文理学部シラバスTOP > 文理学部 > 国文学科 > 基礎演習2
日本大学ロゴ

基礎演習2

このページを印刷する

令和元年度以前入学者 基礎演習2
教員名 久米依子
単位数    1 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 国文学科
学期 後期 履修区分 必修
授業形態 対面授業
授業の形態 対面授業。課題作品について受講者がレジメを作成して発表し、ディスカッションする。発表者以外はBbに感想を書く。欠席者に対する遠隔授業の対応は行わないが、Bbに詳しい指示を出すので参照すること。
授業概要 近代の小説を読む
 近現代の小説を読解するための、基本的な研究方法・調査方法を学ぶ。1920-30年代の小説を取り上げ、作家の情報、同時代の社会・文学状況、先行研究などを考慮しながら、小説のメッセージを読み解く。テーマや語りの特色、登場人物の役割、物語の構造などを理解し、多様な分析ができるようになることを目標とする。
授業のねらい・到達目標 〈授業のねらい〉近現代の小説を読解するための、基本的な研究方法・調査方法を身につける。
あわせて、レジメの作成の仕方、発表のやり方にも習熟する。
対象となる文学が書かれた時代の状況、文学の状況、作家の情報を調査して、作品を読み解くことができるようにする。
〈到達目標〉
作品を分析するための資料の収集、選択ができ、先行研究を調べ、作品読解に利用できるようになる。
テーマ、語り、登場人物、ストーリーの構成、などの様々な要素に注目し、作品のメッセージを読解する力を育てる。
各作品の時代的・文化的意義を理解し、説明できるようになる。

この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP3,4,5,6,7,8及びカリキュラムポリシーCP3,4,5,6,7,8に対応している。
・日本文学・日本語学研究を中心としながら、仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察できる。(A-3-2)
・日本文学・日本語学研究に関わる問題の意味を理解し,助言を受けて複数の解決策を提示し説明できる。(A-4-2)
・日本文学・日本語学研究のスキルを身につけながら,新しい挑戦への計画を立て,準備することができる。(A-5-2)
・日本文学・日本語学研究の実践的なスキルを身につけながら、さまざまな人々とのコミュニケーションを通じて相互に意思を伝達することができる。(A-6-2)
・日本文学・日本語学研究の実践的なスキルを身につけながら、集団の活動において,より良い成果を上げるために,指導者のもとで他者と協働し,作業を行うことができる。(A-7-2)
・日本文学・日本語学研究の専門性を身につけながら、自己の学修に関する経験と考えを振り返り,分析できる。(A-8-2)
授業の形式 演習
授業の方法 作品ごとに担当者を決め、担当者は読解のための資料(作家情報、先行研究、同時代状況など)を収集し、調査・分析し、解釈を発表する。発表に対しては、クラスでディスカッションを行う。担当作品の調整のため、第1回目の授業には、必ず出席すること。
受講者数によって、取り上げる小説が変化することがある。発表者は発表のための資料の収集、調査を進めて準備し、レジメを作成し、印刷して配布する。受講者は授業毎の発表作品を必ず読んだ上で、授業に参加すること。発表後、聞き手は意見を発言し、感想をまとめる。
フィードバック方法等については、授業内で指示する。欠席に関してはBbに詳しい指示を出す。
履修条件 人数調整を行うため、4月5日(水)12時00分までにグーグルフォームで所定の手続きを取ること。受講許可は、4月8日(土)COMITS2・国文学科掲示板にて発表する。
なお、手続きについてはCOMITS2「お知らせ」で指示するので必ず確認すること。
授業計画
1 全体ガイダンス(担当作品の決定、スケジュール確認など)
【事前学習】担当したい作品を選んでおく (2時間)
【事後学習】各作品の読み込みを始める (3時間)
【授業形態】対面授業
2 文学状況・同時代状況の説明
【事前学習】時代状況について事前に調査しておく (2時間)
【事後学習】重要な時代・文化事項をまとめておく (3時間)
【授業形態】対面授業
3 資料調査・文献調査方法を知り、担当作品に必要な調査を考え、レジメを作成し始める。(A-3-2)
【事前学習】担当作品について調査すべき点を確認しておく (2時間)
【事後学習】レジメを作成し、発表準備を始める (3時間)
【授業形態】対面授業
4 梶井基次郎を読む 1
(※以下、作家の順番は変更する可能性がある)(A-4-2)
【事前学習】発表される作品を読んで意見を書く (2時間)
【事後学習】発表後の感想を書き、作品の問題点をまとめておく (3時間)
【授業形態】対面授業
5 梶井基次郎を読む 2(A-5-2)
【事前学習】発表される作品を読んで意見を書く (2時間)
【事後学習】発表後の感想を書き、作品の問題点をまとめておく (3時間)
【授業形態】対面授業
6 梶井基次郎3、夢野久作を読む(A-6-2)
【事前学習】発表される作品を読んで意見を書く (2時間)
【事後学習】発表後の感想を書き、作品の問題点をまとめておく (3時間)
【授業形態】対面授業
7 井伏鱒二を読む
【事前学習】発表される作品を読んで意見を書く (2時間)
【事後学習】発表後の感想を書き、作品の問題点をまとめておく (3時間)
【授業形態】対面授業
8 黒島伝治、小林多喜二を読む
【事前学習】発表される作品を読んで意見を書く (2時間)
【事後学習】発表後の感想を書き、作品の問題点をまとめておく (3時間)
【授業形態】対面授業
9 川端康成、横光利一を読む
【事前学習】発表される作品を読んで意見を書く (2時間)
【事後学習】発表後の感想を書き、作品の問題点をまとめておく (3時間)
【授業形態】対面授業
10 岸田國士を読む
【事前学習】発表される作品を読んで意見を書く (2時間)
【事後学習】発表後の感想を書き、作品の問題点をまとめておく (3時間)
【授業形態】対面授業
11 堀辰雄を読む1
【事前学習】発表される作品を読んで意見を書く (2時間)
【事後学習】発表後の感想を書き、作品の問題点をまとめておく (3時間)
【授業形態】対面授業
12 堀辰雄を読む2
【事前学習】発表される作品を読んで意見を書く (2時間)
【事後学習】発表後の感想を書き、作品の問題点をまとめてく (3時間)
【授業形態】対面授業
13 江戸川乱歩を読む(1)
【事前学習】発表される作品を読んで意見を書く (2時間)
【事後学習】発表後の感想を書き、作品の問題点をまとめておく (3時間)
【授業形態】対面授業
14 江戸川乱歩を読む(2)(A-7-2)
【事前学習】各作品の特色を見直しておく (2時間)
【事後学習】発表後の感想を書き、レポートの準備を始める (3時間)
【授業形態】対面授業
15 坂口安吾を読む。レポート提出の準備をする。(A-8-2)
【事前学習】レポートのミスがないか確認する (2時間)
【事後学習】レポートを提出し反省点を考える (3時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 発表作品は、青空文庫とプリントPDFを利用します。
ブラックボードの「教材」に上げる予定なので、あらかじめ見ておくこと。
参考書 使用しない
成績評価の方法及び基準 レポート:最終レポート(30%)、授業参画度:発表、授業時の感想、課題の回答(70%)
授業参画度には、Bbに書く作品の感想、発表、ディスカッションの参加を含む。
A-3,4,5,6,の達成度については発表と課題で、A-7,8の達成度については最終レポートで評価する。
欠席に関してはBbに詳しい指示を出す。
オフィスアワー 月曜昼休み、水曜昼休み 7号館4階研究室、またはメール連絡

このページのトップ