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日本語教育学特殊講義7

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令和2年度以降入学者 日本語教育学特殊講義7
教員名 野田尚史
単位数    2 課程 前期課程 開講区分 文理学部
科目群 国文学専攻
学期 前期 履修区分 選択必修
授業形態 対面授業
Blackboard ID 20231763
授業概要 ・日本語非母語話者のための日本語教材で文法がどのように扱われているかを分析するとともに,コミュニケーションを重視した日本語教材では文法をどのように扱うのがよいかを考える。
・日本語教育の経験がある教員がその経験を活かして日本語教育に必要な研究について指導する。
授業のねらい・到達目標 (1) さまざまな日本語教材での文法の扱いを分析できるようになる。
(2) 日本語教材の文法と日本語非母語話者が必要な文法の違いを分析できるようになる。
(3) コミュニケーションを重視した日本語教材に必要な文法を説明できるようになる。
(4) コミュニケーションを重視した日本語教材の具体例を作成できるようになる。
授業の形式 演習
授業の方法 ・授業は,配付資料にある「質問」をもとにディスカッションをする形式で行う。
・レポートに対するフィードバックは,授業内かBlackboardで行う。
・対面授業に参加できない受講者については,Blackboardに掲載された「対面授業の出席が困難な学生用」のレポート(計10回程度)を指定の期日までに提出することで代替する。
履修条件 履修希望者は,第1回授業日の前日13時(日本時間)までにBlackboardに自己登録すること。
授業計画
1 コミュニケーションのための日本語教育文法とは?
【事前学習】シラバスを確認し,配付資料で授業の全体像をつかんでおく。 (2時間)
【事後学習】授業で学んだことを整理した上で,他の事例を集める。 (2時間)
【授業形態】対面授業
2 【日本語教科書で取り上げられる文法(1)】
初級教科書で取り上げられる文法項目
【事前学習】配付資料の該当箇所にある「質問」について考えておく。 (2時間)
【事後学習】授業で学んだことを整理した上で,他の事例を集める。 (2時間)
【授業形態】対面授業
3 【日本語教科書で取り上げられる文法(2)】
初級教科書で取り上げられる文法項目の順序
【事前学習】配付資料の該当箇所にある「質問」について考えておく。 (2時間)
【事後学習】授業で学んだことを整理した上で,他の事例を集める。 (2時間)
【授業形態】対面授業
4 【日本語教科書で取り上げられる文法(3)】
中級教科書で取り上げられる文法項目
【事前学習】配付資料の該当箇所にある「質問」について考えておく。 (2時間)
【事後学習】授業で学んだことを整理した上で,他の事例を集める。 (2時間)
【授業形態】対面授業
5 【日本語教科書の文法と日本語学習者が必要な文法の違い(1)】
日本語教科書の文法と現実の日本語の違い
【事前学習】配付資料の該当箇所にある「質問」について考えておく。 (2時間)
【事後学習】授業で学んだことを整理した上で,他の事例を集める。 (2時間)
【授業形態】対面授業
6 【日本語教科書の文法と日本語学習者が必要な文法の違い(2)】
日本語教科書の文法とコミュニケーションに必要なことの違い
【事前学習】配付資料の該当箇所にある「質問」について考えておく。 (2時間)
【事後学習】授業で学んだことを整理した上で,他の事例を集める。 (2時間)
【授業形態】対面授業
7 【日本語教科書の文法と日本語学習者が必要な文法の違い(3)】
日本語教科書の文法と習得状況の違い
【事前学習】配付資料の該当箇所にある「質問」について考えておく。 (2時間)
【事後学習】授業で学んだことを整理した上で,他の事例を集める。 (2時間)
【授業形態】対面授業
8 【コミュニケーションのための日本語教育文法に必要な視点(1)】
日本語教育の「常識」は絶対的なものではない
【事前学習】配付資料の該当箇所にある「質問」について考えておく。 (2時間)
【事後学習】授業で学んだことを整理した上で,他の事例を集める。 (2時間)
【授業形態】対面授業
9 【コミュニケーションのための日本語教育文法に必要な視点(2)】
コミュニケーションに必要な日本語とは?
【事前学習】配付資料の該当箇所にある「質問」について考えておく。 (2時間)
【事後学習】授業で学んだことを整理した上で,他の事例を集める。 (2時間)
【授業形態】対面授業
10 【コミュニケーションのための日本語教育文法に必要な視点(3)】
一人ひとりの学習目的や母語を考える
【事前学習】配付資料の該当箇所にある「質問」について考えておく。 (2時間)
【事後学習】授業で学んだことを整理した上で,他の事例を集める。 (2時間)
【授業形態】対面授業
11 【コミュニケーションのための日本語教育文法の具体例(1)】 
「聞く」コミュニケーションのための教育
【事前学習】配付資料の該当箇所にある「質問」について考えておく。 (2時間)
【事後学習】授業で学んだことを整理した上で,他の事例を集める。 (2時間)
【授業形態】対面授業
12 【コミュニケーションのための日本語教育文法の具体例(2)】 
「話す」コミュニケーションのための教育
【事前学習】配付資料の該当箇所にある「質問」について考えておく。 (2時間)
【事後学習】授業で学んだことを整理した上で,他の事例を集める。 (2時間)
【授業形態】対面授業
13 【コミュニケーションのための日本語教育文法の具体例(3)】 
「読む」コミュニケーションのための教育
【事前学習】配付資料の該当箇所にある「質問」について考えておく。 (2時間)
【事後学習】授業で学んだことを整理した上で,他の事例を集める。 (2時間)
【授業形態】対面授業
14 【コミュニケーションのための日本語教育文法の具体例(4)】 
「書く」コミュニケーションのための教育
【事前学習】配付資料の該当箇所にある「質問」について考えておく。 (2時間)
【事後学習】授業で学んだことを整理した上で,他の事例を集める。 (2時間)
【授業形態】対面授業
15 まとめと質疑応答
【事前学習】これまでに学んだことを復習し,質問を考えておく。 (2時間)
【事後学習】これまでに学んだことを整理し,レポート作成に生かす。 (2時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 資料を配付する。
参考書 野田尚史(編) 『コミュニケーションのための日本語教育文法』 くろしお出版 2005年
野田尚史(編) 『日本語教育のためのコミュニケーション研究』 くろしお出版 2012年
山内博之 『プロフィシェンシーから見た日本語教育文法』 ひつじ書房 2009年
成績評価の方法及び基準 レポート(60%)、授業参画度(40%)
・レポートのテーマは,この授業に関係のあるものを自分で選ぶ。レポートのテーマ例は,授業の中で随時,挙げる。内容は,コーパスを活用するなどして自分で集めたデータを分析したものが望ましい。
・授業参画度は,授業中に指示する課題への対応のほか,授業での発表やディスカッションへの参画度で評価する。
・対面授業に参加できない受講者については,「対面授業の出席が困難な学生用」のレポート(計10回程度)を出してもらい,そのレポートで評価する。
オフィスアワー (1) メールを使って行う。
(2) メールで日時を相談した上で,対面での面談か,Zoomを使った面談を行う。

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