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令和2年度以降入学者 | 中国語学概説2 | ||||
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教員名 | 戸内俊介 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 |
文理学部
(他学部生相互履修可) |
科目群 | 中国語中国文化学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業形態 | 対面授業 |
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Canvas LMSコースID・コース名称 | D031042F7 2024中国語学概説2(戸内俊介・後・水2) |
授業概要 | 汗牛充棟とも形容される豊富な文献を有する中国語は、紀元前13世紀ころから3000年以上にわたる膨大な文字文献が保存されている世界でも稀有な言語と言える。本講義では、古代中国の文学・思想書を記録する道具である漢字に焦点を当てる。「中国文学・思想特講Ⅰ」では、漢字の機能や歴史的展開について講義を行った。本講義「中国文学・思想特講Ⅱ」では、古代中国人が自分たちの文字、則ち漢字をどのように捉えてきたのかを示すものとして、歴代の漢字の辞書(字書、義書、韻書)の中でも義書と韻書を取り上げる。具体的には、それぞれの辞書がどのような背景のもと、どのような目的で編まれたのか、という基礎的知識に加え、これらの辞書を現代の我々がどのように扱うか、といったテクニックについても教授する。さらに韻図も取り上げつつ、中国の音韻学についての基礎を学ぶ。同時に授業を通して、漢字とはどのような文字か、という問いについて、考察を深めてもらうことを目的とする。 |
授業のねらい・到達目標 | ①『爾雅』、『方言』、『釈名』などの中国の「義書」を用いて、漢字の訓詁を調べることができる。 ②『広韻』(『切韻』)を引くことができる。 ③『韻鏡』を引くことができる。 ④中古音の基礎を理解できる。 資料や事象を注意深く観察し、問題を発見し、適切な方法を用いて考察することができる。(A-4-3) この科目は文理学部の学士(文学)のDP及びCPの4に対応しています。 |
授業の形式 | 講義 |
授業の方法 | 原則として講義形式で行う。 ①教室でレジュメを配布する。 ②レジュメの指示に従って事前課題を行う。 ③事後、授業に対するコメントシートを提出する。 フィードバックの方法は授業内で提示する。 本授業の事前・事後学習は,各々2時間の学習を目安とする。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス。前期の復習。中国の辞書の分類について学ぶ。
【事前学習】シラバスを事前に確認し、今後の学習計画を立てる。 (2時間) 【事後学習】配布したレジュメを整理して、サブノートを作成する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
『説文解字注』について学ぶ。
【事前学習】レジュメの指定箇所を読んで、事前の課題をこなす。 (2時間) 【事後学習】授業内容を復習しつつ、授業を受けて考えたこと疑問に思ったことをコメントシートに書き、提出する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
『説文解字注』の引き方について学ぶ。
【事前学習】試験の準備をする。レジュメの指定箇所を読んで、事前の課題をこなす。 (2時間) 【事後学習】授業内容を復習しつつ、授業を受けて考えたこと疑問に思ったことをコメントシートに書き、提出する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
『説文解字』以降の字書について学ぶ。
【事前学習】レジュメの指定箇所を読んで、事前の課題をこなす。 (2時間) 【事後学習】授業内容を復習しつつ、授業を受けて考えたこと疑問に思ったことをコメントシートに書き、提出する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
漢代の義書① 『爾雅』と『方言』について学ぶ。
【事前学習】レジュメの指定箇所を読んで、事前の課題をこなす。 (2時間) 【事後学習】授業内容を復習しつつ、授業を受けて考えたこと疑問に思ったことをコメントシートに書き、提出する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
漢代の義書② 『釈名』について学ぶ。
【事前学習】レジュメの指定箇所を読んで、事前の課題をこなす。 (2時間) 【事後学習】授業内容を復習しつつ、授業を受けて考えたこと疑問に思ったことをコメントシートに書き、提出する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
中国古典の音注及び反切について学ぶ。
【事前学習】レジュメの指定箇所を読んで、事前の課題をこなす。 (2時間) 【事後学習】授業内容を復習しつつ、授業を受けて考えたこと疑問に思ったことをコメントシートに書き、提出する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
韻書① 韻書の成立と、切韻系韻書、『広韻』について学ぶ。
【事前学習】レジュメの指定箇所を読んで、事前の課題をこなす。 (2時間) 【事後学習】授業内容を復習しつつ、授業を受けて考えたこと疑問に思ったことをコメントシートに書き、提出する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
韻書② 『広韻』を用いて反切系連を自ら行う。
【事前学習】レジュメの指定箇所を読んで、事前の課題をこなす。 (2時間) 【事後学習】授業内容を復習しつつ、授業を受けて考えたこと疑問に思ったことをコメントシートに書き、提出する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
韻図① 『韻鏡』について学ぶ。
【事前学習】レジュメの指定箇所を読んで、事前の課題をこなす。 (2時間) 【事後学習】授業内容を復習しつつ、授業を受けて考えたこと疑問に思ったことをコメントシートに書き、提出する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
韻図② 『韻鏡』を用いて中古音の音韻地位を調べる。
【事前学習】レジュメの指定箇所を読んで、事前の課題をこなす。 (2時間) 【事後学習】授業内容を復習しつつ、授業を受けて考えたこと疑問に思ったことをコメントシートに書き、提出する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
中古音の推定① 三十六字母、等位、韻摂、開合について学ぶ。
【事前学習】レジュメの指定箇所を読んで、事前の課題をこなす。 (2時間) 【事後学習】授業内容を復習しつつ、授業を受けて考えたこと疑問に思ったことをコメントシートに書き、提出する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
中古音の推定② 韻目と等位の関係、重紐について学ぶ。
【事前学習】レジュメの指定箇所を読んで、事前の課題をこなす。 (2時間) 【事後学習】授業内容を復習しつつ、授業を受けて考えたこと疑問に思ったことをコメントシートに書き、提出する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
日本漢字音を学ぶ。
【事前学習】レジュメの指定箇所を読んで、事前の課題をこなす。 (2時間) 【事後学習】授業内容を復習しつつ、授業を受けて考えたこと疑問に思ったことをコメントシートに書き、提出する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
全体のまとめ
【事前学習】授業全体の復習をする。 (2時間) 【事後学習】定期試験へむけ学習する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | 使用しない |
参考書 | 牛島徳次、香坂順一、藤堂明保 『中国文化叢書 言語』 大修館書店 1967年 頼惟勤、水谷誠 『中国古典を読むために―中国語学史講義』 大修館書店 1996年 大島正二 『中国語の歴史』 大修館書店 2011年 第4版 日本中国語学会編 『中国語学辞典』 岩波書店 2022年 戸川芳郎監修、佐藤進、濱口富士雄編 『全訳 漢辞海』 三省堂 2017年 第4版 平山久雄 『中古音講義』 汲古書院 2022年 |
成績評価の方法及び基準 | 試験(60%)、レポート:毎授業後、授業を受けて考えたことなどについてコメントを書き提出してもらう。(30%)、授業参画度:積極的な質問を歓迎する。(10%) |
オフィスアワー | 水曜日昼休み |