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総合研究1~8(英語で学ぶ文理融合,知のフロンティア1)

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令和2年度以降入学者 総合研究1~8(英語で学ぶ文理融合,知のフロンティア1)
令和元年度以前入学者 総合研究1~8(英語で学ぶ文理融合,知のフロンティア1)
教員名 外川徹
単位数    2 学年 1~4 開講区分 文理学部
科目群 総合教育科目
学期 前期 履修区分 選択
授業形態 対面授業
Blackboard ID 20230120
授業概要 「英語を用いて知を楽しみ,学識を広げる」授業です。「英語で学ぶ文理融合,知のフロンティア1・2」をタイトルとして,人文系・社会系・理学系の枠を超えて,英語を用いて,様々な知を体験し,共有します。英語が,教室内で単位を取ったりテストで高得点を得たりするために学習する言語なのではなく,生活の場や学問の場などで,実際に相手の言うことを理解し,こちらの言うことも理解してもらうために使用する言語であることを体験すると同時に,英語を用いて文理融合の様々な分野の知を学び,その知を他者と共有する楽しさを実感することを目的とした授業です。さらに各領域の最先端の知に触れることも目指します。
授業のねらい・到達目標 ・「英語を学ぶ」と同時に「英語を使って学ぶ」ことの楽しみを理解する。(A-6-1)
・過剰に気負うことなく英語を用いてコミュニケーションを行うことができる心的態度を身に着ける。(A-6-1)
・自身が英語を用いて国内外で他者の意見を聞いて,自分と異なる価値観を理解・尊重し,活躍するイメージを抱くことができる。(A-1-1, A-6-1)
・英語をコミュニケーション・ツールとして用いて,グローバルな視点で教養を身に着けると同時に学問的倫理観,社会的倫理観を高めることを,あきらめない意思をもって自らに動機づけることができる。(A-1-1, A-2-1, A-5-1, A-6-1)
この科目は文理学部のDP及びCPの1,2,5, 6に対応しています。
授業の形式 講義、オムニバス
授業の方法 様々な分野の教員が,オムニバス形式により,英語で授業を行います。概してまず基礎的または話題性のある内容を教員が英語で説明しますので,分野外の受講者の方も安心して出席してください。これにより,たとえば「5割る2は2余り1」,「生物は細胞でできている」,「小説の登場人物には主役と脇役がいる」といった日本語であれば当たり前の知識を,英語では表現できないこと,そしてそれは英語でしかコミュニケーションをとることができない相手にとっては「なにも知らない」に等しいことを,気づくところから始めます。そして授業後半でそれぞれの教員が現在もっとも興味をもっている分野やその分野の最先端の事情などについて,より専門的な内容に言及します。
 ただし分野や内容によって,英語によるペアまたはグループ・ディスカッションを行うなどのアクティブ・ラーニングを挟んだり,オーディオ・ヴィジュアル教材を動画で見せる,コンピュータを使用するなど,それぞれの方法が用いられます。分野による授業形式の多様性も含めて,知の多様性とそのフロンティアを学ぶことのできる方法となっています。課題の指示・フィードバックは基本的にBlackboardを通して行います。
 なお,授業計画は,実際の進行上の理由から場合によっては変更されることがあります。

感染症などの影響で対面授業に参加できない場合には,以下のようにします。
・出来るだけ早く担当教員に連絡してください。
・具体的な対応は個々の教員によって異なります。当該教員の指示にしたがってください。Blackboardに情報が掲載されることもあるので,Blackboardの掲載内容に注視してください。
履修条件 1)すでに過年度に英語オムニバス授業を修得済みの学生も履修・単位修得可(授業タイトルや担当教員等が過去のオムニバス講義から変更されているため)。
2)4月20日までにBlackboardで必ずこの科目を登録すること。
3)選抜・抽選を行った場合,結果はこの科目の初回授業の3日前(4月10日)までにお知らせします。
なお,語学としての英語の授業ではないので,英語力は問いません。
授業計画
1 ガイダンス
Guidance
A-1, A-2, A-5, A-6
【事前学習】シラバスを読んでくる。その上で,自分の学科について英語で説明できるようにする。 (2時間)
【事後学習】他の受講者からの情報をもとに,他学科について英語で説明する。 (2時間)
【担当教員】外川 徹(生命科学科)
【授業形態】対面授業
2 構造で書く英文エッセイー理由で押し切る
Skills for Better Writing: Introduction to a Balanced Essay
A-1, A-2, A-5, A-6
【事前学習】指定のYouTube動画を英語か日本語にて視聴してそれらの省察に関し英語で発表するための準備をすること。 (2時間)
【事後学習】課題の英語エッセイ(150語以上)に取り組みBlackboard上より提出すること。 (2時間)
【担当教員】小林 和歌子(総合文化研究室)
【授業形態】対面授業
3 歴史を「化学」の立場から考えてみる
Discussing History in Terms of Chemistry
A-1, A-2, A-5, A-6
【事前学習】シラバスを読んだ上で,化学物質と歴史の関連について,自分なりに調べてみる。 (2時間)
【事後学習】授業で学んだことに基づいて課題レポートを作成する(詳細は講義内で指定する)。 (2時間)
【担当教員】吉田 純(化学科)
【授業形態】対面授業
4 『鍵十字の夜』:英国ディストピア思弁小説
Swastika Night: British Dystopian Fiction
A-1, A-2, A-5, A-6
【事前学習】悪夢のような世界を描いたディストピア・フィクション(小説・映画・漫画等)を探し、英語で紹介する準備をする。 (2時間)
【事後学習】なぜディストピア・フィクションがあるのか、また社会におけるその役割は何なのか、考えてみましょう。 (2時間)
【担当教員】閑田 朋子(英文科)
【授業形態】対面授業
5 数学は何に使われているのか
What Mathematics Are Used for
A-1, A-2, A-5, A-6
【事前学習】数学が世の中(特にスマートフォンなどで普段利用するアプリやサービス)のなかでどのように使われているのか、自分なりに考え、英語で作文すること。 (2時間)
【事後学習】授業で学んだことに関する課題に取り組み、提出すること。 (2時間)
【担当教員】北原 鉄朗(情報科学科)
【授業形態】対面授業
6 ポリュビオスと歴史叙述におけるバイアス
Polybius and Bias in Historical Description
A-1, A-2, A-5, A-6
【事前学習】「バイアス」という言葉の意味を確認しつつ、偏りの少ない情報発信をするにはどのような工夫が必要かということについて、英語で話し合う準備(メモの作成やイメージトレーニングなど)をしておくこと。 (2時間)
【事後学習】Blackboardを通して配布・回収する、第6回授業に関連した内容の課題に取り組む。 (2時間)
【担当教員】伊藤 雅之(史学科)
【授業形態】対面授業
7 マイナーでメジャーな原生生物の世界
The Weird and Wonderful World of Protists
A-1, A-2, A-4, A-5
【事前学習】生物の進化や多様性について,インターネットや書物を通じて少し調べておく。 (2時間)
【事後学習】新たに得た生物学の知識や概念を他人に伝えられるよう,英語でまとめておく。 (2時間)
【担当教員】明松 隆彦(生命科学科)
【授業形態】対面授業
8 ゲルマン言語について ― ドイツ語と英語の関係
On Germanic Languages: The Relation of German and English Languages
A-1, A-2, A-5, A-6
【事前学習】ゲルマン言語の範囲、ゲルマン民族の移動を調べる。言語の代わり・進化。 (2時間)
【事後学習】英語とドイツ語の関係について、英語の歴史・、ドイツ語の歴史を調べる。論文と感想。 (2時間)
【担当教員】Gabriela Schmidt(ドイツ文学科)
【授業形態】対面授業
9 放射能と原子力
Radioactivity and Nuclear Power
A-1, A-2, A-5, A-6
【事前学習】放射能に関する情報をネットで調べ関連する英単語を調べておく。 (2時間)
【事後学習】講義の内容を踏まえて日頃から、どんな行動が可能か考えてみよう。 (2時間)
【担当教員】十代 健(物理学科)
【授業形態】対面授業
10 放射性廃棄物の処分について考えよう
Thinking about the Disposal of Radioactive Waste
A-1, A-2, A-6
【事前学習】わが国の放射性廃棄物処分の現状について調べる。 (2時間)
【事後学習】高レベル放射性廃棄物の処分はどうあるべきかについて自分の考えをまとめる。 (2時間)
【担当教員】竹内 真司(地球科学科)
【授業形態】対面授業
11 ボクシングキャンプ:ボクサーは自らの生業をどのように感じ、考えているのか
Boxing Camp: How Pugilists Think and Feel about Their Trade
A-1, A-2, A-5
【事前学習】事前配布の資料を読んでくる。 (2時間)
【事後学習】講義の内容を踏まえて「キャンプ」という概念を用いたリアクションペーパーを作成する。 (2時間)
【担当教員】石岡 丈昇(社会科学科)
【授業形態】対面授業
12 データで理解する教育機会不平等の変化と無変化
Change and Stability in Educational Inequality: Understanding by Empirical Data
A-2, A-5
【事前学習】Read a pre-assigned document(available in Blackboard) and summarize your opinion. (2時間)
【事後学習】Summarize the essential point of research in social strarification and educatinonal inequality. (2時間)
【担当教員】濱本 真一(社会科学科)
【授業形態】対面授業
13 火山に備える
Preparing for Volcanic Eruptions
A-2, A-4, A-6
【事前学習】The Smithsonian Institution's Global Volcanism Program (GVP)のウエブサイト(http://volcano.si.edu/)から世界の火山噴火の週間レポートを探し、最低1つの火山の位置や活動について説明できるようにしておいてください。 (2時間)
【事後学習】授業で学んだことに基づいて課題レポートを作成する(A4数枚以内)。 (2時間)
【担当教員】安井 真也(地球科学科)
【授業形態】対面授業
14 地震に備える
Preparing for an Earthquake
A-2, A-6
【事前学習】東京防災英語版で興味を持った内容について読んでおく。 (2時間)
【事後学習】授業で学んだことに基づいて課題レポートを作成する(A4数枚以内)。 (2時間)
【担当教員】村瀬 雅之(地球科学科)
【授業形態】対面授業
15 クロージング
Conclusion
A-1, A-2, A-6
【事前学習】本科目の中で最も興味をもった内容について,英語で説明できるようにする。 (2時間)
【事後学習】自分ならびに他の受講者が最も興味をもった本科目内の内容について,英語で説明する。 (2時間)
【担当教員】外川 徹(生命科学科)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 使用しない。
参考書 使用しない。
成績評価の方法及び基準 授業参画度:リアクション・ペーパー,ペアまたはグループ・ワーク等で評価します。(50%)、事前学習や事後学習の実施状況によって評価します。(50%)
・積極的な授業参画を求めます。
・感染症などの影響で「対面授業」に参加できない学生については,各回の担当教員により対応が異なります。Blackboardなどを通じて必ず担当教員に連絡し,指示を仰いてください。
オフィスアワー 授業終了後
備考 昨年度は,英語オムニバス講義の正課授業とは別に,自由参加の各種の課外授業(COIL,英語連続特別講演会など)を実施しました。本年度についてもこうした課外授業が実施可能になった際には,授業内の広報およびBlackboardを通じて,受講生のみなさんに案内する予定です。

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