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フランス語6

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令和2年度以降入学者 フランス語6
教員名 福島亮
単位数    1 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 外国語科目
学期 後期 履修区分 選択必修
授業形態 対面授業
授業の形態 原則的に対面授業を行います。

課題の指示は授業内で行いますが、必要に応じてCanvas LMSで課題の提示を行う場合もあります。
Canvas LMSコースID・コース名称 3559630G7 2024フランス語6(福島亮・後・金3)
授業概要 すでに初級文法を一通り学習したことのある人を対象に、比較的やさしいテキストを読んだり、短い文章を書いたりできるようにします。
基準としては、仏検3級が取得できる程度の読解力をつけることを目標としていますが、フランス語の音読のトレーニングをしたい、長めのフランス語の文章を読んでみたい、フランスの文化や社会について知りたい、という人に開かれた授業を目指しています。

フランス語を1年間学んだ学生が仏検3級合格するための実力をつけるために、フランス語6では、テクストを丁寧に読みつつ、実際に仏検3級相当の問題を解き、分析します。
音読や暗唱、語彙や書き取りの小テストも適宜行います。

状況によってもしオンライン授業となった場合、Zoomを使って教室と同様の環境を作り、同時双方向型の授業を実施します。
授業のねらい・到達目標 ヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR/CECRL)のA2レベルを到達目標とします。
A2の具体的な到達目標とは次のようなものです。

 -ごく基本的な個人や家族の情報、買い物、近所、仕事など、直接自分につながりのある領域で最も頻繁に使われる語彙や表現を理解することができるようになることを目指す。
 -ごく簡単な短い文章なら理解できる。広告や内容紹介のパンフレット、メニュー、予定表のようなものの中から日常の具体的に予測がつく情報を取り出せるようになることを目指す。
 -簡単に短いメモやメッセージを書くことができるようになることを目指す。

〈日本大学教育憲章との関係〉
・世界諸国の歴史や政治、経済、文化、価値観、信条などの現状を概説できる。(A-2-1)
・仮説に基づく課題や問題を提示し、客観的な情報を基に、論理的・批判的に考察することの重要性を説明できる。(A-3-1)
・親しい人々とのコミュニケーションを通じて相互に意思を伝達することができる。(A-6-1)

〈ディプロマポリシーとの関係〉
この科目は文理学部のディプロマポリシーDP2,DP4,DP5及びカリキュラムポリシーCP5, CP8に対応しています。
なお新カリキュラム(令和2年度入学者)では、この科目は文理学部のDP及びCPの2, 3, 6に対応しています。
授業の形式 講義、演習
授業の方法 授業の形式【講義・演習】

【初回】
仏検3級相当の問題を実際に解いてみて、どこに注力して学習したら良いのか方針を立てる。

【第2回以降〜】
1. 事前予習
・教科書の指定のページの音声をまず何度もよく聞き、発音の句切れや一塊に読む部分を教科書にマークしましょう。
・教科書は語彙や熟語を詳しく解説しているので、それをもとに、まずは自力で課題文を読んでみましょう。その際も、発音をないがしろにしないようにしてください。
・文法事項について、理解できない箇所については質問の形でメモをしておきましょう。何がどうわからないのか言語化し、授業中に質問できるようにしてください。
・教科書の文章を丁寧に読み、自分の力で訳し、ノートに訳文を書いてください。その際、主語と動詞がどれか、にまずは着目しましょう。自分で訳した文章の論理関係がつながっているか、日本語として破綻していないか意識してください。

2. 授業当日

・指名した人に、原文をゆっくりと丁寧に音読していただき、日本語訳を言ってもらいます。必要に応じて教員が解説や修正を加えます。
・フランス語5では、フランス語を読むことへの苦手意識を克服するために、とくに「音読」に力を入れます。教科書の音声を用いて、授業中も何度も反復練習をし、フランス語のリズムを身につけます。そのため、「訳して終わり」ではなく、理解できた文章を何度も発音し、口頭でフランス語から日本語に訳したり、日本語からフランス語に訳すなどの練習も取り入れます。
・適宜、必要に応じて、追加の文法問題や語彙のまとめを行います。
・課題は教科書に即したものを提示しますが、もしも希望があれば受講生が読みたいものを読解材料として取り入れます。また、受講生の興味を広げるために、教員が選んだ短いテクストを読むこともあります。

3. 事後学習
・教科書の音声をよく聞き、それを参考に、何度も繰り返し課題文を発音して、学習した表現を定着させてください。その際、決して適当に音読しないようにしてください。多くの文章を粗雑に読むよりも、少ない分量の文章を丁寧に、発音を確認しながら読む方が有益です。
・また、わからなかった文法事項について、初級文法書に立ち返って該当箇所を復習しましょう。
・指定した部分を暗唱したり、音声を聞きながら書き取ったりしましょう。理想的なのは、テキストを見ずとも音声を聞けば紙に書けるようになることです。

本授業の事前・事後学習は,合わせて180分(3時間)の学習を目安とします。
履修条件 ・フランス語1・2、あるいはフランス語3・4のどれかをすでに履修していること、あるいはそれと同等程度のフランス語の基礎的知識があること。
・第1回授業で50名を超えた場合は抽選をおこなう。なお、抽選の結果の確認方法は第1回授業で連絡する。
・フランス語5(前期)・6(後期)は同一教員の授業を受講すること。
授業計画
1 仏検3級相当の問題を解き、どこが苦手か分析する。 分析した結果をもとに、授業の方針を全員で話し合う。(A-6-1) 【対面授業】
【事前学習】基礎文法や成句など、苦手なものを復習しておく。 (1.5時間)
【事後学習】自分がどこが苦手か分析し、学習の対策を立てる。 (1.5時間)
【授業形態】対面授業
2 「4.1 L'université」の音読練習と読解。フランスの大学について知識を得ることができる。 (A-6-1) 【対面授業】
【事前学習】「4.1 L'université」をよく読み、わからない単語を徹底的に調べ、自力で訳す。またテキストを音読し、発音のわからない単語の発音を調べておく。 (1.5時間)
【事後学習】演習で間違えた部分が文法事項のどの部分に該当するのか分析し、その部分を復習する。音声を聞きながら最低5回はテキストを丁寧に音読する。その際、テキストを人に読んで聞かせる状況を想像し、人に伝わることを念頭に音読すること。最後に、指定箇所を暗記すること。 (1.5時間)
【授業形態】対面授業
3 「4.2 Les autres voies de l'enseignement supérieur」の音読練習と読解。フランスのエリート教育について知識を得ることができる。(A-6-1) 【対面授業】
【事前学習】「4.2 Les autres voies de l'enseignement supérieur」をよく読み、わからない単語を徹底的に調べ、自力で訳す。またテキストを音読し、発音のわからない単語の発音を調べておく。 (1.5時間)
【事後学習】演習で間違えた部分が文法事項のどの部分に該当するのか分析し、その部分を復習する。音声を聞きながら最低5回はテキストを丁寧に音読する。その際、テキストを人に読んで聞かせる状況を想像し、人に伝わることを念頭に音読すること。最後に、指定箇所を暗記すること。 (1.5時間)
【授業形態】対面授業
4 仏検3級相当の問題を実際に解き、どこが苦手か分析する。分析した結果をもとに授業の方向性を全員で議論する。(A-2-1, A-3-1)【対面授業】
【事前学習】自分の苦手な分野について重点的に復習する。 (1.5時間)
【事後学習】演習で間違えた部分が文法事項のどの部分に該当するのか分析し、その部分を復習する。音声を聞きながら最低5回はテキストを丁寧に音読する。その際、テキストを人に読んで聞かせる状況を想像し、人に伝わることを念頭に音読すること。最後に、指定箇所を暗記すること。 (1.5時間)
【授業形態】対面授業
5 「5.1 La gastronomie」の音読練習と読解。フランスの美食文化について知識を得ることができる。(A-6-1) 【対面授業】
【事前学習】「5.1 La gastronomie」をよく読み、わからない単語を徹底的に調べ、自力で訳す。またテキストを音読し、発音のわからない単語の発音を調べておく。 (1.5時間)
【事後学習】演習で間違えた部分が文法事項のどの部分に該当するのか分析し、その部分を復習する。音声を聞きながら最低5回はテキストを丁寧に音読する。その際、テキストを人に読んで聞かせる状況を想像し、人に伝わることを念頭に音読すること。最後に、指定箇所を暗記すること。 (1.5時間)
【授業形態】対面授業
6 「5.2 La nourriture au quotidien」の音読練習と読解。フランス人が普段食べているものについて知識を得ることができる。(A-6-1) 【対面授業】
【事前学習】「5.2 La nourriture au quotidien」をよく読み、わからない単語を徹底的に調べ、自力で訳す。またテキストを音読し、発音のわからない単語の発音を調べておく。 (1.5時間)
【事後学習】演習で間違えた部分が文法事項のどの部分に該当するのか分析し、その部分を復習する。音声を聞きながら最低5回はテキストを丁寧に音読する。その際、テキストを人に読んで聞かせる状況を想像し、人に伝わることを念頭に音読すること。最後に、指定箇所を暗記すること。 (1.5時間)
【授業形態】対面授業
7 仏検3級相当の問題を実際に解き、どこが苦手か分析する。分析した結果をもとに授業の方向性を全員で議論する。(A-2-1, A-3-1)【対面授業】
【事前学習】自分の苦手な分野について重点的に復習する。 (1.5時間)
【事後学習】演習で間違えた部分が文法事項のどの部分に該当するのか分析し、その部分を復習する。音声を聞きながら最低5回はテキストを丁寧に音読する。その際、テキストを人に読んで聞かせる状況を想像し、人に伝わることを念頭に音読すること。最後に、指定箇所を暗記すること。 (1.5時間)
【授業形態】対面授業
8 「6.1 Les Français et la politique」の音読練習と読解。フランスの政治について知識を得ることができる。(A-6-1) 【対面授業】
【事前学習】「6.1 Les Français et la politique」をよく読み、わからない単語を徹底的に調べ、自力で訳す。またテキストを音読し、発音のわからない単語の発音を調べておく。 (1.5時間)
【事後学習】演習で間違えた部分が文法事項のどの部分に該当するのか分析し、その部分を復習する。音声を聞きながら最低5回はテキストを丁寧に音読する。その際、テキストを人に読んで聞かせる状況を想像し、人に伝わることを念頭に音読すること。最後に、指定箇所を暗記すること。 (1.5時間)
【授業形態】対面授業
9 「6.2 La gauche et la droite en France」の音読練習と読解。フランスの左派と右派について知識を得ることができる。(A-6-1)  【対面授業】
【事前学習】「6.2 La gauche et la droite en France」をよく読み、わからない単語を徹底的に調べ、自力で訳す。またテキストを音読し、発音のわからない単語の発音を調べておく。 (1.5時間)
【事後学習】演習で間違えた部分が文法事項のどの部分に該当するのか分析し、その部分を復習する。音声を聞きながら最低5回はテキストを丁寧に音読する。その際、テキストを人に読んで聞かせる状況を想像し、人に伝わることを念頭に音読すること。最後に、指定箇所を暗記すること。 (1.5時間)
【授業形態】対面授業
10 仏検3級相当の問題を実際に解き、どこが苦手か分析する。分析した結果をもとに授業の方向性を全員で議論する。(A-2-1, A-3-1)【対面授業】
【事前学習】これまで解いてきた仏検相当の問題を参考に、自分の苦手な分野を重点的に復習しておく。 (1.5時間)
【事後学習】苦手な分野がどこか分析し、学習の方針を決める。 (1.5時間)
【授業形態】対面授業
11 「7.1 Emploi et chômage」の音読練習と読解。フランスの労働事情について知識を得ることができる。(A-6-1)  【対面授業】
【事前学習】「7.1 Emploi et chômage」をよく読み、わからない単語を徹底的に調べ、自力で訳す。またテキストを音読し、発音のわからない単語の発音を調べておく。 (1.5時間)
【事後学習】演習で間違えた部分が文法事項のどの部分に該当するのか分析し、その部分を復習する。音声を聞きながら最低5回はテキストを丁寧に音読する。その際、テキストを人に読んで聞かせる状況を想像し、人に伝わることを念頭に音読すること。最後に、指定箇所を暗記すること。 (1.5時間)
【授業形態】対面授業
12 「7.2 Travail et relations sociales」の音読練習と読解。フランスにおける仕事と人間関係について知識を得ることができる。(A-6-1) 【対面授業】
【事前学習】「7.2 Travail et relations sociales」をよく読み、わからない単語を徹底的に調べ、自力で訳す。またテキストを音読し、発音のわからない単語の発音を調べておく。 (1.5時間)
【事後学習】演習で間違えた部分が文法事項のどの部分に該当するのか分析し、その部分を復習する。音声を聞きながら最低5回はテキストを丁寧に音読する。その際、テキストを人に読んで聞かせる状況を想像し、人に伝わることを念頭に音読すること。最後に、指定箇所を暗記すること。 (1.5時間)
【授業形態】対面授業
13 フランス語の映像をもとにディスカッションする(A-2-1, A-3-1)
【事前学習】これまでの授業を踏まえて興味を持ったフランスの事象について簡単な発言ができるようにしておく。 (1.5時間)
【事後学習】フランス語の動画や文章を(まだ読めなくても良いから)自分で調べてみる。 (1.5時間)
【授業形態】対面授業
14 「10.1 Les femmes et les hommes dans la société」の音読練習と読解。フランスにおける男女の社会的位置づけについて知識を得ることができる。(A-6-1) 【対面授業】
【事前学習】「10.1 Les femmes et les hommes dans la société」をよく読み、わからない単語を徹底的に調べ、自力で訳す。またテキストを音読し、発音のわからない単語の発音を調べておく。 (1.5時間)
【事後学習】教科書の音声を聞きながら、例文を何度も発音すること。また、練習問題をもう一度解いてみて、理解できない箇所を質問の形式で書き出す。 (1.5時間)
【担当教員】演習で間違えた部分が文法事項のどの部分に該当するのか分析し、その部分を復習する。音声を聞きながら最低5回はテキストを丁寧に音読する。その際、テキストを人に読んで聞かせる状況を想像し、人に伝わることを念
【授業形態】対面授業
15 「10.2 La famille, le couple et .... les enfants」の音読練習と読解。フランスにおける家族の在り方について知識を得ることができる。(A-6-1) 【対面授業】
【事前学習】「10.2 La famille, le couple et .... les enfants」をよく読み、わからない単語を徹底的に調べ、自力で訳す。またテキストを音読し、発音のわからない単語の発音を調べておく。 (1.5時間)
【事後学習】演習で間違えた部分が文法事項のどの部分に該当するのか分析し、その部分を復習する。音声を聞きながら最低5回はテキストを丁寧に音読する。その際、テキストを人に読んで聞かせる状況を想像し、人に伝わることを念頭に音読すること。最後に、指定箇所を暗記すること。 (1.5時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 Jean-Luc Azra、他 『La société française​』 アルマ出版 2017年
音声は以下の教科書サイトからダウンロードしてください(https://alma-download.com/fr-SF.htm)
なお、教科書が次のISBNのものであることを購入前に確認してください。SBN:978-4-904147-00-9
参考書 学習用の仏和辞典を毎回必ず持参してください。辞書は第1回目の授業で説明しますが、語の用法の説明が優れている次の辞書を推奨します。
・『プチ・ロワイヤル仏和辞典』(倉方他編、旺文社、2020年第5版)
また、初級文法を習った際に使用した文法書を毎回持参し、疑問が生じたらすぐに調べられるようにしておいてください。初級文法書がてもとにない場合、次の文法書を推奨します。
倉方秀憲『新システマティックフランス語文法』(早美出版)
成績評価の方法及び基準 授業内テスト:音読、暗唱、語彙確認、書き取りなどの小テスト(80%)、授業参画度:演習の取り組み度合い、授業中の積極的な質問や発言を評価する。(20%)
個々人のレベルや学習歴、学習の目的が異なるため、この授業では、毎回の授業の取り組み(とくに、暗唱や聞き取りの小テスト)をもとに成績を評価します。ただし、全15回の授業のうち10回以上に出席していることを単位認定の必要条件とします。
オフィスアワー 質問は簡単なものであれば授業内で受け付けます。その他はメールで受け付けます。
備考 本授業は発音練習を行います。発音練習に積極的に参加できる人の受講をお待ちしています。

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