができる。(A-5-2、A-6-2)
【事前学習】事前課題(課題論文)を読み、ワークシート(論拠の構成)を作成する。 (1時間)
【事後学習】論拠の構成のポイントを振り返って理解を深め、リフレクションシートを記入する。(A-8-2) (1時間)
【授業形態】対面授業
5 書く技法(1):レポート、論文の構造を理解し、レジュメ作成することができる。(A-5-2、A-6-2)
【事前学習】事前課題(課題論文)を読み、レジュメを作成する。 (1時間)
【事後学習】レジュメ作成のポイントを振り返って理解を深め、リフレクションシートを記入する。(A-8-2) (1時間)
【授業形態】対面授業
6 書く技法(2):レポート・論文のアウトラインとなるパラグラフライティングについて理解し、概説できる。(A-5-2、A-6-2)
【事前学習】事前課題(課題論文)を読み、レジュメを作成する。 (1時間)
【事後学習】パラグラフライティングのポイントを振り返って理解を深め、リフレクションシートを記入する。(A-8-2) (1時間)
【授業形態】対面授業
7 発表する技法(1):プレゼンテーション・スキル、PREP法などのスキルを駆使し、発表できる。(A-5-2、A-6-2、A-7-2)
【事前学習】事前課題を調べて、レジュメを作成し、発表の準備を行う。 (1時間)
【事後学習】ワークの内容を振り返って理解を深め、リフレクションシートを記入する。(A-8-2) (1時間)
【授業形態】対面授業
8 発表する技法(2):書く技法(2)までの内容を踏まえ、序論・本論・結論のトータルなレポートスタイルを理解し、概説および発表できる。(A-5-2、A-6-2、A-7-2)
【事前学習】事前課題を調べて、レジュメを作成し、発表の準備を行う。 (1時間)
【事後学習】レジュメの内容を振り返って理解を深め、リフレクションシートを記入する。(A-8-2) (1時間)
【授業形態】対面授業
9 議論する技法:ロジカルシンキング、ロジックツリーなどのスキルを駆使し、議論できる。(A-5-2、A-6-2、A-7-2)
【事前学習】事前課題を調べて、レジュメを作成し、議論の準備を行う。 (1時間)
【事後学習】ワークの内容を振り返って理解を深め、リフレクションシートを記入する。(A-8-2) (1時間)
【授業形態】対面授業
10 レポートテーマの決定(1):レポート、論文の構造、アウトラインからレポート作成に向けたステップを理解し、論理的な報告・議論ができる。(A-5-2、A-6-2、A-7-2)
【事前学習】仮レポートテーマを調べて、レジュメを作成し、報告の準備を行う。 (1時間)
【事後学習】報告・討論の内容を振り返って理解を深め、リフレクションシートを記入する。(A-8-2) (1時間)
【授業形態】対面授業
11 レポートテーマの決定(2):仮説論証型レポート作成の企画ができる。(A-5-2、A-6-2)
【事前学習】レポートテーマを決定し、仮説論証型レポート企画案を作成し、発表の準備を行う。 (1時間)
【事後学習】発表・討論の内容を振り返って理解を深め、リフレクションシートを記入する。(A-8-2) (1時間)
【授業形態】対面授業
12 情報収集の技法(1):レポート、論文作成での文献・資料検索について理解し、概説できる。(A-5-2、A-6-2)
【事前学習】仮説論証型レポート企画案に修正を加えながら、それらのキーワードの意味を事前に調べる。 (1時間)
【事後学習】報告・討論の内容を振り返って理解を深め、リフレクションシートを記入する。(A-8-2) (1時間)
【授業形態】対面授業
13 情報収集の技法(2):レポート、論文作成での引用や注について理解し、作成できる。(A-5-2、A-6-2)
【事前学習】レポートのキーワードに関する文献リストを作成する。 (1時間)
【事後学習】文献リストの内容を振り返って理解を深め、リフレクションシートを記入する。(A-8-2) (1時間)
【授業形態】対面授業
14 レポート作成・発表(1):レポート作成、レジュメ作成・発表することができる。(A-5-2、A-6-2、A-7-2)
【事前学習】レポート作成・提出を行い、レジュメ作成・発表することができる。 (2時間)
【事後学習】掲示版の質問・回答を随時チェックし、発表・討論の内容を振り返って理解を深め、リフレクションシートを記入する。(A-8-2) (1時間)
【授業形態】対面授業
15 レポート作成・発表(2):レポート作成、レジュメ作成・発表することができる。(A-5-2、A-6-2、A-7-2、A-8-2)
【事前学習】レポート作成・提出を行い、レジュメ作成・発表することができる。 (1時間)
【事後学習】前期を振り返った上で、後期の授業や演習につなげる。(A-8-2) (1時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 ※課題文献は、受講学生と相談しながら確定する。
参考書 ※適宜、授業内で紹介する。
成績評価の方法及び基準 レポート:毎回の授業で課すワークシート・課題レポート・レジュメなどの提出物(40%)、授業参画度:グループワーク、個別報告、質疑応答などの積極的な授業への参加度(40%)、期末課題レポート(20%)
※能力(A-5-2~A-8-2)の習熟度については、別途配布のチェック項目に基づき評価する。
オフィスアワー 授業に関する質問は、直接または個別メールで受け付け、フィードバックは、適宜、行う。また、教員との個別連絡(メールアドレスなど)は、初回の授業時にお知らせする)。
備考 ①初回講義開始までに、当該授業のCanvas LMSのコース登録を行うこと。②感染症などの状況と学生の受講環境・意向に配慮しながら、対面授業+遠隔授業を行います。また、フィールドワークや社会調査などについても、状況に応じて方法を検討する予定です。

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