検索したい科目/教員名/キーワードを入力し「検索開始」ボタンをクリックしてください。
※教員名では姓と名の間に1文字スペースを入れずに、検索してください。
令和4年度以降入学者 | 自主創造の基礎 | ||||
---|---|---|---|---|---|
令和2年度以降入学者 | 自主創造の基礎1 | ||||
教員名 | 茂手木公彦 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 全学共通教育科目 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 必修 |
授業形態 | 対面授業(一部遠隔授業) |
---|---|
授業の形態 | 原則として対面で行います.出席が困難な場合には担当教員と相談の上、 Zoom などによる参加を認めます. |
Canvas LMSコースID・コース名称 | 1P0700C01 2024自主創造の基礎/自主創造の基礎1(茂手木公彦・前・木2) |
授業概要 | ・様々な動機・目的をもって入学した新入生に対し,数学科の初年次教育の学修を通して,本学の学生として身に付けるべき学修姿勢や修得すべきスタディ・スキルを涵養する。 ・スタートアップでは,自己紹介・動画視聴などを通じて,大学で新しい人間関係を構築するヒントを身に付け,<日大生>として必要な学修のスキルや姿勢について学ぶ。 ・大学入学までの学習から,自ら進んで学ぶ学修へと転換を遂げる。 ・高校で学んだ数学から,大学の数学への橋渡しを学ぶとともに自主的に勉強をした成果をまとめ,セミナーのメンバーとのコミュニケーションを図りつつ,発表を行う。 ・ワールドカフェを通じて,本学のスケールメリットを認識し,多様な考えを認めながら,協働ワークを行う。 ・課題の作成,個人・グループ発表などを通して,数学のセミナーにおける発表の仕方を学ぶ。 |
授業のねらい・到達目標 | <授業のねらい> ・本学の学生として共通して身に付けるべき学修姿勢や修得すべきスタディ・スキルを身に付ける。 ・高校数学から大学数学への転換を通して,主体的に学ぶ(学修する)意識を持った大学生であることを自覚することができる。 ・プレゼンテーション,レポートの作成能力など大学で数学を学ぶための基本的な学修スキルを修得することができる。 <学修目標> 【Target 1】 日大生としてのアイデンティティ ・日本大学について様々な角度から概観することで,本学で学ぶ意味や意義について,説明することができる。 ・文理学部数学科の特色を理解し,在学中の目標を定め,学びの意識を高めることができる。 【Target 2】コミュニケーションとインクルージョン ・様々なコミュニケーションの在り方や特徴を説明することができる。 ・セミナーの発表者として,自身の考えを適切に伝達することができる。 ・他者の発表を傾聴することができる。 ・多様な存在や価値観を受容し,尊重しながら,協働することができる。 【Target 3】論理的・批判的試行とアウトプット ・グループまたは個人でセミナーのテーマを設定することができる。 ・他者の意見を尊重しながら,批判的に自身の考えを見直し伝えることができる。 ・ワークでの検討結果を論理的に構成し,他者へ説明することができる。 ・他者の成果物に対して,自身の考えを説明することができる。 <ディプロマポリシーとの関係性> この科目は文理学部(学士(理学))のディプロマポリシーDP1,DP3~DP8 及びカリキュラムポリシー CP1,CP3~CP8 に対応しています。 <日本大学教育憲章との関係> ・これまでの学修経験から得られた知識と教養に基づいて、数学を学ぶ者としての倫理感を身に付ける(A-1-1)。 ・集合,論理,複素数等についての学修と発表を通して解決すべき問題を認識し,論理的・批判的に教科書を読む方法を身に付ける(A-3-1,A-4-1)。 ・新しいことに挑戦する気持ちを持つことができる(A-5-1)。 ・グループワークや討論を通じて,ゼミのメンバーと積極的にコミュニケーションを取り, お互いの意見を尊重しつつ, 意見を交換することができる(A-6-1, A-7-1)。 ・ゼミ発表を記録することにより, 自己の学修経験を振り返る(A-8-1)。 |
授業の形式 | ゼミ |
授業の方法 | ①授業方法は教員による説明と学生個人によるプレゼンテーションを中心に行う。 ②学生は原則として研究室にて参加する。 各回においてやむを得ず Zoom での参加を希望する場合は,担当教員の指示に従い参加すること。 (コミュニケーションの必要性から,原則として,ビデオをオンにした状態で参加することが望ましい) ③発表者は,当学科で作成したテキストを熟読し,自ら内容を良く整理し,原則としてホワイトボードにて発表する。 ④発表者以外の受講者も,テキストを熟読してきた上で,セミナーにおいて自らの理解が積極的に質問し,自らの理解を深める。 ⑤受講者は復習に十分な時間をかけ,個人発表の他,レポートの作成,グループ学習の形で学修成果を公表する。 ⑥なお、授業計画は学修者の能力、関係する講義の進行状況に応じて変更されることがある。 ⑦レポートや個人発表のフィードバックはゼミ中に教員のコメントを通して行われる。 |
履修条件 | 原則として,数学科1年生(再履修者,編入生,転学科・転学部生等を含む)が対象者である。 |
授業計画 | |
---|---|
1 |
スタートアップ(自己紹介・他己紹介)と学修計画立案(A-1)
【事前学習】時間割,シラバス,学部要覧をよく読み,個人の時間割案を作成しておくこと(A-5)。 (2時間) 【事後学習】ゼミのメンバーとコミュニケーションを図り,各自で履修登録の準備をすること(A-6)。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
【Target 1】新入生テストの解きなおしと解説 大学数学につながる高校数学を復習する。 【事前学習】新入生テストの問題が,高校数学のどの範囲から出題されているか確認しておくこと(A-8)。 (2時間) 【事後学習】新入生テストの解説を聞き,解けなかった問題を復習しておくこと(A-4, A-8)。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
【Target 1】「集合の表し方」と「部分集合」に関する議論を通じて,「大学における数学」と「高校数学」の違いを理解する。また,卒業後の進路について議論し,日本大学の総合大学としてのスケールメリットを理解する。
【事前学習】テキストの第2章「集合と写像」を読み、具体的な集合の表し方を考えておくこと(A-3,A-4)。 (2時間) 【事後学習】テキスト第2章の部分集合に関する演習問題をゼミのメンバーと相談して解くこと(A-6,A-8)。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
【Target 1】「等号に関する証明」の仕方を学修することで,数学科の特徴を理解する。
【事前学習】キストの第2章「集合と写像」を読み、包含関係に関する2つの記号の違いを理解すること(A-3,A-4)。 (2時間) 【事後学習】講義で注意されたことに基づいて,発表原稿を修正しておくこと(A-8)。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
【Target 2】線形代数1における線形写像,微分積分学1における関数の規律などを例として,グループワークにより「写像」について学修する。
【事前学習】線形代数1の線形写像,微分積分学における関数について復習しておくこと(A-8)。 (2時間) 【事後学習】授業動画「ディスカッションの方法」を視聴し,本日のグループワークについて振り返る(A-8)。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
【Target 2】プレゼンテーションの方法(「集合の演算」の証明を題材にして,担当教員から効果的な発表の仕方を学ぶ。また, 他者の発表を傾聴する。
【事前学習】テキストの第2章を読み,指定された箇所の発表原稿を作ってくること。 (2時間) 【事後学習】効果的な発表が出来ていたかを振り返り,発表原稿を修正しておくこと(A-8)。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
【Target 2】プレゼンテーションの実践(「補集合,べき集合,直積集合」の発表を通して,効果的な発表の仕方を実践する。)また,ワールドカフェに備えて,グループワークにより,オンラインツールを使ってみる。
【事前学習】テキスト第2章2.4~2.6を読み, 補集合, べき集合とはどういうものか確認しておくこと(A-3,A-4)。 (2時間) 【事後学習】ネチケットについて調べておく(A-1)。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
ワールドカフェ(N-MIX)(学部を超えた交流を通じて,本学のスケールメリットを認識し,多様な考えを認めながら,協働ワークを行う)(A-4,A-5,A-6,A-7,A-8)
【事前学習】ワールドカフェの趣旨を理解し,協働ワークに必要なプレゼンテーションを練習しておく。 (2時間) 【事後学習】ワールドカフェで得られた成果をまとめ,課題を完成させる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
ワールドカフェ(N-MIX)(学部を超えた交流を通じて,本学のスケールメリットを認識し,多様な考えを認めながら,協働ワークを行う)(A-4,A-5,A-6,A-7,A-8)
【事前学習】日本大学の学部,文理学部における学科を調べておくこと。 (2時間) 【事後学習】ワールドカフェで得られた成果をまとめ,課題を完成させる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
【Target 3】プレゼンテーションの実践1(「集合の共通部分」)の発表を通して,効果的な発表の仕方を実践する)
【事前学習】テキストの第2章を読み,グループ毎に発表原稿を準備してくること(A-6,A-7) (2時間) 【事後学習】効果的な発表が出来ていたかを振り返り,発表原稿を修正しておくこと(A-8)。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
【Target 3】プレゼンテーションの実践2(「写像の合成と全単射」の発表を通して,効果的な発表の仕方を実践する)
【事前学習】テキストの第2章を読み,発表原稿を作ってくること。 (2時間) 【事後学習】効果的な発表が出来ていたかを振り返り,発表原稿を修正しておくこと(A-8)。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
【Target 3】プレゼンテーションの実践3(「写像の像と逆像」の発表を通して,効果的な発表の仕方を実践する)
【事前学習】テキストの第2章を読み,発表原稿を作ってくること。 (2時間) 【事後学習】効果的な発表が出来ていたかを振り返り,発表原稿を修正しておくこと(A-8)。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
【Target 3】 レポートの書き方(微分積分学1の課題を題材にして,レポートの書き方を学ぶ)
【事前学習】微分積分学1のレポートを作成してみること(A-3,A-4,A-5)。 (2時間) 【事後学習】本講義で得られた点に注意して,レポートを修正すること(A-8)。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
【Target 3】レポートの書き方(線形代数1の課題を題材にして,レポートの書き方を学ぶ)
【事前学習】線形代数1のレポートを作成してみること(A-3,A-4,A-5)。 (2時間) 【事後学習】本講義で得られた点に注意して,レポートを修正すること(A-8)。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
振り返りと解説(講義を振り返り,効果的なゼミ発表の仕方とレポートの書き方の知識を深める)
【事前学習】第1回から第14回までに学んだことを整理しておくこと(A-8)。 (2時間) 【事後学習】大学における数学の学び方をまとめておくこと(A-1,A-8)。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
---|---|
教科書 | 日本大学文理学部数学教室・編 『数学基礎セミナー』 日本評論社 2009年 第1版 |
参考書 | 日本大学FD推進センター 『ミライヲツクル Learning guide』 授業中に指示する |
成績評価の方法及び基準 | レポート:第13回, 第14回のレポートの提出状況を評価する(10%)、授業参画度:授業参画度はセミナーでの発表や質問の積極性等を総合的に評価する(90%) 自己紹介などを通して、A-1の達成度を評価する。宿題(事後学修)の作成状況を通して,A-3,A-4の達成度を評価する。 ワールドカフェの参画度を通して A-5 を評価する。 対面授業または同時双方型授業における積極性を通して, A-6の達成度を評価する。 グループワークの参加状況を見て, A-7の達成度を評価する。 各回の振り返りを自己点検シートにまとめさせ、その内容にてA-8の達成度を評価する。 遠隔参加でも対面参加と同様に評価する。 |
オフィスアワー | メール, line, LMS を用いて質疑応答を行う。 |
備考 | 本講義では,学部間横断ワークショップ(日本大学ワールド・カフェ)を6月2日に対面で実施予定です.詳細は決定後にお知らせします。 各回の授業時間でテキストの内容を発表する学生は、テキスト内容を事前に熟読し, 理解しさらに他人に説明できるまでよく熟考してくること。また, 発表の際に参照する, 内容を端的にまとめた「発表ノート」を必ず作成してくること。 なお, 発表担当順序などについては教員から事前に説明がある。 |