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令和5年度以降入学者 | 日本語教育のための文法 | ||||
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教員名 | 野田尚史 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 総合教育科目 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業形態 | 対面授業 |
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Blackboard ID | 20233086 |
授業概要 | ・日本語を母語としない日本語学習者が使う文法的に不自然な日本語について,それがどうして不自然なのかを分析しながら,その背後にある日本語の文法規則を見つけ出す。あわせて,日本語学習者がどうしてそのような不自然な日本語を使うのか,その原因も追究する。それをもとに,日本語教育で文法をどのように指導すればよいかを考える。 ・日本語教育の経験がある教員がその経験を活かして日本語教育に必要な文法について指導する。 |
授業のねらい・到達目標 | <授業のねらい> 日本語学習者が使う文法的に不自然な日本語をさまざまな面から分析する方法を身につける。 <到達目標> (1) 日本語学習者が使う文法的に不自然な日本語を分析し,その背後にある日本語の文法規則を見つけ出せるようになる。 (2) 日本語学習者が文法的に不自然な日本語を使う原因を説明できるようになる。 (3) 日本語教育で文法をどのように指導すればよいかを提案できるようになる。 <日本大学教育憲章との関係> 経験や学修から得られた豊かな知識と教養に基づいて,日本語教育学,ひいては人文学の役割や,倫理的な課題を理解し,説明することができる。(A-1-1) <ディプロマポリシーとの関係> この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP6,およびカリキュラムポリシーのCP9に対応している。 |
授業の形式 | 演習 |
授業の方法 | ・授業は毎回グループに分かれて,それぞれのグループに指定された問題を話し合った後,その結果を発表し合い,さらに全体でディスカションするアクティブ・ラーニングの形式で行う。そのため,授業内での積極的な活動が強く求められる。 ・レポートに対するフィードバックは,授業内かBlackboardで行う。 ・対面授業に参加できない受講者については,Blackboardに掲載された「対面授業の出席が困難な学生用」のレポート(計15回)を指定の期日までに提出することで代替する。 |
履修条件 | この科目は「日本語教育コース(学部基礎コース)」の必修科目である。 |
授業計画 | |
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1 |
第1章 品詞(名詞と動詞,動詞とイ形容詞) (A-1-1)
【事前学習】第1章の「わからないこと」と1.~2.の「問題」について考えておく。 (1時間) 【事後学習】授業で扱った範囲を教科書を読んで復習した上で,指定された課題についてレポートを書いて提出する。 (3時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
第1章 品詞(イ形容詞とナ形容詞,ナ形容詞と名詞,そのほかの品詞) (A-1-1)
【事前学習】第1章の3.~5.の「問題」について考えておく。 (1時間) 【事後学習】授業で扱った範囲と第1章の「まとめ」「ちょっとひといき」を教科書を読んで復習した上で,指定された課題についてレポートを書いて提出する。 (3時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
第2章 格助詞(何が格助詞を決めるのか?,「場所を」と「場所に」,「場所に」と「場所で」) (A-1-1)
【事前学習】第2章の「わからないこと」と1.~3.の「問題」について考えておく。 (1時間) 【事後学習】授業で扱った範囲を教科書を読んで復習した上で,指定された課題についてレポートを書いて提出する。 (3時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
第2章 格助詞(「人と」と「人といっしょに」,「人と」と「人に」,「時に」と「時」) (A-1-1)
【事前学習】第2章の4.~6.の「問題」について考えておく。 (1時間) 【事後学習】授業で扱った範囲と第1章の「まとめ」「ちょっとひといき」を教科書を読んで復習した上で,指定された課題についてレポートを書いて提出する。 (3時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
第3章 活用(動詞の種類,動詞の「~ます」の形,動詞の「~ば」の形,動詞の「~ない」の形) (A-1-1)
【事前学習】第3章の「わからないこと」と1.~4.の「問題」について考えておく。 (1時間) 【事後学習】授業で扱った範囲を教科書を読んで復習した上で,指定された課題についてレポートを書いて提出する。 (3時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
第3章 活用(動詞の可能形,動詞の「~て」の形,動詞の種類の見分け方,活用形の機能) (A-1-1)
【事前学習】第3章の5.~8.の「問題」について考えておく。 (1時間) 【事後学習】授業で扱った範囲と第3章の「まとめ」「ちょっとひといき」を教科書を読んで復習した上で,指定された課題についてレポートを書いて提出する。 (3時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
受講生が集めた不自然な日本語の分析(1) (A-1-1)
【事前学習】自分が聞いたり見たりした日本語学習者の不自然な日本語を整理しておく。 (1時間) 【事後学習】授業で扱った日本語学習者の不自然な日本語について復習した上で,指定された課題についてレポートを書いて提出する。 (3時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
第4章 ボイス(受動文の種類,受動文の動作主マーカー,受動文の機能) (A-1-1)
【事前学習】第4章の「わからないこと」と1.~3.の「問題」について考えておく。 (1時間) 【事後学習】授業で扱った範囲を教科書を読んで復習した上で,指定された課題についてレポートを書いて提出する。 (3時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
第4章 ボイス(使役文,他動詞の受動文と自動詞,自動詞の使役文と他動詞) (A-1-1)
【事前学習】第4章の4.~6.の「問題」について考えておく。 (1時間) 【事後学習】授業で扱った範囲と第4章の「まとめ」「ちょっとひといき」を教科書を読んで復習した上で,指定された課題についてレポートを書いて提出する。 (3時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
第5章 人称(人称を表すことば,命令文と平叙文と質問文,内面表現・外面表現) (A-1-1)
【事前学習】第5章の「わからないこと」と1.~3.の「問題」について考えておく。 (1時間) 【事後学習】授業で扱った範囲を教科書を読んで復習した上で,指定された課題についてレポートを書いて提出する。 (3時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
第5章 人称(「あげる」「くれる」「もらう」,主語の省略) (A-1-1)
【事前学習】第5章の4.~5.の「問題」について考えておく。 (1時間) 【事後学習】授業で扱った範囲と第5章の「まとめ」「ちょっとひといき」を教科書を読んで復習した上で,指定された課題についてレポートを書いて提出する。 (3時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
第6章 テンス(主文のテンス,従属節のテンス(1)) (A-1-1)
【事前学習】第6章の「わからないこと」と1.~2.の「問題」について考えておく。 (1時間) 【事後学習】授業で扱った範囲を教科書を読んで復習した上で,指定された課題についてレポートを書いて提出する。 (3時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
第6章 テンス(従属節のテンス(2),テンスの対立が2つある述語,ル形・タ形の特殊な用法) (A-1-1)
【事前学習】第6章の3.~5.の「問題」について考えておく。 (1時間) 【事後学習】授業で扱った範囲と第6章の「まとめ」「ちょっとひといき」を教科書を読んで復習した上で,指定された課題についてレポートを書いて提出する。 (3時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
受講生が集めた不自然な日本語の分析(2) (A-1-1)
【事前学習】自分が聞いたり見たりした日本語学習者の不自然な日本語を整理しておく。 (1時間) 【事後学習】授業で扱った日本語学習者の不自然な日本語について復習した上で,指定された課題についてレポートを書いて提出する。 (3時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
授業全体についての質疑応答,今後の学習についての個別相談 (A-1-1)
【事前学習】授業全体について質問したいことや,今後の学習について相談したいことを考えておく。 (1時間) 【事後学習】教科書全体を読み直して復習する。 (3時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | 野田尚史 『はじめての人の日本語文法』 くろしお出版 1991年 受講者は必ず教科書を用意し、毎回持参すること。 |
参考書 | 市川保子編 『 日本語誤用辞典―外国人学習者の誤用から学ぶ日本語の意味用法と指導のポイント―』 スリーエーネットワーク 2010年 明治書院企画編集部編 『日本語誤用分析』 明治書院 1997年 水谷信子 『実例で学ぶ誤用分析の方法』 アルク 1994年 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:事前学習としての課題1回と事後学習としての課題14回(60%)、授業参画度(40%) ・レポート(計15回)は,毎回の授業後に,指定された課題についてA4用紙1枚程度以上のレポートにまとめるものである。課題は教科書のそれぞれの課にある「発展」や「研究」などから選ばれることが多い。提出の締め切りは原則として次回授業日の前日とする。Blackboardから提出すること。 ・授業参画度は,授業内でグループ活動を積極的に行ったか,発表や質問,ディスカッションを積極的に行ったかという観点で評価する。 ・対面授業に参加できない受講者については,「対面授業の出席が困難な学生用」のレポート(計15回)を出してもらい,そのレポートで評価する。 |
オフィスアワー | (1) メールを使って行う。 (2) メールで日時を相談した上で,対面での面談か,Zoomを使った面談を行う。 |