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令和2年度以降入学者 | 経済学 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 経済学1 | ||||
教員名 | 永田 長生 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 総合教育科目 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業形態 | 対面授業 |
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Canvas LMSコースID・コース名称 | 203351A13 2024経済学(永田長生・後・月5) |
授業概要 | 現代のような激動の時代にあっては,どのような専門的技能を身につけたい学生であっても経済問題と無縁ではいられない。経済に関する知識・理解は,一般教養としてのみでなく,幅広い知識や多角的な思考方法を身につけた人材になるための必要な技能ともなってきている。そこで本講義では,経済学におけるもっとも基礎的な分野であるミクロ経済学とマクロ経済学について,入門レベルでの講義を行う。身近な経済問題を取り上げたり,実際の日本経済のデータを参照したりしながら,経済学的な思考方法と経済問題を理解するための基礎を習得してもらうことを目的とする。 |
授業のねらい・到達目標 | ○経済学の基礎的な用語や概念を理解し説明できるようになること ○基本的な経済モデルの構造やメカニズムを理解し説明できるようになること この科目は文理学部のDP及びCPの2~4に対応しています。 世界諸国の歴史や政治,経済,文化,価値観,信条などの現状を概説できる(A-2-1)。 仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察することの重要性を説明できる(A-3-1)。 事象を注意深く観察して,解決すべき問題を認識できる(A-4-1)。 |
授業の形式 | 講義 |
授業の方法 | 教科書にある基礎的事項を説明し,授業内容の理解を問う小テストを適宜実施する。小テストの解説は次回の授業の冒頭で行う。 なお、この授業は教室定員を履修定員とする抽選科目とする。 |
履修条件 | 高校の現代社会あるいは政治・経済と大学における経済学を接続する科目であるため,予備知識を前提としないが,高校数学(少なくとも数I数A)を復習しておくことを勧める。 |
授業計画 | |
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1 |
テーマ:経済学とはどのような学問か(A-2-1) 授業のガイダンスとともに,経済学がどのようなことを明らかにしようとする学問なのかを,他の学問分野の考え方とも対比させながら解説する。 【事前学習】必須ではないが,教科書の第0章あるいは参考書2の第1章に目を通してくるとよい。 (1時間) 【事後学習】講義内容を復習し,経済学の概要とこの授業全体の流れを把握しておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
テーマ:ミクロ経済学のとらえ方(A-2-1) 経済社会におけるもっとも基本的な経済行動である「生産」,「交換」,「消費」に関する資源配分の基本問題を解説し,これがどのようにして解かれるのかを,ミクロ経済学における基本的な用語とともに説明する。 【事前学習】参考書1の第2章あるいは参考書2の第2章を読み,ミクロ経済学の基本的な用語についてまとめてくること。 (2時間) 【事後学習】講義内容を復習し,ミクロ経済学がどのような問題を解明しようとする分野であるのかをまとめておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
テーマ:家計と消費行動1(A-3-1) 財への需要がどのように決まるのかについて概略を解説し,需要曲線とそれが持つ性質について説明する。 【事前学習】教科書の第2章1節を読み,分からなかったところを確認してくること。 (2時間) 【事後学習】講義内容を復習し,需要関数の基本的な性質をまとめておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
テーマ:家計と消費行動2(A-3-1) 前回の講義に引き続き,需要曲線について説明し,加えて消費者余剰の概念について解説する。 【事前学習】教科書の第2章2節を読み,分からなかったところを確認してくること。 (2時間) 【事後学習】前回と今回の講義内容を復習するとともに,需要曲線からわかることをまとめておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
テーマ:企業と生産行動1(A-3-1) 財への供給がどのように決まるのかについて概略を解説し,供給曲線とそれが持つ性質について説明する。 【事前学習】教科書の第3章1節を読み,分からなかったところを確認してくること。 (1時間) 【事後学習】講義内容を復習し,供給関数の基本的な性質をまとめておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
テーマ:企業と生産行動2(A-3-1) 費用の概念と生産者行動について説明し,加えて生産者余剰の概念について解説する。 【事前学習】教科書の第3章2節~3節を読み,分からなかったところを確認してくること。 (2時間) 【事後学習】前回と今回の講義内容を復習し,費用と供給の関係についてまとめておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
テーマ:市場取引と資源配分1(A-3-1) 需要と供給から価格がどのようにして決まるのかについて解説する。また,経済主体が競争的に行動する結果,市場経済においては効率的な状況が実現するという,経済学の基本的な定理を説明する。 【事前学習】教科書の第1章1節(p. 23まで)と第4章1節~2節を読み,分からなかったところを確認してくること。 (2時間) 【事後学習】講義内容を復習し,市場が持つ機能についてまとめておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
テーマ:市場取引と資源配分2(A-3-1) 前回の講義に引き続き,市場分析の簡単な応用例について説明する。 【事前学習】前回までの講義を再復習しておくこと。教科書の第1章1節(p. 24から)と第4章3節(p. 108まで)を読み,分からなかったところを確認してくること。 (2時間) 【事後学習】ここまでの講義内容を復習し,配布する演習問題に取り組むこと。 (4時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
テーマ:マクロ経済学のとらえ方(A-2-1) 一国経済全体の視点から見たとき,さまざまな市場がどのように関連しあうのかを,マクロ経済学における基本的な用語とともに説明する。 【事前学習】教科書の第9章1節(p. 252まで)を読み,分からなかったところを確認してくること。 (2時間) 【事後学習】講義内容を復習し,マクロ経済学がどのような問題を解明しようとする分野であるのかをまとめておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
テーマ:国民所得の諸概念1(A-3-1) 経済をマクロ的に分析する際の基礎的な概念である国民所得統計のうち,特にGDPについて説明する。 【事前学習】教科書の第9章1節(p. 252から)を読み,分からなかったところを確認してくること。 (2時間) 【事後学習】講義内容を復習し,GDPとは何かをまとめておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
テーマ:国民所得の諸概念2(A-3-1) 前回の講義に引き続きGDPについて説明する。ここでは,GDPがどのように組み立てられるのか,およびGDPと物価について解説する。また,日本においてGDPがどのような動きをしてきたかについても触れる。 【事前学習】教科書の第9章1節(p. 252から)を改めて読み,分からなかったところを確認してくること。 (2時間) 【事後学習】講義内容を復習し,GDPに関する基本的な概念をまとめておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
テーマ:国民所得決定の理論(A-3-1) 45度線モデルと呼ばれるものを用いて,国民所得の水準がどのように決まるのかを解説する。 【事前学習】教科書の第10章を読み,分からなかったところを確認してくること。 (2時間) 【事後学習】国民所得の水準がどのように決まるのか,需要が増えたときに国民所得がどのように増加していくのかを復習しておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
テーマ:貨幣1(A-3-1) 貨幣とは何か,それがどのような機能を持っているのかを解説し,貨幣がなぜ需要されるのかを説明する。 【事前学習】教科書の第11章1節および3節(pp. 322~324)を読み,分からなかったところを確認してくること。 (2時間) 【事後学習】講義内容を復習し,貨幣および貨幣需要に関する用語・概念についてまとめておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
テーマ:貨幣2(A-3-1) 貨幣がどのようにして供給されるのかを,日本の金融システムとともに説明する。 【事前学習】教科書の第11章2節を読み,分からなかったところを確認してくること。 (2時間) 【事後学習】講義内容を復習し,貨幣と金融に関する基本的な用語・概念についてまとめておくこと。 配布する演習問題に取り組むこと。 (4時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
理解度の確認とまとめ(A-4-1)
【事前学習】第1回から第14回までの講義内容をよく復習しておくこと。 (6時間) 【事後学習】この講義全体の内容で理解が不足しているところを確認し,理解に努めること。 (1時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | 伊藤元重 『入門経済学』 日本評論社 2015年 第4版 |
参考書 | ジョセフ・E・スティグリッツ,カール・E・ウォルシュ(薮下史郎他訳) 『スティグリッツ入門経済学』 東洋経済新報社 2012年 第4版 福岡正夫 『ゼミナール 経済学入門』 日本経済新聞出版社 2008年 第4版 |
成績評価の方法及び基準 | 試験(75%)、授業内テスト(25%) 科目の達成目標に照らして採点し,その得点をもとに,日本大学文理学部の成績評価基準で学修成果を評価する。 |
オフィスアワー | 月曜3限,場所はおって指示する。 |