文理学部シラバスTOP > 文理学部 > 総合 II 群 > ジェンダー論
日本大学ロゴ

ジェンダー論

このページを印刷する

令和2年度以降入学者 ジェンダー論
令和元年度以前入学者 ジェンダー論
教員名 中村英代
単位数    2 学年 1~4 開講区分 文理学部
(他学部生相互履修可)
科目群 総合教育科目
学期 前期 履修区分 選択
授業形態 遠隔授業(オンデマンド型)
Canvas LMSコースID・コース名称 2095520W7 2024ジェンダー論(中村英代・前・金3)
授業概要 ・社会現象や自分の身のまわりの出来事、自分自身の人生(リアルライフ)をジェンダーの視座から捉えなおす
・現代社会の生きづらさとそこからの解放について学ぶ
授業のねらい・到達目標 <授業のねらい>
・身近なトピックについて理解を深めながら、ジェンダー論の基礎をマスターする。
・身近なトピックについて理解を深めながら、社会のなかのジェンダー構造を理解する。

<到達目標>
・社会現象や自分の身のまわりの事柄を、ジェンダーの視点から説明できるようになる。
・現代社会を生きる私たちの様々な生きづらさを理解し、問題が生まれる社会背景や、問題解決の方法を考えられるようになる。
・ひとつの現象に対して、多様な見方・考え方があることを理解する。

<ディプロマシーとの関係>
この科目は文理学部のディプロマポリシーDP2,3,4及びカリキュラムポリシーCP2,3,4に対応しています。

<日大教育憲章との関係>
・世界諸国の歴史や政治,経済,文化,価値観,信条などの現状を概説できる。(A-2-1: 世界の現状を理解し,説明する力)
・仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察することの重要性を説明できる。(A-3-1: 論理的・批判的思考力)
・事象を注意深く観察して,解決すべき問題を認識できる。(A-4-1: 問題発見・解決力)
授業の形式 講義
授業の方法 【講義の方法】
文章による「読む講義」です。指定テキストを毎回使用します。
①毎回、Canvas LMSで「講義文」を読みます。
②「講義文」を読みながら、テキスト『社会学ドリル』を読み進め、空欄に答えを記載していきます。
③以上を終了したら、Canvas LMSで「コメント課題」を提出します。
①②③を毎回繰り返していき、期末に「確認テスト」と「読書レポート」を提出します。

【講義文のスタイル】
口語体(話し言葉のスタイル)の「講義文」で講義内容はしっかり説明していきますので、オンラインでも着実の本クラスも学びを自分のものにしていっていただけます。
【課題へのフィードバック】
課題コメントには、毎回、講義文の冒頭(「ラジオの時間」というコーナー)でフィードバックし、受講生全体で学びを共有します。このことにより、オンラインでありながら、毎回の講義のなかで他の受講生たちのさまざまな考えに触れることができます。

【質問への解答方法】
質問はレスポンス・カードやメールで受け、講義文やメールで回答します。
授業計画
1 ガイダンス&イントロダクション:ジェンダー論を学ぶ意義
【事前学習】シラバスを確認し、授業の全体像を把握する。 (2時間)
【事後学習】第2回目から使うテキストのはじめにと第1章を読み、ポイントをまとめる。第1章のブックリストで学びを深める。 (2時間)
【授業形態】オンデマンド型授業
2 仕事とジェンダー①:非正規雇用・格差・ジェンダー
【事前学習】「新自由主義」についてニュース、新聞、書籍などで調べておく。 (2時間)
【事後学習】テキスト第2章を復習し、学んだ内容を整理する。その上で、第3章のブックリストの文献で学びを深める。 (2時間)
【授業形態】オンデマンド型授業
3 仕事とジェンダー②:誰が、いつ、貧困状態に追いやられるのか
【事前学習】「日本の貧困」についてニュース、新聞、書籍などで調べておく。 (2時間)
【事後学習】テキスト第2章を復習し、学んだ内容を整理する。その上で、第3章のブックリストの文献で学びを深める。 (2時間)
【授業形態】オンデマンド型授業
4 恋愛と結婚①:データから読む現代の結婚
【事前学習】「ロマンチック・ラブ・イデオロギー」についてニュース、新聞、書籍などで調べておく。 (2時間)
【事後学習】テキスト第3章を復習し、学んだ内容を整理する。その上で、第2章のブックリストの文献で学びを深める。 (2時間)
【授業形態】オンデマンド型授業
5 恋愛と結婚②:近代家族からの/への自由、近代家族からの/への疎外
【事前学習】「50歳時未婚率」についてニュース、新聞、書籍などで調べておく。 (2時間)
【事後学習】テキスト第3章を復習し、学んだ内容を整理する。その上で、第2章のブックリストの文献で学びを深める。 (2時間)
【授業形態】オンデマンド型授業
6 ジェンダー論の基礎①:男性も傷つく、という当たり前のこと
【事前学習】「男らしさ/女らしさ」についてニュース、新聞、書籍などで調べておく。 (2時間)
【事後学習】テキスト第4章を復習し、学んだ内容を整理する。その上で、第4章のブックリストの文献で学びを深める。 (2時間)
【授業形態】オンデマンド型授業
7 ジェンダー論の基礎②:「とり乱し」の思想を理解する
【事前学習】「性別役割分業」についてニュース、新聞、書籍などで調べておく。 (2時間)
【事後学習】テキスト第4章を復習し、学んだ内容を整理する。その上で、第4章のブックリストの文献で学びを深める。 (2時間)
【授業形態】オンデマンド型授業
8 ジェンダーとセクシュアリティ①:男でもなく女でもない「私」
【事前学習】「LGBT/SOGI」についてニュース、新聞、書籍などで調べておく。 (2時間)
【事後学習】テキスト第4章を復習し、学んだ内容を整理する。その上で、第4章のブックリストの文献で学びを深める。 (2時間)
【授業形態】オンデマンド型授業
9 ジェンダーとセクシュアリティ②:自分と異なる他者を理解する
【事前学習】「ダイバーシティ」についてニュース、新聞、書籍などで調べておく。 (2時間)
【事後学習】テキスト第4章を復習し、学んだ内容を整理する。その上で、第4章のブックリストの文献で学びを深める。 (2時間)
【授業形態】オンデマンド型授業
10 ドメスティック・バイオレンス/デートDV①:DVを理解する
【事前学習】「ドメスティック・バイオレンス」についてニュース、新聞、書籍などで調べておく。 (2時間)
【事後学習】テキスト第5章を復習し、学んだ内容を整理する。その上で、第5章のブックリストの文献で学びを深める。 (2時間)
【授業形態】オンデマンド型授業
11 ドメスティック・バイオレンス/デートDV②:「問題の外在化」をマスターする
【事前学習】「デートDV」についてニュース、新聞、書籍などで調べておく。 (2時間)
【事後学習】テキスト第5章を復習し、学んだ内容を整理する。その上で、第5章のブックリストの文献で学びを深める。 (2時間)
【授業形態】オンデマンド型授業
12 虐待:虐待はどこで起こるのか
【事前学習】「虐待」についてニュース、新聞、書籍などで調べておく。 (2時間)
【事後学習】テキスト第5章を復習し、学んだ内容を整理する。その上で、第5章のブックリストの文献で学びを深める。 (2時間)
【授業形態】オンデマンド型授業
13 過食症と拒食症①:ダイエットすると、どうなるのか
【事前学習】「摂食障害」についてニュース、新聞、書籍などで調べておく。 (2時間)
【事後学習】テキスト第6章を復習し、学んだ内容を整理する。その上で、第6章のブックリストの文献で学びを深める。 (2時間)
【授業形態】オンデマンド型授業
14 過食症と拒食症②:存在証明・回復・承認
【事前学習】「摂食障害」についてニュース、新聞、書籍などで調べておく。 (2時間)
【事後学習】テキスト第6章を復習し、学んだ内容を整理する。その上で、第6章のブックリストの文献で学びを深める。 (2時間)
【授業形態】オンデマンド型授業
15 レポートの書き方:面白いレポートはなぜ、どのように面白いのか
【事前学習】テキスト第13章のブックリストを参考に、レポートの書き方についての本を1冊読む。 (3時間)
【事後学習】【事後学習】テキスト第13章を復習し、第13章のブックリストの文献で学びを深める。 (1時間)
【授業形態】オンデマンド型授業
その他
教科書 中村英代 『社会学ドリル――この理不尽な世界の片隅で』 新曜社 2017年
教科書は毎回必ず使用します。第2回目の講義までに用意をして下さい。
参考書 教員が選んだ本のなかから「1冊」選び、期末読書レポートを書きます。以下を予定していますが、詳細は講義のなかで説明します。

・高橋和巳,2016『「母と子」という病』ちくま新書
・ベル・フックス,2023[1994]『学ぶことは、とびこえることー自由のためのフェミニズム教育』ちくま学芸文庫
・杉田俊介,2022『男がつらい!ー資本主義社会の「弱者男性」論』ワニブックス
・村上春樹,2008『意味がなければスイングはない』文春文庫
・中村英代,2023『嫌な気持ちになったら、どうする?ーネガティブとの向き合い方』ちくまプリマ―新書
成績評価の方法及び基準 レポート:期末読書レポート(提出は1回、1000字程度を予定)(30%)、授業内テスト:期末確認テスト(提出は1回、主にテキストの空欄から出題します)(30%)、授業参画度:講義終了後に毎回提出するコメント課題(40%)
毎回のコメント課題、期末確認テスト、期末読書レポートはすべてCanvas LMSで提出します。

読書レポート、確認テストの内容から、世界の現状を理解し説明する力(A-2-1) 、論理的・批判的思考力(A-3-1 )、問題発見・解決力(A-4-1)の修得状況を評価します。
オフィスアワー 時間:金曜日のお昼休み。
場所:中村研究室。
方法:事前にメールなどで連絡を下さい。
備考 ・履修に際して、教員の個人ホームページも参照して下さい。 
http://www.hideyonakamura.com

このページのトップ