検索したい科目/教員名/キーワードを入力し「検索開始」ボタンをクリックしてください。
※教員名では姓と名の間に1文字スペースを入れずに、検索してください。
令和2年度以降入学者 | 戦後日本の政治 | ||||
---|---|---|---|---|---|
令和元年度以前入学者 | 政治学2 | ||||
教員名 | 石川晃司 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 総合教育科目 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業形態 | 対面授業 |
---|---|
Canvas LMSコースID・コース名称 | 208352A11 2024戦後日本の政治(石川晃司・後・月4) |
授業概要 | 本講義は、戦後日本政治の諸問題に関する基本的な考え方と知識の習得を目指します。その際、単に表面に視える部分だけではなく、視えない部分にまで踏み込んで、また社会的、経済的、文化的領域との関連にまで踏み込んで原理的な考察を加えたいと考えております。さらに、日本の政治を通して世界を、世界政治を通して日本を、相対化して「見る」視点を養います。 |
授業のねらい・到達目標 | この科目を履修することで、憲法・法律・経済・文化・国際関係の広いコンテキストで政治を理解することが可能になります。 この科目は、文理学部教育課程表のA-2(DP2・CP2)[世界の現状を理解し、説明する力]の1、A-3(DP3・CP3)[論理的・批判的思考力]の1、A-4(DP4・CP4)[問題発見・解決力]の1に対応しています。 A-2-1:世界諸国の歴史や政治,経済,文化,価値観,信条などの現状を概説できる。 A-3-1:仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察することの重要性を説明できる。 A-4-1:事象を注意深く観察して,解決すべき問題を認識できる。 |
授業の形式 | 講義 |
授業の方法 | 授業の形式:【講義】 教科書の他に、授業では様々な補助プリントが配布されます。また、多角的な理解を深めてもらうために、必要に応じて、映画やビデオ教材を使用する予定です。受講生は、その都度の授業で学習したことを「本当かな?」という批判的視点で検証してみる姿勢が大切です。また、日頃から時事ニュースに関心を寄せておくことが必要です。 授業は「生きもの」ですから、場合によっては授業計画が多少前後したり、延長したり端折ったりするかもしれませんが、内容的にはすべて網羅いたします。質問がある場合は、授業中および授業の前後、オフィスアワーなどを利用してお応えいたします。 ※遠隔授業は行いませんが、やむを得ない事情のある学生は教員に相談してください。 |
履修条件 | 本授業は、CHIPSによる抽選を行います。 |
授業計画 | |
---|---|
1 |
近・現代日本の政治と敗戦 A-2-1
【事前学習】明治以降の日本政治について全体的なイメージを思い描いておくこと。議院内閣制について調べておくこと(教科書3章1-3節)。 (2時間) 【事後学習】講義を聴いて得た新しい知見をまとめておくこと (2時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
現代日本の政治過程 A-4-1
【事前学習】政治過程の概念について調べ、疑問点を明らかにしておくこと(教科書6章) (2時間) 【事後学習】日本の政治過程の全体的な構図(アリーナ)およびアクターについて理解すること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
戦後日本の政党政治1――普通選挙制度と政党論 A-4-1
【事前学習】政党の本質と機能について調べておくこと(教科書8章1-5節) (2時間) 【事後学習】日本の議院内閣制における与党と野党の役割について纏めること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
戦後日本の政党政治2――55年体制前期を中心に A-4-1
【事前学習】いわゆる55年体制とは何か、調べておくこと (2時間) 【事後学習】55年体制下で自民党の長期政権を可能にした要因について纏めること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
戦後日本の政党政治3――55年体制後期を中心に A-4-1
【事前学習】55年体制が崩壊した要因について考えること (2時間) 【事後学習】55年体制崩壊の国際的意味について考えること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
戦後日本の政党政治4――連立の時代へ A-4-1
【事前学習】細川連立内閣と小泉内閣の概略について調べること (2時間) 【事後学習】細川連立内閣と小泉内閣の功罪について纏めること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
戦後日本の政党政治5――変質する政治 A-4-1
【事前学習】民主党内閣と第2次安倍内閣の概略について調べること(教科書8章6-8節) (2時間) 【事後学習】民主党内閣と第2次安倍内閣の功罪について纏めること、また日本政治へのアメリカの影響について纏めること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
政治家の理念と現実 A-3-1
【事前学習】日本の政治家の特徴について調べること(教科書10章) (2時間) 【事後学習】日本の政治家の問題点について纏めること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
官僚の理念と現実 A-3-1
【事前学習】日本の官僚について、その概略を調べること(教科書5章) (2時間) 【事後学習】日本における官僚(官僚制)の功罪について纏めること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
圧力団体・NGO・NPO・市民運動団体 A-3-1
【事前学習】圧力団体およびNGO、NPOについて、その概略を調べること(教科書9章) (2時間) 【事後学習】いわゆる「鉄の三角同盟」について、その内実を纏めること、また現代におけるNGO、NPOの意義を理解すること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
マス・メディア A-3-1
【事前学習】マス・メディアが政治に及ぼす影響について調べること(教科書11章) (2時間) 【事後学習】日本のマス・メディアの問題点について纏めること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
日本のパワーエリート A-2-1 A-3-1
【事前学習】〈鉄の三角同盟〉(教科書137~141頁)を読み、問題点を明確にしておくこと (2時間) 【事後学習】議論を通して深めることができた知見を纏めること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
有権者の政治意識と選挙制度 A-2-1 A-3-1
【事前学習】日本の有権者の特徴および戦後日本の国政選挙の投票率を調べておくこと(教科書4章、7章) (2時間) 【事後学習】衆議院の小選挙区比例代表並立制の「理念」を政治発展との関連で説明し、さらにその「現実」について纏めること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
日本政治の現在の課題 A-4-1
【事前学習】日本政治の問題点について調べておくこと(教科書14章) (2時間) 【事後学習】日本政治の今後の課題について自分の意見を纏めること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
授業の総まとめ A-4-1
【事前学習】これまでの授業の論点を整理し疑問点を明確にすること (2時間) 【事後学習】議論を通して深めることができた知見をまとめること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
---|---|
教科書 | 秋山和宏・照屋寛之 『新編 現代政治過程』 三和書籍 2022年 現代の政治過程に関する基本的な文献です。事前学習においても、この教科書を手掛かりにすることが多くなります。 |
参考書 | 石川晃司 『改訂第2版 国民国家と憲法』 三和書籍 2022年 石川担当の憲法の授業で教科書として使用しているものですが、「戦後日本の政治」の授業内容に関連する部分も多く含んでおります。 |
成績評価の方法及び基準 | 試験(100%) 基本的には期末試験100%で成績評価をおこないます。授業中に小レポートなどを書いてもらった場合には extra credit として評価することを考えています。 試験は、定期試験期間中におこなう予定です。日頃から積極的に授業に参加し理解する姿勢があれば心配ありません。 |
オフィスアワー | 授業期間中、毎週木曜日4時限目に、石川研究室(2504室)にて、オフィスアワーを設けます。時間の都合がつかない方は、メールで連絡を取ってもらえば調整いたします。 オフィスアワー以外でも、授業についての質問等は授業の前後を利用してお答えいたします。また、個人的な要件についてもメールで問い合わせてください。 |