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令和2年度以降入学者 | 宗教学演習1 | ||||
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教員名 | 久保隆司 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 哲学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業形態 | 対面授業 |
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授業の形態 | 対面授業 *遠隔対応をしない。 |
Canvas LMSコースID・コース名称 | A071013N7 2024宗教学演習1(久保隆司・前・木4) |
授業概要 | 神道を中心とした日本思想(特に近世)の現代的な理解に焦点を当てたユニークな演習クラスである。今日の日本および日本人の精神性や心身観の多くは、近世・江戸時代に形成されたと考えられるが、神道思想や関連思想について知る日本人は少ない。本演習では、そのような立場から江戸時代前期を代表する朱子学者であり神道家である山崎闇斎(1619-1682)の思想を、心理学・文化人類学・哲学などの多様な知見を導入したテキストの輪読を通して、風土論、身心論、超越論など包括的な枠組みからの理解を試みる。さらに比較思想学的/学際的な視点から、闇斎をハブとして「日本」や世界に対する理解を深めることを目標とする。 *2023年度の宗教学演習4からの続きである。よって演習4が履修済みであることが望ましいが、意欲のある途中参加者の受講は可能である。その対応も含め最初の数回は復習も兼ねて前年度の概説を行う。具体的な演習としては、基本テキスト『生成と統合の神学』の7章以降を扱う。後期の演習2での読了を目指す。 |
授業のねらい・到達目標 | 1)近世の神道思想について理解を深めるようになる。 2)近世から近代、そして現代につながる日本(人)の精神性の重要な基盤を理解できるようになる。 3)日本思想の内包する、ローカルな精神的/文化的遺産の大切さがわかるようになる。 4)日本思想と東洋そして西洋の思想が比較検討できるようになり、グローバルな比較思想的意識が育つ。 5)全体を通して、「特殊性」と「普遍性」の関係性への意識が高まる。 この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP1,2,4及びカリキュラムポリシーCP1,2,4に対応しています。 ・真・善・美・聖の探究から得られた知識と教養に基づい て、人間と社会の倫理的な課題を理解し、説明することができる(A-1-3)。 ・思想・芸術・宗教の観点から、世界の現状をその歴史的背景とともに理解するこ とができる(A-2-3)。 ・文献や資料の読解・解釈を通じて、あるいは、現代の思想的状況を注意深く考察することによって、哲学的問題を発見することができる(A-4-3)。 |
授業の形式 | 演習 |
授業の方法 | 久保隆司著『生成と統合の神学』(春秋社、2023年)をもとに、概説し、学生の発表や討議などを通して、理解を深める(主に7章から9章、特論の一部の予定)。学生は、事前学習として、毎回指定箇所を読み、関連すると思われる項目を各自調べておくこと。事後学習として、授業内容を復習し、補足事項を調べておくこと。基本テキストは、毎回コピー資料などにて対応するので購入の義務はない。 また各章のテーマに関連した幅広い分野の資料を読み、その内容について発表させ(グループ発表か個人発表かは受講人数によって決める)、討論を通して指導する。 *ただし、実際の授業の進行状況や参加人数により、適時、調整/変更することがある。 |
履修条件 | 継続して参加できること(病気や特別な事情で欠席の場合は事前連絡すること)。質問や意見を求められたときには、積極的に発言すること。 |
授業計画 | |
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1 |
オリエンテーション:前年度(序章から第6章までと特論1)の振り返り1 講師による該当箇所の概説後、学生と討議する。 【事前学習】前年の疑問点/不明点や意見をまとめておく (1時間) 【事後学習】授業を振り返り、考え方を確認し、自分でも調べ、理解をさらに深める。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
前年度(序章から第6章までと特論1)の振り返り2 講師による該当箇所の概説後、クラス内で討議する。 【事前学習】指定の章を通読した上で、疑問点/不明点や意見をまとめておく (2時間) 【事後学習】授業を振り返り、考え方を確認し、自分でも調べ、理解をさらに深める。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
前年度(序章から第6章までと特論1)の振り返り3 講師による該当箇所の概説後、クラス内で討議する。 【事前学習】指定の章を通読した上で、疑問点/不明点や意見をまとめておく (2時間) 【事後学習】授業を振り返り、考え方を確認し、自分でも調べ、理解をさらに深める。 (2時間) 【授業形態】対面授業、同時双方向型授業 |
4 |
第7章-1 学生の発表:講師による該当箇所の概説後、クラス内で討議する。 【事前学習】指定の章を通読した上で、疑問点/不明点や意見をまとめておく (2時間) 【事後学習】授業を振り返り、考え方を確認し、自分でも調べ、理解をさらに深める。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
第7章-2 講師による該当箇所の概説後、クラス内で討議する。 【事前学習】指定の章を通読した上で、疑問点/不明点や意見をまとめておく (2時間) 【事後学習】授業を振り返り、考え方を確認し、自分でも調べ、理解をさらに深める。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
第7章-3 講師による該当箇所の概説後、クラス内で討議する。 【事前学習】指定の章を通読した上で、疑問点/不明点や意見をまとめておく (2時間) 【事後学習】授業を振り返り、考え方を確認し、自分でも調べ、理解をさらに深める。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
第8章-1 学生の発表:講師による該当箇所の概説後、クラス内で討議する。 【事前学習】指定の章を通読した上で、疑問点/不明点や意見をまとめておく (2時間) 【事後学習】授業を振り返り、考え方を確認し、自分でも調べ、理解をさらに深める。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
第8章-2 講師による該当箇所の概説後、クラス内で討議する。 【事前学習】指定の章を通読した上で、疑問点/不明点や意見をまとめておく (2時間) 【事後学習】授業を振り返り、考え方を確認し、自分でも調べ、理解をさらに深める。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
第8章-3 講師による該当箇所の概説後、クラス内で討議する。 【事前学習】指定の章を通読した上で、疑問点/不明点や意見をまとめておく (2時間) 【事後学習】授業を振り返り、考え方を確認し、自分でも調べ、理解をさらに深める。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
第9章-1 学生の発表:講師による該当箇所の概説後、クラス内で討議する。 【事前学習】指定の章を通読した上で、疑問点/不明点や意見をまとめておく (2時間) 【事後学習】授業を振り返り、考え方を確認し、自分でも調べ、理解をさらに深める。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
第9章-2 講師による該当箇所の概説後、クラス内で討議する。 【事前学習】指定の章を通読した上で、疑問点/不明点や意見をまとめておく (2時間) 【事後学習】授業を振り返り、考え方を確認し、自分でも調べ、理解をさらに深める。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
第9章-3 講師による該当箇所の概説後、クラス内で討議する。 【事前学習】指定の章を通読した上で、疑問点/不明点や意見をまとめておく (2時間) 【事後学習】授業を振り返り、考え方を確認し、自分でも調べ、理解をさらに深める。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
補章1-1 学生の発表:講師による該当箇所の概説後、クラス内で討議する。 【事前学習】指定の章を通読した上で、疑問点/不明点や意見をまとめておく (2時間) 【事後学習】授業を振り返り、考え方を確認し、自分でも調べ、理解をさらに深める。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
補章1ー2 その他の特論を概観する。 講師による該当箇所の概説後、クラス内で討議する。 【事前学習】指定の章を通読した上で、疑問点/不明点や意見をまとめておく (2時間) 【事後学習】授業を振り返り、考え方を確認し、自分でも調べ、理解をさらに深める。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
まとめ 講師による該当箇所の概説後、クラス内で討議する。 【事前学習】指定の章を通読した上で、疑問点/不明点や意見をまとめておく (2時間) 【事後学習】授業を振り返り、考え方を確認し、自分でも調べ、理解をさらに深める。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | 久保隆司 『生成と統合の神学』 春秋社 2023年 第1版 *各回に対応するコピー資料を使用予定なので、教科書『生成と統合の神学』を購入する必要はない。 |
参考書 | 参考文献は、授業中に、適時紹介する。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:期末レポートの内容で評価する(40%)、授業参画度:毎回の授業内での発言やリアクションペーパー等で評価する(60%) |
オフィスアワー | メールやCanvasLMSにて対応。 |