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国語科教育法Ⅱ

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令和元年度以降入学者 国語科教育法Ⅱ
教員名 野中潤
単位数    2 学年    2 開講区分 文理学部
学期 後期 履修区分 必修
授業形態 対面授業
授業の形態 中等教育の現場で広く使われているGoogle Workspace for Education とロイロノートスクールを使用する。
また、必要が生じた場合、ZoomまたはGoogle Meetを使用することがある。
なお、初回の授業についての連絡に際しては、Blackboardを使うことになるので、履修者は必ず登録しておくこと。
授業概要 国語科教育の理念と実践に関して、先進的な実践を踏まえた事例を紹介しながら、国語科教育に対して反省的に向き合う態度を醸成する。
また、中高一貫校での28年間にわたる教職の実務経験をもとに、国語科教育を実践していく上で必要な知識や技能を、講義や体験授業を通して習得させる。
その際に、中高一貫校での28年間にわたる教職の実務経験に基づく実践知を伝えながら指導を行う。
授業のねらい・到達目標 ・国語科教育を実践するための基礎・基本を説明することができる。
・国語科教育を実践するために必要な技能や条件を工夫することができる。
・国語科教育に何ができるのか、また何をなすべきかについての対話/議論に参加することができる。
〈ディプロマポリシーとの関係〉
この科目は、文理学部(学士(文学))のディプロマポリシー DP1,3,5,7及びカリキュラムポリシー CP1,3,5,7に対応している。
授業の形式 講義、演習
授業の方法 (1)プレゼンテーションの方法:ICT機器を使って資料を提示する。
(2)授業形態:短い講義とグループワークや協働作業を組み合わせる。また、ラーニングマネージメントシステムを使って教材の配信や課題提出を行う。フィードバック方法等については、授業内で指示する。
授業の形式については、上記のような方法を活用する。その上で、次のような学習を展開する。
・体験授業を通して、国語科教育を実践するための具体的な手だてを学んでもらう。
・体験授業や講義を通して、国語科教育の現状を把握し、問題点や可能性を考えてもらう。
・体験授業や講義の内容に応じた授業内課題に取り組み、必要に応じて授業外課題にも取り組んでもらう。

※以下の要件を満たす学生は、ZoomまたはGoogle Meetでの参加を認める。(どちらも教育現場で広く使われているツールなので、授業回によって使い分ける予定。)
(1)対面授業に参加できない学生は、事前に担当教員の許可を得ること
(2)対面に参加できない場合:Google Classroomでこの授業に登録し、指示された方法(ZoomまたはGoogle Meet)で参加する。課題については、Google Classroom等の学習管理システムから配信されるものに取り組む。
履修条件 国文学科の学生とそれ以外の学科の学生に分け、授業時間の指定を行う。詳細は時間割で確認の上、受講すること。原則的として指定以外の時間は、受講不可とする。
国文学科以外の学科の学生はこの授業を履修できないので、もう一方の国語科教育法Ⅱを履修すること。
授業計画
1 ◆アイスブレイクでガイダンス
新しい国語授業のかたち―話すこと・聞くことで出会う
【事前学習】Google Classroomで配信された課題に取り組む。 (2時間)
【事後学習】講義ノート(GoogleドキュメントのテンプレートをGoogle Classroomで配布:以下同じ)に授業の内容と自分の考察をまとめる。 (3時間)
【授業形態】対面授業
2 体験授業1
小説教材における聞くことと読むこと(言語文化/文学国語)
【事前学習】Google Classroomで配信された課題に取り組む。 (2時間)
【事後学習】講義ノートに授業の内容と自分の考察をまとめる。 (3時間)
【授業形態】対面授業
3 体験授業2
評論教材における聞くことと読むこと(現代の国語/論理国語)
【事前学習】Google Classroomで配信された課題に取り組む。 (2時間)
【事後学習】講義ノートに授業の内容と自分の考察をまとめる。 (3時間)
【授業形態】対面授業
4 体験授業3
協働的な学びによる国語科の授業①(現代の国語/国語表現)―グループ活動を通したプレゼンテーション
【事前学習】Google Classroomで配信された課題に取り組む。 (2時間)
【事後学習】講義ノートに授業の内容と自分の考察をまとめる。 (3時間)
【授業形態】対面授業
5 体験授業4
教育ICTを活用した国語科の授業①(古典探究、知識技能)―基礎学力の定着と知識・技能
【事前学習】Google Classroomで配信された課題に取り組む。 (2時間)
【事後学習】講義ノートに授業の内容と自分の考察をまとめる。 (3時間)
【授業形態】対面授業
6 体験授業5
協働的な学びによる国語科の授業②(言語文化、思考力・判断力・表現力等)―質問づくりによる俳句鑑賞
【事前学習】Google Classroomで配信された課題に取り組む。 (2時間)
【事後学習】講義ノートに授業の内容と自分の考察をまとめる。 (3時間)
【授業形態】対面授業
7 体験授業6
協働的な学びによる国語科の授業③(言語文化、主体的に学習に取り組む態度)―クラウドで協働する探究活動
【事前学習】Google Classroomで配信された課題に取り組む。 (2時間)
【事後学習】講義ノートに授業の内容と自分の考察をまとめる。 (3時間)
【授業形態】対面授業
8 体験授業7
教育ICTを活用した国語科の授業②(言語文化、思考力・判断力・表現力等)―探究活動のアウトプット
【事前学習】Google Classroomで配信された課題に取り組む。 (2時間)
【事後学習】講義ノートに授業の内容と自分の考察をまとめる。 (3時間)
【授業形態】対面授業
9 ◆講義
〈教える/学ぶ〉の再編成―講義ノートの閲覧とコメント機能による交流
【事前学習】Google Classroomで配信された課題に取り組む。 (2時間)
【事後学習】講義ノートに授業の内容と自分の考察をまとめる。 (3時間)
【授業形態】対面授業
10 体験授業8
協働的な学びによる国語科の授業④(新しい時代の教材開発と授業デザイン)―クラウド共有による協働的な読むことの授業
【事前学習】Google Classroomで配信された課題に取り組む。 (2時間)
【事後学習】講義ノートに授業の内容と自分の考察をまとめる。 (3時間)
【授業形態】対面授業
11 体験授業9
教育ICTを活用した国語科の授業③(新しい時代の教材開発と授業デザイン)―電子ブックを活用する書くことの授業
【事前学習】Google Classroomで配信された課題に取り組む。 (2時間)
【事後学習】講義ノートに授業の内容と自分の考察をまとめる。 (3時間)
【授業形態】対面授業
12 体験授業10
協働的な学びによる国語科の授業⑤(探究的な学びのデザイン)―発問・板書・教材作成
【事前学習】Google Classroomで配信された課題に取り組む。 (2時間)
【事後学習】講義ノートに授業の内容と自分の考察をまとめる。 (3時間)
【授業形態】対面授業
13 体験授業11
協働的な学びによる国語科の授業⑤(探究的な学びのデザイン)―ジグソー活動
【事前学習】Google Classroomで配信された課題に取り組む。 (2時間)
【事後学習】講義ノートに授業の内容と自分の考察をまとめる。 (3時間)
【授業形態】対面授業
14 体験授業12
協働的な学びによる国語科の授業⑤(探究的な学びのデザイン)―プレゼンテーションと講評
【事前学習】Google Classroomで配信された課題に取り組む。 (2時間)
【事後学習】講義ノートに授業の内容と自分の考察をまとめる。 (3時間)
【授業形態】対面授業
15 ◆講義
まとめ―国語科教育法を展望する
【事前学習】Google Classroomで配信された課題に取り組む。 (2時間)
【事後学習】講義ノートに授業の内容と自分の考察をまとめた上で、半期の授業の総括をレポートする。 (5時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 野中潤 『学びの質を高める!ICTで変える国語授業―基礎スキル&活用ガイドブック』 明治図書出版 2019年
続巻の『学びの質を高める!ICTで変える国語授業2―応用スキル&実践事例集』(明治図書出版・2021)、『学びの質を高める!ICTで変える国語授業3―Google Workspace for Education 編』(明治図書出版・2022)も必要に応じて参照のこと。
参考書 文部科学省 『中学校学習指導要領』 2017年
文部科学省 『高等学校学習指導要領』 2018年
文部科学省のサイトにPDFファイルが公開されている。
「中学校学習指導要領(平成29年告示)解説」や「高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説」などの関連資料も随時参照のこと。
成績評価の方法及び基準 授業参画度:Google Classroom で配信される課題への取り組み。(70%)、講義ノート(Google ドキュメント)(30%)
毎回の授業でGoogle Classroom 等の学習管理システムによるリフレクションを実施し、結果を受講生全体で共有。
また、共有されたリフレクションなどの共有ドキュメントに対する授業時間内および授業時間外のコメントなどによって、授業参画度を評価する。
オフィスアワー 必要に応じてビデオ会議システムで行う。
授業で使用する学習管理システム上によるテキストベースの質問にも随時応じる。

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