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令和2年度以降入学者 | 市民社会と法 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 民法1 | ||||
教員名 | 松本幸治 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 総合教育科目 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業形態 | 対面授業 |
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Canvas LMSコースID・コース名称 | 209752A17 2024市民社会と法(松本幸治・後・木5) |
授業概要 | 民法の構造や基本原理を明らかにした上で、財産法に関する制度の概要、重要判例および学説を解説する。 |
授業のねらい・到達目標 | 民法(財産法)に関する基本的な事項を理解し、これを説明できる能力を身につける。 世界諸国の歴史や政治、経済、文化、価値観、信条などの現状を概説できる。(A-2-1) 仮説に基づく課題や問題を提示し、客観的な情報を基に、論理的・批判的に考察することの重要性を説明できる。(A-3-1) 事象を注意深く観察して,解決すべき問題を認識できる。(A-4-1) この科目は、文理学部のDP及びCP2、3、4に対応している。 |
授業の形式 | 講義 |
授業の方法 | 教科書の基本事項を説明し、関連する判例および学説を解説する。 授業後にリアクションペーパーを提出させ、受講生の理解度を確認する。 リアクションペーパーを通じて質問を受け付け、次回以降に受け付けた質問への回答を行う。 なお、対面授業に参加することができない場合には、教員の許可を受けた上で、Zoomにてオンライン参加すること。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス、民法の意義(A-2-1)
【事前学習】シラバスを確認するとともに、六法の条文を読むなどして、法律の文に慣れておく。 (2時間) 【事後学習】教科書12頁~15頁を読み、一般法と特別法との関係を説明できるようにする。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
民法の構造と基本原理(A-2-1、A-3-1)
【事前学習】教科書16頁、23頁~26頁を読み、民法の基本原理を確認し、疑問点や不明な点をノートにまとめる。 (2時間) 【事後学習】所有権絶対の原則、契約自由の原則、過失責任主義の原則について、その内容と例外を説明できるようにする。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
権利と義務(A-2-1、A-3-1)
【事前学習】教科書第3章を読み、特に物権と債権との違いを確認し、疑問点や不明な点をノートにまとめる。 (2時間) 【事後学習】権利の濫用とは何か、宇奈月温泉事件とはどのような判例かについて、説明できるようにする。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
法律行為(1)法律行為の概要、公序良俗違反(A-2-1、A-3-1)
【事前学習】教科書36頁~39頁を読み、法律行為の基礎知識、公序良俗の意義について確認し、疑問点や不明な点をノートにまとめる。 (2時間) 【事後学習】法律行為の構造について説明できるようにする。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
法律行為(2)意思表示の瑕疵(A-2-1、A-3-1)
【事前学習】教科書39頁~45頁を読み、「意思表示の瑕疵」の考え方を確認し、疑問点や不明な点をノートにまとめる。 (2時間) 【事後学習】心裡留保、虚偽表示、錯誤、詐欺・強迫の内容と相違点について、具体的な事例を挙げて説明できるようにする。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
権利能力、意思能力、行為能力(A-2-1、A-3-1、A-4-1)
【事前学習】教科書45頁~50頁を読み、権利能力、意思能力、行為能力の相違点を確認し、疑問点や不明な点をノートにまとめる。 (2時間) 【事後学習】制限行為能力者の類型と保護態様について、説明できるようにする。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
契約(1)契約の成立と効果(A-2-1、A-3-1)
【事前学習】教科書84頁~89頁を読み、契約の成立と効果に関する基本的な考え方を確認し、疑問点や不明な点をノートにまとめる。 (2時間) 【事後学習】契約の成立→債権債務の発生→債務の履行という一連の流れを自分の言葉で説明できるようにする。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
契約(2)双務契約における牽連関係(A-2-1、A-3-1)
【事前学習】教科書90頁~94頁を読み、双務契約における牽連関係の考え方を確認し、疑問点や不明な点をノートにまとめる。 (2時間) 【事後学習】履行上の牽連関係と同時履行の抗弁権、存続上の牽連関係と危険負担について説明できるようにする。危険負担については、平成29年改正による制度変更の内容を説明できるようにする。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
契約(3)強制履行、債務不履行(A-2-1、A-3-1)
【事前学習】教科書94頁~99頁を読み、債務者が債務を任意に履行しなかった場合における解決方法について確認し、疑問点や不明な点をノートにまとめる。 (2時間) 【事後学習】債務の強制的実現が可能な場合と不可能の場合について、具体的に説明できるようにする。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
契約(4)損害賠償、契約解除(A-2-1、A-3-1)
【事前学習】教科書99頁~105頁を読み、損害賠償制度と解除権の概要を確認し、疑問点や不明な点をノートにまとめる。 (2時間) 【事後学習】債務不履行が生じた場合に、債権者がどのような救済が受けられるかについて、1200字程度でまとめる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
不法行為(1)成立要件(A-2-1、A-3-1)
【事前学習】教科書124頁~131頁を読み、不法行為の成立要件の内容を確認し、疑問点や不明な点をノートにまとめる。 (2時間) 【事後学習】不法行為の成立要件を条文を示しながら説明できるようにする。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
不法行為(2)特殊な不法行為(A-2-1、A-3-1、A-4-1)
【事前学習】教科書131頁~134頁を読み、特殊な不法行為の特徴をそれぞれ確認しておく。 (1時間) 【事後学習】JR東海事件について調べ、その内容と問題点を説明できるようにする。 (3時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
不法行為(3)効果(A-2-1、A-3-1)
【事前学習】教科書134頁~137頁を読み、不法行為に基づく損害賠償の概要を確認し、疑問点や不明な点をノートにまとめる。 (2時間) 【事後学習】債務不履行に基づく損害賠償と不法行為に基づく損害賠償との違いを説明できるようにする。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
所有権(A-2-1、A-3-1)
【事前学習】第3回の授業内容をもう一度復習し、物権の性質について確認しておく。 (1時間) 【事後学習】所有権の移転と対抗要件について、具体的な事例を挙げて説明できるようにする。 (3時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
期末試験とその解説(A-2-1、A-3-1、A-4-1)
【事前学習】第1回~第14回の授業内容を復習する。 (3時間) 【事後学習】期末試験の解説を踏まえ、理解が不十分であった点を復習する。 (1時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | 野村豊弘 『民事法入門』 有斐閣 2022年 第8版補訂版 |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | 授業内テスト:期末試験の点数によって評価する。(80%)、授業参画度:リアクションペーパーの提出回数および内容によって評価する。(20%) 対面授業に参加できず、期末試験を受けられない学生には、レポート試験を課す予定である。 |
オフィスアワー | 授業後、学生の質問等に応じる。 |