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日本史料研究3

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令和2年度以降入学者 日本史料研究3
教員名 坂口太助
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 史学科
学期 前期 履修区分 選択必修
授業形態 対面授業
授業の形態 対面授業で実施する。
Canvas LMSコースID・コース名称 B091024J7 2024日本史料研究3(坂口太助・前・金3)
授業概要 歴史を学ぶためには、その時代に作られた、あるいは当事者・関係者によって作られた様々な文献・史料を読み込むことが重要である。本講義は原田熊雄述『西園寺公と政局』を題材として日本近代史の文献・史料の読み方、そしてより深く読む(内容を把握する)ための調べ方を学ぶことを目標とし、同時に史料から浮かび上がる近代日本の特徴や問題点を考えていく。
授業のねらい・到達目標 〈ねらい〉
・レジュメ(報告用プリント)作成を通じて、文献・史料を読む力、考える力、まとめる力を身につける。
・報告と質疑を通じて、自分の考えを他者へ伝える力、他者の考えを理解する力、他者と議論する力を身につける。
〈到達目標〉
・ある文献・史料について、ただ「読む」だけではなく、その内容について自ら調べ、確認して本当の意味でその文献・史料を「読む(読み込む・読み解く)」ことができる。
・文献・史料から歴史上の出来事について自ら「考える」ことができる。
・論理だてて他者に物事を説明し、また他者の説明を受けて議論を行うことができる。
〈日本大学教育憲章との関係〉
(1)物事を既存の知識にとらわれることなく、人文学的根拠にもとづいて論理的・批判的に考察し、説明することができる。(A-3-3)
(2)日常生活における現象に潜む人文学的問題を発見し、専門的知識に基づいて解決案を作成できる。(A-4-3)
(3)様々な人々とコミュニケーションを取り、専門的知識について議論することができる。(A-6-3)
この科目は文理学部(学士(文学))のDP及びCP3、4、6に対応しています。
授業の形式 演習
授業の方法 授業の形式:【演習】
受講者による報告とそれを受けての質疑応答・議論が中心の授業となる(教員もコメント・フィードバックを行うが、中心は受講者による報告と質疑応答・議論)。受講者確定ののち教科書の担当ページと報告日を決めるので、報告日までに担当ページについて調べ、レジュメ(報告用プリント)を作成してもらうこととなる。仮に受講者を20名程度とした場合、「授業1回あたりの報告者は2名」、「1名あたりレジュメはA4用紙4~6枚程度、報告時間は20分程度、質疑応答は15分程度」が目安となる(あくまで目安、受講者数によって増減する)。
授業計画
1 ガイダンスと史料説明(対面授業):この講義の目的・到達目標・進め方・評価方法等について解説するとともに、『西園寺公と政局』という史料について説明する。(A-3-3、A-4-3)
【事前学習】全受講者に現在関心を持っているテーマについて説明してもらうので、簡単な説明プリントを用意しておくこと。 (2時間)
【事後学習】目的・進め方・評価方法等について確認しておくこと。また、『西園寺公と政局』という史料について確認しておくこと。 (2時間)
2 史料を読むうえでの注意点の解説(対面授業):史料を読むうえでの注意点を解説する。また、第3回以降の授業は受講者の報告を中心に進めていくので各受講者の担当ページ・報告日を決める。(A-3-3、A-4-3)
【事前学習】『西園寺公と政局』という史料の特徴について確認しておくこと。 (2時間)
【事後学習】史料を読むうえでの注意点を確認しておくこと。 (2時間)
3 『西園寺公と政局』を読む①(対面授業):「緒言」と「あとがき」を読む。(A-3-3、A-4-3、A-6-3)
【事前学習】報告者はレジュメを作成すること。そのほかの受講者は今回の授業で扱うページを読み疑問点などをまとめておくこと。 (2時間)
【事後学習】質疑応答・教員コメント等をふまえ、史料を読むうえでの注意点やレジュメの改善点を確認すること。 (2時間)
4 『西園寺公と政局』を読む②(対面授業):「第一篇 満州某重大事件」を読む。(A-3-3、A-4-3、A-6-3)
【事前学習】報告者はレジュメを作成すること。そのほかの受講者は今回の授業で扱うページを読み疑問点などをまとめておくこと。 (2時間)
【事後学習】質疑応答・教員コメント等をふまえ、史料を読むうえでの注意点やレジュメの改善点を確認すること。 (2時間)
5 『西園寺公と政局』を読む③(対面授業):「第二篇 ロンドン条約問題 第一章」の導入部分を読む。(A-3-3、A-4-3、A-6-3)
【事前学習】報告者はレジュメを作成すること。そのほかの受講者は今回の授業で扱うページを読み疑問点などをまとめておくこと。 (2時間)
【事後学習】質疑応答・教員コメント等をふまえ、史料を読むうえでの注意点やレジュメの改善点を確認すること。 (2時間)
6 『西園寺公と政局』を読む④(対面授業):「第二篇 ロンドン条約問題 第一章」の前半を読む。(A-3-3、A-4-3、A-6-3)
【事前学習】報告者はレジュメを作成すること。そのほかの受講者は今回の授業で扱うページを読み疑問点などをまとめておくこと。 (2時間)
【事後学習】質疑応答・教員コメント等をふまえ、史料を読むうえでの注意点やレジュメの改善点を確認すること。 (2時間)
7 『西園寺公と政局』を読む⑤(対面授業):「第二篇 ロンドン条約問題 第一章」の中盤を読む。(A-3-3、A-4-3、A-6-3)
【事前学習】報告者はレジュメを作成すること。そのほかの受講者は今回の授業で扱うページを読み疑問点などをまとめておくこと。 (2時間)
【事後学習】質疑応答・教員コメント等をふまえ、史料を読むうえでの注意点やレジュメの改善点を確認すること。 (2時間)
8 『西園寺公と政局』を読む⑥(対面授業):「第二篇 ロンドン条約問題 第一章」の後半を読む。(A-3-3、A-4-3、A-6-3)
【事前学習】報告者はレジュメを作成すること。そのほかの受講者は今回の授業で扱うページを読み疑問点などをまとめておくこと。 (2時間)
【事後学習】質疑応答・教員コメント等をふまえ、史料を読むうえでの注意点やレジュメの改善点を確認すること。 (2時間)
9 『西園寺公と政局』を読む⑦(対面授業):「第二篇 ロンドン条約問題 第一章」の終盤部分を読む。(A-3-3、A-4-3、A-6-3)
【事前学習】報告者はレジュメを作成すること。そのほかの受講者は今回の授業で扱うページを読み疑問点などをまとめておくこと。 (2時間)
【事後学習】質疑応答・教員コメント等をふまえ、史料を読むうえでの注意点やレジュメの改善点を確認すること。 (2時間)
10 『西園寺公と政局』を読む⑧(対面授業):「第二篇 ロンドン条約問題 第二章」の導入部分を読む。(A-3-3、A-4-3、A-6-3)
【事前学習】報告者はレジュメを作成すること。そのほかの受講者は今回の授業で扱うページを読み疑問点などをまとめておくこと。 (2時間)
【事後学習】質疑応答・教員コメント等をふまえ、史料を読むうえでの注意点やレジュメの改善点を確認すること。 (2時間)
11 『西園寺公と政局』を読む⑨(対面授業):「第二篇 ロンドン条約問題 第二章」の前半を読む。(A-3-3、A-4-3、A-6-3)
【事前学習】報告者はレジュメを作成すること。そのほかの受講者は今回の授業で扱うページを読み疑問点などをまとめておくこと。 (2時間)
【事後学習】質疑応答・教員コメント等をふまえ、史料を読むうえでの注意点やレジュメの改善点を確認すること。 (2時間)
12 『西園寺公と政局』を読む⑩(対面授業):「第二篇 ロンドン条約問題 第二章」の中盤を読む。(A-3-3、A-4-3、A-6-3)
【事前学習】報告者はレジュメを作成すること。そのほかの受講者は今回の授業で扱うページを読み疑問点などをまとめておくこと。 (2時間)
【事後学習】質疑応答・教員コメント等をふまえ、史料を読むうえでの注意点やレジュメの改善点を確認すること。 (2時間)
13 『西園寺公と政局』を読む⑪(対面授業):「第二篇 ロンドン条約問題 第二章」の後半を読む。(A-3-3、A-4-3、A-6-3)
【事前学習】報告者はレジュメを作成すること。そのほかの受講者は今回の授業で扱うページを読み疑問点などをまとめておくこと。 (2時間)
【事後学習】質疑応答・教員コメント等をふまえ、史料を読むうえでの注意点やレジュメの改善点を確認すること。 (2時間)
14 『西園寺公と政局』を読む⑫(対面授業):「第二篇 ロンドン条約問題 第二章」の終盤部分を読む。(A-3-3、A-4-3、A-6-3)
【事前学習】報告者はレジュメを作成すること。そのほかの受講者は今回の授業で扱うページを読み疑問点などをまとめておくこと。 (2時間)
【事後学習】質疑応答・教員コメント等をふまえ、史料を読むうえでの注意点やレジュメの改善点を確認すること。 (2時間)
15 まとめ(対面授業):これまでのまとめを行い、史料を読むうえでの注意点やレジュメの作り方などについて確認する。(A-3-3、A-4-3)
【事前学習】まとめとなるので、これまでの授業内容や報告を行った際に指摘された改善点等を振り返っておくこと。 (2時間)
【事後学習】史料を読むうえでの注意点やレジュメ作成上のポイントを改めて確認すること。 (2時間)
その他
教科書 原田熊雄述 『西園寺公と政局 第一巻』 岩波書店 1950年
授業で扱う部分は教員が印刷し受講者に配布する。(受講者が購入する必要はない。)
参考書 参考文献は授業内で紹介する。
成績評価の方法及び基準 レポート(20%)、授業参画度:質疑応答・議論(40%)、担当ページの報告(40%)
「担当ページの報告」と「授業参画度=質疑応答・議論」が成績の中心となる。「質疑応答・議論」は自分の報告時だけではなく、他の受講者の報告を受けての質疑応答・議論も含まれる。「毎回授業に出席して質疑応答・議論に参加する」ことが重要であるため、欠席が多いと成績に直結するので注意すること。これらに学期末に課すレポートを合わせて成績を算定する。
オフィスアワー 授業内での議論だけではなく、授業終了後も授業実施教室等で個別に質問・相談を受け付ける。またメールでの質問・相談も受け付ける。
備考 原則として受講者の報告で進めていく授業のため、教員からの資料配布、重要な説明は初回授業時にまとめて行う。初回の授業を理由なく欠席した場合には受講を認めないこともあるので注意すること。

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